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祝・ディーセレ1周年!これまでの環境を総ざらい

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    by からばこ

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    祝・ディーセレ1周年!これまでの環境を総ざらい
    からばこです。あっという間に年末ですね。
    12月5日でディーヴァセレクションが1周年を迎えました。アシストルリグに高パワーライン、サーバントは4枚とガラリと変わったウィクロス。日常となった緊急事態宣言に振り回されながらも、まずは1年という節目となりました。
    ここでのブログ執筆やWIXOSSBOXなど、個人ではありますがウィクロスに関して発信する立場として、日頃のご愛願に感謝申し上げる次第です。本当にありがとうございます。いやほんとにありがとう。

    というわけで今回は、ディーセレの1年目をざっくりと振り返っていく記事になります。パックの発売を軸に、流行したカードや関連するトレンドなどを取り上げていきます。
    カード仲間との忘年会でこの記事を添え、「こんなことあったねえ」と楽しんでいただくような、そんな酒のつまみを目指していければ幸いです。私はお酒飲めないんですが。

    では、レッツゴー!

    幕間:ディーヴァセレクションが発表されるまで
    20年7月の「エアウィクロス未来博」で発表されたディーヴァセレクション。アシストルリグやピースといった名称や、「対戦時間を短く」「わかりやすく派手に」など、開発の意図が明かされていました。アニメ「WIXOSS DIVE (A) LIVE」の放送決定もここでの告知ですね。
    8月の生放送では「アンサプ」「さんばか」の構築済みデッキの発売が発表。最大レベルが3になることやパワーラインの底上げ、限定条件の撤廃など、ルール周りのアナウンスがされました。「アトチャンネル」で活躍中のバーチャルルリグ・アトのお披露目もされています。
    そして9月にも生放送が。21年1月に、No Limitらアニメ主要4チームの構築済みデッキの発売がアナウンス。シークレット枠にしぐれうい先生の「<ういサバ>」が潜り込むことや、ちびルリグの担当がTota先生になることなど、イラストレーター周りでもざわめく発表が続いていた印象です。
    アプリ「WIXOSSLAND」の詳報も出ていましたね。

    振り返ると、20年7〜9月は怒涛の発表ラッシュでしたね。「センタールリグは全員アニメ放送期間中に出すよ!」というようなアナウンスも、どこかでされたようなされていないような。
    4月に発令された緊急事態宣言も5月末に解除され、「GoToトラベル」も東京都発着を除いて実施され、「セレモニーは大丈夫かな」といったムードでした。まさかセレモニーがなくなる世の中が来るとは......。

    第0弾:INTERLUDE DIVA
    そんなこんなで発売されたディーヴァセレクション。
    バニッシュ査定の厳しさ、防御面数の少なさ、サーバントの足りなさなどなど、今までのウィクロスとは全く違う雰囲気に驚きつつも、ライフバーストのケアや「詰め」など、健在するウィクロスらしさに安心した覚えがあります。プレイ時間も短く、サクサク遊べるのも良かったですね。

    環境は6ルリグでのスタート。まず活躍したのが【赤単タウィル】【アンジュ】の2人でした。
    【赤単タウィル】は「0弾環境最強シグニ」こと<ヘラ>を存分に使うデッキです。他シグニが除去に膨大なエナやコストを求められる中、条件こそあれど「1エナで5000をバニッシュできる」というスペックは、今となっても十分に通用する破格の性能です。<3タウィル>が毎ターン使える手札の入れ替えも、少ないサーバントをドローしやすくなるという点で非常に優秀。<シュブニグラ><マルス>といった火力や、<ウムル=ダウン>という安定性の高い防御アシストルリグを引っさげており、当時は最強クラスのデッキでした。
    一方の【アンジュ】は防御寄りのデッキです。レベル1でパワー7000の<メリッサ・キンレンカ>を、レベル2はパワー10000の<魔使マオ>を採用し、<ヘラ>に貫かれない堅牢な盤面を作り、戦っていました。初動に<【アシスト】リゼ レベル1'><祝福の鍵の音>を使うことで、ほぼ確実に7000の<メリッサ>が並びます。元祖シャドウの<本間ひまわり>や、サーバント回収の<ヘルエスタセイバー>などで堅実に戦うデッキです。

    能力を持たないバニラシグニが優秀だったり、ライフバースト目当てで<フレン・スラッシュ>を入れたりするとは、実際に対戦するまでは思いもしませんでした。
    現在もレベル2帯のパワーラインは寿司ですし、ライフバースト目当てで<フォカロル>などを入れますし、原点となる要素はここにあったのでしょう。
    そして「サーバントがない!」「ライフバースト踏んだ!」と叫ぶ光景も、ここから始まりましたね......。

    第1弾:GLOWING DIVA 第2弾:CHANGING DIVA
    インタールードの意味は「幕間」「間奏」。本格的なディーセレは、1月のGLOWING DIVAから始まる......、はずでした。
    ですが2度目の緊急事態宣言とそれに伴う大会中止がウィクロスを直撃。アニメ「WIXOSS DIVE (A) LIVE」の放送こそありましたが、出鼻をくじかれる船出となってしまいました。東京2000人超えてましたからね......。
    2度目の宣言の解除は、1都3県以外では2月28日、1都3県は3月21日と、第2弾「CHANGING DIVA」発売以降になります。なので2弾まとめていきましょう。

    環境トップに躍り出たのは【ヒラナ】でした。
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    「次世代のヘラ」こと<ランスロット>や、インタールードのスペルを舞台裏に追いやる<轟音の炎球>、<ローズクォーツ>に<ノブナガ>などを引っさげて大暴れ。
    「全面除去して、<Glory Grow>でライフ吹き飛ばして、<Goto>でエナ焼いてゲーム1で勝ち!」というシンプルisベストな戦略で、地方のセレモニーで数々の入賞を果たしていました。その速度は圧倒的で、後攻4ターン目は来ないこともしばしば。ディーセレのゲームスピードを象徴するルリグですね。

    コントロールやハンデス面では、2弾で登場した【マドカ】が活躍。<ヒジカタ>の条件を<祝福の鍵の音>と<3マドカ>の出現時で達成して手札を奪い、<ZrO2><ランリョウオー>といった高スペックなレベル3で制圧する、玄人好みのルリグです。<salvage the future>に加え<ファラリス>の登場で、リフレッシュ戦略の強さを知らしめた元祖ルリグとも言えるでしょう。
    アニメ「WIXOSS DIVE (A) LIVE」の放送があったのもこの頃。旧シリーズを見ていた身としては、明るいウィクロスに終始驚き続けていました。やはりアニメがあるとコンテンツも盛り上がるようで、新規ユーザーが増えつつある傾向を、WIXOSSBOXや各SNSから感じていましたね。

    第3弾:STANDUP DIVA
    2度目の緊急事態宣言が解除された直後の4月3日、3弾「STANDUP DIVA」が発売。ディーセレ主要4チームの全12人がセンタールリグとして揃い踏みです。パックの発売ペースが強烈ですね......。
    まず活躍したのは【コウメイノヴァ】です。<コウメイ>の連続ルリグアタックでプレッシャーをかけながら、<3ノヴァ>が持つ毎ターンのサーバント確保で守り抜く、ディーセレでは珍しいロングゲームを得意とするルリグです。<はんぱない★ディストラクション>でのハンデスや<フェンリル>での凍結で見た目以上に防御力は高く、中には<デメテル>で火力を担保するなど、バランスの良いデッキに仕上がっています。
    「うちゅうのはじまり」がここに来てトーナメントシーンに躍り出て、4月に開催されたLGPでは日本一に輝くなど、話題の中心に立った印象です。

    もう1人は【レイ】でしょうか。ヒラナ同様<Glory Grow>でライフを吹き飛ばし、ゲーム1能力で詰めるというゲームプランを持ちますが、ゲーム1能力と<Glory>の相性が抜群に良いルリグです。ゲーム1能力では5〜6ハンデスができるため、ライフを0にしたあとの詰めとしては強烈。ハーモニーシグニ<ホタルイカ>との噛み合いも強力で、新世代の速攻デッキとして台頭していました。

    盛り上がりを見せたところで、4月25日に3回目の緊急事態宣言に突入し、またもやイベントが中止に。21年は緊急事態宣言に振り回される1年間でしたね。当時の環境は「要対策!?ディーセレ注目ルリグ3選」で詳しく振り返っていますので、合わせてどうぞ。
    また4月末にはオールスター、キーセレクションで「繭の部屋」が改訂。オールスターは【アルハイエルドラ】、キーセレは【楚歌タマ】が厳しい規制を受けました。ディーセレ初の繭の部屋は、果たしてどうなるのやら。

    第4弾:VERTEX DIVA 第5弾:CURIOSITY DIVA
    4弾環境の大会は6月27日から、4度目の緊急事態宣言が発令される7月12日までなので、これまた5弾環境と合わせて紹介します。
    「『劇中最強!』ってあれだけ連呼されているんだから、環境は全部DXMで染まったりするんでしょうか」
    「要注目!」の記事で触れていましたが、5弾中旬ごろまではエクスがトップディーヴァの貫禄を存分に見せつける環境となりました。<キントキ>のアサシンやエナ破壊、ソウルや<trigger of victory>での安定した要求など、これまでのルリグを過去にするようなスペックで暴れています。
    デウスは後に譲るとして、同チームのマキナはアシストルリグとして、<ウィングスラッシュ><スマッシュ>があらゆるデッキに出張。こちらもトップディーヴァにふさわしい活躍を見せています。

    マキナが注目された理由の一つとしては、「混成チーム」の活躍が挙げられます。2周目センタールリグの登場はもちろん、<DEATH DECK>や<ホワイトヘブン>などの色限定ピースの登場やアシストルリグの充実などもあり、チームを崩してデッキを組むことの意義が見出されてきたのが4〜5弾の環境です。
    特に<新マドカ>、<新タマゴ>をセンターに置いたデッキは一定の活躍があり、私も「ワッフルアイス軸タマゴ」で紹介させていただきました。

    またチーム勢としても<旧LION>をセンターに置いた「Card Jockey」が大暴れ。<ENDLESS-PUNCHLINE>の破壊力に加え、<エクシア><イシキリマル>などの堅牢な白ルリグが増えたこと、トップのエクスと違ったアプローチができることなどから、数を増やしていた印象です。<永遠不滅><M.G.D.>の登場でジョッキーは下火になりましたが、連続ルリグアタックは今も強烈です。
    さて、エクスがセンターで、マキナがアシストで暴れている最中、デウスはどうしていたのでしょうか。
    9月ごろの評価は「【純デウス】はそのまま組むとエクスの劣化になりがち」というものでした。赤を中心に構築するならセンターと色の合ったエクスが良い、という考え方によるものでしょう。エクシード3もアサシンで、<エクシア>などを貫通できるという点で、エクスに軍配が上がっていた、という背景があります。
    ただ、9月下旬ごろから<デウス>をセンターに据えた混成構築の入賞が、関東地方を中心に目立つようになります。当時はLIONやエクスを据えた「黒白赤」が一部で人気だった様子です。<エクシア>や<アークゲイン>にデウスのソウルを付与してアタッカーにする、というような考え方で作られたのでしょうか。一部での人気にとどまりましたが、混成デウスは後にとんでもないデッキにつながっていきます。

    そんな中で10月末に開催された、ディーセレ発の大型大会「ディーヴァグランプリ」。
    私は公式サイトでこんな予想を立てていたのですが、優勝はなんとチームヒラナ。次点がエクス、3位が混成エクス、4位が純デウスという結果だったので、当たっていたということでいいですかね......?駄目......?

    第6弾:WELCOME BACK DIVA〜selector〜
    7月の生放送で突如発表されたキャッチコピー「おかえり、セレクター」。
    タマやピルルクら歴代のルリグがディーセレに参戦。今後全てのルリグがセンタールリグとしてディーセレに来るということで、界隈が一気に盛り上がりました。と同時に「シリアルナンバー入りルリグ」も発表され、追ってはURやSRPも出てと、いやあ大変でしたね......。

    オリンピックも終わり、緊急事態宣言も解除され、感染予防と日常を両立させる道を歩み始めた日本。
    そんな中で10月末に発売された第6弾。環境を支配していたのは、ピルルクでもウリスでもなく、原子の力でした。
    ご存知【原子デウス】です。
    H2><H2O>での手札破壊、ソウルで全てのシグニをアタッカーにできる火力、ライズ勢の高いパワーラインと<H2O>が持つ除去耐性、デウスのエクシード3や<マドカ//フロート>による潤沢なリソース確保、<ゼノ・クラスタ><M.G.D.>の両立などなど......。攻防両面において存分に大暴れするその様子は、ディーセレをひとつ上のステージに持ち上げたデッキと言ってもいいかもしれません。
    H2O>は第5弾のカードで、【原子デウス】の原型は9月上旬に中部地方のセレモニーで入賞がありました。ディーヴァグランプリで少なくとも2人がベスト16に持ち込み、その後一気に広がった、という経緯を持っているようです。

    その【原子デウス】の対抗馬として【タマ】【純デウス(地獣軸デウス)】の2つを挙げておきましょう。
    【タマ】は第6弾で登場した新ルリグ。<コウメイ>を内蔵しており、<タマヨリヒメ伍改><祝輪タマ>を彷彿とさせるルリグアタックの鬼です。
    チーム構成は白単もしくは白2色+αが人気の様子です。<ルヴダビ>で非常に高いパワーラインを確保し、【原子デウス】の<BP>などの除去に耐えられるようにしたうえで、レベル3からは連続ルリグアタックを決めていきます。デウスに強く、ルリグ能力と相性の良い<リメンバ//メモリア>もいるため、3弾で活躍した【ノヴァ】をアップデートした構成、と言っていいでしょう。要所の<ホワイトヘブン>も強力です。
    【純デウス】も<デウス・スリー>のエクシードを軸にしたデッキですが、一部で【原子デウス破壊デウス】と呼ばれるように、仮想敵を【原子デウス】に明確に定めています。【原子デウス】の主な防御手段である<マドカ//クラップ>に対して、<バッファロー>や<ラーマ>のパワーアップでダウン耐性を付与した<テングザル>で詰める、という構成です。<マキナバインド>や<MC.LION-DISRESPECT>に対しては<ララ・ルー//メモリア>で突っ込むなど、環境を意識した構築になっています。

    セレモニー入賞常連はデウスとタマですが、他のルリグも負けていません。
    ピルルクは<Mデム>を軸にしたハンデス軸、ウリスは黒単でのバランスタイプ、ユヅキはハンデスを絡めた超速攻など、新顔もしっかり活躍しています。また新要素の「ドリームピース」の登場で、混成チームでも強力なピースを使うことができるように。<マイアズマ・ラビリンス><一覇一絡>を筆頭に採用が目立つ一方、タマの<ホワイトヘブン>などの色限定ピースも以前採用が続いています。カードプールが広がるにつれ、新しいデッキタイプがどんどん生まれているようですね。
    旧ディーヴァルリグも負けず劣らず。<旧ヒラナ>は<Glory Grow>を<一覇一絡>に、<EXムジカ>は<salvage the future>を<マイアズマ・ラビリンス>に変え、環境に挑んでいます。<M.G.D.>の台頭でルリグアタック強化ピースが下火になった部分をうまく補った形でしょう。

    第7弾:WELCOME BACK DIVA〜lostrage〜 の展望
    これからの話をしましょう。
    ロストレージ勢の参戦で、ディーセレにもコインのギミックが導入されます。<>こそあれど、ベット先のカードパワーが絶妙なので、現状はコインを得られるセンタールリグの専売特許の様子。言い換えればロストレージルリグはコインをいかに組み込めるかが、他のルリグとの差別点になるでしょう。

    環境は引き続き【原子デウス】を中心に回ると思いますが、パワーラインへの意識はアップデートしたほうがいいでしょう。
    しみずきさんの記事にもありましたが、レベル2帯は10000ではもう足りません。時代は12000です。「シグニが1点守ったら寿司」です。
    「シグニが1点守ったら寿司」。これは覚えておきましょう。めちゃくちゃ気に入ったので連呼します。寿司です。海鮮丼でも刺し身でもいいですけど、寿司です。

    レベル2から「寿司ライン」こと12000を3貫並べるためには、ほとんどの場合でリミット6が求められます。
    主流のレベル2アシストルリグ構成は「重い3面防御+軽い1面防御」で、どちらもアタックフェイズにグロウできるものです。ですがメインデッキに寿司ラインを採用できるのであれば、「軽い1面防御」の枠をメインフェイズのみにグロウできる、「強烈な火力orリソースに変換できるアシスト」か「擬似的な1面防御」に差し替えてしまうのも、一つの手だと思います。
    例えばこの当たりはいかがでしょう。私の周りでホットなアシストルリグを並べてみました。
    レイ無我斬>はこれまでも活躍していましたね。似た能力を持つ<タマゴ=シンバルロール>では、より確実にサーバントを抜けます。<マキナリペア>はメインフェイズの1点回復、つまりは1面防御です。<スマッシュ>で守る点数と同じで、13000ライン相手でも1点回復で止められます。(<ノブナガ>のダブルクラッシュはどうしようもないけれど)
    これ以外にも、次弾で登場する<>や、<EXムジカ>で活躍する<サンガ//リブート>などもいいですね。高パワーシグニを確保しつつ除去もこなせるため、この動きに合ったアシストルリグと言えるでしょう。今一度お手持ちのアシストルリグを総ざらいして、自分のデッキに合った選択をしたいところです。

    「早めにリミット6を作り、高いパワーラインを並べる」という動きは、今後重要になってくるかもしれません。
    もしそうなれば<ランスロット><ヘラ>といった5000焼きは現在ほど活躍できなくなりますし、逆に緑シグニや緑アシストルリグが輝く可能性も考えられます。入賞デッキや環境のトレンドは日々変わっていきますので、毎週のセレモニーの結果などをチェックしておきたいですね。サイトの更新頑張ります。

    そもそも【原子デウス】がトップを死守できるかもわかりません。<>を手に入れた【タマ】が暴れる可能性もありますし、<>+<テングザル>でマドカマキナの防御を貫通したりと、包囲網は徐々に厳しくなっている印象です。それでも強いのは間違いないですが、来季はどんなデッキがトップに入ってくるか楽しみですね。
    今年もお世話になりました
    長くなりましたが、ディーセレ1周年を振り返りました。皆様はどんな1年でしたか?
    私は停滞気味な1年でした。セレモニーでは入賞こそできても未だに優勝できておらず、シリアルピルルクともご縁がなく、WIXOSSBOXも淡々としておりと、ウィクロスでは変化の少ない1年だった印象があります。アカデミーで公式サイトで執筆の機会をいただけているのはとても大きな変化ですから、来年はもうちょいアクティブにやっていきたいです。できる限りは。

    ディーセレは来年も多くのルリグが「おかえり」する一方、ヒラナたちもメモリアシグニになるようです。
    新要素もどんどん出るでしょうし、8周年を迎えるウィクロスをこれからも楽しんでいきたいですね。
    オールやキーの強化パックは......、まあのんびり待ちましょう......。サシェのためにめちゃくちゃ強い両面レゾナをください......。両面に加えて、片方の上半分はシグニ、下半分は防御アーツみたいなやつ......。欲張り......。

    気が早いようですが、2021年は大変お世話になりました。
    2022年も遊々亭攻略ブログを、どうぞご贔屓によろしくお願いします。
    WIXOSSBOXも変わらずお願い致します。累計300万PVが見えてきましたので......、何かやろうかなあ。


    7弾環境ではまほまほを組みます。推しなので。多分黒単か黒黒白かなあと。
    出せれば新弾アンケートが年内最後の更新になります。出せなければ今回が最後です。「よいお年を」はまだ早いかな?
    となればいつものように、また次回の更新で。

ウィクロスパーティーに出よう!

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    by からばこ

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    ウィクロスパーティーに出よう!
    はいこんにちは、からばこです。
    今回は「ウィクロスパーティーに出よう!」と題し、店舗大会「ウィクロスパーティー」の内容や流れなどについてご紹介します。2019年8月に書いた「ウィクロスの世界にレッツゴー!」の最新版です。

    ディーヴァセレクションの開始や新アニメ放送などの影響で、ここ最近新しくウィクロスを始めた方が増えて参りました。そういった方の中には、「ウィクロスパーティーってどんな感じなんだろう」「ガチな雰囲気なのかな......」と不安に思う方もいらっしゃると思います。今回の記事では、大会の流れや特徴、マナーや楽しみ方などを徹底的に紹介します。

    「レッツゴー」の後編と重複する内容も多く、本来はそれを読んでいただければ済む話です。ですが新型コロナウイルスの影響で大会のシーンが大きく変わり、そのままではNGな内容もあったため、今回リメイクさせていただきました。内容が重なることもありますが、改めてご紹介させていただきます。
    これさえ読めばスムーズに、ウィクロスパーティーを楽しめること間違いなし!それではレッツゴー!

    おことわり
    今回紹介する内容はあくまで「一例」であり、筆者の経験に則ったものが多く含まれています。
    ウィクロスパーティーの流れはもちろん、カードの宣言やシャッフル、時間の使い方に対する考え方などは、店舗様やプレイヤー間において異なることが多々あります。「自分のところでは違う」「そうはならない」と引っかかる内容もあるかもしれませんが、どうぞご理解ください。
    実際の場では、対戦相手とのコミュニケーションや、店舗でのルールやマナーに沿って、バトルやウィクロスをお楽しみいただければ幸いです。

    また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事象は、社会情勢によって都度変化することが多々ございます。
    大会参加の際は開催店舗様などの指示に従ったうえで、参加される皆様でのご理解やご判断をよろしくお願いします。

    あくまで一例は一例であり、当然例外がございます。
    読者の皆様におかれましては、何卒ご理解いただいたうえで本記事をお楽しみください。よろしくお願い申し上げます。

    「店舗大会」ではないよ
    多くの方が「大会」「店舗大会」と言っているウィクロスパーティーですが、厳密に言えば大会ではございません。
    公式ホームページを見ると「カジュアルバトルを楽しみたい方だけでなく、バトルの腕を磨きたい方も楽しめるイベント」「ファン同士の対戦・交流を目的としたカジュアル店舗イベント」とあります。賞品が出たり、勝敗や優勝者は決まりますが、ウィクロスパーティーは「交流会」「ウィクロスの仲間が楽しむイベント」です。

    なので「トップディーヴァにコテンパンにされるのでは......?」という心配はご無用です。
    私も長くウィクロスパーティーに出ていますが、毎回楽しい時間を過ごしています。初めてのお店に行っても和気あいあいとされていて、温かく迎え入れてくださることがほとんど。安心してお店に行きましょう。
    といっても強いプレイヤーはいらっしゃいますし、全敗してしょんぼりすることもあります。勝ち負けを決めるゲームなのでそこは仕方なしです。「そういう日もあるよ」と思うのがオススメです。私もよく全敗してますし......。

    ウィクロスパーティーで何をするの?
    「大会ではない」と書きましたが、ウィクロスパーティーはカードショップで行われる「店舗大会」です。この記事でもこの表現を使います。もっと正確に言えば、「参加者とウィクロスの対戦を行うイベント」です。
    多くの場合、全勝者が1人になるまで対戦を繰り返し、優勝者には特別なカードパック(コングラッチュレーションズパック)が渡されます。参加賞や、優勝者と同じ賞品が手に入るかもしれないお楽しみ抽選会もあります。
    参加人数にもよりますが、1回のウィクロスパーティーで2〜4試合が行われます。楽しいバトルあり、真剣勝負ありの、ウィクロスプレイヤーの社交場。全国のカードショップなどで、だいたい週1回や2週間に1回の頻度で行われています。初めての大会参加にはうってつけです。
    日程やフォーマットなどはウィクロス公式ホームページや、店舗のツイッターなどで確認できます。特にフォーマットはうっかりしがちなので、間違えないように要注意。自分が好きなフォーマットに参加しましょう。

    準備と開催までの流れ
    必須の持ち物は「デッキ一式、参加費、ボールペン」です。加えて「プレイマット」ですね。

    店舗にもよりますが、15分前〜開始時間ごろから参加受付が始まります。その辺りに到着するようにしましょう。
    レジや大会受付カウンターなど所定の場所で、参加する旨を伝えてください。分からなかったらそれっぽい人の動きを真似すれば大丈夫です。
    ウィクロスセレモニーのような大規模大会になると、事前の受付が必要になる場合がほとんど。店舗様のツイッターや「イザジン」などをチェックしておきましょう。ここでは割愛します。

    多くの場合は大会受付の際に参加費を払い、スコアシートにハンドルネーム(自分の名前)を記載することになります。
    皆様の名前を書きましょう。私で言うところの「からばこ」ですね。
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    (前回の記事にも載せたスコアシート。こんな感じのものが配られます)

    昨今は店舗ごとに、「検温」「消毒」「個人情報の確認」「マスク必須」「COCOAのインストールの確認」などなど、感染症予防についてのルールがございます。入店時や受付時など都度求められることがありますので、店舗や店員さんの指示に従ってください。
    また、熱っぽかったり体調が悪かったりする場合は、大会への参加は控えましょう。社会通念から各自ご判断ください。

    受付を済ませたら、大会開始まで店内で待ちましょう。時間になったら所定のテーブル周辺に集まるようアナウンスがされますので、そちらに向かってください。
    大会進行の店員さんが1回戦の組み合わせを発表します。ハンドルネームを呼びながらスコアシートを机においたり、店内のディスプレイにハンドルネームと席の番号を表示したりなど、形式は色々。
    正面に座った人が1回戦の対戦相手です。「よろしくお願いします」と挨拶し、対戦の準備をしましょう。

    ゲームの準備とシャッフル
    ウィクロスパーティーでは1試合の制限時間が設けられているので、全ての席で同時にゲームを始めます。席に座ってすぐに「オープン!」ではありません。全てのテーブルで対戦の準備ができるまで待ちます。
    対戦の準備といってもシンプルです。
    1. お互いのデッキをシャッフルする
    2. 手札を引き、先攻・後攻を決める
    3. 手札を引き直す(マリガン)
    4. ライフクロスを並べる
    です。一つずつ丁寧にしていきましょう。

    1.お互いのデッキをシャッフル
    デッキはお互いにシャッフルします。トランプでやっているようなあれで、要するにカードを混ぜます。
    カードゲームのシャッフルには、「自分のデッキをシャッフルした後は、相手にデッキをシャッフルしてもらう」というルール(マナー?)があります。試合前に限らず、試合中にデッキを混ぜる際も同様です。自分→相手の順に行うのは、「シャッフルの時に好きなカードを上に置いてませんよ」「デッキの中身を自分の有利なようにしていませんよ」ということを、お互いに明確にするため、だと思われます。他にもいろいろな説がありますが、要するに「正々堂々バトルしましょう!」ということをはっきりさせることが目的です。

    といっても感染症予防の観点から、「相手の持ち物には触らない」ということが多いです。
    店舗にもよりますがテーブルにはパーテーションが置かれていて、アクリルパネル越しのバトルとなることがほとんど。
    ですので最近のシャッフルは、以下の手順が行われることが多いです。
    1. 自分のデッキをシャッフルする
    2. シャッフルしたデッキを3つの山(かたまり)に分け、並べる
    3. 「左から右に」「真ん中、左、右」など、相手に重ねる順番を決めてもらい、その順番に重ねて1つのデッキにする
    4. 相手に枚数を指定してもらい、デッキの上からその枚数分、デッキの一番下に戻す
    4は略されることもありますが、「自分でシャッフルした後、3つに分けて相手に指定してもらう」がほとんどです。
    対戦前に加え、対戦中のデッキシャッフルもこの手順で行います。詳細な手順について店舗側から指示がある場合もありますので、それに従ってください。お互いに良いのであれば、試合中は3も省略することもあります。そこは相手と決めましょう。

    2.手札を引き、先攻・後攻を決める
    シャッフルが終わったら5枚引いて、先攻・後攻を決めます。ウィクロスでは、「じゃんけんなどで勝ったプレイヤーが必ず先攻」です。「勝ったけれど後攻を選びたい」ということはできません。(夢限-P-のFAQを参照しています)
    じゃんけん後に手札交換があるので、その間に先後を忘れないように気をつけましょう。私は後攻の時はアシストルリグの1人を横向きに倒して、忘れないようにしています。

    3.手札を引き直す
    引いた5枚の中から好きな枚数をデッキに戻し、その分引き直します。「マリガン」「引き直し」などといいます。
    好きな枚数をデッキに戻した後は、上記のシャッフルを行い、また引き直しましょう。

    4.ライフクロスを並べる
    ライフクロスを並べます。上から順番に7枚です。「強いバースト埋まってくれ!」と祈りを込めておきましょう。位置は「ルリグゾーンの下に横向き」です。
    コインカードやサイコロなど、カード以外に必要なものがあれば、お互いが見える位置に置いておきましょう。デッキケースや使わないカードは、カバンにしまっておいてください。
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    (ここまでやっておけばOKです)
    これで完了です。全ての席で準備が終わったら、試合開始の合図とともに、バトル開始です。オープン!

    バトル中の色々
    それではバトルスタートです。「ドロー、チャージ、グロウ、メイン」と、覚えた通りにやりましょう。
    ここではウィクロスパーティーに初めて出る方や、ウィクロスを始めて日が浅い方が知っておきたいことをご紹介します。
    紹介するのはあくまで「私の経験」です。実際のバトルでは、対戦相手とコミュニケーションを取りながら、お互いが納得した形で進めてください。

    1.宣言はよりはっきり!
    「ドローします」「エナチャージして、グロウ」など、はっきり声を出して、相手に伝えましょう。
    カードを使うときも、例えば「<ハニエル>を出します。出現時にエナの<アークゲイン>を払って、3枚見ます。加えるのは<サーバント>です」とはきはき伝えましょう。エナの支払いや手札に加えるカードは相手の方を向けて、しっかり見せるのがグッドです。

    アタックフェイズに移行する際も、宣言が大切になります。
    ウィクロスではアタックフェイズ中に、相手がアシストルリグにグロウしたり、アーツを使うタイミングがあります。ですので「アタックフェイズに入ります。こちらは何もありません。何か(アーツやアシストルリグのグロウ)などありますか?」と伝えると、バトルがスムーズに進みます。
    メインフェイズでも、<END OF THE TURN>や<永遠不滅 きゅるきゅる〜ん>などカットイン系のピースもあります。「<グッド・ディグ>使います。何か(カットイン)ありますか?」と、都度確認すると良いでしょう。相手を待たずにドローしたりするのはNGです。

    対戦中はいつも以上に声を出しましょう。
    マスクあり、パーテーションありの対戦環境です。普段の声量では伝わらないこともあるでしょう。「腹の底から叫べ」とまでは言わずとも、しっかり、はっきり伝えるのがマナーです。言葉や声色、口調などはその時々で変わっていくかと思いますが、「はっきり伝える」ことを心がけたいですね。
    声だけでなく、手や指を使ったジェスチャーも有用な手段になります。<ピルルクxi>のゲーム1のレベル宣言の際は指で数字を作ったり、フェイズ移行の際は手のひらを向けたり、対象を取る際は指差しをしたりと、対戦環境に合わせたコミュニケーションを意識しましょう。

    私も常々心がけるようにしていますが、マスク越しなどではどうしても伝わらないこともあります。
    聞こえなかった場合は「もう一度お願いします」と、きちんと聞き返しましょう。「言った言わない」にならないよう、お互いに要注意ですね。

    カードゲームは、対戦相手とコミュニケーションを重ねて遊ぶツールです。
    以前に比べ不自由な環境ではありますが、せっかくの店舗イベント。声と体で乗り越えて楽しみましょう。
    (声を出すと結構喉が渇くので、ペットボトルの飲み物やのど飴があると便利です)

    2.相手のカードの確認の仕方
    カードの能力が分からなければ、「テキストいいですか?」「読んでいいですか?」と聞きましょう。能力を教えてくれたり、見せてもらえます。
    また、相手にトラッシュやエナゾーンを確認されることもあります。以前は「トラッシュ見せてもらっていいですか」と聞かれたら、相手にカードを渡して見てもらっていましたが、昨今ですとそれも難しくなっています。相手に「確認したい」と求められたら、分かるように広げましょう。
    例えば「公開領域にサーバント何枚見えてますか?」と聞かれたら、エナやトラッシュなどを自分で確認し、サーバント以外のカードも全て広げながら、「トラッシュに2枚、エナに1枚です」と答えるといいでしょう。トラッシュの枚数を聞かれたら5枚ごとに分けて「17枚です」と見せたり、でしょうか。

    RANDOM BAD><蒼黒GAIA>などのランダムハンデスの場合は、相手に裏向きに手札を出してもらって、「これとこれ」「左から2枚」などと選び、手札を捨てさせます。
    パーテーション越しで難しいところもありますが、うまくやっていきましょう。
    03:トラッシュ.jpg
    (対戦が進むとトラッシュがこうなりがち)
    3.時間の使い方
    ウィクロスパーティーには1試合に制限時間があり、だいたい25〜40分です。この時間を「自分と相手で(できるだけ半分に)分け合って」使ってバトルします。ですので、プレーや思考に過度に時間をかけるのはバッドマナーです。

    とはいえ慣れていないとどうしても時間はかかるもの。これは仕方がないことです。ですので、対戦前に「まだ始めたばかりで慣れていないので、ちょっと時間がかかったりします」と伝えておけば、ピリピリするようなことは減ると思います。
    自分のカードの能力やルール、デッキの動かし方はバトルの前にある程度覚えておいたり、アシストルリグのグロウするタイミングは事前に想定しておいたりするなど、プレイを速めるコツはいくつかあります。バトルを重ねるうちに慣れていくので、ぼちぼちで大丈夫です。

    もちろんこれは大会の色合いによって変わります。
    セレモニーやディーヴァグランプリといった競技性の濃い大会であれば、時間制限やプレイの速度についての意識は一層厳しくなります。意図的な遅いプレーは「遅延」とみなされ、大会規定でゲームロス(強制敗北)や失格になることもあります。
    ただ、どうしてもしっかり考えたい局面はあります。その時はきちんと相手に「考えます」と伝え、頭をフル回転させましょう。重要なシーンで「素早く、正確な」判断ができるのも、ウィクロスの実力のひとつです。私は今もできません。

    カードゲームにおいて「時間」はとてもナーバスで難しい問題です。
    大会規定に従うのは当然としても、ルールやマナー、モラルや通念、地域性など、さまざまな要素が複雑に絡み合っている部分です。他タイトルでも定期的に議論になる内容ですね。パーティーやセレモニーなどにプレイヤーとして参加する際は、頭の片隅にちょっとだけ、入れておいてください。
    逆に相手のプレーが速すぎて、何が起こっているのかわからなくかったら、「もうちょっとゆっくりお願いします」と伝えましょう。

    バトルが終わったら
    試合終了後はスコアシートに対戦結果を書き、受付や店員さんなど、所定の場所に提出しましょう。書き方や提出場所は店舗によって異なるので、対戦相手や周りの人に聞いてください。
    他の机が終わっていなければ、自分の席で待っていることがほとんど。対戦相手の人と話して、「感想戦」のように試合を振り返ったり、ウィクロスのことを聞いたりすることが多いです。そこも相手によりけりです。
    04:スコアシート02.jpg
    (1回戦では勝てたので勝ち点3です)
    全ての対戦が終わったら、次の対戦の組み合わせが発表されます。移動する前に「ありがとうございました」と伝えて、次のテーブルに向かいましょう。

    所定の回数を繰り返すと、優勝者が決まります。参加賞や景品の配布、お楽しみ抽選会などが終わったら、ウィクロスパーティーは終了です。
    デッキはうまく使えましたか?バトルは楽しめましたか?それでは、また来週!

    まとめ
    あれやこれやと偉そうに書きましたが、一番伝えたいのは「相手とコミュニケーションを重ねて、楽しくバトルしましょう」ということです。
    カードゲームは「対戦相手とのコミュニケーション」のうえに成り立つ遊びです。難しさもありますが、そこに楽しさや奥深さも間違いなくあります。

    ですので、カードゲーム初心者であることや、ウィクロスに慣れていないことを恥ずかしがらず、相手に伝えてみましょう。多くの方は「ようこそ!」と温かく迎え入れ、プレーやルールなどを手ほどきしながら、優しく対戦してくれるはずです。
    ぜひ、ウィクロスパーティーでお会いしましょう。お待ちしております。

    ではまた次回の更新で!
    この記事を出した後も、変わらず店舗での大会が開ける世の中でありますように。


    ちなみに「WIXOSSBOX」という、セレモニーで入賞したデッキがたくさん載ったサイトもあります。
    デッキを作ったり大会の対策にも役に立ちますので、そちらもご利用ください。私が運営しています。よろしゅう。

人気のあのカードについて教えて!part.4「宇宙軸デッキから考える環境の捉え方」

    posted

    by からばこ

    タイトルトップ.jpg
    「宇宙軸デッキから考える環境の捉え方」
    ようこそ記事へ、からばこです。
    「人気のあのカードについて教えて」の第4回を担当させていただきます。<ゼノ・クラスタ><ZrO2><ファラリス>につきましては、こちらで紹介していますので。合わせてどうぞ。

    今日はこちらのピースになります。
    10004.jpg
    関連カードが続々登場し、人気はしゃかりきコロンブス。そんな「宇宙軸デッキ」について紹介します。
    デッキケースの中に、愛するシグニを揃えて入れていきましょう。ごきげんいかが?

    1:「宇宙軸デッキ」とは
    パラダイスうちゅう>を軸にした、宇宙シグニのシナジーで戦うデッキです。
    宇宙シグニの多くは、「レベル1」にちなんだ能力を持ちます。高水準な除去ができる<カリーナ>や<ドラコ>、堅牢な壁になる<カシオペヤ>などが揃いますが、これらのシグニはデッキトップを外すと何も出来ないという弱点があります。これまでは<サタン>でレベル1にしていましたが、盤面を圧迫したり、構築段階で青ルリグを採用しなければならないなど、色々と難しいのが現実でした。
    ですが「CURIOSITY DIVA」で上記のピース<パラダイスうちゅう>が登場。「デッキとトラッシュのレベル3以下の宇宙シグニのレベルを能力で参照する場合、それらを1として扱っても良い」という能力を、プレイヤーがゲームを通して得ることができます。宇宙シグニが安定して能力を発揮できるうえ、プレイヤー自身が得ることからほぼ無効にもされないのが嬉しいです。同パックで<ドラコ><イクリプス>などの強力なシグニが登場したこともあり、このピースの登場以降、「宇宙軸」は急激に注目されています。まさにパラダイスですね。

    パラダイスうちゅう>に発動条件はなく、メインデッキの多くを宇宙で固めれば、とりあえずデッキは成り立ちます。
    問題はルリグとアシストルリグ。ピースを1枠使う上、特にレベル2以上では宇宙以外のシグニを採用しづらい関係上、どのような構成にするかは非常に重要です。宇宙シグニは全色登場していますが、白・赤・黒が大きな割合を占めているので、その3色を軸に組むことになるでしょう。

    2:主要シグニ
    ルリグの前に、まずは宇宙の主要シグニを紹介していきます。
    各能力の解説は特別な記載がない限り、<パラダイスうちゅう>適用下を前提としています。
    「デッキトップ外したら意味ないじゃん」などのツッコミはやめてね。
    ドラコ
    レベル3のメインアタッカー。アタックフェイズ開始時にデッキトップを5枚公開し、「6−公開されたレベル1の枚数」の分だけエナを支払えば、12000以下のシグニを焼けます。全部レベル1なら無色1エナと非常にコスパがよく、12000以下はライズ勢を除くほとんどのシグニが対象の、ディーセレ最高峰の除去性能です。
    赤ルリグを採用する場合なら確実に採用されるシグニになるでしょう。<H2O><アンナ・ミラージュ>などの13000ラインは苦手。

    イクリプス
    こちらも強力なアタッカー。出現時にデッキトップから3枚落とし、全て1であれば無色1でマイナス10000ができます。値は<ドラコ>より低いですが、除去のタイミングや条件の違いから、異なる役割を持たせられます。
    自動能力が結構重要。自身がデッキからトラッシュに送られた時、ガードを持たないレベル1のシグニを何でも回収できるため、自身や<狂騒ウリス>のデッキデスを起点に手札を整えることが出来ます。連動スペル<ムーン・バイツ>を使えばマイナスの値が上がりますし、<ムーン・バイツ>もレベル1シグニとして扱えるため、セットで採用したいですね。黒センターであれば<ドラコ>以上の仕事をしそうです。

    カシオペヤ
    こちらは白シグニ。アタック時の能力でパワーが15000になり、シグニシャドウを得ます。返しの相手のターンまで堅牢な壁となって立ち塞がり、次の自分のメインフェイズには除去もできるなど、タイムラグこそありますが攻撃にも役立ちます。
    アタックした時に15000になるので、ダウンした<リメンバ//メモリア>や<H2O>などを踏めるのが嬉しいところ。<ドラゴ><イクリプス>らで除去できないラインは、<カシオペヤ>で倒してしまいましょう。

    カリーナ
    ここからは下級シグニ。アタッカーとしてまず上がるのが<カリーナ>でしょう。
    アタック時に8000焼きは2ハンデスした<ZrO2>に相当。これをレベル2から飛ばせるので、<バフォメット><トキユキ>といった7000〜8000を処理できるのが最大の強みです。アタック時の除去なのでメインフェイズにエナを与えず、アシストルリグを貫通しやすいのも嬉しいところ。<ランスロット><ヘラ>のほぼ上位互換と言っていいので、赤を入れるならぜひ4枚採用したいところです。

    アルファルド
    アタック時に1ドロー。レベル1なら何でもいいので、<サーバント#>も加えられるのが強みです。<ハニエル>と異なりエナ消費がないのが魅力。ただパワーが1000と非常に低く、<フラガラッハ><ローメイル>などにも焼かれるのがネックですね。
    青を採用せず、手札を確保する手段がなければお声がかかるかも。似た役割のシグニとしては<サシェ//メモリア>もいるので、序盤の事故はあまり起きなさそうです。

    宇宙シグニは他にも、序盤の壁に<タイポ>や<レプス>、ライフバースト枠に<リンクス><タイマーボム><グロバエア>などが採用できます。ライフバースト枠のバニラシグニも一通り揃っているため、シグニ不足に悩むことは少なそうです。
    またレベル1であれば、宇宙以外のシグニを採用することもできます。メインデッキの色にもよりますが<ハニエル><チョウウン><ローメイル><バフォメット>など色々揃っているので、デッキのバランスを見ながら入れていくといいでしょう。スペルも入れてもいいですが、<ムーン・バイツ>以外は宇宙シグニの能力を阻害するので要注意。
    要するに「強い宇宙シグニをたくさん入れて、空いた枠に便利なレベル1と<サーバント#>を入れる」というわけですね。メインデッキを作るのは、さほど難しくないかもしれません。


    宇宙シグニの特徴をまとめますと
    ・<ドラコ><カリーナ>など、質の良い除去が多く揃っている
    ・<カシオペヤ>で耐久もできる。序盤も固い白シグニを採用できる。
    ・<イクリプス>を入れれば安定感が上がる。

    といったところでしょう。
    他にも<リーブラー><オリオン>もいますので、リソースを絞る戦い方もできたりします。

    要するに宇宙のシグニたちは、「面を空けてアタック」というディーヴァセレクションの基本に忠実な動きを、他シグニより上質にできるという特徴を持っています。そういう意味では使いやすく、コンスタントに3面要求を保てる、いいデッキが構築できるでしょう。
    ただ「基本に忠実すぎる」という点が、かえって足を引っ張るのもまた事実。<エクシア><ダイヤブライド>に引っかかったり、バニッシュ耐性や高パワーに苦労したりと、基本を抑えているがゆえの苦労からはどうしても逃れられないんですね。優等生すぎる、というのでしょうか。
    普通のデッキであればそこを複数のピースで補うのですが、宇宙デッキは<パラダイスうちゅう>が必須なので枠が足りず、何ともならない場面は出てきます。そのあたりをどうルリグやアシストで補っていくかが重要になってくるでしょう。

    3:相性の良いルリグたち
    主要シグニが赤・白・黒に固まっているため、この3色でルリグを構成することになると思います。
    というわけで相性がよさそうなセンタールリグをずらり。

    ・新LION
    アタック時にデッキトップを見て、レベル1ならドロー。ガードを持つシグニなら1点ダメージです。うちゅうデッキなら確実にドローができるため、青なしでも減りやすい手札を補えます。ゲーム1で1度だけ除去ができるので、要所で使える保険としても嬉しいところ。

    ・ユヅキ
    エナ破壊に特化しており、<リーブラー>を採用する場合に相性が良いルリグ。先に<リーブラー>の起動能力を使っておき、その後<ドラコ><イクリプス>などで除去していけば、エナを与えずに盤面を空けることができます。エナを破壊するという意味では<新LOVIT>も悪くないかも。

    ・ウリス
    ルリグ能力でデッキをトラッシュに落とせるため、<イクリプス>の回収につなげたり、<テレスコピウム>の条件を満たせるなど、何かとシナジーが多いルリグ。自身が打点につながる能力を持たない点を、宇宙シグニたちの火力でうまくフォローしたいですね。
    レベル1統一はできなくなりますが、<プルソン>を入れれば苦手な<エクシア>に対抗しやすくなるのが嬉しいところ。要所でデッキトップから出てくるのはウィクロスあるあるです。

    ・デウス
    H2O>を軸にした通称「原子デウス」(ハイドロデウスとか水デウスという名称もあるらしい)で絶賛大暴れ中のこのルリグ。宇宙軸でも<カシオペヤ>にソウルを付与すれば、強固な壁かつ強力なアタッカーに早変わり。「強い能力を持っているが点を取れないシグニにソウルを付与してアタッカーにする」という原子デウスのコンセプトを、そのまま宇宙に転用したパターンです。
    エクシード3での立て直しも有効ですが、宇宙軸は<パラダイスうちゅう>でピースが1枠固定されますし、そもそも<イクリプス>などがトラッシュ回収に長けているため出番はあまりなさそうです。使うとすれば<MGD><パラダイスうちゅう>の構成でしょうか。そもそもデウスで宇宙をやる必要があるかはさておいて......。



    メインデッキ+<パラダイスうちゅう>でデッキが完成しているので、ルリグやピースをどう選んでいくかがポイントになります。
    通常のパワーラインのシグニであれば<ドラコ>などで十分対抗できるので、あまり考慮しなくていいと思います。下級についても火力面は<カリーナ>、耐久面は<タイポ>などがいるので、通常のデッキよりは攻撃力・防御力ともに、高めに想定していいでしょう。課題は、苦手な<エクシア>や高パワーシグニになどの仮想敵にどう対抗するかになるのではないでしょうか。

    無理矢理踏み越えていくのもいいですが、<一覇一絡><ピーピング・フューチャー>などの飛び道具で詰めたり、<カシオペヤ>で踏みに行ったり、ウリスなどの硬いルリグを選ぶなどして、長期戦を視野に入れるなどの対策が考えられます。<新ムジカ>+<ノヴァ・スーパーノヴァ>で一気に吹き飛ばす、なんて荒業もできないこともありません。エナコストはさておいて。
    最近は<H2O>の流行により、他のデッキも<アンナ・ミラージュ>などのパワー13000シグニの採用が目立ちつつあり、<ドラコ>一辺倒だと貫けない場面も増えてくるでしょう。宇宙軸はピース1枚を使ってメインデッキを底上げしているため、その底上げで対処できない相手にはめっぽう弱くなりがちです。アシストルリグやピースなどで、うまくフォローしてあげたいですね。

    4:環境を意識したデッキ構築
    セレモニーなどの大型大会に注目すると、現在の流行の中心は原子デウスです。
    ハンデス性能や復帰能力の高さと、パワー13000という堅牢さ、「ソウル」による火力、<ゼノ・クラスタ><MGD>両立などスキのないデッキとなっており、関東を中心に多くの入賞が見られています。環境はこのデッキを中心に回っていくでしょう。

    1つのデッキが流行すると、「そのデッキが増える」か「対抗できるデッキが生まれる」の2つの現象が発生します。
    前者は置いておいて、後者として起こりうることとしては、<VJ.WOLF-STREAM>が大真面目に採用されたり、12000以上を自然に焼ける<オサギツネ>が再流行したりなど、でしょうか。原子デウスばかりに注目したデッキたちを、エクスやジョッキー勢が刈り取っていく、ということも考えられるでしょう。もしくはそれらの対策を意に介さず原子デウスが暴れ続ける、という結末でしょうか。
    何にせよ大型大会を意識するのであれば、原子デウスはしっかり対策する必要があります。今回の宇宙軸デッキの解説で「13000シグニの対策がないと何もできなくなるから、飛び道具は欲しいよね」と書いたのも、そういう意識があってこそです。具体的なレシピないけど......。


    カードゲームの入賞実績は数字や結果として、確固たる事実として存在します。デウスの流行はWIXOSSBOX以上に、ウィクロス公式から「トップディーヴァはデウス!」と、大々的に発表されています。セレモニーでの勝利を視野に入れてデッキを作る際は、この事実と向き合って、対策や構築を考えていきたいですね。
    もちろんディーセレだけでなく、オールスターやキーセレについても同じことが言えます。統計や実績を過信しても良くないのですが、目を背けたくはないところ。「勝てねえ!」とさじを投げるのは簡単でも、負けるのは悔しいじゃないですか。

    というわけで宇宙軸にも<VJ.WOLF-STREAM>入れてみたいから、強い緑宇宙、お願いします。
    (宇宙が強くなるとオールスターのサシェやカーニバルも強くなるから、ぜひぜひ)

    5:おわりに
    というわけで<パラダイスうちゅう>から見た、宇宙軸デッキの紹介でした。
    セレクターやロストレージ勢の登場で、チームに縛られない能力を持つルリグが増えることから、「種族単デッキ」が熱くなり始めています。悪魔軸の<DEVIL'S CARNIVAL>や武勇軸の<頂点布武>なども強くなっていくかもしれませんね。色々楽しみです。


    ではまた次回の更新で。
    そろそろ冬ごもり......。冬はね......、苦手なんですよ......。
    寒いし暗いしメンタルはこじれるし......。引きこもりますか......。

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