ねへほもんです。
19弾環境は調子が良く、轢断2アン、キスドラ、轢断緑子(2回)と計4回でWPSで優勝することができました。
WPSの回数自体が多かったこともあるでしょうが、4回優勝は過去最多であり、非常に嬉しいです。
<轢断>絡みのデッキの優勝が目立ちますが、<爆砲 十四年式>の登場が大きかったです。
一目見た時から強さを確信しましたが、<アルマイル>と共に働いてくれました。
さて、19弾環境を締めくくるイベントとして、世界大会の新潟予選に出てきました。
エキスポ同様、タマーMAXさんともう1人群馬の方と組んで出場しました。
筆者が金曜日の夜に群馬へ移動し、前日泊をしてから車に乗せてもらって会場へ行くという流れで、ウィクロス等の話に花を咲せつつ移動するという流れで非常に楽しい遠征でした。
エキスポでは20人ほどで集まって打ち上げ会場まで移動するというまとまりの良さに驚きましたが、今回も2チーム(6人)+運転手の方(2人)の8人という大所帯で移動し、新潟で美味しいお寿司を食べて帰りました。
「旨い店ののどぐろは絶品」ということを学びましたw
1.会場のデッキ分布
セレクター
普段通りバラけるかと思いきや、ウリスが多くて驚きました。
<応報>で詰めるデッキには<クライシス・チャンス>、スペルを連打するデッキには<ダウト・クリューソス>で対処でき、速攻に強いです。
masterさんが愛用している型で筆者のキスドラと対戦した際にはLv3のターンにデッキを1枚まで削られ、<ダウト>で一気にスペルを除外されてキスドラが機能不全に陥りましたw
<虚幸>ウリスを採用し、アーツは<クラチャン>、<フォーカラー>、<デザイア>、<ダウト>という構成で、<散華>ウリスの圧倒的な防御性能で守れると言っても<クラチャン>、<デザイア>といった使用局面が限られるアーツを搭載しているため、回すには技量が必要です。
筆者は使える自信がありません・・・
ロストレージで多い止めママやアザーで多いアイヤイはLv4までグロウすると攻撃が通りづらくなるため相性が良いことを考えると、有力な選択肢だと感じました。
ウリス以外はアロス・キスドラ等に満遍なくばらけていた印象です。
ロストレージ
とにかくカーニバルが多く、至るところでミラーマッチが発生していました。
8月上旬辺りは宇宙軸が主流でしたが、下旬にかけてフォーカラー・メイジ・カイヅカを採用したスノロップ軸が流行し、新潟予選でも多く見られました。
次に止めママが多かったですが、カーニバル:止めママ=3:1位の比率で、シェアが拮抗していた東京予選よりは大きく開きました。
アザー
ウルトゥム、アイヤイ、ハナレ、4ミュウ等が見られ、最もシェアのばらけたカテゴリーでした。それぞれ得手不得手があり一概には言えませんが、結果としてカーニバルが多かったため、ハナレにとっては戦いやすい分布だったと言えます。

入賞デッキ分布
ベスト8のデッキレシピが公開されています。デッキ分布を集計すると・・・
◆セレクター
ウリス 2アロスピルルク 2
キスドラ 2
轢断緑子 1
2アン 1
◆ロストレージ
カーニバル 6止めママ 2
◆アザー
ハナレ 3ミュウ 2
タウィル 1
アイヤイ 1
ウルトゥム 1
圧倒的なカーニバルの比率に驚かされますね。
2.筆者の戦績
上のデッキ分布でお察しかと思いますが、筆者の使用デッキは「轢断緑子」でした。
カーニバルの流行を感じていたのでキスドラは却下、2止め遊月との比較で悩みましたが、セレクター枠として安定した戦績を求められるチーム戦において、少なくとも応報+アヤボンまでは安定して到達できる轢断緑子の安定性が魅力的でした。
止めママやアイヤイに<応報>が採用されるケースもあり、<クラチャン>の採用率が高まっていたのが懸念材料でしたが、他に選択肢を思い付かなかったというのが正直なところです。
結果はどうなったのでしょうか・・・?
予選
1回戦 ウリス 〇(チーム 2-1)

後攻スタートで、先攻3ターン目に<エニグマ>を撃たれるも、相手の盤面が<センベロ>や<バアル>といった1シグニしか居なかったため、<BB>を3連打してパワーダウンで除去して回復を防ぎました。
返しに<応報><アヤボン>で詰め切って終了。
<流転>しか撃たれず済んだため、問題なく勝利できました。
2回戦 カーニバル 〇(チーム 2-1)

後攻スタートで初手に恵まれず、後攻1ターン目に盤面が1面も埋まらないという悲惨な状態になるなど、ライフ削りが遅れてライフ5を残した状態で後攻3ターン目を迎えました。
相手が序盤から殴ってきた影響でライフが0になっており、後の無い状況でしたが、逆に言うとこちらのエナは潤沢でした。
潤沢なエナを活かし、普段は1発しか撃たない<轢断>を2発撃ってライフ1まで削り、<応報>+<アヤボン>盤面を作りました。
<流転>で1点回復されるも、<アヤボン>で2点割って残りのシグニでトドメを刺して終了。
3回戦 ウリス 〇(チーム 3-0)

masterさんの構築に近い要素を感じ、おそらく<クラチャン>採用型だと読んで動きました。
<クラチャン>の隙を突くプランを立てて見事に勝利できたのですが、具体的な流れは以下の通りです。
(1)先攻3ターン目、後攻2ターン目は相手シグニを全面殴って除去する
(2)返しの<エニグマ>は<BB>を連打し、パワーの低いシグニを除去する
(3)(1)の影響で相手の下級シグニが少なくなり、(2)で<エニグマ>用に盤面に出して更に下級シグニが減っていると考えられるため、残る下級シグニを<ディストラクト・スルー>で落としてクラチャンの場出し効果で登場するシグニを無くす
かなりの力技ですが、ここまでやればウリスの<クラチャン>は突破可能です。
後、<ダウト>のスペル除外警戒でトラッシュにむやみにスペルを置かないことも重要です。
スペル除外はこちらに悪影響はありませんが、スペル2枚の2ドロー条件を満たすと相手の手札が増え、クラチャン場出し用の下級シグニを引かれる可能性が高まるためです。
<轢断>を撃つとトラッシュに置かれますが、直後にさっさと<応報>を放つことで<ダウト>をカットインする暇を与えません。
<バアル>・<サクバス>での回収状況等に依存するため不確定要素ではありますが、「<クラチャン>入りで<エニグマ>を抱えているから勝てるだろ~」という相手の油断を突ける唯一の作戦だと思います。
実際相手はLv3のターンで潰されることはないと安心したのか、序盤から殴ってくれたためこちらにエナが貯まっていました。
こちらの先攻で、後攻3ターン目に<エニグマ>を撃たれたところで<BB>3連打でLv1の2体を除去して1点回復に留め、先攻4ターン目に仕掛けました。
早めに<ダウト>をカットインされて1点回復されましたが、2ドローはされずに済み、相手は手札2枚(<アリトン>+<ドリーミー>)という状況でした。
<轢断>1発→<応報>→<ディスルー>(<アリトン>ハンデス)と進め、相手の手札は<ドリーミー>のみに。
そのままアタックフェイズに入ると、予想通り<クラチャン>が飛んできましたが、2エナチャージのみでシグニは登場しませんでした。
また、ウリスのアーツ構成では2エナ以下で使えるものが無いため、特に妨害されずにそのまま殴って勝利しました。
対ウリスに用意していたプランがそのまま刺さって良かったです。
4回戦 ミュウ ○(チーム 2-1)

<応報>から守れる手段が無いため有利な相手です。
相手も非常手段に頼らないと勝てないと判断したのか、序盤からトリトリ×2で4枚ハンデスされました。
しかし、さすがは轢断緑子というべき安定感で、Lv3にグロウして<BB>3連打から動いてしまえば、<応報>+<アヤボン>を決めるところまでは到達できました。
ライフ3から<アヤボン>+2体で詰めに行きましたが、止める防御手段はなく、厄介なLBも発動せずにそのまま詰めきれました。
順当に予選を抜けて決勝Tへ進出しました。
決勝T
1回戦 カーニバル ○(チーム 2-1)

序盤から<ラアー>や<テンドウ>のLBを踏み、思い通りに削れない戦いでしたが、<轢断>でライフ2まで削り、<応報>を放って勝利を確信していました。
そう、あのカードを見るまでは・・・
<アイドル・ディフェンス>
ルリグアタックのみを通して1点まで削りましたが、ここから詰めまで持ち込むのは無理かと思われました。
次のターンは相手がグロウをスキップし、その返しに攻めはしましたが、<生生流転>による回復もあり、相手がライフ1をキープした状態で4へグロウされました。
ライフ0まで削ったと言っても、<応報>を使い切った状態でLv4へグロウされてはさすがに敗北を確信しました。
しかし、ここから幸運が舞い降りました。
Lv4へグロウするも、相手は盤面が埋まらず<ダイホウイカ>×2でアタックしてきました。
返しのターンに空いた面に対してアタックを仕掛けましたが、1点しか要求できておらず、敗北は確定的・・・かに思えました。
しかし、ここで相手の様子がおかしい。
サーバントでガードすれば済むし、なければ<チャクラム>で空いた面の攻撃を防げば耐えられます。
ここで相手が使用したのは、
<サード・ディスティニー>
と言っても、このアーツで盤面が埋めて耐えられると負けは明らかなので大差ありません。
しかし、<ダイホウイカ>×2という盤面状況を見て、僅かな勝機を感じました。
ここは<ジョーカー>で<ダイホウイカ>をレベルの低いシグニに書き換えておく必要があったのです。
まずは盤面埋め効果でデッキトップから捲れたのがLv4,5,4とリミットの都合で出せませんでした。
更に幸運は続き、ドロー効果で相手がサーバントを3枚デッキに戻してシャッフルしてきました。
やはりサーバントはなかったようです。
サーバント3枚を戻し、残るデッキは6枚。
運命のカット。
2分の1の確率。
そしてアタックへ。
シグニアタックで1点通り、運命のルリグアタック。
通るか・・・?
通った!!!
盤面埋め失敗からのサーバントドロー失敗という圧倒的強運で掴んだ勝利でした。
チーム戦績2-1で、自分にチームの勝敗が懸かっていただけに、大きな1勝でした。
準決勝 ウリス ×(チーム 1-2)

またまたウリスとの対戦。
今回の相手はウルシハさんという方で、川崎のWPSでウルバン緑子VS2止めママ、轢断2アンVSユキと大舞台で当たってきた方です。
以前轢断緑子VS爾改というマッチングで当たったことがあり、<クラチャン>を見せつけられて敗れたことがあります。
今回も<クラチャン>入りのウリスで、しかもネタばれしているという厳しいマッチングでした。
こちらが先攻でスタートするも、Lv4へグロウできれば安全圏へ逃げ込める相手はノーパンを選択。
ゲームは後攻2ターン目に動き出します。
ここで<エニグマ>が飛んできました。
このタイミングで<エニグマ>を撃たれるのは確かに厄介ですが、次のターンの攻撃が3面素通しになるためそこまでではありません。
3ターン目、<応報>の直前に撃たれ、シグニを<応報>で流される前にライフへ変換されるのが一番厄介です。
これはミスか・・・?
筆者は気づいていました。これはミスではない。最悪のシナリオへと進んでいると。
先攻3ターン目の攻撃はアーツに妨害されることもなく、すんなり通る・・・はずが<ドリーミー>LBを踏んづけ1点防がれました。
それ以上の不幸が後攻3ターン目に襲い掛かります。
飛んできやがりましたよ・・・
<エニグマ・オーラ>
というのは嘘で、2ターン目に撃つのは3ターン目にもう1発撃てるからだという予感はありました。
準決勝まで来てそんなミスはしてくれません。
結局、後攻3ターン目にライフ8まで回復されました。
返しに仕掛けたところで、<クラチャン>の上から<轢断>+<アヤボン>で削り切るのは不可能。
という訳で完敗でした。
ネタが割れている相手に<クラチャン>が入っているという時点で相当厳しいので、<エニグマ>を2枚引かれて完敗する方が清々しいとも言えます。
その後隣の3ママVSカーニバルは勝ってくれましたが、タマーさんのハナレVSアイヤイは手札1枚の差で<フォービドゥン・ゲーム>を撃てず、最後の特攻を防ぎきれずに敗北。
ここを勝っていれば、決勝は3ママVSキスドラ、ハナレVSウルトゥム、轢断緑子VS3ママというマッチングで、筆者は<応報>+<アヤボン>でロングショットを狙える有利対面、残り2人も勝てる要素はあるので割と有望でした。
惜しかったです・・・
3位決定戦 ウリス 〇(チーム3-0)

なんと今日4回目のウリス。
7戦中4戦ウリスはおかしくないですかね・・・?
後攻スタートで、作戦通り、後攻2ターン目は全力で殴ります。
先攻3ターン目、<エニグマ>が飛んできました。
<BB>連打で下級の2体を除去し、1点回復に留め、相手ライフ5の状態で後攻3ターン目へ。
この時点で相手の手札は1枚。
Lv4シグニを1枚位は抱えていると読み、<ダウト>2ドローをケアしつつ<轢断>を叩き込みました。
相手は2ドローをしたいのか、まだ<ダウト>をカットインしてきません。
手札を縛ることで<ダウト>2ドローまでカットインを渋らせるという作戦は見事に的中。
<轢断>の直後に<応報>を放ち、カットインするタイミングを奪い去りました。
ライフ3点の相手に<アヤボン>2体+もう1体と立て、万が一の<流転>にも備えました。
結局相手は<クラチャン>を使用するも、2エナ伸びるのみ。<アヤボン>アタック時に<ドリーミー>が捲れて1面埋まるも、空いた1面を殴ってラスト1点を奪い、最後にルリグアタックを通して勝利。
結果チームは3位でした。
個人戦績は、
轢断緑子(ねへ) 6-1
3ママ 5-2
ハナレ(タマーさん) 4-3
でした。
ウリスと4回当たり、対セレクター4戦をこなしながらの6-1なので十分役目は果たせたかと思います。
全員勝ち越しており、噛み合い次第では十分優勝も狙えた戦績なだけに悔しいです・・・
まだまだ予選は続きますので、どこかで権利を獲りたいです。
いかがでしょうか?
9月10日は20弾環境初の世界予選が予定されています。
リル&メルの強化があり、カーニバル一色だったロストレージ環境がどう変わるかが楽しみです。
今後も目が離せませんね。
それではまた(^^)/