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2022年4月 アーカイブ

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「CONFLATED DIVA」センタールリグレビュー

    posted

    by しみずき

    WX新弾コラム.jpg
    「CONFLATED DIVA」センタールリグレビューD
    こんにちは。しみずきです。

    今回は「CONFLATED DIVA」に登場するセンタールリグ6種を「ディーセレクション」視点でレビューしていきます。
    各項の最後に個人的な期待度を5段階で評価しています。
    • どういう使い方をしようかな〜?
    • このルリグって実際強いの?
    という疑問をお持ちの方の一助となれれば幸いです。

    最近は5/14(土)に開催されるディーヴァグランプリ2ndに向けて、夜な夜な調整を繰り返しています。
    競技視点でディーセレに取り組んでいる1人のセレクターの、忖度のない意見だと思って読んでいただければ幸いです。


    では早速行ってみましょう!!

    カーニバル TI
    ◎手札を切れる
    ターン1の起動効果は<大幻蟲 アロス・ピルルク//メモリア>が盤面にいれば、毎ターンアドバンテージを稼ぐことが出来ます。
    ディーセレでは単純にアドバンテージを生み出せる行為は強力なので、積極的に組み合わせていきたいところです。

    似たような運用が可能なルリグに<武踊の記憶 リル>が存在していましたが、ライズした時という制約があったので、盤面が圧迫され少し使い難い印象でした。
    その点《カーニバル TI》はルリグだけで完結している点が優秀です。

    ◎手札⇒エナの変換が優秀
    また、現環境では白メインのデッキが活躍しています。
    オーバー・パシュート><聖英 タンゴカード>の登場により、メインデッキによる小型シグニの除去が可能になり、攻めの性能が段違いに向上しました。
    バウンスで除去を行うことで、対戦相手のエナを絞りながら速攻を仕掛けることが出来ようになっています。
    この流れが非常に強力で、エナを稼ぐ手段に乏しいデッキで対面すると、1エナ足りずに防御アシストが使用できない、攻めのピースが使えないといった形で敗北するパターンに陥りがちです。

    逆にこのデッキと相対した際はバウンスによって手札が舞い戻ってくるため、ハンドコストの消費が苦になりません。
    その観点からみると、手札⇒エナの変換が可能なこのルリグは、白メインのデッキに対して相性の良い能力を有していると言えるでしょう。

    ◎ゲーム1
    ゲーム1効果を活かすには、変換後の<サーバント ZERO>を如何に綺麗に除去できるかがポイントとなります。

    羅菌姫ナナシ//メモリア》は普段使いしながらも2面に-3000を振れるので、かなり相性は良さそうです。《羅菌姫ナナシ//メモリア》と組み合わせる場合は、あまり過信すると1面防御のアシストで2面守られかねないので、タイミングには注意しましょう。

    また、<ネバー・サレンダー>で<羅星姫 カーニバル//メモリア>+<凶天 エレボス>を回収することで簡単に3面要求が可能になります。

    このコンボの利点は、1エナしか必要としないので、手札エナ共にゼロの虚無のような状況からでも再現可能なところです。
    前のターン前までにリソースを使い切る形で攻防を行い、最後の一押しでの運用だとかなり強力なのではないでしょうか?

    また、数を減らしているとは言えまだまだ現役の<羅原姫 H2O>も、除去耐性を貫通して簡単に処理できるのは嬉しいですね。


    期待度:★★★
    ※センター《デウス》や《エクス》のデッキのパワーを5とした時の評価です。

    レイラ=オーバーテイク
    ◎疑似ライドは如何に?
    ディーセレは他フォーマットと比較してルリグアタックが勝敗に与える影響が大きいです。 ノーコスト8000火力とはいえ、引き換えにルリグアタックを放棄するのは、流石に惜しいというか本末転倒な気もします。

    とは言え<Garden of Singularity>や<ENERGY DOOR>を使用されそもそもルリグアタックによるダメージが見込めない場合には旨味だけを享受できます。

    他にも主に《原子デウス》に採用されている<羅原 Heg>を実質無効化できたりなど、活きる場面は意外と多いでしょう。

    特定のカードを搭載したデッキだけでなく、序盤に対戦相手に全然ガードされなかった時なんかには、残りはガードされる確率が高いと考えれば、上振れ要素として扱えたりもします。

    疑似ライドに除去を依存するのではなく、あくまでルリグによる打点が見込めなくなった際に、除去のためのリソースを浮かせることができるモノ位の感覚で構築するのが良さそうです。

    また、安定してルリグをガードしてくるデッキには手札破壊を得意としている場合が多いです。
    ※《原子デウス》《あや》など

    そのため、トップから引いた赤色のシグニ全てに8000火力を付与できることで、攻め手を緩めず戦っていける点は普通に優秀です。

    ◎ゲーム1
    実質<ドーピング>は文句なしに強力で、ルリグアタックを打点換算に入れることができます。ライフクロスさえ削り切ってしまえば、<デウスシールド>や<メル・インビジブル>のような3点ダメージを止めてくる防御アシストが残っていても、その上からトドメを刺しに行けます。
    個人的に相性が良いのは<一覇一絡>で、最後のライフクロスを露払いしながらフィニッシュブローをお見舞いできます。

    また、能動的に手札を空っぽにすることができるので<ネバー・サレンダー>を確実に使っていけます。最後の一押しには重宝しますね。

    M.G.D.>をたま〜〜に見かけるのが怖いところではありますが......


    期待度:★★★

    メル=チアーズ
    ◎アクセ
    グロウ時に獲得できる3種のアクセによって、構築の自由度がメチャクチャ広いですね。
    自分はディーセレはシグニが主役のゲームだと思っているので、そのシグニに打点や耐久などの多様性を与えられる疑似アクセ効果はかなり好みです。

    この自由度の高さは《デウス》を彷彿とさせますね。
    「アクセして相性よさそうなシグニグランプリ開催!!」と洒落込みたいところですが、僕自身がまだ研究しきれてないので、ふんわりとだけ所感を紹介します。
    盤面に残れば残っただけ打点になってくれるので、場持ちの良いシグニにアクセしてあげたいですね。

    鉄板どころでいえば<羅原姫 H2O>や、<聖天姫 アークゲイン>でしょうか。
    聖天姫 アークゲイン>は<小装 ヤエコリ>や今弾収録の《ハウリング・シャウト》と組み合わせると尚良しですね。

    リミットさえ考えなければ<夢限//メモリア>が場持ちは最強ですね。
    凍結位しか処理する方法がありません。
    この2つは、生き残ると継続的な打点になってくれるシグニや、状況を有利にしてくれるシグニにアクセしたいところ。

    前者はマイナーどころが多いですが、<幻竜姫 ダークゲツァル>や<轟砲 ティーガー>。今弾からは《羅菌姫ナナシ//メモリア》や《コードハート LION//メモリア》などが候補にあがります。

    後者は単純に<聖天姫 エクシア>や<幻水姫 シィラ>、<翠天姫 ガイア>などでしょうか。

    アークゲイン>、<エクシア>など全てのクラフトアクセに適合候補のいる天使軸の構築なんかはまとまりが良いかもしれません。


    ここまで紹介してきて非常に強力なクラフトアクセですが、どれも装着に1エナを要求されます。
    コイン以外にルリグが生み出すリソースも無いので、エナがカツカツになってしまうことが懸念されます。構築段階で補ってあげるようにしましょう。

    ◎ゲーム1
    ゲーム1の疑似<ベルセルク>は分かり易いところで、起動効果まみれの《DXM》の面々を丸々1ターン機能停止に陥らせることができます。ソウルもつけられませんし、ゲーム1も使えません。

    モチロン《DXM》の面々以外も、ディーセレのセンタールリグは総じて起動効果のゲーム1を有していますので、相手の臨むタイミングでの起動を封じることが出来ます。

    シグニの起動効果も封じることができるので、刺さるデッキないかな~と思って調べたんですけど、意外といませんでしたね......

    「Lostorage組」のメモリーシグニがコインを使う起動効果を有していることが多いので、コインを使うデッキが隆盛してきたら更に強力に使えそうです。


    期待度:★★★★

    ママ3 MODE慈愛
    ◎シンプルis困るレビュワー
    あまりにもシンプルです。シンプル過ぎて何を書こうか困ってます。
    高いパワーラインを誇るレベル3シグニを自前の除去効果で処理することが出来るので、赤か黒のレベル3シグニを用いてコスパの高い8000単位の除去で残りを処理してやるのがスッキリしている気がします。
    紅将姫 リル//メモリア》なんかは、ほぼ無償で8000除去を飛ばせるので偉いですね。

    また、除去の3エナは決して軽くないので、エナが資本になります。
    翠英姫 ママ//メモリア>や《爆砲 WOLF//メモリア》、<羅植 チュリン>なんかで補ってあげましょう。

    ◎ゲーム1
    語ること無いです。1点止まります。
    とは言え、腐ることのない1点防御は<狂騒の閻魔 ウリス>同様、普通に強力です。
    色の違いやルリグが除去を持っている点など差別要素もたくさんある為、構築次第ではかなりやりよるのではないでしょうか。


    期待度:★★★

    絶歌の駄姫 グズ子
    ◎蘇生効果が優秀
    トラッシュから任意のシグニを場に出せる能力はかなり優秀です。
    少数採用のメタカードを適宜運用できます。
    出現時効果で5枚というそこそこの範囲をルックできる点も噛み合っています。

    ◎ゲーム1
    正直なところ、ゲーム1起動ターンでの全面除去をルリグとメインデッキだけで完結させないことには、他のルリグとの差別化ができないと考えています。

    絶歌の駄姫 グズ子》であることを活かすには、1ターン分の要求をゲーム1で担保させて、ピースやアシストは防御や攻撃に振り切ったものを選択するといった工夫が必要になるでしょう。

    惨之遊姫 ジンロウ》、<コードアンシエンツ スチームパンク>、マイナー所では<凶将 イゾウ>など効果で場に出せるシグニは意外と多いです。
    これらのシグニはそれぞれマイナス効果を有しているので、上手いこと組み合わせて全面除去を狙ってきましょう。

    ◎《デウス》の壁ががが......
    総じて悪くない要素は持っているのですが、テンポよく攻める黒ルリグには《デウス》という最強の対抗馬がいます。

    アシストの《デウス》を使えるという差別要素はありますが、ドリームピースにパワーカードが増えてきた現状では、そのメリットも薄れがちです。

    コインだからこそできるようなギミックが今後リリースされるのを祈りましょう。


    期待度:★★

    ナナシ 其ノ参ノ踊
    ◎ウィルス設置
    アタックフェイズ中の-3000マイナス補正は地味ながら優秀。
    惨之遊姫 ジンロウ》 とは相性バツグンで、レベル3シグニにちょっと届かない除去ラインを補ってくれるだけでなく、<羅原姫 H2O>を筆頭とする13000ラインまで手が届きます。

    他にも黒メインのデッキはマイナスの積み重ねで相手シグニを処理していくので、常に3000分の下駄をはかせられるのは嬉しい点です。

    ◎ゲーム1
    この効果を上手く運用してやれば、実質的な防御面数のかさ増しになります。
    黒メインの構築であればそこそこのダメージレース性能を発揮できるので、防御面数勝負になったときに有利をつけやすいです。

    幻水姫 シィラ>や<羅星 ノヴァ//メモリア>、<聖魔 サキュ>などのアタックフェイズまで残ってると防御になる系のシグニと相性がいいですね。
    相手のアタック時除去やランサー、アサシンをケアすることができます。

    他にも《ナナシ//メモリア》をアシスト除去を食らわないように運用してやれば、次の自分のターンまで生き残る確率がグッと上昇します。そうなれば追加で下敷きを獲得でき、除去範囲を広げられます。


    期待度:★★★

    最後に
    如何でしたか?

    全体的に粒ぞろいではあるものの、5枚のコインと引き換えに、アドバンテージ獲得だったり、テキストだったりを失っている点が2重の意味でテンサゲです。

    絶歌の駄姫 グズ子》のところでも語りましたが、現状ではコインでしか出来ないことがほぼ無いといって良いでしょう。

    それだったらルリグのテキストとして安定してアドバンテージを獲って欲しいし、もう一つテキストが欲しいというのが人の欲です。

    序盤からコイン1枚で使える《天災 デトダム》クラスのインフラカードか、コイン5枚使って発動するスーパーテキストが刷られて「Lostorage組」の評価が爆増する未来に期待しましょう。

    最後ちょっとサゲちゃいましたが、工夫次第で今期のトップディーヴァとも余裕で渡り合っていけるポテンシャルは秘めていると思います。

    自分でも構築の研究は進めていきますし、僕の掌をドリルに変えてくれる構築が出てくることを楽しみしています。

    と、いう事で最後まで読んで頂いて有りがとうございました。
    また、次回お会いしましょう!!

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人気のあのカードについて教えて!part.9「エクシア・アークゲイン・リメンバメモリアを考える」

    posted

    by からばこ

    タイトルトップ.jpg
    「エクシア・アークゲイン・リメンバメモリアを考える」
    お久しぶりです、からばこです。
    「人気のあのカードについて教えて!」第9弾。今回は「白のレベル3シグニ」に注目しました。
    ご紹介するシグニはこちらの3人です。
    エクシア><アークゲイン><リメンバメモリア>になります。
    白シグニの中でも特に防御性能に秀でた3人をピックアップ。「堅牢かつ強固」という点では共通していますが、微妙な違いがあります。
    今回はそれぞれの特技や苦手ポイントなどを比較していきます。センターでもアシストでも、白ルリグを採用したデッキを使っている方は、ぜひご覧ください。

    1:エクシア シグニゾーンに介入!
    まずは<聖天姫 エクシア>から。
    自分のシグニが対戦相手の能力か効果の対象になった場合、対戦相手のシグニゾーンを1つ指定し、そこにいるシグニのアタックを止めることができます。
    フレーバーテキストにもある「シグニゾーンに介入」する能力は非常に珍しく、現在は多くのデッキでも採用されています。

    その強さを体感されている方も多いかと思いますが、発動条件のゆるさにも関わらず、ディーセレでは強力な1面防御ができるのが何よりの強みです。
    対象に取られるのは自分でなくても良いため、「<エクシア>=1面防御」と認識しても良いくらい。<エクシア>を前に3点要求をするのは至難の業と言えるでしょう。使う側にとってみれば、「<エクシア>を立てれば1面は守れる」と言い切っても構いません。

    ただ、<エクシア>も万能ではありません。バトルによるバニッシュはもちろんとして、【アサシン】【ランサー】とアタック時の除去には無力です。
    トーナメントシーンを見ると、デウス、エクスの【ソウル】はやや苦手で、これらを相手にするには<リメンバメモリア>や<アークゲイン>に軍配が上がるようです。もちろん自分のターン中に除去されると何の意味もなしません。

    それでもディーセレ......、というよりウィクロスの主な戦術である「シグニを能力で除去して、バトルでライフクロスをクラッシュ」という根本そのものに介入しており、その防御力は未だにトップクラスです。今回紹介する白シグニの中でも、使い勝手や防御性能では一番かな、と思っています。
    どの場面でも強力ですが、特にゲーム終盤など、1点が勝敗を分けるシーンでは積極的に場に出していきたいですね。

    また、エンドフェイズに自分のシグニを全てアップさせます。
    対凍結デッキにめっぽう強く、<ガクブチ>などと相性は良いですが、一方で<リメンバメモリア>など一部のシグニとは相性が悪いので、採用する場合は要注意です。

    2:アークゲイン 元祖【シャドウ】は今も健在
    続いては<聖天姫 アークゲイン>です。
    先駆の大天使>から続くゲイン一族のディーセレ版になります。アニメでも大活躍した、白シグニの代表格ですね。

    アークゲイン>の強みは、何といっても【シャドウ】でしょう。
    【シャドウ】の範囲指定もなく、シグニはもちろん、スペルやアシストルリグ、ピースでも対象に取れなくなります。処理する方法はバトルでのバニッシュくらいで、場持ちの良さはトップクラス。出現時の手札補充も嬉しいところでしょう。

    登場当初は非常に評価が高く、白ルリグのいないDIAGRAMを除くほとんどのチームデッキに採用されていましたが、カードプールの広がりや、優秀な後輩<エクシア>の登場で、全盛期ほどの採用率ではなくなりました。
    現在も<エクシア>との差別点が重要で、やはり【シャドウ】に重きを置くか否かになります。

    アタック時除去は苦手な<エクシア>ですが、<アークゲイン>はそもそも対象にすら取られず、正面の驚異からは確実に守ってくれます。<アークゲイン>が複数並ぶとなお強固になりますし、<アークゲイン>+<エクシア>など、他のシグニと組み合わせると更に硬くなります。
    最近では<ドーナ SUN><エクシア>との相性がとても良く、ドーナで【シャドウ(シグニ)】を付与した<エクシア>の隣に<アークゲイン>を立てれば、相手はシグニでほぼ要求できなくなる盤面を作り出せるでしょう。

    昨今はどうしても<エクシア>に遅れがちですが、無条件で【シャドウ】を持つことができるのは<アークゲイン>くらいです。
    【シャドウ】が欲しい状況があれば、ぜひ使ってあげてください。

    3:リメンバメモリア 高パワーの取り立て屋
    3枚目は<リメンバ//メモリア>です。
    エクシア>や<アークゲイン>とは違った耐久力を持った白シグニです。

    対戦相手のターンに、相手のセンタールリグとシグニの起動能力の使用コストを無色1増やす能力と、自身がダウン状態であればパワーを3000アップし、対戦相手のガードに無色1エナを課します。起動能力で自身をダウンさせると、自分のライフクロスの一番上を見ることもできます。

    エクシア>や<アークゲイン>が防御特化であれば、<リメンバメモリア>は妨害特化と言えます。
    起動能力を多用するデッキに対してはめっぽう強く、特に【ソウル】を多用するデウス、エクスに強気に出られます。ダウン時にパワーが15000になる点も優秀で、<H2O>をバトルでバニッシュできることから、【原子デウス】キラーとして評価が高いです。パワーの高さから場持ちも良く、<エクシア>たちと比べてバトルでバニッシュされることはあまりありません。

    エナに余計な支払いを課すのは、一見地味ながら強力です。
    ピースやスペル、シグニの各種起動能力など、バトルを通して何かとエナは支払うもの。考えなしに支払ったり、エナフェイズをスキップすると、「1エナ足りない!」が起こることは多々あります。<リメンバメモリア>を添えておけば相手のエナ不足を誘発させられやすく、相手のデッキの動きを強く妨害できます。
    デッキ内にエナチャージが少ないと、<マドカ//クラップ>などの大型防御をフルで使えなくなることも。バウンスやデッキ破壊など、エナを与えない戦略を主力にしたデッキではさらに輝きます。

    アップ状態ではパワーが12000なので、<エクシア>などと同様<マキナスマッシュ>などの的になるのは注意。
    また【シャドウ】などを持たないため、<ENERGY DOOR>などで普通に除去される点には気をつけましょう。

    4:気鋭の新人が登場!
    これまでの3人はよく見かけると思いますが、他にも優秀な白シグニは多数います。
    【アサシン】【ランサー】などを強く見られる<シィラ>や、ルリグアタックを妨害する<Pンライト>など......、まで書いていましたが、執筆途中になかなかとんでもないシグニが発表されました。

    ディーセレ版コンテンポラこと、「翠美姫 コンテンポラ」。4月29日発売の「CONFLATED DIVA」に収録されます。
    白シグニではありませんが、これまでの3人に匹敵するスペックを誇りますので、ご紹介。

    翠美姫 コンテンポラ
    SR 翠美姫 コンテンポラ
    緑・シグニ・レベル3
    パワー12000 奏像:美巧
    常時:対戦相手のターンの間、あなたのシグニは【シャドウ(レベル1)】と【シャドウ(レベル2)】を得る。
    自動:このカードが対戦相手の効果によっていずれかの領域からトラッシュに置かれたとき、無色1を支払ってもよい。そうした場合、このシグニをトラッシュから手札に加える。
    ライフバースト:どちらか1つを選ぶ。(1)対戦相手のアップ状態のシグニ1体を対象とし、それをバニッシュする。(2)【エナチャージ1】
    特筆すべきは常時効果。対戦相手のターン中、自分のシグニに【シャドウ(レベル1)】【シャドウ(レベル2)】を付与します。コンテンポラ自身だけではなく、自分のシグニ全てに付与するのがポイント。オールスターの<不可解な誇超 コンテンポラ>を思わせる耐性付与で、ディーセレのパワーアップを感じます。
    付与するシャドウは(レベル1)(レベル2)で、レベル1、2のシグニとルリグから対象に取られなくなります。シグニはもちろん、メインフェイズでグロウするレベル1、2のルリグも含まれます。<閃光へ飛翔 レイ>や<白単タマ>で使われている<【アシスト】アンジュ レベル2>や、黒アシストで人気の<ナナシ・ご選択>などでしょうか。

    【シャドウ】を得るのは自身だけでないため、点を取るには何らかの手段で、最初にコンテンポラを撤去しなければいけません。除去の順番を変えさせたり、バトルで優先的にコンテンポラをバニッシュさせるなど、相手のプレイを妨害する力を持ちます。<不可解な誇超 コンテンポラ>が持つ、トラッシュに落ちた際に回収する能力も完全再現。払う色に制約がなくなったのは嬉しいです。手札破壊やエナ焼き、デッキ破壊からのリカバリが可能です。

    ただ、自分のターンには無防備かつパワーも12000なので、<エクシア>たちと同じ手段で処理されることは変わりません。シャドウの範囲こそ広いですが、ピースやレベル3シグニ、スペルは受け付けるため、他のレベル3シグニ同様に処理される場面も多いでしょう。
    それでも、これまで登場した緑シグニたちと比べても、活躍の頻度は高いのではないでしょうか。センター緑ではもちろん、コンテンポラのためにアシスト緑を検討してもいいくらいかも。

    一方オールスターの<コンテンポラ>は、同時に登場する「マーブリング」でバニッシュ耐性を得ました。
    結構やべえ気配がします。ま、新弾登場後に。

    5:結局誰を採用すればいいの?
    個人的にだいたいこんな感じです。
    白センターなら2種類を4積みしてもいいでしょう。
    アシスト白系のデッキなら、それぞれを少しずつ採用し、ピースやアシストルリグで回収するのも手です。
    私のまほまほでは<リメンバメモリア>が3、<エクシア>が1で、相手に合わせて<マイアズマ・ラビリンス>などで回収しています。【原子デウス】が多いので、何度も複数場に立てたい<リメンバメモリア>が3、という感じです。自分のデッキや環境と相談しながら、採用するカードや枚数を決めていきましょう。

    また今更ですが、今回紹介したシグニは共通して戦闘能力が皆無です。
    他のカードできちんと攻めることをお忘れなく。守り一辺倒では勝てないので......。

    ではまた次回の更新で。
    黒や緑のカードに好みの能力がたくさんあるので、新弾ではその辺りを使ったデッキを組んでみたいですね。

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