僕と共同制作したタマで知り合いの方がセレモニーで4位になったため、今回はそちらをご紹介します。
ベースは発売前に公式サイトで書いた<バン=ソロ>採用型のタマですが、パックのカード公表前に書いた記事なので、そこから新規カードがいくつか採用されています。
盤面を固めて戦うデッキである以上、対面との相性で有効な白シグニが変わってきますので、不採用のカードを含めた構築の考え方を解説します。
まずレシピはこちらです。
デッキレシピ
アシストルリグ/ピース
計8枚
非LB
計20枚
1. 3ターン目以降の戦い方
タマの戦い方は以下の2つに大別することができます。ⅰアークアテナ等で1面空け、残り2面を寝かせてルリグ2パンで攻める → 今回採用
ⅱ盤面空けは狙わず、盤面を固めることを重視しルリパン連打のみで削る
どちらの戦い方も長所短所があり、環境に応じて使い分ければ良いかと思います。
ⅰの長所
- 盤面でも点数を稼げるため、ダメージの通りが速い
- ゲーム1を使うターンに<ホワイトヘブン>を絡めて突撃すると、盤面3点+ルリグ2点で最大5点通せる
- タマが流行り、<ピーピング・フューチャー>や<デウスシールド>といったルリパンへの対抗札が採用された場合でも、盤面除去で攻める選択肢が残る
ⅰの短所
- <アークアテナ>で盤面除去すると、弱い盤面を我慢して<アークアテナ>を残すか、リムーブする必要が生じる
- 盤面で点数要求することで、相手の盤面防御アシストを有効に活用されてしまう
- 盤面で1点入れた瞬間に除去LBを踏むと、ルリグ2パンすることができないというリスクを負う
以下は今回の構築、つまりⅰの作戦に絞って解説します。
2. Lv1シグニの考え方
- <紅魔 ヘラ>等の5000以下除去シグニに焼かれない
- Lv3シグニがほぼLB付きのため、LB枠に余裕が無い
- <MC.LION-DIG>が存在するため、枚数は控えめでも大丈夫
<ヤエコリ>はパワーこそ低いですが、他のシグニをパンプできるため、以下の通り柔軟な活躍が見込めます。
- パワー10000<トキユキ>・<サキュ>で<炎球>回避
- 後攻2ターン目にパワー14000<ルヴダビ>を立てて12000焼き回避
- パワー14000<エクシア>・<シィラ>で攻撃時の<マキナスマッシュ>や殴り返しから守る
- アームなので<アークアテナ>を起こせる
3. Lv2シグニの考え方
<MC.LION-DISRESPECT>のグロウタイミングが遅いと見れば、リミット7で戦う期間が長くなり、3・3・1盤面が基本となるため、Lv2シグニが腐りがちになるかもしれません。
上述のレシピでは10枚体制ですが、自分のレシピでは<ルヴダビ>・<サキュ>を各3枚に削って計8枚で、少しLv3シグニを増量しています。
<ルヴダビ>:盤面除去LBを持つのが強力で、<アークアテナ>に頼らず、強固な盤面で1面除去+ルリグ2パンの状況を作れます。
<サキュ>:後攻2ターン目最強シグニで、<バン=ソロ>と組み合わせることで真価を発揮します。
正面以外のシグニも妨害できるのが<アントネスト>には無い強みで、<バン=ソロ>と組み合わせるなら<サキュ>がオススメです。
- 後攻2ターン目、タマ側からは基本的に打点を通す手段が無いところで、<バン=ソロ>があると1点通せる
- タマは3ターン目以降盤面の強度が格段に増すので、相手としては先攻3ターン目に一斉攻撃を仕掛けたくなるが、<バン=ソロ>の影響で最大2面しか殴れない
- 更に真ん中に<サキュ>を立てておくと、相手は真ん中を殴れないにも関わらず、<サキュ>を除去しないと両端のアタックが止まる状況が生まれる
- 2ターン目以前に下級シグニを盤面に出せるため、下級シグニの枚数を抑えられる。
- <アイヤイ>自身がパワー8000あるため、2ターン目に<ヘラ>等の5000以下焼きをケアした盤面を作りやすい
- エナから出したいシグニが居ない状況でも、3面埋めて起動で寝かせることにより、正面のシグニを殴ってエナを与えることなくダウンさせられる
- 3ターン目以降、Lv3シグニをエナから再登場させられる。タマミラーの<Pンライト>のように、特定の相手に対し刺さるシグニを1,2枚だけ採用しやすくなる
4. Lv3シグニの考え方
好きなLv3シグニを採用し、強固な盤面を作れることが白ルリグ最大の強みです。それぞれの特徴を理解し、環境に合わせて最適な配分を考えましょう。
(LB持ち)
- <エクシア>:<シィラ>等の代替手段や<アイヤイ>という回収手段が居るため、4枚確定ではありませんが、言わずと知れた最上級の耐性持ちシグニです。
- <シィラ>:対エクスのアサシンが止まるのが非常に優秀です。<エクシア>+<シィラ>と立てると、ランサー・アサシンは<シィラ>で消え、盤面除去だと<エクシア>で1面止まるため、相手としては非常に厄介でしょう。
手札を増やす能力を2つ有しており、対ハンデスでも優秀なため、僕個人としては2枚以上欲しい印象です。
出す時はお互いのライフ枚数の確認をお忘れなく。 - <Pンライト>:ミラーは除去手段エナを絞りつつの連パン合戦となるため、出せばルリパン1回分延命できる計算となります。刺さる対面が限られ、<アイヤイ>で再登場できるため2枚で十分です。
- <リメンバ>:<エクス>・<デウス>の起動(ソウル付与&ゲーム1)や<ウリス>の起動(ターン1&ゲーム1)に刺さりつつ、ルリパンの防御を妨害しつつ、パワー15000で突破されづらいと、色々と厄介な要素を持つシグニです。
エナは1枚削られても大した影響が無くとも、2枚,3枚と削る量が増えると影響が増してくるため、2面立てる可能性を考え2枚欲しい印象です。
上述の通り、Lv2シグニは削れば枠が生まれそうです。
(非LB)
- <オシリス>:対赤ルリグはエナを削られ、対青ルリグはハンデスでエナ置きの余裕が無く、タマミラーはエナが絞られ、どの対面でもエナの厳しい戦いを強いられます。
1面バウンス+シャドウ付与は強力なようで、3エナも割く余裕は基本ありません。
ただトラッシュに1枚あれば、5年に1回はサーバント回収で延命して勝てると期待し1枚採用しました。 - <アークアテナ>:1ゲームを5ターン決着とすると、Lv3グロウ後は3ターン戦う計算となります。<バン=ソロ>やLB以外で1,2回盤面除去を行いたいため、経験上<アークアテナ>は3枚が丁度良いと感じています。
- <ミラクル・ドロー>:上から5枚見てサーバントや好きなLv3シグニを回収しつつ、<Pンライト>にシャドウを付与できます。ゲーム中1回使えれば十分なのと、Lv3グロウ時や<シィラ>で回収できる可能性があるため2枚で十分でしょう。
(不採用)
- <タマモゼン>:ダウンした<アイヤイ>や<アークアテナ>の上に乗せ、盤面を強固に出来る点では噛み合っています。
が、アタック時1エナ要求が明確に刺さる相手が居ません。
僕はお試しで1枚採用したこともありましたが、出したい機会はほぼありませんでした。
特定の対面にガッツリ刺さる能力なら良かったのですが。 - <コウメイ>:ゲーム1起動を使用したターンに出すとルリグ3連パンが可能になります。
ゲーム1起動を使うターン以外で使用機会が無く、採用枚数は悩ましいですが、盤面で一切点数要求を狙わない構築には合うでしょう。
以上タマの解説でした。
白のLv3シグニの層が厚く、今後も相手に応じて構築を組み換え、長く戦い続けられると期待しています。
アシストの色構成は自由度が高いため、皆さんも色々な構築を考えてみてください。
僕はやはり<ピーピング・フューチャー>を入れたい。
では(^^)/