15弾環境楽しんでいますか?
ねへほもんです。
筆者は例年の通り、仕事が忙しい時期に差し掛かり、ウィクロスに専念しづらい状況にあるのですが、かろうじてWPS用のデッキとLostrageリーグ用のデッキを組めています。
今日はそのうちLostrageリーグ用のデッキについて解説するのですが、実は原案が私のデッキではありません。
あいどらさんという池袋界隈でショット系デッキ(3止め花代、列車タマ等)を使うことで有名な方の原案です。
丁度筆者の生息圏に近く、実際に対戦する機会があったため、レシピ解説の許可をいただいた上で今回のご紹介となりました。
今後忙しくなる筆者にとって、他の方のデッキをご紹介するという形式は増えると思います。
まぁ暇な時期でも全デッキを組むのは不可能なので、他の方のアイデアを拝借したくなるのでしょうが・・・
このデッキのメリットは、「組みやすい」と「使いやすい」の2点に集約できます。
どちらも嬉しい要素ですね!
それではレシピからご紹介します。(カッコ内はコインの増減)
◆デッキレシピ

ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<P-ST純真の記憶 リル>(+1) <LC相恩の記憶 リル>(+1) <ST動揺の記憶 リル>(+1) <LC退廃の記憶 リル> <ST決死の記憶 リル>(-1) 計5枚 |
<LR火竜点睛> 1 <LC炎得火失> 1 <LC炎固一徹> 1 <PR一蓮托生(ウィクロスマガジンvol.3 付録)> 1 <PR紆余曲折(劇場版selector来場特典)> 1 計5枚 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
<C羅植 シクラメン> 4 <Cサーバント O2> 4 <ST金山の西蔵 サンゾウ> 4 <C聖身の円卓 ボールス> 3 <PR轟砲 ウルバン(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol7)> 2 <ST神流の一振> 3 計20枚 |
<R一途の帰蝶 ノヒメ> 4 <PR異国の黒船 ペリー(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol12)> 4 <PR無二の征服 アレクサンド(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol11)> 4 <R二刀の近習 ランマ> 3 <ST仙石の西猿 ゴクウ> 3 <SR矜持の豪魔 オダノブ> 2 計20枚 |
◆回し方
このデッキは戦い方が特殊ですので、まずは回し方からご説明します。
2つのプランを覚えて<托生>&<曲折>でパーツを回収して詰めるだけで良いので、「使いやすい」と実感できると思います。
全く殴らない、いわゆるノーパン戦術を取り、先に4グロウしてから一気に詰めるのがこのデッキのコンセプトです。
そんなことが可能なのか?と思われるかもしれませんが、下記の2つのルートがあります。
(1)<オダノブ>(3点)+<ゴクウ>(2点×2)+1体(トドメ)
(2)<ゴクウ>(2点×2)+<ゴクウ>(2点)+<ウルバン>(1点&トドメ)
このうち、<ゴクウ>がやたらと点を取っていると思われるかもしれませんが、以下の2枚を使用します。
<決死の記憶 リル>→2回攻撃
<聖身の円卓 ボールス>→ダブクラ付与
これにより、<ゴクウ>だけで4点を与えることが可能になります。
(1)、(2)の使い分けですが、手札次第で実現しやすい方を選択すれば良いかと思います。
(2)の方が詰めの3体が固定される上、<ゴクウ>・<ボールス>を各2枚使用するため実現するのは難しいかと思いますが、1面も除去することなく詰められるという利点があります。
(<ゴクウ>はアタック時バニッシュ、<ウルバン>は<一徹>で通す)
詰めの局面で相手にエナを与えない方が詰めの精度が高いため、これは嬉しい要素です。
不測のアーツで詰められなかった場合等に備え、手札に余裕があれば<曲折>は無駄遣いしないか、次のターンに備えたカード集めをしておくと良いでしょう。
もう一度7点ショット盤面を作れば、次こそは相手になすすべなく勝つことができるでしょう。
上記の7点ショットプランでは、軽い除去アーツを持つデッキ、特に<爾改>に対して全く勝てなくなってしまいます。
これではただの一発芸デッキになってしまいますので、きちんとサブプランも用意してあります。
対赤デッキ用のプランと言えます。
このルートではバニッシュ・盤面埋めアーツに対処できるようになります。
例えば<水天一碧>のような重いダウンアーツ相手ならメインの7点ショットプランで詰めれば良いので、かなり対応範囲は広いと思います。
具体的には、4点まで殴って削った上で、以下の盤面を作れば勝ちです。
<ゴクウ>(ダブクラ&2回攻撃持ち&<アレクサンド>対象)+<アレクサンド>(<一徹>&<アレクサンド>対象)+<アレクサンド>
レシピ内で4枚投入された<アレクサンド>が気になったかもしれませんが、全てはこのサブプランの実現のためです。
<アレクサンド>はパワーダウンによるバニッシュからも守ってくれる、非常に優秀なシグニです。
但し<ゴクウ>のパワーが15000を切るとバニッシュ条件を満たせなく点には要注意です。
黒デッキ相手はどちらのプランを取るかが悩ましいですが、エナが余っていれば<ゴクウ>の起動(3000パンプ)を連打してパワーダウンにも備えた上で4点ショットプランを取るのも手です。
それでは他のカードについても解説していきます。
◆キーカード

ライズシグニを出しつつベットすることで相手のシグニを全体バニッシュでき、強力な必須アーツです・・・と言いたいところですが、実は無くても大丈夫です。
このデッキはLv4までグロウしてしまえば詰めるだけのため、必要な防御要素は4グロウまで耐えきるアーツなのですが、
Lv4までに出せるライズシグニは<アレクサンド>しか居ません。
出現条件がやや厳しく、赤の1シグニの上にしか置けないため、赤の1シグニを除去された瞬間に使えなくなります。
ランサー・アタック時バニッシュに対しては<アレクサンド>で耐性を付けられる上、通常のデッキにはノーパンで相手の動きを鈍らせられるため防御は薄くても問題ないです。
正直、<火竜点睛>を抜き、1ルリグを<欠片の記憶 リル>に変えて余ったコインを使っても問題ないと思います。
空いたアーツ枠は、<クライシス・チャンス>で3面空けに備える、<炎得火失>の2枚目を入れる等好きに使って問題ないです。
キーカードと見せかけ、実は不要という話でした。

防御アーツは割と何でも良いのですが、このアーツには手札補充という役割もあります。
<曲折>の回収で基本的に足りるのですが、<アレクサンド>の下に敷くLv1シグニが足りない等、細かなところで手札が欲しくなることがあります。
また、<曲折>を使ったターンに不測のアーツで詰められなかった場合、再度ショット盤面を作るためにランダムドローに頼ることもあります。
とりあえず使って欲しいショットパーツが引ければその分<曲折>で回収に回すエクシードを節約できるため、エナ消費は気にならず、使い得と言える1枚です。

ライズシグニをサーチできます・・・が、重要なのはむしろ3000パンプの能力です。
これにより、<ゴクウ>がエナ消費無しで15000打点に到達します。
勿論、<ゴクウ>が手札に無い時にサーチする役割も担います。

今や<爾改>のお供となったペリーですが、ちゃんと本家でも活躍してくれます。
まず、7点ショット盤面での詰めに使えます。
アタック時バニッシュのため、相手の使用タイミングで余計なエナを与えない点が評価できます。
また、対<爾改>等で4点ショットプランを取る時に、相手ライフを削るのに使えます。
「<ペリー>を出す→<アレクサンド>を別の面に出す」
とすることで、<ペリー>に耐性を付与しつつパンプすることができます。

<金山の西蔵 サンゾウ>や<神流の一振>とライズシグニをサーチするカードが多い中、このシグニはライズ以外の武勇シグニもサーチできます。
7点ショットプランを取る相手には、不要な<アレクサンド>を切りつつサーチを行うことができるのが強いです。

ここでこのデッキの組みやすさについてご説明します。
一応<オダノブ>を2枚投入としましたが、実は1枚あれば十分です。
ライフに埋まった場合や<シクラメン>でエナに落ちた場合でも、エナから<曲折>で回収すれば大丈夫です。
ライフの底に埋まった場合でも、<ゴクウ>×2+<ウルバン>のショットルートがあります。
つまり、このデッキを組むのに必要なレアカードは、<オダノブ>1枚のみということになります。
<オダノブ>は1枚あれば十分!
<LRリル>は不要!
<火竜点睛>が無くても問題なし!
恐ろしく安価で組めます・・・
筆者も大会で手に入れたシングルチケットでパーツをかき集めればすぐに組めてしまいました。
いかがでしょうか?
Lostrage勢のデッキを組みたいけど、1からパーツを集めるのはお金と時間がかかるし大変そう・・・
という方にはかなり敷居が低いデッキだと思います。
また面白そうなデッキを見つけたらご紹介します。
あ、ちゃんと筆者も本命デッキを練っておくのでご安心を。
それではまた(^^)/