ついこの間「CHANGING DIVA」が発売されたと思ったら、もう「STANDUP DIVA」発売ですね。
ディーセレの発売周期は約40日間隔と、本当に短くて目まぐるしいです。
12月にディーセレ開幕、その4ヶ月後が「CHANGING DIVA」で4弾目と、振り返ると過去に無いハイペースだと感じさせられます。
個人的には、このハイペースな周期の中に、ディーセレ→キーセレ→ディーセレ→オールと他フォーマットを取り込み、
ディーセレ環境を3ヶ月という飽きない周期で更新しつつ、他フォーマットも定期的にテコ入れしてもらえると、色々遊べて楽しそうだなと思っています。
まぁ一個人の外野からの提言ですが、誰かに届くといいなぁ・・・
1.耐久するLION
本日はとある新弾のカードを軸に据えたデッキですが、センタールリグは、LION
発売後は新センターに注目が集まりそうなので、今のうちに現センターの強化案をご紹介しておきます。
そして、今回軸となるカードは、
《聖将姫 コウメイ》
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4枚しかサーバントを採用できないディーセレにおいて、<ENDLESS-PUNCHLINE>にコウメイのルリパンまで追加されると、基本的にサーバントが足りずにルリパンが通過しまくることでしょう。
そして、ルリパンを通しまくることで狙いたいのが、
「相手の盤面防御を腐らせて勝利」
です。
DIAGRAMの記事で幾度となく取り上げた<マドカ//クラップ>も、ルリパンだけで攻める相手には無力です。
一応2体ダウンさせれば、コウメイで2体ダウンさせてルリグをアップさせることは出来なくなりますが、
LION側:コウメイのエナコストは後払いなので、エナ消費0枚
相手:2エナ+手札2枚or3エナの消費
と、リソースの消費量に大きな差が生まれます。
コウメイの追加1点のためだけに、ここまで大々的に守ってくれるのであれば、大成功と言えるでしょう。
このコウメイ、ついついルリパン追加にばかり目が行きがちですが、その過程でもう1つ恩恵を受けられます。
それは、
「アタックせずにシグニをダウンさせられる」
ことです。
ディーセレには、<轟音の炎球>等のアップ状態除去が多いため、アタックフェイズでは全シグニで殴り、ダウンさせておくのがセオリーとされています。
毎ターン殴らざるを得ない以上、アタックを控えて相手のエナを絞る、という作戦が取りづらいのが現状です。
が、コウメイの登場により、殴らずに2体のダウンシグニを生み出せるため、相手シグニを殴らないという戦術を実行しやすくなりました。
こうして相手のエナを絞った所で、第2の新規シグニが活躍を見せます。
《コードハート Pンライト》
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同様に2エナを要求するシグニに<ロマP>が居ますが、このデッキではPンライトの方が相性が良いです。
というのも、<ロマP>が居るターンはルリパンを通し、<ロマP>が出ないorアシストで除去したターンにサーバントを複数切ってルリグ連パンを止めるという対応を取られると、エナを節約されてしまいます。
このデッキは毎ターン複数回のルリパンを仕掛ける構築なので、1ターン相手のサーバント使用を妨害したとしても、そこで温存したサーバントは後で役立つ時が来るはずです。
一方、Pンライトの2エナ要求はどのターンでも有効で、相手は2エナの追加負担を負うか、ルリパンを諦めるかの2択を迫られることとなります。
シャドウ持ちであることから長期戦に持ち込みやすく、毎ターン立てられると2エナ・4エナ・6エナと負担が増していくため、相手としては厄介極まりないでしょう。
対Jockeyやノヴァ(コウメイ採用)のように、複数回ルリパンする相手には、その回数だけ2エナを要求できるため、特に有効と言えます。
コウメイ・Pンライトの2枚を取り入れた新規LIONですが、このデッキのコンセプトが徐々に分かってきたのではないでしょうか?
- 盤面除去・ルリパンの両方を妨害するPンライトを筆頭に、耐性持ちのシグニで盤面を埋め尽くし、長期戦に持ち込む
- コウメイ・<ENDLESS-PUNCHLINE>で毎ターン複数回のルリパンを決め、じわじわ相手ライフを削る
- 最後は<LION>起動の3パンで〆
最後に記事のタイトル「10パンLION」の意味ですが、このデッキの累計ルリパン数を数えると、
先攻5ターン勝利:2T(1回)+3T(コウメイで2回)+4T(<ENDLESS-PUNCHLINE>で3回)+5T(<LION>起動で3回)→9回
後攻5ターン勝利:1T(1回)+2T(1回)+3T(コウメイで2回)+4T(<ENDLESS-PUNCHLINE>で3回)+5T(<LION>起動で3回)→10回
先攻6ターン勝利:2T(1回)+3T(コウメイで2回)+4T(<ENDLESS-PUNCHLINE>で3回)+5T(コウメイで2回)+6T(<LION>起動で3回)→11回
と、ルリグが平均10回殴る動きに由来しています。
通常ディーセレでは、先攻2T〜先攻5Tで4回ルリパンしてゲームが終わるため、その倍以上殴っている計算になります。スゴイですね。
2.レシピ紹介
ルリグデッキ | |
センタールリグ | アシストルリグ/ピース |
1枚 <STMC.LION-standby> 1枚 <STMC.LION-1stverse> 1枚 <STMC.LION-2ndverse> 1枚 <STMC.LION-3rdverse> |
1枚 <STDJ.LOVIT-standby> 1枚 <STDJ.LOVIT-SCRATCH> 1枚 <LDJ.LOVIT-CROSSFADE> 1枚 <STVJ.WOLF-standby> 1枚 <LVJ.WOLF-LASER> 1枚 <LVJ.WOLF-MIRAGE> 1枚 <STENDLESS-PUNCHLINE> 1枚 <PIGO TO the TOP!> |
メインデッキ | |
LB | 非LB |
4枚 羅星 タイポ 4枚 <C小装 コギツネマル> 4枚 <Cサーバント #> 4枚 中装 イシキリマル 4枚 コードハート Pンライト |
3枚 <R聖将 チョウウン> 4枚 <ST紅将 ランスロット> 1枚 <R聖将 バチョウ> 3枚 羅植 チュリン 3枚 聖将姫 コウメイ 4枚 ミラクル・ドロー 2枚 <Rブレイブ・シェード> |
3.キーカード
勝利までの大まかなダメージ配分ですが、
シグニアタック:3点(最初の1点+<ランスロット>+<1LOVIT>)
ルリグアタック:3点(先攻4Tまでに6回殴れる)
<2LOVIT>:1点
で、最後に<LION>起動で〆というイメージです。
当初コウメイを見た時、ノヴァでサーバントを拾いつつ、ルリパンで殴り勝つ構築が浮かびましたが、ルリパンのみでは火力不足ですし、盤面を除去すると防御アシストで防がれるため、詰めまでに時間が掛かり過ぎる印象を受けました。
そこでLIONを見ると、
- 相手が防御アシストを構える前に<ランスロット>でダメージを稼げる
- <ENDLESS-PUNCHLINE>、<2LOVIT>でダメージを稼げる
- <LION>起動で詰めが安定する
最後にPンライトが盤面&ルリパンを同時に守れることに気付いた時、LIONもやれそうだと自信を持ち、今回ご紹介させていただきました。
相手がランサー、<バッファロー>のアタック時除去、<ファラリス>10枚落とし等を狙った局面では、5000パンプすら防御に役立つ場合もあります。
<2LOVIT>が6コストを要し重いため、バニッシュによる除去の価値が薄いと見れば、5000パンプのみ使ってエナを温存するのも一案です。
念のためのサーバントを抱えるも良し、Pンライトや<バチョウ>で盤面を固めるも良し、コウメイでルリパンを足すも良し、と任意のサーチ効果も当然強力です。
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<VJ.WOLF-LASER>と相性が良く、ここでLv1シグニをエナに置ければ1ターン目からパワー7000条件を達成できます。
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このデッキはLv2アシストが共に防御持ちで、一定期間はリミット6の「321」盤面で戦うと予想されるため、盤面を固められるLv2シグニは貴重です。
チュリンはアドを稼ぎつつ、<VJ.WOLF-MIRAGE>の緑コストになれます。
イシキリマルの後に出すと、「デッキトップを確認→エナチャージ」という順で行え、Lv1シグニならエナチャージ、Lv3シグニならデッキ下と使い分けることで<ENDLESS-PUNCHLINE>の成功率を上げられます。
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コストが軽い分、毎ターン使いやすいのが強みで、Pンライトに毎ターンシャドウを付すのに役立ちます。
特にチュリンと相性が良く、チュリンのチャージでコストを確保しつつ、除去の的になりそうなチュリンがシャドウ持ちに変わります。
いかがでしょうか?
新規カードがメインデッキに22枚、コンセプトも速攻から耐久に転換し、既存と全く違うLIONの可能性をお示しできたのではと思います。
今弾のムジカもそうですが、新規のセンターのみならず、既存のセンターも活躍できるのは、ディーセレの大きな魅力と言えるでしょう。
次回は毎弾恒例、新弾の総括予習記事ですので、お楽しみに(^^)/