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大会レポート「YCSJ名古屋2020」【ガリス】 | 遊戯王 OCG

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大会レポート「YCSJ名古屋2020」【ガリス】

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by ガリス

spyraldandy.jpg
大会レポート「YCSJ名古屋2020」
こんにちは、ガリスです。
今回は今期使用してきたSPYRALのまとめ記事を書いていきたいと思います。
SPYRALを使ってみたい方の助けになればと思って書いていますが、実は「この妨害こう使うのが正解だったのか」という事もうっかり書いてしまったのでSPYRALをブッ倒したい方も読んで役立て貰えれば幸いですw

まずは先日開催されたYCSJにこのデッキを持ち込んだので、そのレポートから書いていきます。

使用経緯
得意としていた閃刀姫デッキの勝率が1月改定に入ってからというもの、どうも統計上7割を下回りがちだったので新たな切り札を探していました。
そんな折、前回の記事でも触れた通り<マジシャンズ・ソウルズ><セレーネ>の登場で強化されたSPYRALに注目。

2017年環境でも私はこのデッキを使用していたこともあり、比較的すぐに慣れる事ができ、店舗代表選を1期・2期共にこのデッキを使用し獲得。
CSにも2度持ち込みましたが、そちらは3-1予選落ち、4-3で3位とイマイチ奮わなかったので再度調整し構築とプレーを精錬。

特にYCSJ名古屋に参加するとなった際、このデッキは下記の点からデッキ選択として優秀でした。
(1)想定される流行の手札誘発が<G>・<うらら>・<無限>・<ヴェーラー>の4種であり、後者2つに関しては刺さりにくいテーマである
(2)先攻さえ取ってしまえば不利なデッキタイプが無い
(3)ショットキル能力が高くシングル1本なら数分で終わるため、特殊ルール『25分で試合打ち切り両者敗北』に陥る見込みが少ない

デメリットは前の記事でも書いた通り、2枚コンボデッキであるが故に「どうしようも無い動けない事故」が一定数ある事です。
使用した構築
SPYRAL
作成者:ガリス
5

オルターガイストで流行の<スキルドレイン>の対策で<ハーピィの羽根帚>をメインに1枚入れた程度で他は「展開に使うカード+<抹殺>用のカードを入れておしまい」というよくある構築かと思います。
強いて言うならエクストラリンクを選択肢に入れる構築となっています。
これを目指さない構築の場合<ドローン>の2枚目やランク1エクシーズモンスターの2体目などは不要になりますので自由枠になります。

しかし、私はインフェルノイドも一定数の使用者が居るだろうと読んで今回は手札2枚からのエクストラリンクパターンを組みやすいように採用しています。
また<ダブル・ヘリックス>が成立しない事故の軽減や後手捲り時の有用性を評価し<ダンディ>の2枚目を採用しています。
他の採用候補としては<キュリオス>で<魔封じ>を落として<グリフォン>でセットし直すプランが候補に挙がりましたが、メインの状態でSPYの展開盤面を崩せるデッキの方が少ないと判断し過剰展開かつデッキ内に使い勝手の悪いカードが入る事などを考慮し今回は見送りました。
冥王結界波>などがもっと流行する環境だとこちらの構築が正解となるかもしれませんね。
YCSJ対戦レポート
1回戦 サイバードラゴン

じゃんけんに負けて白目剥いてると相手は後手を選択。
誘発1枚を貫通しながら展開をする。
デッキトップを<ダンディ>で確認した際<オーバーロード・フュージョン>で、引かれたくなかったため<ドローン>を展開に絡めて<うらら>に変更し、最終的に<2アポロウーサ>+<相互3トライゲート>+<耐性ボルテックス>+<マルチワイヤー>+伏せに2種類の指名者という盤面を作成しターンを終了。
相手は<プロト・サイバー・ドラゴン>をセットし、アポロウーサを素材に<メガフリート>を融合召喚。
どうせだいたい機械族なんだからさっさとボルテックス打つべきでした・・・ここは私のミスで2妨害失ってしまいます。
続くプロトの墓地効果には<墓穴の指名者>を撃つ。
エマージェンシー・サイバー>で<ネクステア>をサーチし、<サイバー・ドラゴン>をコストに特殊召喚。蘇生効果を発動されたため着地処理後にボルテックスを撃つ。
最後の1枚のマルチワイヤーがどうにもならず無事勝利。

2回戦・3回戦・5回戦 オルフェゴール

3戦ともじゃんけん負けて後攻。後攻ワンキルしたり、相手の攻め手をウーサボルテックスで枯らして逃げ切ったりして3戦とも勝利。
似たような試合展開で一々書いても記事が長くなるだけなので、ここは対オルフェゴール戦で考える事等の要点をまとめていきたいと思います。

・相手が作成してきた盤面は<マスカレーナ>+<バベル>+オルフェゴールモンスターという盤面。
・召喚権は<ジーニアス>に割く。<ドローン>を使ってもバベル下のオルフェゴールや<ムラクモ>でトップを変えられてしまうため意味がない。<ダンディ>も積極的にぶっぱしていく。
・基本的に<盆回し>かダンディか<トロイメア・フェニックス>でバベルを剥がして相手のマスカレーナがどう変身するか手札・墓地と相談しながら駆け引きをしていく。
・マスカレーナをどう使われたら困るかを考慮しながら、自分の都合のいい方に誘導できるような発動順で駆け引きを行っていく。

最も警戒すべきは<ゼロヴォロス>で<グレース>ごと全て除外される事。
これが決まってしまうと<ワン・フォー・ワン>+未使用の蘇生札という組み合わせでも持っていない限りそのゲームはほぼ勝てない。
よって<リゾート>を後打ちして<トロイメア・ユニコーン>に誘導したり、
あえて<ロンギルス>で墓地に送れる位置にモンスターを出したり(※未確定の動かない伏せがある状態でこの手を相手が優先した場合はクリマクスである可能性が新たに加わるので注意する)、
ソウルズ>+蘇生札を隠し持った状態でSPYを2体並べて<トポロジック・ボマー>を誘導した後、こちらはトロイメア・ユニコーン等でボマーを処理したり、
そもそもゼロヴォロスを先に出して貰ってSPY側が<リンクリボー>等で自主起爆した後にグレースを展開に絡めるよう動いたり・・・というようにマスカレーナに対してプレッシャーを掛けていく。

打点が<トロイメア>で上昇していない場合はダンディで殴りかかるそぶりを見せるのも手の1つ。
・相手が<墓穴の指名者>を伏せている可能性が高い状態であれば<ビッグ・レッド>などの蘇生札を発動するより先にソウルズのドロー効果やフェニックスのコスト等で<救出>を墓地に送っておくと攻め手が切れにくくなる。
・相手の<増殖するG>に対して後攻ワンキルが必要になるケースが多々ある。ただ<ヴァレソ>+ボルテックスするだけだとムラクモが降ってきて失敗してしまう。
可能であればアポロウーサを立てながらキルルートを作っていきたい。

相手の場に<ガラテア>が残っている場合大きなチャンスとなる。
ガラテアのリンク先にモンスターを出して戦闘破壊耐性を獲得させることでムラクモを無視してライフを奪えるようになる。
トライゲート・ウィザードの先にヴァレルソード・ドラゴンを出し、6000×2でワンキルしたり、
ヴァレルソードの3000×2の後、<ラスト・リゾート>の装備効果を適応したボルテックスのダイレクトアタックを加えて合計8800でワンキルしたりという事が可能になる。
・<ギルス>のトークンはレベル1。放置されてターンが帰ってくればワンチャン!?がそのまま発動できる。

4回戦 機界騎士

じゃんけんまた負け。しかし相手後攻を選択。
うららを指名した後ヴェーラーを2枚食らうもそのまま<ウーサ><トラゲ><ボルテックス>を作成し、相手のトップは操作したうらら。盤面でそのまま勝利。
展開のポイントとなったのはリゾートが絡まない状態での展開となり、ダブルヘリックス成立時に墓地にジーニアスがいたため、ヘリックスの起動前に先に墓地のジーニアスで手札のジーニアスを捨てて効果を使った点。
先にヘリックスを使ってしまうとヘリックスは使えず、カード名をダンディとする効果までなくなり墓地のジーニアスも出せなくなってしまう状態でした。
しかし、先にジーニアスを起動する事で、残った1枚のヴェーラーはジーニアスに打てばヘリックスは通り、ヘリックスに打っても墓地のグレースがビッグレッドで蘇生されるという手遅れの状況になりマストカウンターたりえなくすることができました。

6回戦 サンダードラゴン

じゃんけん負け。ついにじゃんけん6連敗。じゃんけんの調整が足らんかった・・・。
相手は先攻を選択するも<無限>2枚と<雷龍融合>をセットし3伏せでターンを終了。
私から見てデッキは不明の3伏せ。一先ずぶっぱダンディするも<闇の誘惑>がめくれて不発。
ジーニアス召喚。無限を食らう。
ワンチャン!?でソウルズ、場に特殊召喚して効果。無限食らう。
フェニックスで残り1枚破壊。雷龍融合でサンダードラゴンだったと判明。
グレース蘇生が通ってそのままショットキル入って勝利。

7回戦 ドラグーン

じゃんけん初勝利!!初先攻展開!!喜びのヴェーラー貫通+トップ<ブラック・マジシャン>固定+ウーサ3トラゲボルテックスワイヤー!!
スタンバイフェイズ、相手無限泡影発動、対象トライゲート。
チェーンで除外しながら「この人・・・理解ってる側の人だ・・・!」と息をのみました。

そう、SPYの展開は無限泡影を貫通しやすいです。
貫通しやすいので、初手にある無限泡影は実はこう使うのが正解なのです。
どうせ止まらない展開にむやみに投げるよりも、出来上がった盤面のウーサやトライゲートのうち片方に投げ込めば盤面を剥がす機能札1枚として使えます。
もっとも、こんな事しても普通のデッキならマルチワイヤーやボルテックスで詰むわけですが、しかし・・・。
「メインフェイズ、6枚除外宣言して<強欲で金満な壺>発動」
「ありません・・・」
私は知っている。
まずい。まずい!
確かドローンで見えたカードはブラック・マジシャンと<インサイト>とそれから・・・
「無限泡影発動、対象アポロウーサ」
詰んだ。
ドラグーンを止める手段が無い。
破壊とバーン効果でフェニックスとヘリックスが焼かれて3800のダメージ。
私は展開の為にワンチャン!?を発動し既に2000のライフを払ってしまっている。
場には無限を食らって丸裸のアポロウーサ。
対象耐性を持つドラグーンの前にはボルテックスもワイヤーも無駄に豪華な置物で意味が無い。
墓地に救出が余っているがドローンのパンプはSPYでないウーサには打てない上、<リンクリボー>も展開に絡んでおらず壁にできない、というかそもそも居たとしてもドラグーンの無効効果が残っている。
そのまま殴られて3000のダメージで負け・・・。
勝ち筋としては墓地の救出を展開に使用してエクストラリンクをしておけば、<真紅眼融合>をそもそも発動できないため勝利できていた。
しかし、今回ドローンが展開初動に絡めれなかった事、なおかつこのタイミングより前に<ニビル>があり得る可能性を捨てない選択肢を取った事(<セレーネ>着地時点での相手の取った思考時間。相手が無限をここに打っても意味がないことを確認するための時間に私はニビルの可能性を読み取って直後にウーサを出した)から普段通りの盤面を選択してしまった。
ここで7回戦が終わり予選終了
YCSJはダブルイリミネーション形式であるが、参加人数が多すぎる故に1敗でも全員予選通過ではない。オポ計算によって予選通過者が選出される。
とはいえ私が負けたのは7回戦。まぁそうそう落ちる事なんて・・・・

順位編集b.jpg

Aブロック33位、上がれるのは32位以上・・・予選落ち。
そのオポの差、1.57

えぇ・・・こんな事あるー???

オポ関連に詳しくない人に何が起きてるか簡単に説明すると、私が予選を上がるには「私との対戦を終えた後もたくさん勝ってくれるプレイヤーを1〜6回戦の対戦相手として引き当てないといけなかった」という事です。
予選通過者のレシピや戦績を後に確認すると私より遥かに前の回戦で負けた人が上がっていたり、不戦勝があるにも上がっている人がいたりしました。
心外ですよね。



かくして私のYCSJは悔しい結果に終わりました。
ただ、惜しい所で予選を通過できなかったのが悔しかっただけで、結構楽しかったです。
各地のプレイヤーと対戦したり、インターバル中に交流することや、友人たちと観光したり調整したりするのは楽しいものでした。
特に私を知る人に実際に初めて会えたり声をかけて貰ったりするのは嬉しかったです。

そして最後に! ひつまぶし・味噌カツがとても美味しかったので愛知県を訪れた際は食べ忘れに注意しましょう!

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