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【キーセレクション】あざなってみる?

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by からばこ

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【キーセレクション】あざなってみる?
はいこんにちは、からばこです。今回は10月末に発売される新弾「ディセンブル」より、「糾う者」をご紹介します。
オールスターの<紡ぐ者>同様、全てのルリグからグロウできる特殊なルリグ。どのルリグからグロウするか、どんなデッキを作っていくかなどについて、つらつらと書いていきたいと思います。今後もいろいろなカードが登場するので、あくまで現時点のアイディアですが、デッキ作りの一助になれば幸いです。

カードの紹介
まずはカードの紹介から。
LR 糾う者
カード種類:ルリグ
カードタイプ:?
色:無
レベル:5
グロウコスト:《白/赤/青/緑/黒》×5orキー
リミット:10
コイン:-
【常】:このルリグにグロウするためのルリグタイプは無視される。
【自】:あなたのメインフェイズ開始時、ルリグの下からカード1枚をルリグトラッシュに置くか、シグニゾーンかエナゾーンかライフクロスからカード1枚をトラッシュに置く。
【出】:無色ではないシグニのカード名1つを宣言する。このゲームの間、あなたのメインデッキと手札と場にある宣言したシグニのレベルは0になり、あなたは宣言したシグニを限定条件を無視して場に出せる。
糾う者は、
  • 相手のリソースを毎ターン削ることができる。ルリグの下敷きを抜けるのが大きい。
  • シグニの限定条件を1体だけ無視でき、レベルも0になる。
  • 自身のリミットが10。グロウコストもかなり重い。
という、かなり異質な効果を持つルリグです。1つずつ見ていきましょう。
【自】:あなたのメインフェイズ開始時、ルリグの下からカード1枚をルリグトラッシュに置くか、シグニゾーンかエナゾーンかライフクロスからカード1枚をトラッシュに置く。
レベル5にグロウした直後から使え、相手のリソースに大きく干渉する効果です。特に「ルリグの下敷き」「ライフクロス」を減らせる効果は、ゲームの速度に大きな影響を与えます。
ルリグの下敷きを抜く効果は、相手の"キー"カードでの防御に干渉します。「華代」を除いてほとんどのルリグがレベル4までグロウするキーセレクションでは、多くのルリグが「4枚の下敷きを使い切る」計算で、"キー"カードを採用しています。具体的には、「<ドーナキー>などのエクシード4を1回」ないし「<華代キー>などのエクシード2を2回」といったところでしょうか。
しかし糾うがリリースされることにより、エクシードの使い方を再考しなければならなくなります。相手が糾うにグロウすると、メインフェイズ開始時に下敷きを1枚抜かれるため、エクシード4の効果は使えなくなり、エクシード2の効果は使える回数が減ります。<ドーナキー>などでの防御を想定しているルリグは、これだけでおじゃんということに・・・。
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もちろん、次のターンに糾うタイミングでエクシードを使えば影響はありません。ただ、糾う側もそれを想定した動きをしてくるでしょうから、エクシード4、2の価値は、ほんの少し下がるのかなと思います。といっても<詩子>登場後に<ハッピー5>がちょっと減った程度、でしょうけど。
レベル4への道中でアークエナジェが見えたら、糾うに下敷きを抜かれる想定での立ち回りが必要になってきます。トーナメントシーンにどれだけ登場するかにもよりますが、キーを見直すか、プレイングを意識する必要がありますね。

下敷きを抜くだけでなく、他のゾーンへの干渉も強力です。ライフクロスを落としてプレッシャーをかけたり、エナゾーンからマルチエナや多色のカードを焼いて相手のアーツを縛ったりと、状況に応じて適切なカードをトラッシュに送っていきましょう。
「どこから何をトラッシュに送るか」については、デッキに関する知識が必要になります。糾うを使う際には、対峙するルリグの持つ防御手段を覚えておくと、より強力になりますよ。
【出】:無色ではないシグニのカード名1つを宣言する。このゲームの間、あなたのメインデッキと手札と場にある宣言したシグニのレベルは0になり、あなたは宣言したシグニを限定条件を無視して場に出せる。
限定条件を持つシグニ1体を、レベル5以降も使用することができるようになる効果です。
レベルが0になるので、「5+5+0」などとして、リミット10の中でもアークエナジェと合わせて使うことができます。本当によく調整されていますよね・・・。

この効果でどのシグニを宣言するかが、デッキ構築に大きく関わってきます。宣言したシグニ以外の限定条件を持つシグニは一切場に出せなくなるので、そこも考えながらデッキを作らなければなりません。
キーセレクションでは多くのシグニが限定条件を持っています。エース級のレベル4のみならず、下級のシグニまで限定条件があるため、バランスを間違えたら「糾うグロウ後にアークエナジェと宣言したシグニしか場に出せない」ということが多発しそうです。難しいですね。
(優秀なレベル3シグニも、ほとんどが限定持ち。バランスが難しそう)

どのルリグから糾う?
どのルリグからグロウするかが、糾う者を使う上での最大の課題です。
ここで、「このルリグからグロウすると強いかも」という案をいくつか挙げてみます。

ユヅキ(宣言ティロス・クロコワニなど)
エースアタッカーである<オワンクラゲ>が限定条件を持たないため、もう一つの<クロコワニ>やレベル3の<ティロス>を宣言し、レベル4までと遜色ない攻めができそうです。
手札から公開する<ダンクルテウス><コノハケロ>が限定条件に縛られないのもぐっど。リソースがどんどん伸びるため、グロウコストもエナで支払える可能性があるのがいいですね。個人的には、グロウ元ルリグ候補ナンバーワンです。

翠子(宣言イバラヒメ)
イバラヒメ><イバラヒメ><ケイローン>ならぬ、<イバラヒメ>、<イバラヒメ>、アークエナジェで攻める形になります。現在流行中の<プロテイン><カルシ>で攻めるデッキであれば、この2枚が限定条件を持たないのもポイント。ユヅキ同様、レベル4までと変わらぬ攻撃を継続できそうな香りです。
防御についても「テンタクル」や、レベル4グロウ時のアーツ回収があるため、ルリグデッキが1枠減ったとしても影響が少ないのが魅力的。糾うへのグロウコストも、<サシェキー>を使えば無駄がなさそうですね。エクシードキーどうするのって話ですが。
ただ、<モモザル><ケイローン>など、優秀な下級がこぞって限定条件持ちなのがネックです。ここはユヅキも同様ですが・・・。

リル(宣言ハイメイル)
強力なアタッカー<ハイメイル>を宣言することで、手札を入れ替えながら攻めを継続できます。
下級シグニを<アスカロン><豊崎恵那>などの限定なしシグニで固めたり、<サンガンソウ><キジンマル>の限定持ちシグニを<ハイメイル>の手札コストにするなどすれば、安定した運用ができそうです。パワーが13000なのもいいですね。
ハイメイル>のライズ元は「赤のシグニ」なので、アームに限らないクラスからも採用することができます。<Tnt>とか、いい仕事しそうですね・・・?


他にも、<エフエックス>を擁する「リメンバ」や、キーを2枚貼れる「カーニバル」など、色々なグロウ元が検討されます。カニは<MAIS>がいますが、もしかしたら糾うのもありかもしれません。
手札を破棄することでルリグアタックが素通りする「アロス・ピルルク」や、デコレや開花が機能しなくなる「エルドラ」「ユキ」、そもそもグロウできない「華代」などを除けば、多くのルリグが糾える可能性を持っています。
発表されるカードや限定なしシグニの登場に応じては、より強力なグロウ元が登場するかもしれませんので、今後にも期待ですね。

アークエナジェを考える
糾う者を語るにおいて欠かせないのが、専用シグニのアークエナジェです。
キーセレクション初のレベル5シグニであり、リソース干渉と除去というシンプルに強い効果を持っています。糾うにグロウする理由のひとつですね。

SR 紡槍 アークエナジェ
カード種類:シグニ
カードタイプ:精元
色:無
レベル:5
パワー:15000
限定条件:?限定
【出】:対戦相手は色1つを宣言する。対戦相手のエナゾーンから宣言された色を持たず無色ではないすべてのカードをトラッシュに置く。
【常】:対戦相手はこのシグニの【出】能力で宣言された色を持たず無色ではない、アーツとスペルを使用できない。
【常】:対戦相手のエナゾーンにこのシグニの【出】能力で宣言された色を持たず無色ではないカードが置かれる場合、代わりにトラッシュに置かれる。
【自】:各アタックフェイズ開始時、対戦相手のシグニ1体をトラッシュに置く。
ライフバースト:あなたのトラッシュから無色のカードを2枚まで手札に加える。
出現時に相手は色を1つ宣言します。その色を持たないカード(無色除く)をエナから落とし、かつその色を持たないアーツ・スペルを相手は使用できなくなります。エナゾーンにその色を持たないカードが置かれた時も、無条件でトラッシュに送られます。総じて、混色デッキに対して非常に強く出られるシグニです。
ただ現状のキーセレクションでは、混色で戦うデッキが非常に少ないのが現状です。アークエナジェが場に出た時に、相手は自分のルリグの色を宣言することがほとんどになるでしょう。あまり拘束は期待できないかもしれません。
ただ、白ルリグ以外が<ハッピー5>を使えなくなるのは強力です。<詩子>と異なり、そもそも「使用させない」なので、タイミングによってはゲームエンドを狙えるかもしれません。相手が宣言する色から残りのアーツを予想して、的確な盤面を作ることが求められます。
(このあたりのアーツが影響を受けるかも?)

アタックフェイズ開始時にシグニをトラッシュに置く効果は、言うまでもなく強力です。
自分のターンのみならず、お互いのアタックフェイズ開始時に発動するので、場に残ればそれだけで防御になります。パワーが15000ということもあり、場持ちは期待できそうですね。
レベル5ということもあり、アルフォウの傀儡にならないのもポイント高です。奪われたらたまったもんじゃないですね。

デメリットは、自身がマルチエナを持たないことでしょうか。
グロウまでの道中でエナゾーンに行ったら回収が面倒になりそうです。また無色であることから、「無色以外のカードを回収する」などの条件に引っかからないこともネックになります。その分、<オワンクラゲ>など、条件のゆるい回収札を要するシグニが必要になってきます。
グロウ元のルリグを選ぶ際は、アークエナジェの運用も意識したいですね。そういう意味ではやはり、ユヅキか翠子が強そうな予感が・・・。

環境への影響は?
糾う者アークエナジェの登場が、環境にどういった影響を与えるのかを見てみます。
他のカードの登場で色々と変わってくるので、あくまで予想です。
エクシード4の評価が下がる?
前述した通り、「最速での糾う者へのグロウ→メインフェイズ開始時に下敷きを抜かれる」という立ち回りをされると、貼っておいた<ドーナキー><マルディウス協会><虚無ウリスキー>などの効果が使えなくなります。糾う者の存在自体が、これらのキーの評価が下がるかもしれません。エクシード2も同様で、発動回数を1回減らされます。
その分、エクシード1と2を使い分けられる<ピルルクキー>や、エクシード3で動かせる<ヒロインキー>へは、あまり影響が出ないかもしれません。<ネクスト・レディ>擁するにじさんじ勢の台頭や、11月に控える<タイプス>のキーセレ入りもありますので、「ルリグの下敷きの価値」は、徐々に変わっていきそうです。
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他色アーツを採用しにくくなる?
こちらはアークエナジェが与える影響です。宣言した色と無色以外のカードがエナから落ち、その色以外のアーツやスペルが使えなくなるため、他色のアーツを採用しにくくなります。
セレクト・ハッピー5>はもちろん、ピンポイントで採用している<自縄自縛>や<血晶魔杖>などの発動が縛られるため、下手をするとアーツを残したまま敗北してしまう可能性もあります。宣言した色からアーツを読まれ、耐性をつけられて突っ込まれる、なんてことも・・・。
とはいえキーセレではバニッシュ以外の耐性を持つのは難しいですし、他色アーツを採用するカルチャーもそこまでありませんので、あまり気にしなくてもいいのかもしれません。

当然、キーセレでの話です。
オールスターでは糾う者に加え、<紡ぐ者>がアークエナジェを使うことができます。アーツのみならず、メインデッキでも他色のカードが入りやすいオールスターであれば、色を縛る効果は強烈に刺さりそうです。<紡ぐ者>に1枚挿しておくのもありかもしれませんね。
レベル5の限定条件を無視するなら<紡ぐ者>でいいですから、レベル4以下の強力なシグニの限定条件を解除したいところです。白天使の<アークゲイン>を宣言し、<ガブリエルト>2面に沿える、とか?

サンプルレシピ
ユヅキからのグロウを想定しています。
ルリグデッキ
ルリグ アーツ
1枚 <ST爪牙 遊月・零
1枚 <LC爪牙 遊月・壱戒
1枚 <LC爪牙 遊月・弐戒
1枚 <ST爪牙 遊月・参
1枚 <LR爪牙 遊月・肆戒
1枚
1枚 <PR焔型闘娘 花代&緑子(ウィクロスマガジン2019 Winter 付録)
1枚 <LC暴風警報
1枚 <LC自縄自縛
1枚 <ST真空斬撃
出現時の宣言は<ティロス>です。グロウコストはエナで支払う予定ですが、エクシードの吐き方によっては<はなみどキー>をコストにしても大丈夫です。
クロコワニ><メガネワニ>などのアタッカーが使えなくなりますが、その枠にアークエナジェを入れました。<コケケロ>は<スイギュ>で代用し、糾うグロウ後も場に出せるようにしています。<ケロモドキ>は限定持ちですが、序盤の点取り役かつレベル4での「バーニング」役として続投です。
レベル4では「バーニング」と<ティロス>などを合わせて面を開けます。返しは限定アーツ<真空斬撃>で守り、そのまま糾う者へグロウできればなあ、という算段です。

レベル5グロウ後は<オワンクラゲ>でアークエナジェを使いまわしながら、要求を続けていきます。
糾う者のメインフェイズ開始時効果で下敷きやライフクロスを奪いつつ、ユヅキ同様の火力を出せればと期待しています。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
「糾う」には「絡ませるようにして交え合わせる」などの意味があります。「禍福は糾える縄のごとし」という言葉にあるように、「糾う者」もメリットデメリットの両面が絡み合ったルリグです。クセはありますが、オンリーワンの性能を持っているので、使いこなせば相当強そうな予感がします。
ディセンブルでは糾う者以外にも、タマ、ピルルク、アルフォウが登場します。引き続きどんなカードが登場するか、今から楽しみですね。


9月の学園祭では、世界大会のカバレージという貴重な経験を積ませていただきました。
大会の熱気をお届けしつつ、ブログにWIXOSSBOXに、色々と頑張っていきたいところです。もちろんバトルも忘れずに!
というわけで、またの更新でお会いしましょう。ではでは~

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