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【第256話】2遊月-Revive-(後編) | WIXOSS|ウィクロス

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【第256話】2遊月-Revive-(後編)

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by ねへほもん

タイトル256.jpg
2遊月-Revive-(後編)
さて、2遊月解説の後編ですね。(前回の記事はこちらから)
まずはレシピの再掲から。
2遊月 Revive.jpg
ルリグ
3
1.アーツ構成
以前とメインデッキに大きな変化はないため、2遊月復活の原動力となった「7賢者」こと7枚のアーツを解説します。
チェイン・B&B>の穴を埋めるように、<クラチャン>以外の6枚は新顔で、うち3枚はキーセレ対応の新規アーツです。
クライシス・チャンス
開幕2エナチャージ。轢断銃声の始まりを告げる者。

1ターン目にエナチャ無しでグロウし、アタックフェイズに<クラチャン>で2エナ貯めるのが固定ムーブです。
動き始めのリソースが少ないタイミングで安定的にエナを増やせる1枚です。

決闘文具
エナ追加。デッキ圧縮。必要札のサーチ。一石三鳥の万能札。

2回使うことで一気にデッキを4枚分圧縮でき、大量ドローが威力を増します。
基本的には<アルマイル>・<十四年式>等の序盤に役目を終えた除去係やライフが偶数枚の相手に対する<断罪>等、不要なカードを置きますが、<轢断>・<銃声>が引けない場合にデッキからエナに置き、後述する<三令五申>で回収するという使い道もあります。

焦身成仁
4枚ドロー後ランダム1枚ハンデス。大量ドローの快感とランダムハンデスの緊張感の虜になった者は数知れない。

キーセレアーツその1。
ただカードを引くだけというシンプルなテキストながら、大量ドロー後に一変した手札を見るワクワク感は病みつきになります。
ドロー後のセルフハンデスにランダム性が絡みますが、後述する《三令五申》の回収で安定性を高めることで対応します。
また、ランダムハンデスに対応するため、<轢断>&<銃声>を各4枚フルに採用し、1枚トラッシュに落ちても代替が効くようにしてあります。

ビカム・ユー
環境を一変させた加速グロウアーツが、回収効果でも猛威を奮う。

キーセレアーツその2。
加速グロウはせず、専ら<ダハーカ>回収+1ドローを使用します。
加速グロウのような派手さはありませんが、確実に2アドを稼いでくれる優秀な1枚です。

リバース・モード
有能なる我が僕達よ。再び我が元に帰還せよ。

ダウン状態のウェポン+<ダハーカ>×2を回収し、<ダハーカ>を再利用するのが主な使い道です。
以前の<グレイブ・ラッシュ>と比較すると、シグニをリムーブせずに回収できるため、リムーブ制限のルールにも対応可能です。

また、白1コストで発動でき、<ミカムネ>がエナに居ればマルチエナが不要な点も利点です。
以前の2遊月は<チェイン・B&B>用にサーバントを7,8枚程度採用していましたが、今回はサーバントを5枚まで減らせ、空きに<ミカムネ>を採用することで、ウェポンの枚数を14枚まで増やせ、《決闘文具》でエナにアルマイル等を置いてもウェポンが不足するリスクを低減できました。

三令五申
全知全能の回収手段は、世界さえもその手に引き寄せる力を持つ。

キーセレアーツその3。
2遊月のデッキパワーと安定性を大きく高めた、最強の1枚と言って過言ではないでしょう。
このカードの存在が、筆者を2遊月の再構築へと駆り立てました。

デッキパワーという観点では、エナに落ちたユニークスペルを有効活用できるという長所があります。
以前なら<スぺサル>で<銃声>の2枚目等を回収していましたが、回収の過程でエナが1枚減ります。

一方、<三令五申>でユニーク2枚と<銃声>を回収すると、まず3枚回収でエナが3枚減少します。
次にユニーク2枚で2×2=4枚エナが増加し、差し引きエナが1枚増加します。
カードを回収しつつエナを増やせるという、夢のような1枚です。
また、ユニークスペルのバニッシュ先が足りない場合には、<ダハーカ>を回収して自分のライフを割りつつバニッシュ先を調達することも可能です。

また、安定性という観点では、<轢断>や<銃声>を複数枚回収できるという利点があります。
今までは、<轢断>がライフに埋まる、<アルマイル>・<十四年式>のLBでエナに落ちる、デッキの底に滞留する等により、<轢断>を2回使えずに詰め切れないという事態が時々発生していましたが、最大3枚まで<轢断>&<銃声>を回収できるようになり、そのリスクが大幅に低下しました。
それ以上に多いパターンとして、ライフに<昇拳>や<物語>が大量に埋まり、エナが不足するという事態に対しても、ユニークスペルを大量回収することでエナ不足を補えます。

負けパターンは引きが偏ることで生じることが多く、<轢断>&<銃声>が足りるとユニークスペルが不足し、ユニークスペルが足りると<轢断>&<銃声>が不足することが多いです。
不足した方を最大3枚まで回収できることで、安定性を大きく高めてくれました。

炎得火失
攻めては4枚ドロー。受けては唯一無二の除去手段。攻守を兼ねる2遊月の重鎮。
リンゼ>対策として保険程度に採用しました。

最近の<紡ぐ者>は遊具中心で、<リンゼ>を複数採用するデッキは減っているため、1面バニッシュで足りると判断しました。
ハナレ等、<リンゼ>を複数採用するデッキが増えるとアーツを変えた方が良いかもしれません。

バニッシュ先に制限が無い点は優れており、例えばあーやに<クリショ>で<トオン>を埋められ、返しに<コスモウス>で特攻されるという展開が実戦的に考えられますが、そのような不意の特攻に対しても1面分のみながら守れるのは心強いです。
勿論使用頻度が多いのはドロー効果で、後一押しが足りないという場面で、最後にギャンブルドローを仕掛け、運が良ければ詰め切れるというワンチャンスを生み出すことができます。

2.回し方
以前は<チェイン・B&B>を雑に4連打して、<ダハーカ>を拾ってはリムーブし続けていましたが、同名アーツの1枚制限及びリムーブ制限が加わったことでそのような雑な動きは出来なくなりました。
そこで今回は、カードとリムーブ権を無駄にせず、リムーブ0回で回せるルートをご紹介します。
基本的にはリムーブ0回で準備しておき、実戦でやむを得ない状況に陥った場合のみ1回リムーブするというプランにしておくと、リムーブ権不足で苦しむことはなくなるでしょう。
・目標
轢断>×2→<銃声>×2

以前同様、「ライフ4点+流転を構えた相手にノーパンされても、後攻3ターン目に詰め切る」ことを目標にします。
コインを獲得できるシグニが多い今、<流転>の採用率は高く、ライフ4点+<流転>程度の状況は頻繁に生じます。
この状況程度は打破できないと2遊月をセレモニーに持ち込んでも活躍は難しいでしょう。

とはいえ、ライフ4点+<グラン・クロス>や<サジェスト>&<流転>のような鉄壁の布陣を打ち破るのは難しく、こうした構成のデッキは無理対面と諦めるしかありません。
いわゆるワンショットデッキの位置づけのため、リワトや<トオン>仕込みギミックが流行っているうちは活躍しづらく、対策が手薄になったところで使うのが効果的です。
・マリガン
以下は、筆者のとある一人回しの光景の写真を交えつつ、ポイントを説明する形で進めていきます。
まず初手はこちらです。
マリガン.jpg
マリガンの優先順位としては、
S:後攻時の<アルマイル
A:先攻時の<アルマイル>、<十四年式>、<ダハーカ>、サーバント
B:<ミカムネ>、<物語>、<昇拳>、<大火の轢断

で、他は戻して良いでしょう。
ランクSとAは引けば確定キープ、BはランクA以上が十分引けていればキープ、そうでなければ戻します。
序盤で使うバニッシュ役(<アルマイル>・<十四年式>)、<リバースモード>までに2枚揃えたい<ダハーカ>、始動前に<文具>でデッキを圧縮する用のマルチエナは優先順位が高いです。
後でデッキ圧縮→大量ドローで必要札を引きに行くため、案外ユニークスペルや<轢断>は優先順位が落ちます。

写真の初手は、ランクAが3枚と、かなり優秀な手札です。
断罪>と<銃声>を戻します。

・リバースモードまで
状況は大きく進み、後攻3ターン目開始時の光景がこちらです。
リバースモード.jpg
左上が手札、左下から並んでいるのがエナです。
状況としては、後攻1ターン目に<クラチャン>を使用、Lv2グロウ後に<文具>を2回使用しエナを伸ばしています。

一般的に<文具>は、1回目を早めに使い、不要そうなウェポンを置いてデッキを圧縮し、《焦身成仁》のランダムハンデス後、不要なカードが確定したタイミングで2回目を使うというのが一般的です。
しかし今回は、マルチエナが2枚置け、かつ<フレイスロ一等兵>が引けており、ウェポンが足りそうな状況である点、<大火の轢断>を3枚引け、これ以上の<轢断>が不要である点を考慮し、<文具>のエナ置きを2回使用してウェポン×3+<轢断>を置いています。

ここで<焦身成仁>を使用し、大量ドローを行いました。
結果、手札が大きく変化します。
大きく変化.jpg
ダハーカ>、<ミカムネ>、<物語>×2をドローし、ランダムハンデスで<ダハーカ>がトラッシュへ行きました。
ドローが全て当たりであったため、出来過ぎている感がありますが、これも圧縮の賜物なのでしょうか?

以下、<ミカムネ>を立てて<大火の轢断>(1回目)を使用。
その後寝たウェポンシグニ2体に<物語>を当て、<ビカムユー>で落ちた<ダハーカ>を回収し、空いた2面に並べたのがこちら。
2面に並べた.jpg
分かりやすく既に表にしていますが、<リバースモード>のエナコストを払う直前の状況です。
この時、先ほど場にいたミカムネがエナに移り、白エナを払えるようになっているのがポイントです。

ここまでの流れをまとめると、
  • (1)1,2回文具でエナ置きを使用し、エナ増やし&圧縮
  • (2)《焦身成仁》で大量ドローし、ミカムネ・ユニークスペル・大火の轢断を引き込む
  • (3)轢断(1回目)を使用し、その後ユニークスペルでミカムネを含む2体をバニッシュ
  • (4)必要に応じビカムユーを使用しつつ、ダハーカを2体揃えて、空いた盤面に出す
  • (5)リバースモードを使用し、ウェポンとダハーカを再利用
となります。
リムーブ制限により雑に回せない分、事前に回し方を決めて慣れておく必要がありますが、逆に慣れてしまえば、安定的な固定ムーブを毎試合繰り返すのみで済みます。
ここまでの工程を身に着けておけば、ゴールはもうすぐです。
・詰めまで
詰めまで.jpg
先ほどの写真から、<リバースモード>使用→ウェポン3体を立てて<轢断>(2回目)を使用したところです。
エナが1枚まで減ってしまいましたが、ここから巻き返せるのでしょうか?
巻き返し.jpg
手札に貯め込んだユニークスペルを連打し、一気に8エナまで伸ばしました。
まだ<昇拳>が残っていますが、シグニが足りません。また、<銃声>の2枚目も欲しいです。
こんな時は・・・
ダハーカ>×2&<銃声>を回収し、ライフを割りつつ<昇拳>の的を作りました。そしていよいよ最終図。
最終図.jpg
エナが11枚あるため、2回銃撃ができ、見事に目標「ライフ4点+<流転>を構えた相手にノーパンされても、後攻3ターン目に詰め切る」を達成できました。
まだ<炎得火失>が残っていますが、<炎得>は2枚除外があり、リスクが大きいため、後一押しが足りない場合に備え温存しておくと良いでしょう。
いかがでしょうか?

ルール改正により屈したかに思えるデッキを復活させられ、大いに満足しています。
キーセレのデッキも少しずつ練習しているため、どこかでご紹介できればと考えております。

それではまた(^^)/

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