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基礎がぎっしり!カーニバルMAISで始めるオールスター

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    by からばこ

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    基礎がぎっしり!カーニバルMAISで始めるオールスター
    暑いですね、からばこです。暑さと冷房に襲われて私の体力はボロボロ。部屋でゲームがはかどります。
    というわけでオールスター入門の記事です。

    約1年前に「ディーセレから始めるオールスター」という記事を書きました。
    「タマ」「リル」「ピルルク」といったオールスター(キーセレクション)のルリグのほとんどがディーセレに参戦し、ディーセレでおなじみのルリグがオールスターで遊べる、という土壌が整ってまいりました。
    加えてディーセレのカードパワーも上がり、特に防御や詰め周りでは、結構高度な読みが発生する場面も増えています。オールスターに触れてもらうハードルも、ちょっと下がってきた印象があります。

    ですので今回は、オールスターでも最も使いやすいデッキのひとつ「カーニバル」を紹介しながら、フォーマットの魅力を改めて紹介していきます。
    オールスターからしか得られない栄養素がウィクロスにはあります。せっかくなので1デッキ、手元に持っていてほしい!そんな思いを込めて、パチパチ書いてまいります。よろしくお願いします。
    「ディーセレから始めるオールスター!」はこちらから。


    改めてオールスターの特徴
    上記記事にも書きましたが、オールスターの特徴を改めて箇条書きでご紹介します
    • レベル4、5のルリグとシグニがいる
    • アシストルリグの代わりに「アーツ」「キー」で防御する(アシストも使える)
    • カードに「限定条件」がある(特定のルリグしか使えないカードがある)
    • 第4のシグニゾーンがある
    • サーバントはたくさん使える
    攻防ともに、ディーセレより更にパワフルなカードたちを使ったバトルです。
    それでいて「防御の読みが深い」「ドローやサーチが豊富で、やれることが非常に多い」など、オールスターならではの要素が山程あります。詳しくは「ディーセレから始める〜」の記事を読んでくださいね。

    で、今回はサンプルデッキとしてカーニバルをご紹介します。
    ディーセレでも人気が高く、「<サーバント ZERO>」という独自戦術を持ったルリグです。登場した2017年6月以降、パワフルさと幅広いカスタマイズ性で、ずっと一定の地力を保ってきました。もちろん、今なお現役です。
    それでいてプレイングはさほど難しくなく、オールスターならではの要素もたくさん詰まっているので、最初の1デッキにはピッタリというわけですね。
    そんなレシピはこちらです。流行の構築より「使いやすさ」を優先した構築ですので、あしからず。

    サンプルデッキ


    なぜカーニバルは使いやすい?
    下級シグニのほとんどが「置くだけ」
    オールスターのカーニバルは、「レベル4」を軸に戦うデッキです。
    タネガスペ><コニプラ>などの下級宇宙シグニは、自身のレベルを4として扱う能力を持ちます。これらを含むとデッキのほとんどのシグニがレベル4なので、<タネガスペ>らの能力でほぼ確実にドローやエナチャージなどができます。
    手札とエナをしっかり増やしながら戦えるため、安定感が抜群です。

    上級シグニがどれも強力!
    レベル4、5の上級シグニは非常に強力な戦闘能力を持ちます。
    エースシグニの<ラアー>は、相手の<サーバント ZERO>を確実に除去しつつ、アタック時にシグニ1体をバニッシュできます。デッキのシグニはほぼレベル4なので、アタック時の除去はほぼ確実にヒットします。 他のレベル4シグニも強力な能力を揃えました。手札破壊の<青ムンカルン>に、ドローと除去の<ダイホウイカ>、万能回収の<ザ・ロウ>など、オールスターでも人気の高いシグニを中心に採用しています。

    下級シグニのドローやサーチで欲しいシグニを確保し、それらを並べて戦っていくだけ。シンプルですね。

    レベル5ルリグがとにかく強い!
    最終グロウ地点は<カーニバルMAIS>です。出現時にコインを5枚獲得、毎ターン相手のシグニを<サーバント ZERO>に、コイン3枚でトラッシュのアーツを再利用と、どれも強力な能力を持ちます。
    アーツの再利用能力が非常に便利で、<鎧終一触>をベットして使って、<サーバント ZERO>になった相手の全てのシグニを<ラアー>でトラッシュに送るのが基本です。もしくは<アイスフレイム・シュート>でルリグダウン凍結を2回行う、でも良いです。毎ターンの<サーバント ZERO>化も<ラアー>などとのコンボや、厄介なシグニの無力化に役立ちます。

    カーニバルキーとの相性が抜群!
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    デッキを支えるカードが<カーニバル -K->です。「キーカード」は場にある限りセンタールリグに能力を与え続ける、いわばアシストルリグのようなものです。
    出現時にレベル4シグニを2枚手札に加えられます。デッキではレベル4として扱う<タネガスペ>をサーチでき、最初のターンに使うことで確実に場にシグニが並べられます。安定感抜群です。
    エクシード1で、自分のシグニをトラッシュにある別のシグニに書き換えられます。相手ターンにシグニを<ラアー>にして防御したり、自分のターンには下級シグニを<ダイホウイカ>や<ムンカルン>にして攻めたりと、使い道が幅広いです。
    このキーを破棄すると、相手のシグニを全て<サーバント ZERO>にもできます。通称「カニキー」のこのカード、最後まで能力たっぷりですね。

    トラッシュの管理も学べる
    上記の<カーニバル -K->を活かすには相手のアタックフェイズに場にシグニがいなければならず、メインフェイズのうちに場が空になると機能しません。そのために<Zr><ホルス>の2枚のシグニが重要になります。
    どちらも使えば、相手のアタックフェイズに場を埋めることができます。相手の妨害をかいくぐり、このシグニをいかに使えるかが重要で、オールスターならではの要素「トラッシュ管理」の基礎を学ぶことができます。

    長々と語ってきましたが、カーニバルの魅力は
    • プレイングはシンプルながら、場に並ぶシグニは強力
    • ルリグとキーが強い
    • トラッシュ管理の基礎が学べる
    になります。オールスターを遊ぶ要素が全部詰まったデッキです。

    立ち回り
    序盤
    最初の手札は「<タネガスペ> = <ケプリ> > サーバント = <コニプラ>」で確保してください。
    1ターン目に<カーニバル -K->で必要なカードをサーチするので、手札交換は余裕を持っても大丈夫です。

    レベル1、2帯はゆっくりになります。
    レベル1では<カーニバル -K->を使って<タネガスペ>やサーバントなどをサーチしたり、<タネガスペ>を場に出してドローしていきます。デッキはほぼレベル4なので基本ドローできます。レベル2になると<コニプラ>でエナチャージもできます。
    レベル3では<カーニバルTI>で攻められます。面倒なシグニを<サーバント ZERO>にして<ケプリ>で要求したり、<ノベアン>で除去していきましょう。

    レベル4になってもやることはあまり変わりませんが、アタッカーを本格的に送り込むことができます。
    ダイホウイカ><ビッグ・ヴァン>での要求や、<ムンカルン>での手札破壊なども絡めながら戦っていきましょう。
    相手のアタックフェイズに<カーニバルQN>のコイン能力を使って場や除去し、コインを使い切ってレベル5にグロウします。

    中盤以降
    レベル5になるとリミットが12になるので、レベル4シグニを3体並べることができます。レベル4同様、手札にある強いシグニをどんどん場に送り込んでいけば大丈夫です。
    ラアー>+レベル4シグニ+何か、という盤面も強力です。<カーニバルMAIS>の能力を使えば<ラアー>1枚で2面要求ができるので、手札次第では狙ってみても良いでしょう。
    必要によっては自分のアタックフェイズに<カーニバルk>のエクシード能力を使ってもいいです。<タネガスペ>などのシグニをレベル4のアタッカーに書き換えたり、チアゾーンのシグニを<カーニバルk>で<ムンカルン>にして手札破壊を狙ってみるのもありです。防御に使うエクシードを使い切らないように注意してくださいね。

    戦っていくとトラッシュが減ってくるので、適宜<Zr>でデッキを回復してあげてください。
    後述しますが、<Zr>をいかに上手に使えるかが、このデッキのポイントになります。

    終盤
    防御はアーツを使っていきます。「コインをベットした<鎧終一触>で相手のシグニを全て<サーバント ZERO>にして、<ラアー>の起動能力を連打して全面トラッシュ」が非常に強力です。<カーニバルMAIS>のコイン能力と<カーニバルk>の破棄能力も含めば、最大3回の全面トラッシュが可能になりますので、積極的に狙いましょう。
    ルリグアタックが厄介な相手は<アイスフレイム・シュート>で、非常時には<炎のタマ>で守っていきます。相手の攻撃を全てさばき切るつもりで、どっしり戦っていきましょう。

    Zrとトラッシュ管理のポイント
    カーニバルデッキの強さは、<Zr>をいかにうまく使えるかに左右されます。
    Zr>はアタックフェイズにトラッシュのシグニを10種類デッキに戻すことで、トラッシュから蘇生できます。
    基本的に相手のアタックフェイズに使ってがら空きになった盤面に蘇生させ、その<Zr>を<カーニバルk>で<ラアー>に書き換え、<鎧終一触>の全面トラッシュ送りにつなげる、という動きが基本です。
    ただオールスターには「トラッシュのカードを除外する」というカードが一定数存在しています。<メンダコギロチン><セレクト・ハッピー5>がその代表格で、<メンダコギロチン>は白黒デッキではほとんど採用されています。<Zr>をトラッシュに置いておくと自分のアタックフェイズにあっさり除外され、返しのターンで余計な防御を求められる、なんて悲劇も。
    なので、<Zr>はうまくトラッシュから逃しておくことが大切です。特に自分のアタックフェイズ中は、<Zr>を無防備にすることはなるべく避けましょう。
    例えば<ダイホウイカ>のアタック時能力で手札から<Zr>を捨てたり、<ザ・ロウ>の下敷きにしておけばうまく避けられます。1枚をエナに、もう1枚をトラッシュに置いておけば、1枚が除外されても大丈夫です。

    また<Zr>のもう一つの役割は、自分のデッキの圧縮です。
    カーニバルは<タネガスペ>などドローカードが多く、バトルを進めていくとデッキがすぐに少なくなります。<ダイホウイカ>などもあるので、思った以上にデッキがなくなります。そこで薄くなったデッキに<Zr>で必要なカードを戻せば、強いデッキを作り直すことができるわけです。<Zr>では再利用したいレベル4シグニを中心にデッキに戻していきましょう。
    ちなみに<Zr>の能力は自分のアタックフェイズでも、自分の場が埋まっていてもデッキ戻しは使えます。場面によっては使っていくことも重要です。

    もう1枚似た役割のカードに<ホルス>があります。これも除外には気をつけましょう。
    赤シグニなのでエナに置いておき、<鎧終一触>のコスト支払いで<ホルス>をトラッシュに置き、その後トラッシュで<ホルス>を起動すれば安全に使えます。<Zr>よりは使いやすい印象です。

    除外に限らずオールスターでは<カツホク>や<メツミ>といった、トラッシュを破壊するカードが多々あります。上手にケアしていきましょう。
    相手がメインフェイズでアーツを使ってくれれば、<炎のタマ>の発動コストが0になるので、それはそれで有利、という状況もあります。<Zr>などでアーツを誘うプレイングもあったりなかったり......。結構奥深いです。
    ちなみに<Zr>を使う際は、トラッシュのシグニの種類が重要にあります。
    ウィクロスは比較的、相手ターンにやることが少ないカードゲームですから、相手ターン中の手の空いた時に、トラッシュを整理してシグニの種類を確保、仕分けしておくことをオススメします。慣れてきたらやってみましょう。

    改造のポイント
    ルリグデッキ
    アイスフレイム・シュート>が自由枠になります。採用候補としてはこの2枚です。
    ロック・ユアハート>は最近採用され始めたアーツです。
    ルリグのレベルより低いシグニの攻撃を全て止められるので、レベル4を3枚並べるレベル5デッキや、シグニを入れ替えながらアタックしてくる【グズ子】などに有効です。大会などに出るなら採用を検討してもいいでしょう。

    ビカム・ユー>はかなーり昔に採用されていたアーツになります。
    後攻の時に使うとグロウでき、相手より先に<QN>や<MAIS>にグロウできます。カーニバルは序盤が遅いデッキなので、速攻系のデッキが多い環境では便利かもしれません。
    採用しなくとも、オールスターを遊ぶなら1枚は持っておきたいアーツなので、合わせてお買い求めください。

    メインデッキ
    今回採用せず、相性の良いカードは以下になります。
    赤ゲイン>は全てのシグニにシグニ耐性を与えることができます。オールスターにはアタックフェイズに発動できるシグニの能力が多いので、対策として1枚あると便利です。
    ウラタロ>は好きなカードをデッキから手札に加えられます。各種サーバントや<Zr>で戻したシグニを持ってきましょう。
    エフエックス>はドローと除去、凍結ができるレベル4シグニ。起動能力の「レベル11以上」の達成は一見難しそうですが、<タネガスペ>らがレベル4として扱えるので、確実に達成できます。メインフェイズでの除去が少ないと感じたら入れても良いかもしれません。
    オタガメ>は<アイスフレイム・シュート>や<ダイホウイカ>と相性の良い1枚です。あれば便利なのですが、最近は枠の都合上抜けることが多いです。

    他にも多くのレベル4シグニがいますので、色々と探してみてください。極端な話、限定条件のないレベル4シグニなら全て「採用できないかな?」と一度考えても良いくらいです。
    1枚採用のシグニが多いほうができることも多く、<Zr>の10種類の条件も満たしやすくなるため、一緒に1枚ずつお買い求めいただくのがオススメです。

    また、<カーニバルメモリア>や<黒コンテンポラ>、<青ムンカルン>の枚数を増減したり、サーバントの枚数を調整したりと、好みに応じて細かなカスタマイズができます。環境や自分のプレイスタイルに合わせて調整していきましょう。
    私は<ラアー>3枚採用派です。早く公開領域に見えてほしいし、直接場に立てたいし、除外された後のリカバリも効かせたいし......、という理由ですね。

    終わりに
    この記事を書くにあたってウィクロス歴の長い友人たちに「初心者向けオールスタールリグ、誰が良いと思う?」と聞いたら、皆が皆口を揃えて「5カニ」「カーニバル」と言い切っています。それくらい使いやすく、強いルリグになっています。
    乱暴な言い方かもしれませんが、本当に「引いたシグニを出して戦うだけ」のデッキです。それでいてトラッシュの管理だったり、「どのカードがどこにある」ことを把握したりと、オールスターの基礎と発展を学ぶことができます。最初の1ルリグにぜひ、カーニバルをどうぞ。
    私も長くカーニバルを使っています。17年の世界大会予選を共に戦ったり、入賞させてもらったり、リハビリの際は使ったり......。「好きなルリグ」というよりは「良きビジネスパートナー」という言葉が似合うルリグですね。ディーセレでも使おうかなあ。


    ではまた次回の更新で。
    新規のレベル4、レベル5シグニの登場、お待ちしております。カーニバルと<紡ぐ者>に劇的強化を!

人気のあのカードについて教えて!part.11「なぜ、大幻蟲アロス・ピルルク//メモリアは人気なの?」

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    by からばこ

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    アロス・ピルルク//メモリアのリソース節約大作戦!
    アラサーからサーになりました、からばこです。
    人気のあのカードについて教えて」の第11回になります。今回紹介するカードはこちら!
    イラスト最高、フレーバーテキスト最高、<SRP>版も最of高、<アロス・ピルルク//メモリア>です。
    今回はこのカードを切り口に、ウィクロスのリソース問題について考えてみたいと思います。流行りのSDGsなのかな......?

    1:捨てたカードがシグニになる
    アロスメモリア>の強みは1番目の自動能力でしょう。メインフェイズの間にシグニを1枚捨てた時、そのシグニをトラッシュから場に出すことができます。
    一見「?」となるかもしれませんが、この能力があれば手札を1枚得することができます。持続可能な手札です。

    具体的に何が起こるか、最も相性が良いとされている<カーニバル-TI->を例に考えてみましょう。
    あなたの手札は<アロスメモリア>を含む3枚のシグニ(レベル3、レベル3、レベル1)で、場は空っぽ。手札を増やす手段もありません。でも何とかして<カーニバル-TI->のターン1の起動能力を使いたい、という状況です。
    TI>の起動能力にはコストが必要です。手札3枚の状況なので、コストで1枚捨てると残りは2枚になります。2枚では盤面を埋めることはできなくなりますね。
    ですが<アロスメモリア>を場に出した後で<TI>の起動能力を使うと、捨てたシグニが<アロスメモリア>の能力で場に出てくるので、手札3枚の状況から綺麗に場を埋めることができる、というわけです。

    ダラダラ書きましたが、「手札コスト1枚を肩代わりできる能力」と思っていただければ大丈夫。
    TI>の能力を2ターン使えば2枚、3ターン使えば3枚と、1枚の積み重ねは馬鹿になりません。<アロスメモリア>は持続可能な手札を約束してくれる、まさに地球に優しいシグニです。
    何が嬉しいって、この能力はコストで捨てようが能力や効果で捨てようがトリガーするというところです。普通は「効果か能力で〜」の枕詞がありますからね。さすがSRの貫禄、といったところでしょう。

    2:マイナスと凍結が強い!
    それだけ終わらないのが<アロスメモリア>の強さ。シグニが手札以外の領域から場に出た時、相手のシグニ1体を凍結させ、そのパワーをマイナス2000します。

    1番目の自動能力と組み合わせて使うことがほとんどでしょう。「捨てたシグニをトラッシュから蘇生させ、それをトリガーに相手シグニ1体を凍結し、マイナス2000」が一連の流れになります。
    2000という値は一見低いですが、最近流行の<オイゴナ>を除去できる程度には仕事をしますし、他のパワーマイナス能力のサポートになります。<デウス・スリー>のソウルマイナス2000の強さは言わずもがなですよね。凍結も役に立つ場面は多いでしょう。
    ちなみにこの能力は、トラッシュ以外からシグニが場に出ても発動します。エナやデッキからでも良いので、覚えておくと得するシーンがあるかもしれません。

    マイナス能力は上記の例で挙げた<カーニバルTI>とも相性抜群。ゲーム1で相手シグニを<サーバントZERO>にし、その後起動能力を使えば、確実にシグニを除去できます。実際に<アロスメモリア>はカーニバルデッキで活躍しており、第2回のディーヴァグランプリでもベスト16に駒を進めていました。
    手札コストを節約しながら除去や妨害に繋げられる<アロスメモリア>。単体での仕事はあまりありませんが、良き相棒を見つければ、しっかりサポートしてくれること間違いないでしょう。

    3:相性が良さそうなカードたち
    「手札を捨てる」「マイナス2000と凍結」に注目し、相性が良さそうなカードを集めてみました。
    カーニバルTI>は殿堂入りとして......。

    ジンロウ
    トラッシュから場に出すのに3枚の手札コストが必要になりますが、うち1枚を<アロスメモリア>で肩代わりできます。アタックした時のマイナスの値10000に、<アロスメモリア>の2000を足せば12000となり、多くのレベル3シグニを除去できるようになるのが嬉しいですね。
    ジンロウ>のアタック時除去は自身以外がトラッシュから場に出ていても発動するので、<アロスメモリア>で別のシグニを蘇生させても良いのが嬉しいです。総リソースを節約しながら除去や要求を作っていきましょう。
    他にも黒の<ウムル//メモリア>や、蘇生関連では<ジャック・ド・モレー>や遊具の<グズ子//メモリア>らも、蘇生に関わる能力を持つシグニです。合わせて採用してみてはいかがでしょう。

    ミルルン・セツナ
    最新弾で登場した青ルリグ。手札コストが必要な起動能力を持っており、運用は<カーニバルTI>と似ていますね。
    コストこそ重いもののシグニの確定除去は優秀で、パワーの高いシグニを<ミルルン・セツナ>の起動能力で、低いシグニを<アロスメモリア>などの能力でマイナス、というイメージでしょうか。
    色も<アロスメモリア>と同じ青。青には<マノミン>や<ファルル>、エクシードを使わない<THRILLING>など、自分の手札を捨てて発動するカードも多いので、<アロスメモリア>の能力を使うタイミングに困ることはなさそうです。

    武踊の記憶 リル
    ライズを持つシグニが場に出た時、手札を捨ててドローできます。つまり<アロスメモリア>の能力がトリガーし......。
    と言いたいところですが、<アロスメモリア>とライズシグニで盤面がほぼ埋まっているので、相性が良いかと言われれば、どうなんでしょうね......。
    コインをどんどん得られるので<アロスメモリア>のハンデス能力が使いやすかったり、<ブルーノ><ヒジカタ>らハンデスシグニが武勇クラスなので、<クーフーリン>のライズ素材になれたりと、噛み合っているような噛み合っていないような......、な気配がします。アイディアだけ置いておきますので、良ければ形にしてみてください。

    4:リソース節約術色々
    今回は<アロスメモリア>のリソース節約に注目して書きましたが、リソースコントロールに長けたカードは他にもあります。あわせてご紹介しましょう。
    1枚目は新弾から<マドカメモリア>です。
    1ターンに2度、自分の効果で相手が手札を捨てた際、自分の手札を1枚捨てると、1ドローか1エナチャージができます。手札を入れ替えたり、余った手札をエナに変換したりと、柔軟な活躍が期待できます。
    特に対白系のデッキにおいては便利な存在です。ハンデスを進めながら、<タンゴカード><オーバー・パシュート>などで手札に戻されたシグニをエナに変換することで、白デッキのエナを絞る戦術に対抗することができます。自身はレベル1でパワー3000なので、それこそ<タンゴカード><パシュート>の的になってしまうのがネックですが、それでも活躍する場面は多いでしょう。
    自分が白リメンバを使っていた時、お相手の<マドカメモリア>に振り回されたので紹介しました。強かった......。

    もう1枚は過去弾から<ワイト>の紹介です。
    効果で手札から捨てられた時、1エナを払うとこのカードを手札に戻すことができます。
    アロスメモリア>と同様、手札1枚を1エナで肩代わりできるカードです。<マノミン>や<ファルル>はもちろん、上記の<マドカメモリア>と併用することで、エナを伸ばしたり手札を確保したりと、状況に合わせた運用が狙えます。悪魔シナジーに注目し、<ウリスメモリア>を軸に<マノミン><オロチマル>らと組み合わせても面白いですね。

    上記の2枚は第3回GPで5勝1敗し、ルリグ賞を獲得したピルルクデッキに採用されたギミックでもあります。<マドカメモリア>は軸に、<ワイト>は悪魔ギミックとして取り入れられています。多くのデッキに応用が利きそうなので、気になる方はチェックしておくといいでしょう。デッキはこちらから

    手札破壊系のデッキだと【原子デウス】という強力なデッキが気になりますが、デウスにはできないことを見つけて、うまく差別化していきたいですね。

    終わりに
    というわけで<アロスメモリア>の紹介でした。
    10月にはアロスピルルク自身はもちろん、元祖凶蟲使いのミュウがセンタールリグとして登場します。活躍の機会が増える可能性があるので、今のうちに集めておきたいところです。

    捨てたシグニが場に出る能力は、オールスターの<アロス・ピルルクN>デッキで活躍した<大幻蟲 §オタガメ§>がモチーフになっていると考えられます。
    オタガメ>はアロスデッキの要でした。<THREE OUT>で捨てて場に出て、それに<CRYSTAL SEAL>を当てたり、<アロス>のアタックフェイズ能力で<オタガメ>を捨てて場に出して凍結させて......。【圧縮アロス】は無限防御デッキとして、2017年前半〜中盤の環境で覇権を握っていました。懐かしいな......。

    それにしてもピルルクはメモリーシグニが多いですね。<ピルルクメモリア><緑ピルルクメモリア><APEXメモリア><アロスメモリア><悪魔アロスメモリア>の5種類で、うち3種類にはSRPが存在しています。
    SRPで揃えると壮観この上ないので、お買い求めはぜひ遊々亭をご利用ください。<APEXメモリア>の加工、すごいですよ......。

    それでは次回の更新でお会いしましょう。
    世の中は大変ですが、皆様お体ご自愛のうえでお過ごしくださいませ。くれぐれも冷房と間違えて、暖房を28度に設定しないように......。

PRISMATIC DIVA発売記念インタビュー【プリパラ編】

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    by からばこ

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    PRISMATIC DIVA発売記念インタビュー【プリパラ編】
    はじめに
    プリパラコラボからウィクロスを始めた皆様、はじめまして。カードショップ遊々亭へようこそ。
    遊々亭はカードゲーム専門の通販サイトです。遊戯王やデュエル・マスターズといったトレーディングカードゲームから、FGOアーケードや三国志大戦といったアーケードカードゲームまで、幅広いタイトルを扱っています。もちろんウィクロスも、です。
    遊々亭最大の特徴は、そのタイトルのプレイヤーが「攻略ブログ」として、情報を発信していること。デッキの作り方や一押しのカード、大会参加レポートなど内容は様々。ウィクロスにも豪華執筆陣が揃っており、世界大会の優勝、準優勝プレイヤーも執筆しています。すごい!

    カードのお買い物から攻略情報まで。
    ウィクロスを遊ぶ際は、遊々亭をどうぞごひいきに!

    自己紹介が遅れました。私は「からばこ」と申します。今回の執筆を担当します。
    遊々亭では新しいパックが発売されると、こうして「発売記念インタビュー」という記事を書くのが恒例行事になっています。
    プリパラコラボということで、今回はPRISMATIC DIVAのカードと、構築済みデッキ「DIVA DEBUT DECK WHITE HOPE」のカードを使ったデッキを紹介します。

    今回のプリパラコラボで注目している点はありますか?
    「メインデッキを全てプリパラシグニで構築できる」のが何よりの魅力です。<らぁら><みれぃ><そふぃ>のユニット(SoLaMi SMILE、以下そらみスマイル)を採用すれば、サーバントを含むライフバーストの枚数もぴったり20枚。能力も「プリパラ」種族に関連するものが多く、名実ともに「プリパラのみ」で充分に戦うことができます。すごい!
    ウィクロスプレイヤーから見たこのコラボの最高のポイントは、コラボ先がシグニとピースのみということ。「ルリグは全てウィクロスのキャラクターから選ぶ」ことになるため、プリパラファンにウィクロスのキャラクターを知ってもらうことができます。メインデッキはプリパラを軸にしたまま、弾を追うごとに新しいセンタールリグ、アシストルリグ、ピースと出会う楽しみが待っています。

    プリパラアイドルのシグニたちの能力はどれもシンプルながら強力で、既存のシグニとも渡り合える水準になっています。
    腕を磨けばプリパラデッキで大会に優勝することもできますし、実際それで結果を残しているプレイヤーも既にいます。
    今回改めてカードを見ましたが、本当に良いコラボだなと痛感しています。タカラトミーさんの本気度を感じるぜ......。

    センタールリグはどれを選択しましたか?
    今回選んだセンタールリグはタマです。
    ウィクロスシリーズの元祖主人公。主人公には主人公で迎えるのが礼儀というものです。
    そらみスマイルの色と同じ白であり、構築済みデッキも登場していることからこちらを選びました。能力的に相性も良いためピッタリです。

    最初に考えたレシピを教えて下さい。
    アシストルリグ/ピース
    8

    コンセプト、回し方を教えて下さい
    センタールリグ<奏月の巫女 タマヨリヒメ>の連続攻撃を活かしたデッキを目指しました。

    奏月の巫女 タマヨリヒメ>の自動能力で、毎ターン2回のルリグアタックが可能になります。ルリグアタックを防ぐにはデッキに4枚しかない<サーバント #>を捨てるしかなく、ほぼ毎ターン2枚のライフクロスをクラッシュできるのが強力です。
    タマが2回ルリグアタックをするには、シグニを2体ダウンさせなければいけません。シグニでの攻撃はあまり狙わないことになりますが、<のん>や<らぁら>といった、エナを増やしたりパワーを上げたりする、防御が得意なシグニを並べることができます。「シグニで守り、ルリグで攻める」のがタマの特徴です。

    奏月タマ>の連続攻撃でダウンさせるシグニは2体なので、残り1体ではライフクロスを狙いたいです。<らぁら>や<あろま>でシグニを除去したり、<ちり>の【ランサー】を使っていきましょう。
    レベル3グロウ後は<のん><らぁら>+レベル1プリパラシグニや、<のん><あろま>+レベル1プリパラシグニといった盤面を意識しましょう。エナに余裕があれば<ちり>で【ランサー】をつけてもいいです。

    奏月タマ>のゲーム1能力を使うと、ルリグがアタックした時に、自分のシグニを全てアップすることができます。
    アタックを終えてダウンしたシグニが、タマのルリグアタックと同時に全てアップ。その中から2枚をダウンさせれば、タマもアップすることになります。シグニで3枚、ルリグで2枚のライフクロスをクラッシュすることができます。
    この能力を使う時は、相手のシグニゾーンががら空きになったタイミングがおすすめ。<のん>や<みかん>のライフバーストで相手のシグニをバニッシュした後や、<み〜んなではじめるアイドルライフ!><burning curiosity>でシグニを減らしてからにしましょう。使うタイミングを見極めて、一気に攻めましょう!

    構築済みデッキからの変更点
    アシストルリグは構築済みデッキのものを多く採用しましたが、緑姫のレベル2を<緑姫・修復>に変えています。
    構築済みに入っている<緑姫・増強>でも良いですが、<修復>にすればより防御力が高くなります。その分多くのエナが必要になるので、<のん>や<アイドルライフ!>でエナを増やしたり、考えなしに<らぁら>の起動能力を使わないなど、エナを大切にする意識を持ちましょう。
    花代・緑姫ともに、同じレベルでも異なる能力を持つアシストルリグがあります。どちらも6弾「WELCOME BACK DIVA〜selector〜」に収録されていますので、こちらからチェックしてみてください。中段の「LC Card List」のあたりにありますよ。

    メインデッキはそらみスマイルに加え、アシストルリグの色と同じ「ガァルマゲドン」「ノンシュガー」のユニットを中心に構築しています。ただ、<奏月タマ>のグロウコストや自動能力で白エナが多く必要になるので、この2ユニットに所属するアイドルの枚数は少し減らしています。
    代わりに「PRISMATIC DIVA」に収録された白シグニの<コックリサン><アルテミス>を入れました。クラスがプリパラではありませんが、どちらも使いやすい白シグニです。

    メインデッキ、ルリグデッキともに、構築に絶対はありません。
    たくさんバトルをすれば「このカードもっと欲しいな」「他のカードも試したいな」と感じることがきっとあるはずです。
    自分好みに、どんどんデッキをカスタマイズしてくださいね。

    ここで宣伝
    デッキができたら、店舗イベント「ウィクロスパーティー」に参加してみましょう。ファン同士の対戦、交流が目的のカジュアルなイベントです。
    最初は緊張するかと思いますが、先輩プレイヤーさんはみんな優しく大歓迎しますので、どんどん参加してみてくださいね。
    流れはこちらの記事で説明しています。読んでいくと安心かも?

    また大型イベントとして「ウィクロスセレモニー」があります。
    こちらは競技色が強く、参加人数もウィクロスパーティーと比べて非常に多い、いわゆる「ガチ対戦」イベントです。
    もっと強くなりたい、高みを目指したいプレイヤーさんは、ぜひこちらにも参加してください。

    そんなウィクロスセレモニーで結果を残したデッキが集まるサイトが「WIXOSSBOX」です。
    全国のセレモニーで優勝、入賞したデッキが揃っており、自分のデッキ構築の参考にしたり、人気のデッキ、カードの情報を知ることができる、非常に便利なサイトです。累計ページビューは350万だそうですよ。
    セレモニーの結果を載せたカードショップのツイッターを埋め込む形で掲載しているので、文字によるカードリストがないのが残念ですが、すみません、個人経営のサイトなのでご勘弁ください......。管理人は私です。更新情報はツイッターで投稿していますので、こちらもよろしくお願いします。

    今回の弾で注目しているカードはありますか?
    羅星姫 ミュウ//メモリア
    黒には珍しい、パワーラインを問わない除去ができます。
    レベル1は出現能力のおかげで確実に除去できますし、レベル2以上のシグニも、手札の枚数次第ではバニッシュできます。アタックフェイズ開始時なのがネックですが、高いパワーラインに難儀していた黒デッキの、新たなアタッカーとして一役買ってくれそうです。回収できるレベル1シグニの範囲も非常に広く、様々なコンボが期待できます。

    蒼魔 アロス・ピルルク//メモリア(ホイル)
    表情が良い・指の形が良い・ふとももが良い。最高!

    左手の指の曲げ具合とか角度とかもう最高でございます。
    差し出している右手が完全な「パー」になっているのではなく、薬指と小指がくっついている点とかね、なんかこう、ありがとうございます、です。肌の部分の影の表現とか色使いとか、これまたなんちゅーことをやってくださるんだ、っつー話でございますよ。
    前弾で登場した<メル//メモリア><リル・鼓舞>でもハートぶち抜かれてのたうち回っておりましたが、ピルルクもあらあら、素敵でいらっしゃいますことで......。最高のお仕事をありがとうございます。

    最後に
    今回のコラボをきっかけに、多くのプリパラファンの喜びの声を見聞きしました。カードを手に、アイドルの名前やちなむエピソード、楽曲を語るその姿。それを見て、ファンの皆様一人ひとりの中に、人生と紐づく大切な思い出が作品なのかなと、勝手ながら想像しております。

    ウィクロスはプレイヤーによる創作が盛んなカードゲームです。文字やイラスト、動画はもちろん、立体物やCG、Vtuber化にゲーム作成、ドット絵にコスプレにと幅広いです。
    カードを集めたり対戦したりするのはもちろん、様々な楽しみ方ができるのが大きな魅力です。私も楽しかったので、ついウェブサイト作りました。そんな不思議な魅力があるタイトルです。
    ぜひぜひ、今後ともよろしくお願いします。

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