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【ディーヴァグランプリ7th振り返り!!】理想をいっぱい詰め込んだ最速リミ8サシェ解説【後編】

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by しみずき

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【ディーヴァグランプリ7th振り返り!!】理想をいっぱい詰め込んだ最速リミ8サシェ解説
前編はこちらから。
白軸サシェの紹介
  1. なれそめ
  2. デッキリスト
  3. デッキの概要
  4. 特徴的なカードの紹介
1.なれそめ
「ディーヴァグランプリ6th」から「ウィクロス九州フェスティバル」にかけて、前回紹介した<カオス!chaos!混沌!>を採用した《白軸タマ》、通称《カオスタマ》を愛用していました。

このまま「ディーヴァグランプリ7th」に《カオスタマ》を続投しても良かったのですが、環境の変遷として向かい風が2つありました。ミラーとなる《カオスタマ》と、<黒点の記憶>を採用した<ナナシ 其ノ参ノ禍>の増加です。

前者は、序盤のダメージの要となる<オーバー・パシュート>の引けている枚数と、先手後手に大きく勝敗が左右されてしまいます。ハッキリ言って概ねジャンケンによる運ゲーになってしまうので、流石に渋いな〜と。

後者は、もともと<メル・インビジブル>搭載のデッキは打点不足になりやすい点に加えて、<黒点の記憶>による2点分の防御+<羅菌姫 ヘドニム//ディソナ>のライフバーストが<サーバント #>を拾えるのもシンプルにキツいです。

とは言え、この2点意外に大きな環境の変化はありません。この点さえクリアできてしまえば、《白軸》+<カオス!chaos!混沌!>パッケージの環境への刺さりの良さは健在だと考えていました。そのため、他のルリグでこの課題をクリアできないか模索を開始しました。

そこで辿り着いたのが、ディソナ編が始まる前に一時代を作り上げた往年の白ルリグ、<白夜の使者 サシェ・モティエ>でした。


2.デッキリスト


3.デッキの概要

1.基本思想
2.《カオスタマ》との差別点
1.基本思想
従来の《白軸》デッキ、もっと言えば「夢限少女杯」の頃の<白夜の使者 サシェ・モティエ>と基本的な思想は同じです。

オーバー・パシュート>や<聖英 タンゴカード>などの手札に戻す除去を多用して、なるべく相手にエナを与えることなく攻め込んでいきます。盤面強度の高いシグニ、絞ったエナ、軽い防御アシストの3拍子で、可能な限りのライフクロスを維持しつつ序盤戦をこなします。

白夜の使者 サシェ・モティエ>にグロウ後はゲーム1と<白羅星姫 フルムーン>で強烈にアタックを抑制することで、5ターンから6ターンという長めのゲームレンジに持ち込み、<カオス!chaos!混沌!>によるリフレッシュダメージも織り込みながら、じりじりと勝利を目指しましょう。

2.《カオスタマ》との差別点
《カオスタマ》を差し置いてまで使用するからには、相応に差別化できてないと劣化になってしまいます。僕の考える差別点は以下の5点。



序盤のパワーライン
現行の《カオスタマ》との最大の差別要素はココにあります。

カオス!chaos!混沌!>で黒、<メル・インビジブル>で緑エナを要求されるため、枠などの都合上、どうしてもレベル1に多色持ちのパワー5000バニラを沢山採用する必要があります。

そこでどう考えても問題になってくるのが、ほぼ全てのディソナデッキに採用されている最強の焼きシグニ<小砲 バクチク//ディソナ>の存在です。手札に戻す除去を主体にしている都合上、<小砲 バクチク//ディソナ>がほぼノーコストで繰り返し使えてしまうのは由々しき事態です。

《カオスタマ》を使っていて、コチラの5000バニラが<小砲 バクチク//ディソナ>に除去されるたび悲しい思いをしてきましたし、「どうせ除去されるならせめてエナ使ってくれ!!」と何度思ったことか......

そんな悲しみを経て、このデッキのレベル1は<聖将 トキユキ>と<コードアート Dスペンサー>のパワー8000になれるシグニで固めています。

特に<コードアート Dスペンサー>の発見は大きく、序盤から抱えて強いスペルが7枚も入っているので、かなり安定してスペルを見せてのパワーパンプ効果を使うことができます。

現環境における序盤の8000ラインは非常に強力で、シグニによる突破は困難もしくは、仮にできたとしてもそれなりのリソースを代償に奪うことができます。続くターンも<マキナウィングスラッシュ>によって、同様の強度の盤面を維持できるので、《カオスタマ》と比較して、平均して1〜2点程度はライフクロスを残すことができる印象です。

この点は本当に大きいと考えています。

パワー12000のPンライト
次に大きいのは<コードハート Pンライト>を強く使える点です。
《カオスタマ》の頃から、ミラーマッチを見据えての<コードハート Pンライト>の採用は、選択肢としてアリでした。

しかし、ネックになってくるのが10000しかないパワーです。悲しいことにそのままでは複数体並べていようが<カオス!chaos!混沌!>で焼き払われてしまいます。トラッシュの領域移動封じ効果を使われてしまうと、次のターンの回収もままならず、単品で使うにはやや不安が残ります。
当時は<幻怪 コックリサン>と組み合わせて採用していましたが、枠の確保も難しく最終的には抜けてしまいました。

その点、<サシェ>であれば自身の起動効果で<コードハート Pンライト>のパワーを2000パンプしてくれるので、<カオス!chaos!混沌!>単体ではバニッシュされません。

これによって《カオスタマ》相手には<コードハート Pンライト>を毎ターン立て続けて、ルリグアタックを強烈に抑制し続けながら<ロンゴミニアド>で攻めることで、ダメージレースで競り勝つプランが狙えます。

まぁ、<ダークネス・セブン>が絡むと除去されちゃうんですけど......

擬似的な防御面数の多さ
このデッキの防御面数は<マドカ//ダブ>と<マキナリペア>の2面とかなり少なめですが、<白夜の使者 サシェ・モティエ>のゲーム1と<白羅星姫 フルムーン>によって、だいたい6面防相当の強度を誇ります。そこに序盤の高パワー+早期リミット8になることによるトータルの盤面強度の高さが上乗せされるのでマジで堅牢です。

この点は、短期決戦を前提としたデッキに対し、強制的にコチラのゲームレンジに持ち込むことができるため、非常に強力です。

エレシュキガルが投げられる
上記の通り、物凄い防御面数を有しているので、ライフクロスの維持がしやすいです。

ココで輝いてくるのが、2枚のライフクロスと引き換えに問答無用で相手シグニをトラッシュに叩き込める<凶魔姫 エレシュキガル>の存在です。
普通にフィニッシュで投げつけたり、<白羅星姫 フルムーン>で次のターンの生存を確定させながら投げたり、逆に<凶魔姫 エレシュキガル>の存在があることで、相手に攻めを無理強いすることもできます。

実際に「ディーヴァグランプリ7th」の予選7回戦を通して、7回<凶魔姫 エレシュキガル>を投げています。1試合に2回投げたこともありました。メッチャ投げれます。

また、<白夜の使者 サシェ・モティエ>の構造的な弱点として、全自動で<聖天姫 エクシア>を誘発させてしまうという点があります。そこを<凶魔姫 エレシュキガル>が解決してくれています。

スーパー・ヘルエスタセイバー>で拾えるため、欲しい時には安定して運用できる点も◎

ゼノ・クラスタ不要
アシストの構成上、相手からのリソース奪取のせいで防御アシストが吐けないという事象は起こり得ません。であれば防御面数を担保するための<ゼノ・クラスタ>は必要なく、その枠に今回採用している<スーパー・ヘルエスタセイバー>のようなパワーの高いピースを搭載することができます。

ディソナの《花代》や《みこみこ》が一定数存在する環境にあって、<ゼノ・クラスタ>を入れなくていいという点はかなり強力だと思います。



......と、しっかり差別点は存在しますが、勿論デメリットもあります。

一番目立つところで打点の安定感の不足です。

いくらルリグが除去効果をもっていたり、<凶魔姫 エレシュキガル>が投げられるといっても、なんやかんや全面要求を繰り返すのは難易度が高いです。ルリグの連パンも<大装 ロンゴミニアド>を引けていないと行使できず、<大装 ロンゴミニアド>を立ててしまうと、盤面が弱くなってしまうのも若干のモニョりポイントです。

また、1ターンの最大打点の少ない点も挙げられます。タマは全面空け+<聖将姫 コウメイ>+<聖美 ガクブチ>+ゲーム1によって最大3+3=6打点を叩き出せますが、サシェはどう頑張っても3+1=4点が限界です。ここはタマの感覚に慣れてしまっていたので、もどかしさを感じちゃいました。

最速でのリミット8に拘らないのであれば、<マキナスマッシュ>や<マキナネビュラ>にして、盤面で安定して要求する形にしてやるのも良いかもしれません。

特徴的なカードの紹介
ルリグデッキ
マドカ//フロート / マドカ//ダブ
パッと見タマゴの方が良くないと思ったセレクターの方は慧眼です。

青のカードを採用していないので、<マドカ//ダブ>の追加効果を使う機会は基本的にありません。そのため、<タマゴ=ジェットスティック>の2ドローの方が活きるシーンが多いのは間違いありません。

ただ、極限までレベル1シグニを減らしたいという思想から、最初のターンに1枚でも多くデッキを掘りたいがために<マドカ//フロート>を擁するマドカラインを採用しています。

マキナウィングスラッシュ / マキナリペア
マキナラインはこのデッキと相性バツグンです。

除去しながら、数少ないレベル1を使い回せる<マキナウィングスラッシュ>には文句の付けようがありません。

また、「最速でリミット8を作りたい」と「盤面強度を高くしたい」という思想はときに喧嘩します。

特に先攻の際に、此方の2ターン目の盤面が固すぎて1面しか要求されないという状況がザラに発生します。「リミットは早く上げたいけど、防御を無駄に吐きたくない」というジレンマが発生する訳です。

そこで活きてくるのが<マキナリペア>で、状況問わずいつでも使える1面防御という性能がこのデッキに合致しています。

他にも、稀にレベル2が3枚手札に揃ったときには、2ターン目にリミット6を作れる点も活きてきます。

幻竜姫ドラゴンメイド
カオス!chaos!混沌!>と合わせてリフレッシュに持ち込むための一押し要因。
デッキを破壊できるシグニはそこそこいますが、同時にそこそこのパワーマイナスを行使できる点を評価しました。

大装 ロンゴミニアド
かなりの高燃費でルリグ2回攻撃が可能になります。エナはサシェの自動効果で使えるので、ナンボあっても良く、節約できるに越したことがありません。

コードハート リメンバ//メモリア>と並べてやれば、ガードへの課税がのったルリグ連パンで攻められるので、エナを極限まで絞りたいこのデッキとは相性抜群です。また、<聖美 ガクブチ>を添えてやれば、シグニ1点+ルリグ2点の<奏月の巫女 タマヨリヒメ>のような攻め方も可能です。

全てのシグニをダウンしてアタックできるので、相手のライフバーストによって盤面が空かないのも嬉しい点です。

とは言え、盤面で3点取れた方が強いので、お好みの枚数<聖天 アークアテナ>に差し替えても良いと思います。

ダークネス・セブン
サシェの<ダークネス・セブン>はマジで強いです。

最速でリミット8になると言うことは、<ダークネス・セブン>のエクシード込みのフルパワーテキストも即座に使用できちゃいます。

パワー2000と8000のマイナスの振り分けはかなり優秀で、<聖英 タンゴカード>などその他のカードと組み合わせることで要求が組みやすくなります。


最後に
如何でしたか?

ブルアカ環境における盤面強度の高さの予習です!!と言いたかったのですが、僕の筆が遅く、旬を逃してしまいました......

これから若干ゲームスピードが落ちることが予想されるので、「高速リミ8」の思想は覚えておいて損は無いと思います。

機会があればブルアカサシェなんかも作ってみたいですね。

以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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