前回のオキクドール9点ショットの記事はいかがだったでしょうか?
裏話をすると、知り合いの方から、「オキクドールと<アヤトリ>を使ったら1ショットできるよ」と言われたのが書いたきっかけです。
最初は信じられませんでしたが、「めっちゃ<アヤトリ>起きるやん・・・」と感動し、そのまま記事にしました。
テキストを一見しただけでは分からない爆発力を持つのが遊具の魅力ですね。
さて、今回も20弾のカードを取り上げますが、主役はこちらの2枚のカードです。
SR 羅星 ≡エラキス≡ |
カード種類:シグニ クラス:精羅:宇宙 色:赤 レベル:3 パワー:7000 限定条件:- |
【常】:あなたの他のすべてのシグニは対戦相手の効果によってダウンしない。 【自】:あなたのメインフェイズの間、対戦相手の中央のシグニゾーンにあるシグニがバニッシュされたとき、あなたのデッキの一番上のカードをエナゾーンに置く。 【出】:あなたのトラッシュにカード名に《ガーネットスター》を含むカードがある場合、対戦相手の中央のシグニゾーンにあるパワー12000以下のシグニ1体をバニッシュする。 |
20弾のSRシグニで、3つの能力を持ちます。
1つ目が最も特徴的な能力で、他のシグニにダウン耐性を付与することができます。
Lv3シグニの天敵と言える<ダブル・チャクラム>への対策となるため、3止めデッキでは重宝しそうです。
2つ目は中央の相手シグニをバニッシュした時に1エナチャージできるというもの、3つ目は出現時にトラッシュにガーネットスターがある場合に、中央のパワー12000以下の相手シグニをバニッシュできるというものです。
3つ目の能力でバニッシュすると同時に2つ目の能力で1エナチャージでき、能力同士が噛み合っています。
強力な3つの能力を持ち、SRに相応しい実力を持つ1枚であると言えます。
C 羅石 ニジメノウ |
カード種類:シグニ クラス:精羅:鉱石 色:赤 レベル:2 パワー:5000 限定条件:- |
【出】[赤]:あなたの場にカード名に《イリスアゲート》を含むシグニがある場合、あなたのトラッシュから赤のスペル1枚を手札に加える。 【出】:あなたの手札からコストの合計が1以下の赤のスペル1枚をコストを支払わずに使用してもよい。 |
<イリスアゲート>の妹シグニで、2つの能力を持ちます。
1つ目は場に<イリスアゲート>がいる時、出現時に赤1を支払うことでトラッシュから赤スペルを回収することができるというもの。
汎用的な赤スペルは勿論、<割裂>や<銃声>のようにピンポイントで使うスペルを回収できるのが魅力です。
2つ目は出現時に手札からコスト1以下の赤スペルをノーコストで使用できるというもの。
<割裂>や<旋嵐の双撃>といった1コストを1つ目の能力で拾い、そのまま使用することも可能です。
新顔の紹介が終わったところで、実際のレシピの解説に移りましょう。
<イリスアゲート>繋がりということで、使用ルリグは「<縛魔炎>」です。

デッキレシピ
ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
1枚 <P-ST羅輝石 花代//メモリア> 1枚 <ST花代・壱> 1枚 <ST花代・爾> 1枚 <LC縛魔炎 花代・参> |
1枚 <LR龍滅連鎖> 1枚 <LC捲火重来> 1枚 <P-STブルー・サジェスト> 1枚 <> 1枚 <> 1枚 <LCクライシス・チャンス> |
メインデッキ | |
非LB | LB |
3枚 羅石 ニジメノウ 4枚 <R羅原 V> 3枚 <> 3枚 羅星 ≡エラキス≡ 1枚 <C旋嵐の双撃> 2枚 <> 1枚 <> 1枚 <C光欲の宝剣> 2枚 <> |
3枚 <C小砲 ブドー> 4枚 <R羅植 カヤッパ> 4枚 <Cサーバント O3> 2枚 <C爆砲 十四年式> 1枚 <> 3枚 <SR羅石 イリスアゲート> 1枚 <SR羅星姫 ≡ガーネットスター≡> 1枚 <R西部の銃声> 1枚 <CSEARCHER> |
初めから分かりきった話ですが、<縛魔炎>は構築の枚数比が非常に難しいですね・・・
出来ることが多く、ピン投のカードが多くなりがちな割に、速攻で勝負を付けるべく、必須パーツにはきちんと枠を割かないといけないという難しさがあります。
未公開のカードの採用や環境に応じたカスタマイズを含め、実戦投入の際にはまだまだ見直す余地があるのかなという印象です。
◆キーカード
<縛魔炎>の負け筋として想定したのは、ノーパンされて相手にLv4,5へのグロウを許し完封されるパターンと、Lv3へグロウする前に速攻で攻め潰されるパターンです。
前者は防御アーツで対処する問題ではないため、後者に対応できるようなアーツとして、<サジェスト>を採用しました。
一番の仮想敵は2止め遊月です。
その他、止めママの統一に対してカットインすることで、相手の5エナチャージを封じるという使い道も考えられます。
エクシードを奪う効果については、エナを使わずルリグ効果で防御してくる相手への対策になります。
黄金タマや散華ウリスの防御回数を1回分減らせるほか、最近アザー枠として流行りのハナレの防御能力を完封することができます。
最近では<チャクラム>が流行し、<龍滅>+<重来>でエナを縛っても割と容易に守られるようになったため、逆に縛魔炎側が<チャクラム>を採用し、余りがちな3つのエクシードを有効活用するのが主流になっていました。
エラキスの登場により、<チャクラム>等のダウンアーツへの対策が可能となったため、今回は<托生>+<曲折>のセットを復活させました。
<托生>は<ガーネットスター>&<宝剣>を落とし、エラキスのバニッシュ補助やニジメノウでの宝剣回収を補助するのが主な役割です。
その他、<ウルバン>等を引けていない場合は、<托生>で落として<曲折>で回収することもあります。
現状は3止めママや緑子といった<応報>を採用したデッキが多く、アイヤイにも採用されていることがあるらしいので、刺さるタイミングは多そうです。
盤面ががら空きになった状態でエラキスを出し、1面埋めつつ相手シグニをバニッシュできれば爽快ですね。
<縛魔炎>はガード妨害ができ詰め性能が高く、ノーパンに弱いルリグではありませんが、エナがあればあるほど<曲折>を回収に回せ、ショットの精度が上がるため、エナに絡むカードがあって困ることはありません。
特に<V>は優秀で、戦闘による相手の除去を誘えるのは勿論、先攻2ターン目でパワー5000の壁を立てられれば、相手によっては除去できずそのままVが生存する可能性もあります。
Lv3へグロウし、3面空けて<龍滅>+<重来>を決めるのがこのデッキの基本ムーブですので、除去能力持ちが居ると重宝します。
先攻の初手で引けた場合、先攻1ターン目には出さず、後攻1ターン目のアタックフェイズにクラチャンで出すようにすると、出す場所が選べるため、戦闘で除去されずそのまま2エナチャージを実現することができます。
決まればオシャレな動きですね。
基本的に<曲折>で回収することになりますが、赤デッキ相手であれば相手の攻撃でエナは十分貯まっているはずなので、<曲折>を回収に回す余裕はあるでしょう。
◆回し方
5点以下まで削り、Lv3グロウ後に3面空け+<龍滅>+<重来>を決めてロングショットを決めるのみです。これらを合計し、相手を詰められるような盤面を作れば良いです。
コイン持ちの相手は<生生流転>で1点分要求点数を増やしてくる可能性が高いので注意しましょう。
ルリグアタックについては、燐廻遊月が下火で、さほどサーバントのレベルを散らす必要がない現状を考えると、対カーニバルなら1と4宣言でほぼ確実、その他のデッキは1宣言だけでも高い確率で通せるはずです。
盤面だけでピッタリ詰められるような盤面にし、LB等で1点分ずれた時に備えてルリグアタックも通しやすくしておくのが実戦的かなと思います。
<アレクサンド>については、相手にバニッシュアーツが無い場合でも、バニッシュLB対策になるため、余裕があれば立てておくと良いでしょう。
例えばライフ5の相手に対し、エラキス・<アレクサンド>・<ウルバン>(ダブクラ&バニッシュ耐性)と立て、<アレクサンド>→<ウルバン>(ダブクラ×2)→ルリグアタックの順に殴れば、バニッシュLBをケアしつつ詰め切ることができます。
いかがでしょうか?
知り合いの方でも、20弾は<縛魔炎>が流行りそうと言っている方が多く、無策では一気に攻め潰されかねないことから、無視できない存在になるのではと考えています。
<托生>+<曲折>のセットで構築の自由度は高いため、エルドラ対策に<ナフシュ>を積む等環境を見つつ色々投入できるのも利点ですね。
次回の記事のネタは考え中ですが・・・またお楽しみに(^^)/