
【ディーヴァグランプリ7th振り返り!!】理想をいっぱい詰め込んだ最速リミ8サシェ解説
はじめに
2023年9月某日---「ウィクロス九州フェスティバル」で優勝できたことで、「無限少女杯」への切符を手に入れた。
心のどこかでディーセレに潜む魔物(主にLB)によって、最後まで権利を獲ることが叶わないんじゃないか......と悲観していたので、悩みのタネが解消され心が晴れやかになったのを感じた。
......心臓の音が面白くなった。
ドンドットット♫ ドンドットット♪
これまでは「勝ち」を最優先にしてシビアにデッキ選択してきた。
でも、これからは多少の不合理にも目をつぶって、「好き」を詰め込んだデッキを使うことができる。
「おれのやりたかった事全部できる............!!」
はい。
と......言うことで、今回は「ディーヴァグランプリ7th」で使用した<白夜の使者 サシェ・モティエ>デッキの紹介と解説をしていきます。 冒頭にも書いた通り、自分の「やりたいこと」「好きなこと」をデッキに詰め込んだ「最速リミ8」構築(※僕命名)となっています。
そのため、若干の"クセ強"構築になっていることは否めません。
とは言え、そこに目をつぶれば、予選全勝+《サシェ》のNo.1ルリグ賞を獲得できましたので、そこそこ良いデッキに仕上がってると思います。
さっそく行ってみまs......
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目次
- 「最速リミ8」構築って何?(前編)
- 白軸サシェの紹介(後編)
「高速リミ8」構築って何?
以前「夢限少女杯」で使用した共宴の巫女 リメンバ・ディナーデッキ紹介でも結構熱く語ったのですが、当時とは取り巻く環境も大きく変わってきたので、今一度語らせていただきます。「最速リミ8」構築で追い求めるのは、結局のところ「ダメージレース」です。
ディーセレは相手より先に8ダメージ叩き込むことが唯一の勝利条件です。そのアプローチの1つとして「毎ターン3点取る」「ルリグアタックを通すための手札破壊」「追加打点モリモリ」などの攻撃面が大事だと謳ってきました。
しかし、ディソナ環境を経て火力が頭打ちになりつつある今、ダメージレースのもう一つの側面である「盤面強度」にも焦点を当てても良い頃合いではないでしょうか?
ゲーム決着までのターン数が遅いのであれば、コチラの「盤面強度」上げ、相手を減速させることで、より遅くしてしまえば先にゴールできるのはコチラという寸法です。
その盤面強度を求めるに際して、個人的に最も美しくデッキの理想形だと感じているのが、僕の大好きな「最速リミ8」構築です。
- 「最速リミ8」構築って?
- 何が嬉しいの?
- 求められる適性
1.「最速リミ8」構築って?
読んで字の如くです。《レベル1シグニを探しに行けるアシスト》+《トラッシュから回収できるアシスト》。そして、レベル2にグロウしたターンの返しの受けで即使用できる軽量防御アシスト2種を搭載することで、レベル3のメインフェイズ迄にリミット8を作り、そこからは3+3+2の盤面を作り続けます。こうすることで、相手の除去の難易度をアップするのが「最速リミ8」の基本理念です。
具体的なアシストの例としては、以下の通り。
この組み合わせは今回紹介するサシェデッキで実際に使用しています。
<マキナウィングスラッシュ>+<マキナリペア>
<マドカ//フロート>+<マドカ//ダブ>
そして、この「最速リミ8」構築にすることで何が起こるかと言うと、デッキに採用すべきレベル1シグニが最低枚数で済みます。
え〜、僕は他人のデッキを見る度に「レベル1が多すぎる......」という、端から見れば、地獄のミサワ先生の「目が開き過ぎている......」と似た感性を有しています。
とは言え、ゲームに支障が出ない範疇であれば、レベル1シグニは「減らし得!!」だと考えています。
「最速リミ8」構築にすることで、レベル1のシグニを1ターン目に2枚引けてしまえば、それ以降のターンは基本的に不要となります。そのため、極限までレベル1を減らすことができ、空いた枠にレベル2のシグニを採用できます。
1ターン目にレベル1シグニを2体展開できれば、続く2ターン目は《トラッシュから回収できるアシスト》でレベル1シグニを回収できます。残りの2面には増量したレベル2シグニを出してやることで盤面が埋まります。
そして、2ターン目の受けのターンに軽量アシストを両方吐くことで、続く3ターン目以降はリミット8で迎えることができるので、3+3+2の盤面を作れば良いのでレベル1シグニは不要となります。
このような試合展開を踏むことで、先述した通りレベル1のシグニは1ターン目に2枚あれば後はゲームに絡みません。
2.何が嬉しいの?
そして「高速リミ8」構築にすることで何が嬉しいのかと言うと、大きく以下の2点です。- 盤面強度が向上する
- コスパが良い
まずは、レベル1とレベル2シグニの盤面強度差です。
直近のブルアカを例に出すと、極端ですけど、レベル1のシグニは絆を獲得した<牛牧ジュリ>1体に2面吹き飛ばされてしまいますし、多少パワーが高かろうが<杏山カズサ>のようなレベル以下除去で簡単にやられてしまいます。
逆に、8000という高いパワーを持つ<杏山カズサ>を除去しようとすると一苦労です。<鰐渕アカリ>のような、重めのリソースを消費するシグニが必要となります。
この盤面強度の差は、ディーヴァセレクションと言う限られたリソースで戦うゲームにおいて、ジリジリと効いてきます。盤面強度を考えているデッキとそうでないデッキでは、体感ですが少なく見積もっても2〜3点程度はゲーム中を通しての被ダメージに差が生じると思っています。
3点分のダメージと言えば1ターン分に相当すると考えると、かなりのインパクトがあることがなんとなく伝わると思います。
そして、盤面強度が疑似的な防御面数になってくれるのであれば、その分アシストの防御面数を減らしても、同じだけのターン数を戦えるという理屈になります。(ちょっと安直ですけど)
ココで生じてくるのが、アシスト防御面数によるリソース差です。
現状のディーセレでは、1面防御を基礎とすると、そこから+1面されるごとに約4リソース追加される査定になっています。※除去が絡むものは除く
アシストのマドカを例に説明します。
<マドカ//ダブ>は0エナで使える1面防御のアシストですが、1ドローが付いてくるので+1リソースとなります。それと比較して<マドカ//クラップ>は3面防御で使用するとエナ5の手札2枚で-7リソースとなります。
他の2面防御の査定が、<ピルルク/D-M>や<ウムル=ダウン>のように、だいたい3エナ程度の査定なので、概ねこの考え方であっていると思います。
こうを考えると、盤面に配置したシグニが点数を守ってくれることがどれだけ凄いことか伝わりやすいのではないでしょうか?浮いたリソースで除去しても良し、ハンデスしても良しです。
3.求められる適性
ここまでで、メリットを沢山紹介してきましたが、当然ながらデメリットも存在します。そもそも、「高速リミ8」構築なんてものが正当化されていたのは、《ハンデスリメンバ》が環境トップだった、低速環境だからです。昨今の追加打点マシマシで爆速で駆け抜けてくるルリグが一定数存在するディソナ環境において、アシストの防御面数が少ないという事象は、普通に致命的です。
それこそ、そんなルリグ達より先に走り切れる、圧倒的な攻め性能を持ったデッキにしか許されない芸当と言えるでしょう。
もしくは、ルリグ自体が少ない防御面数をカバーできるだけの凄まじい防御性能を有しているなんてことでもなければ。
......おや?
という事で、僕の大好きだった「高速リミ8」構築の盤面強度デッキがディソナの旋風に呑まれてからもう少しで1年。<カオス!chaos!混沌!>という最強の強化を受けて、舞い戻ってきました。
それが今回紹介する《白軸サシェ》になります。
後編に続きます。