■はじめに
先日(と言っても2週間位前ですけど・・・)、名古屋のホビーステーション様にて開催されました、第15回 浦添イオナ ファンの集い(WPS)に参加してきました。結果は、予選・決勝共に全勝で駆け抜けることができ、見事2枚目のコングラサバを手に入れることができました!!
今回紹介するのは、本大会で使用しました火鳥風月ユヅキのデッキになります。
WPS当日に公開されていたタマーMAXさんの構築・思想とモロ被りしてて運命さえ感じたレベルですw
僕の大好きな爾改の活躍の幅を狭めてくる宿敵ピルルクΛを倒す為、また、四面楚歌メタで3で止めてくるような相手、爾改等のそもそも4までグロウしないデッキにも勝ち筋を見いだせるように調整した、かなり速攻よりのユヅキになります。
お時間ありましたら最後まで読んでいってください。 (デッキ名に自分の名前を入れるって言う相当痛い子なんですけど、声に出して読むと卍解みたいでカッコイイんで許してください。)
■デッキレシピ しみづき

ルリグデッキ
1 <花代・零>
1 <花代・壱>
1 <花代・弐>
1 <轟炎罪 遊月・参>
1 <火鳥風月 遊月・肆>
1 <一蓮托生>
1 <紆余曲折>
1 <全身全霊>
1 <絶体絶滅>
1 <四面楚火>
シグニデッキ
Cost.1
4 <サーバントO>★
2 <サーバントO3>★
3 <小砲 ブドー>★
4 <羅植 シクラメン>
Cost.2
3 <羅石 ヒスイ>
4 <羅石 オリハルティア>
Cost.3
2 <サーバントT>★
2 <大剣 デュランダ>★
1 <轟砲 ウルバン>
1 <羅植 スズビラ>
Cost.4
3 <羅輝石 アダマスフィア>★
1 <羅輝石 ゴルドオラ>★
2 <幻竜姫 スヴァローグ>★
Spell
1 <西部の銃声>★
2 <硝煙の気焔>
1 <断罪の轢断>
4 <THREE OUT>
■各カードの解説
採用カードで主要なものの大半はタマーMAXさんにガッツリ解説して頂いているので楽させて貰います!!こちらを読んで下さい。
◎ルリグデッキ
・<花代・零>、<花代・壱>、<花代・弐>
よく見るとこのデッキ、<スヴァローグ>さえ相手に見えさえしなければ、<グリアナ>等のユヅキの特徴的な低レベル帯を一切採用していないので、雪月風火(チャイナ花代)に見えなくもないんです。 なんでワンチャンス、勘違いして4にグロウしてくれることを期待して、2レベルまでバニラの花代(グリアナ無いですアピール、相手からしてみれば敢えて2レベを花代にするメリット無いので)を採用して、ユニークスペルも<昇竜拳>ではなく<硝煙の気焔>にしています。 因みにこの企みが功を奏じたことは無いです。

最近めちゃくちゃ使用率の高いこのアーツ
爾改やシューティングピルルクでは最初のターンに<アダマスフィア>や<バイジェ>等のコンボパーツを落としていましたが、このデッキではできる限り温存しておき、ショットをかけるタイミングで必要パーツをエナに落として<紆余曲折>で回収という
使い方がメインです。 爾改等の早いデッキと戦う場合には防御アーツとして使用したりと一枚でかなりの活躍をしてくれます。

時には<ペイチャ>、時には<再三再四>、時には<ゲイン>も刈れる<付和雷同>と、1枚で何役もこなしてくれるスーパーアーツ。
先述した<一蓮托生>と合わせてのピンポイントサーチが非常に強力で、これが出来るおかげで、3~4レベル帯のショットタイミングでしか使用しないカードの枚数を極力抑え、下級帯を厚くとり、安定した速攻が仕掛けられるようになっています。 また、12000以上の除去を連打できる効果も従来であれば突破できなかった<ゲイン>や除去体制を持った<M・P・P>等を吹き飛ばせるのは非常に強力で、ショットの範囲と成功率を大幅に底上げしてくれています。
小出しで効果を使えるのがほんとにつえーんだ。

本来であれば、<龍滅連鎖>の方がどう考えても強いんですが、ピルルク相手にサメホタルで防勢になっている際に、唯一状況を進展させれるカードだったのでこちらを採っています。 詳しい解説は後ほど。

対ピルルクでの必須パーツであり、このデッキの数少ない防御手段、ショット時のサポートと1コストとは考えられないコスパを発揮してくれます。

撃てれば勝ちです。
撃てればですが・・・
◎シグニデッキ
・<ヒスイ>+<ブドー>+<オリハルティア>+<硝煙の気焔>
序盤の速攻札4種。
それぞれ焼ける範囲が2000、3000、7000、10000と<轟炎罪ユヅキ>の5000焼きと合わせて序盤であればほぼ全てのラインに対応しています。 基本的には毎ターン全面明けを狙いますが、ターンが進むにつれて相手のシグニのパワーも増加していくので、<オリハルティア>は大事に使用しましょう。

<四面楚火>と合わせてのロングショットとは非常に相性のいいように思えますが、<炎固一徹>を採用していないのでアサシンを付与することができないため、ウリスであれば<焦熱テキスト>、タマであれば湧いてくる<ヘスチア>、その他のデッキに対しても出現系のLBだったりと、結構不安要素がある為このデッキではあまり狙いません(そもそも序盤からガンガン攻めるのでロングショットを決める必要も薄いです。) コイツが輝くのは、サバZ緑姫や植物等の遅い緑姫戦です。(オサコサは別です)
この手の緑姫は<ゴルドオラ>の庇護下にある<ウルバン>を止めれるLBが存在しない(あっても<修復>)かつ、<ペナチャ>の採用が殆ど無いため、ノーパンからの先4乗りで<スヴァローグ>を立ててサバZとノヴァを封じて、盤面を<ゴルドオラ>(ダブクラ)+<ウルバン>(ダブクラ)+<>と整えて、曲折絶滅で全面焼き払ってからユヅキ捻って1点からの連パンで最後以外で<修復>を踏んでも〆まで持って行けます。
ですので1枚だけ採用しています。

対ピルルク最終兵器
1.盾0まで追い込む
2.<曲折>か<絶体絶滅>で<デュランダ>の前を空ける
3.盤面に3色揃える(<デュランダ>の条件を達成させる)
4.<四面楚火>で青以外のエナを焼き払う
こうすることで、
「<ワーストコンディション>ありますかぁ?」と煽りながら(失礼なんでやめましょう)
<ブルバニ>、<ドエス>、<ピルルク>のエクシード3を全てケアしながら殴れるため勝ちをもぎ取れます。
ユヅキがピルルクに対してそこまでする必要はないらしいんですけど、爾改の恨みの分があるので厚くみていると言うことで許してください。
以前、1投だった時に盾落ちしてて勝ちを逃したのが非常に悔しかったので2枚採用しています。
ピルルク側が常にサメホタルを狙って来ることを考えると3枚位盾が残ってる想定なので、肝心なところで盾落ちされてたら意味がないので・・・

これのおかげで「確殺」という言葉を使用することができます。
ダブクラ付与も<紆余曲折>・<絶体絶滅>のおかげで使いやすくショット範囲の拡張に一役買ってくれます。 非常に優秀ですが、最終局面に最悪居なくても良いので1枚だけ採用しています。

<ゴルドオラ>でケアできない出現系のLB、<焦熱ウリス>のノーコス登場、タマの湧いてくる<ヘスチア>をケアしつつ〆に移れます。
<ゴルドオラ>+<スヴァローグ>で3点まで追い詰めた相手はほぼ確殺です。
(自分で書いててほぼ確殺ってなんだ?) ショット時の盤面に必要なことと、
また、先述した対緑姫で相手のエナを縛るのに必要になってくるので2枚採用しています。
速攻系統と3で止めてくる相手への解答。
ロングショットを狙わず序盤からのガン攻めで相手の盾を少なくできる、このタイプのユヅキならではの詰め手段。 相手の盾を1~2まで追い詰めて、ある程度殴られてエナが溜まってきたら<火鳥風月>のダウンテキストと合わせて、<托生>+<曲折>で回収して発射しましょう。
<ブルバニ>、<デモン・トゥーム>さえなければ勝てます。
(<デモン・トゥーム>は相手の盤面を焼き払ってやることでケア可能です。)

必死に枠割いて入れた4枚です。
序盤のドローの試行回数を増やすことで焼き札を引ける確率を上げてくれるだけでなく、サーバントによるダメージ調整がしやすくなるので個人的には必須かなと思ってます。
■デッキの動き
サバZ緑姫以外には、序盤から速攻をかけます。相手が3で止めてくれば、パワーラインが低いままなので<轟炎罪>や<オリハル>の焼きを駆使して残盾を2以下まで追い込んで、火鳥テキスト轢断銃声で〆 4にグロウしてくれれば、托生曲折絶滅等を駆使してで2面空け、<ゴルドオラ>+<スヴァローグ>+何かの盤面を作って<四面楚火>で〆です。
簡単ですね。 基本ルートはこの二つです。
■各デッキへの動き
各デッキへの動きとは言っても、基本的には上のルートで、サバZ緑姫に関してはウルバンのところで述べた用にノーパンからのロングショットを狙います。ですので上記の戦術が当てはまらないデッキに対しての動きの解説になります。
◎VS爾改
<火鳥風月ユヅキ>が一番苦手とする、最近流行りの速攻の代表格。
止め系デッキへの切り札、<銃声>も<ブルーバニッシュ>の採用率が高いので殆ど使えないのでかなりキツイです。
基本的にこちらも速攻を仕掛けて、轟罪炎による毎ターン全面焼きでなんとかしがみつく位です。
相手の守護ランサーに合わせての<絶体絶滅>、エナ調整からの<托生>による<オリハルティア>の登場、<曲折>を<再三再四>として使用しての手札補充+盤面形成。
これらを上手く噛み合わせれば、相手のアーツしだいでは届くかもしれないといったところです。
とは言っても<四面楚火>が腐ってる分を合わせてアーツ3枚分位の差があるのでどう考えてもキツイですが・・・
◎オサコサ緑姫
こちらも最近流行りの因果応報系理不尽ビートダウン。
こちらも3の段階でも<コマリス>+<ミスザク>で削ってからの<因果応報>で普通に戦えてしまうので、<四面楚火>が使えない相手になります。
幸い<爾改>に比べれば防御が薄く、<ブルーバニッシュ>も積まれていることはほぼない為、焼き札を駆使して序盤から猛攻をかけつつ、致死圏に入らない程度にランサーを貰ってエナを稼ぎ、<銃声>による〆を狙いましょう。
しかし、最近のオサコサは<ウルバン>と<チェインキャノン>が搭載されていることがあるので、ちょっと盾に余裕があるからといって油断は禁物です。
◎ピルルクΛ
一応このデッキに対して後攻からでも、厚い勝ち筋を作れるように構築したつもりです。
<デュランダ>の所で述べましたが、基本的には盾を0まで追い込んでの<楚火>からの前の空いた<デュランダ>による〆を狙いますが、ピルルク側もそうやすやすと、盾0までは削らせてくれません。
なので、<火鳥風月>に乗ってから如何にして相手の盾を削り切るだけのターンを過ごすか、また、そこから<楚火>を撃ちつつ、条件達成した<デュランダ>を盤面に揃えるだけのエナを維持するかが鍵となるのですが、 相手も此方にエナを渡すまいと、おそらく毎ターン<サメ>+<AMS>+<HTR>の盤面で4点からのロングショットを狙って来ます。
盾が4以下の状況だとこれを防ごうと思ったら防御アーツを吐くか、LBにお祈りするしか無いので、エナが減る一方で、あっという間にジリ貧になります。
そんな鬼畜眼鏡を後攻から倒すには3つの条件があります。(バレてないの前提です)
1.相手の盾
現実的に考えて相手に4にグロウされてから毎ターンサメホタルを狙われると想定すると、生き残れるのは2ターンなので、<火鳥風月>のテキストで割る盾は2枚、サメホタルを繰り返し狙う中で一度はリフを挟むと思うので、相手が4に乗る前に盾を3枚以下まで追い込んでおけば、此方の決めに行くタイミングで丁度、盾0にすることができます。
経験上では序盤に速攻をかけれる構築になっているので、事故ってない限り3枚までは削れると思います。
2.ショットを行う際に必要なエナ
+1(サメホタル防御用の絶滅or全霊)
-1(エナチャージ)
-1(托生)
+0(曲折(1回収、3エナチャージ))
+4(四面楚火)
の計3コスト必要となります。
これに<火鳥風月>にグロウするのに必要なコスト2(4-2)を加えて、火鳥グロウするターンのエナチャージ分を引いてやると、此方がレベル3の段階で4エナ用意できていればコスト面は足りる算段です(ロックユー型でなければ)
相手も此方の<シクラメン>は踏まざるをえないと思うので、盤面の<シクラメン>1体に付き1エナ余裕ができます。
グロウコスト合わせると3ターン目までに7エナ必要になる訳ですが、毎ターンのエナチャージと盾3枚分で6エナは捻出できるんで
後は気合でLBエナチャージを出すか、<シクラメン>を当てるか、<気焔>、<スズビラ>を引いてください。
3.残しておく盾
此方が3の段階で、4枚残せていれば<全身全霊>による回復で5枚になりサメホタルの致死圏から逃れることができます。
相手としても、1枚は割らないと状況が進まないため実質此方のエナを消費することなくやり過ごすことができます。
次のターンのサメホタルは絶滅で受けることができます。
ここでフルパンしてくるような事があれば、最低でも8エナ(盤面3枚+盾5枚)増えるので、構えてたエナと合わせて次のターンに
-1(エナチャージ)
+4(火鳥グロウ)
-1(托生)
+4(曲折(2回収、2除去))
+4(四面楚火)
の10エナから、<火鳥テキスト>、<ゴルドオラ>(ダブクラ)+<ウルバン>(ダブクラ)による<LRコード・ピルルク Λ>のエクシードケアの3点からの裏ショットルートで〆ましょう。
とまぁ、この3点の条件を後攻3ターン目までに達成できる用に動けば、なんとかピルルクを倒すことができるかなと思います。
まぁ、龍滅ロックユー型だとお話しが成り立たなくなってしまうんですけど・・・
それであれば向こうもそれなりのコストを払っているので、2回目はサメホタルを揃えられないことを祈りましょう。
■最後に
いかがでしたか?近頃、割と本気でピルルクに苦戦していたので、ピルルクを倒すためだけにこの型の<火鳥風月>を組んだといっても過言ではないんですけど、なんか巷では、ユヅキならここまで寄せなくても普通にピルルクに勝てるらしく、僕の脳内のピルルクが強すぎたみたいです・・・
なんで幅広いデッキを見るなら普通に<全身全霊>は<龍滅連鎖>に変えてしまって良さそうです。
低レベル帯を厚くとってある為、事故も少なく、詰め手段がはっきりしているので、かなり扱いやすくなっているかと思いますので、
みなさん是非組んでみてください。 以上です。
最後まで読んでいただいて有難うございました。 ご意見・質問等ありましたらTwitterまでお願いします。→@simizuki1228