バレンタインの時期になりましたね。
皆様良いバレンタインをお過ごしでしょうか?
筆者は同僚の女性の方から義理チョコを貰って満足しておきます。
な~に、本番はバレンタイン当日ではありません。
セレクターの大本命はWBCですよね?
さて、早くチョコの味覚がVRに実装される日が来てほしいものだ・・・
という余談はさておき、本題へ。
今日も17弾のカードをご紹介します。
ご紹介するカードは・・・こちらです!
LC 天馬轟空 |
カード種類:アーツ 限定条件:- コスト:赤1 色:赤 使用タイミング:【メインフェイズ】【アタックフェイズ】 |
あなたのデッキからカードを2枚まで探して手札に加える。 その後、対戦相手はあなたの手札を見ないで1枚選び、あなたはそれを捨てる。その後、デッキをシャッフルする。 |
今回はLCの限定なしカードが強いです。
効果はデッキからカードを2枚サーチし、その後ランダムに1枚捨てるというもの。
白馬に乗ったリルが、チョコ・・・ではなくカードを運んできてくれます。
筆者がこのカードのテキストを見た第一印象は、
「こんな強力なカードがこれから大量に出回るのか・・・」 というもの。
<アズマ>、<ブルパニ>、<暴風>の3大LCアーツ(勝手に命名)に比べると汎用性は劣りますが、色々とテキスト面で優遇されており、非常に使い勝手が良いなと感じました。
◆天馬轟空はなぜ強い?
2枚サーチすると言っても、コストは赤1コストのみで済みます。
はっきり言って安いなと思いました。
序盤から速攻を仕掛ける時でも使いやすいですね。
この手のサーチカードでアタックフェイズに使えるものは珍しいです。
「サーバントをサーチできる」、「アタックフェイズに事前にサーチすることで<アイドル>をケアできる」という利点があります。
サーチ後にカードを1枚捨てることになりますが、確実にサーバントを手札にキープしたいのであれば2枚サーチすれば済みます。
普通赤ルリグ相手にフルハンデス+赤エナのみに縛ればルリグアタックが通るはずなのですが、今後はこのカードに怯えることになります・・・
例え<爾改>起動を使っても、Lv3以上のサーバントを2枚サーチされれば片方を捨てても確定でガードされてしまいます。
サーチカードと言えば、シグニ限定であったり、ルリグと同色であったりとサーチ先に縛りがあることが多いです。
しかしこのカードは、サーチ先に一切の指定がありません。
これは、単にサーチ先が広いというだけではなく、サーチしたカードを公開する必要がないという利点もあります。
蛇足ながら、1枚は捨てるだけで済みます。
<炎得火失>は除外と重いデメリット付きでしたが、こちらは捨てるのみであるため、回収手段があれば再利用可能です。
テキストを読んでみて、「実戦で使ってほしい」と思ってデザインされたカードなのだなと感じました。
メインでしか使えないサーチカードは初心者向けで実戦レベルには及びませんが、このカードは十分実戦級だと思います。
とはいえ壊れた強さではなく、「ランダムに1枚捨てる」という程よいデメリットも含まれており、絶妙なバランスに調整されています。
《セレクター》なんて僕は知らない
《大盤振舞》や《整理整頓》が、
LC 整理整頓 |
カード種類:アーツ コスト:緑1 色:緑 限定条件:なし 使用タイミング:【アタックフェイズ】【スペルカットイン】 |
あなたか対戦相手のトラッシュにあるすべてのカードをデッキに加え、そのプレイヤーはデッキをシャッフルする。 |
LC 大盤振舞 |
カード種類:アーツ コスト:緑1 色:緑 限定条件:なし 使用タイミング:【メインフェイズ】【アタックフェイズ】【スペルカットイン】 |
ターン終了時まで、好きな数のシグニのパワーを合わせて+20000する。この効果では1000単位でしか数字を割り振ることができない。 |
「奇抜な効果かつ実戦的な強さ」を持つ1枚だとすれば、《天馬轟空》は「シンプルかつ実戦的に調整された強さ」を持つ1枚です。
細部までカードパワーが丁寧に調整されている点は好感が持て、ここ数弾で随一の良カードだと感じました。
こういう良カードがデザインされた以上、しっかりデッキとして形にするのがブロガーの役目ですよね。
◆天馬轟空をどう使う?
筆者絶賛の《天馬轟空》ですが、どんなデッキに突っ込んでも強い訳ではありません。
そこで、活躍できるデッキとはどんなデッキなのでしょうか?
天馬はあくまでもサーチカードで、サーバントをサーチできるとは言え防御性能は低いです。
アーツ枠に余裕がないデッキではどうしても防御が優先されてしまいます。
そこで、「アーツ枠に余裕がある」というのが投入の必要条件となります。
当然ながら、ウィクロスはターンを重ねるほど、引くカードの累計枚数が増える上、ルリグやシグニの性能が上がり欲しいカードを手札に加えやすくなります。
そんな中で天馬を使う価値がある場面といえば、「序盤からキーカードを揃える」場合ですね。
投入するデッキ像がだいぶ具体的になってきました。
2枚サーチした後、ランダムに1枚捨てるというのはやはり無視できないデメリットです。
可能な限りディスカードによる損失を小さくしたいところ。
黒デッキのようにトラッシュから回収する手段を用意する、<バイジェ>・<リコダス>のようにトラッシュでこそ働くカードをサーチする、今流行りの凶蟲のように捨てられた時に効果を発揮するカードと合わせるといった使い方が考えられます。
◆デッキレシピ
さて、それでは具体的なレシピの紹介へと移りましょう。
ここまでの流れ、筆者の使用デッキを考えると大体予想が付くでしょうが・・・
ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<P-ST羅輝石 花代//メモリア> <ST花代・壱> <LR轟炎 花代・爾改> 計3枚 |
天馬轟空 <LCコイン・バウンダリー> <SP剣抜弩焼> <LR龍滅連鎖> <LC捲火重来> <LCアウト・ダスト> <LCクライシス・チャンス> 計7枚 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
<> 4 <R羅石 オリハルティア> 4 <C羅石 ヒスイ> 2 <PR幻水 スズメダ(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol10)> 4 <> 4 <> 1 <CTHREE OUT> 1 計20枚 |
<PR異国の黒船 ペリー(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol12)> 4 <Cサーバント O3> 4 <Cサーバント O> 2 <Cサーバント D3> 4 <SR羅石 スイカリン> 2 <SR羅輝石 アダマスフィア> 2 <R西部の銃声> 2 計20枚 |
◆キーカード
サンプルレシピですし、少し遊び心を取り入れてみました。
このデッキの勝ちパターンは、「相手がLv3のターンにエナを縛ってショットを狙う→仕留め損ねたら相手がLv4のターンにダメ押しの面空けから詰める」というものなので、もし相手に4グロウを許した場合にエナを与えずに面を空ける手段として採用してみました。
Lv4でもリミット11なら4,4,3とLv3のシグニが出ますし、ベットできずとも腐ることはないでしょう。
このデッキとは相性抜群の1枚で、いくつかの使い方が考えられます。
最初にエナチャージしてLv1へグロウ、「チャージしたエナを使って天馬轟空→0エナになったところでクラチャン2エナチャージ」という要領です。
<アンモライト>と<硝煙>の不足している方、もしくは<アダマスフィア>をサーチします。
アダマスフィアはランダムディスカードで捨てられても問題ないので相性が良いです。
手札に<硝煙>がない場合、2ターン目のメインフェイズで使うことも考えられます。
<硝煙>を2枚サーチすれば確実に手元に残ります。
この時、先にアンモライトを出しておくのがポイントで、先に天馬を使ってしまうと<アンモライト>が捨てられる可能性があります。
<割裂>をサーチすることができます。
欲しいタイミングでサーチすることが難しかった割裂ですが、天馬はアーツなので安定的にサーチすることができます。
まぁ、ランダムディスカードで捨てられたらどうしようもないですが・・・
<銃声>をサーチして、そのまま発射すれば勝利です。
まぁ、ランダムディス(以下略)
非LB枠がキツイのであまり見かけませんが、アンモ硝煙型とは相性抜群の1枚です。
通常は初手にアンモ硝煙セットを揃えるために<THREE OUT>が優先されがちですが、このデッキではTHREE OUTが無くても天馬でアンモ硝煙セットを揃えられるため、単体でアドバンテージを稼げるスズメダを優先しています。
<コイン・バウンダリー>同様、詰めで使える1枚です。
相手にエナを与えずにダメージを要求できるのが優秀です。
場合によっては手札で腐ったアダマスフィアを有効活用できます。
いかがでしょうか?
アンモ硝煙に<オリハルティア>まで入れてかなり欲張りな構築となっていますが、ここまで欲張っても形になるのは天馬のサーチ力があってこそ。
実戦的にはもう少し安定志向の方が良いのかもしれませんが。
筆者も含め、バレンタインで本命を貰えなかった方は本番(WBC)に向けてしっかり準備しないといけませんね。
チョコは待っているだけでは貰えません。奪いに行くものです!
・・・と思ったら、チョコルリグは参加賞でしたw
誰でも貰えるので一安心ですね。
ではまた(^^)/