
今回は月牙蒼焔で新しく登場した、<蒼奏の歌姫 カリオペイア>のデッキを紹介したいと思います。
カリオペイアのデッキでは2種のセットオーダーを駆使し、オーダーゾーンのセットオーダーをバインドすることにより様々な効果を発動しファイトを進めていきます。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
カリオペイアはセットオーダー/奏声という特殊なオーダーを使用します。
ライドラインで安定して奏声オーダーをサーチしながらプレイし、セットオーダーをVの効果でバインドし効果を発動してでいきます。
各カードについて見ていきます。
蒼青の誓い / 清廉なる号令
現状2種類ある奏声オーダーです。共にSB1することによりプレイができます。
オーダーゾーンに置かれると、誓いの場合は山札からティアードラゴンを山札からサーチしてRにコールします。
号令は山札の上7枚見て奏声を手札に加えるか、Vのグレード以下の蒼奏の歌姫をコールできます。
誓いはG3なだけあって万能ティアードラゴンサーチが可能、号令はG1で序盤からプレイできる気軽さがあります。
そして蒼奏の歌姫含むG3以上のVの能力でバインドされることにより能力を発動します。
誓いは相手のVがG3以上ならVにスタンド能力を与えます。
Vスタンドは特にドライブチェックが増加していなければ2→1のドライブチェック回数になります。
特に追加でコストが必要になるわけでなく、クリティカルが1に戻る等の制限なくVスタンドが行えます。
号令では相手のVのグレード指定がなく、Rを1体スタンドさせます。
Vの能力で奏声をバインドし上記の能力を使ってファイトを進めていきます。
セットオーダーとして置かれた時の能力と、Vの能力でバインドされた時に発動する効果の1つのオーダーで2つの効果を使える少し変わったセットオーダーです。
蒼奏の歌姫 カリオペイア
今回のメインVである<カリオペイア>です。永続のパンプを持ち自身のターン中、奏声カードが1種類以上でVに5000パンプ、2種類以上で前列に5000パンプします。
ノーコストで5000パンプを行える上にバインドゾーンに2種類さえ揃っていれば良いので、枚数を重ねてパンプを伸ばす必要はありません。
起動効果として手札から1枚捨てることにより、ドロップから奏声カードを1枚オーダーゾーンに置けます。
オーダーを通常プレイし、カリオペイアの効果も合わせることで1ターンに2枚オーダーゾーンに奏声が置けるようになっています。
奏声のセットオーダーはプレイ時に発動する効果ではありません。
あくまでもオーダーゾーンに置かれた時に発動する効果になります。
なのでカリオペイアの能力でドロップからオーダーゾーンに置かれても効果が発動します。
手札コスト1枚が痛手ではありますが、専用オーダーの効果が1ターンで2回も使えるのでサーチ効果やティアードラゴンのコール効果でそれなりに展開の補助を行ってくれます。
アタック時の効果として、CB1でオーダーゾーンから奏声を1枚バインドします、そして相手のVがG3以上ならEB3で2枚バインドできます。
これにより奏声のバインドゾーンに送られた効果を使います。
先攻G3ライドをした場合はオーダーを1枚しかバインドできず号令のRスタンド能力しか使えません。
相手がG3になってからが本番で2枚の奏声をバインドする事が出来ます。
号令と誓いの2枚をバインドすることにより、RスタンドとVスタンドの2つを発動する優秀なVになります。
カリオペイアの能力で行っているわけでなく奏声の効果で行っているので、新しい奏声が出てくると戦術の幅が広がり今後の強化も期待できるギミックです。
ボアブリーニー・ドラゴン
ティアードラゴンを持つサポートカードです。ドロップから使える効果でオーダーゾーンに奏声が置かれると、同名のユニットがRにいなければCB1でドロップからコール出来ます。
1度盤面かドロップに用意出来れば継続的にアタッカーが供給出来るようになります。
CB1を消費するので無闇に使うことは厳しいですが退化効果を持つ相手に対して抗えたり、インターセプトとして使った後にまたドロップからコールしたりと便利な効果になっています。
またR登場時にバインドゾーンから奏声カードをドロップに置くと、パワー+10000することができます。
<カリオペイア>のパンプ能力で必要になってくる条件は2種類の奏声カードなので、後半になれば<ボアブリーニー>でバインドから奏声カードをドロップに置いても支障がないです。逆にドロップに奏声カードが戻るのでカリオペイアの能力でドロップからオーダーゾーンに置く奏声が補充できるという場面もあります。
棺桶撃ち
基本的に新規カードばかりですが既存カードとして<棺桶撃ち>を採用しています。効果としてはドロップからSB1とドロップからオーダーをバインドすることで、ドロップからユニットのいないRにコールします。
狙う動きとしては先攻G3ライド時に<カリオペイア>の効果で1枚しかバインドゾーンに置けません。そこでこのカードによりオーダーがバインドできます。なので早期から奏声カードを2種類用意することができます。
盤面展開の補助としてドロップからコールできるアタッカーとして使用しつつ、バインドゾーンの奏声を置くサポートもしてくれます。
<ボアブリーニー・ドラゴン>のパンプ能力との噛み合いも良くなっている点も優秀です。
ライドコストとして奏声と棺桶撃ちを捨てて迎えたG2ライドターンに棺桶撃ちで奏声をバインド、ボアブリーニーをコールした時にバインドゾーンに既に奏声があるのでボアブリーニーが効果を発動でき、単騎20000アタッカーが用意できるので序盤の奇襲性が高くなります。
オーダーの兼ね合いが良くなるので棺桶撃ちは優秀です。ただ、ソウルを使用する為奏声カードのコストのソウルと少々喧嘩してしまうのでソウルの枚数管理には気をつけましょう。
他のティアードラゴン等を採用するのも誓いのバリューが高くなるのでそっちの方向で構築をしていくのも良いと思います。
さて今回は新しく登場したライドライン、カリオペイアのデッキを見ていきました。
ストイケイアらしくオーダーをバインドしたり、アタック回数を伸ばしたりとアクアフォースらしい見た目をしながらストイケイアらしさを踏襲したそんなテーマになっています。
セットオーダーと蒼奏の歌姫名称の強化により今後も期待できる上に、ティアードラゴンで強いカードが来てくれればそれだけで大幅な強化になります。
現状コストがカツカツなのでもっとコスト回復系のユニットが待ち望まれます。
今回は以上となります。ありがとうございました。