
4.デッキの解説
最終的に本戦で使用したデッキです。
全てのデッキに対して初回超越を取って勝つことを目標に構築しています。
そのため従来の【オラクル】に採用されていた<サイレント・トム(新)>や<ヴィクトリアス・ディアー>の様な2超越目の<静水の祭神 イチキシマ>と組み合わせることで真価を発揮するカードを一切取り除いて、序盤から初回超越に掛けて仕事をするカードのみをピックしました。
特に代表的なカードは<バトルシスター おらんじぇっと>です。
テキストが無いですがオーバースペックのパワーで序盤に優位をつけます。
2超越を目指すデッキではまず採用されることは無いでしょう。
デッキのムラを無くすために優先度の高いカードを4枚ずつ採用。
その結果4×12+1+1の配分になりました。個人的にヴァンガードのデッキを組む時に1番好きな配分がこの配分で、明確なゴールが既に見えているデッキを組む時はこの配分を推してます。
スタンのカードを中心にすることで道中テキストを使い山札を操作しつつ、ライドスキップから初回超越の高いキル性能による勝利がこのデッキの強みです。
5.メインデッキ 解説
G3は両方ともライド時にギフトとリソースを取ることができるカードになります。後手の時やライドスキップを挟んだ先攻でライド時にリソースを増やしつつ超越できる動きは単純ながら強力です。
ドローではなく山上2枚からカードを探す事ができるので超越も安定します。
神託効果の発動条件が鍵になるのでギフトはプロテクトIを選択することが多いです。
<おらんじぇっと>やその時不要なカードがあったらソウルにしまうことが多いです。
<豊水尊神イチキシマ>のガード制限と神託のパワーパンプに加えて<バトルシスター ぱねとーね>のパンプを合わせると簡単に6万以上の数値が初回超越で出るので超越コストが余っているなら前列に優先的に配置したいです。
テキストはないですがデッキコンセプトに非常に合致しています。
2ターン目にライドした時は相手にライドスキップさせない事から初回超越が取りやすくなり、<ディライトジーニアス アンジュ>や<百害女王 ダークフェイス・グレドーラ>などの11000G3に先にライドさせた時はV裏を要求したりと御の字になる事が多いです。
相手のVのパワーが9000以下なら
この盤面をつくりクリティカルを捲るだけでダメトリがなければ3点叩き込むことができます。
<ヘキサゴナル>と同様で初回超越でのパワーパンプはガード制限で合わせる事で、ゲーム中常に仕事をします。
昨年と変わらず環境は<ボーボ>を中心に回っています。
早いデッキが流行っている現環境ですが、ボーボをデッキアウトすると【ダークイレギューズ】や【バミューダ】に0点止めされて完封されるのが目に見えています。
やはりこのカードをデッキから抜く事はPスタンでは難しいでしょう。
このデッキのボーボは他クランのボーボとの最大の相違点はボーボ自身をコンボパーツにすることが可能な点です。
特に<クォーレ・メイガス>と相性は最高で、クォーレで見た山札の上2枚にクリティカルが1枚でもあればボーボで捲ることができます。
山上にクリティカルがないなら他のカードでずらせますし、他にずらすことができるカードがない場合でも、このカードがクリティカルのない山上2枚をずらしたと考えられるので次に捲るドライブチェックの期待値を向上させます。
このデッキの要と言っても過言ではない。
マリガン前にあったら必ず手札に残します。そのぐらいキーカードです。
超越後にクリティカルトリガーを確実に捲りたいので序盤は手札に温存して<豊水尊神イチキシマ>に超越しから盤面に置くのが定石です。
<ボーボ>や<テトラ・メイガス>と合わせて確実に2枚以上のクリティカルトリガーを捲ります。
確実にクリティカルトリガーを捲るのは当たり前に強力です。
<クォーレ>と違い優先度は低いので序盤に置いて点を詰めに行くこともあります。
このカード2枚とクォーレが揃うと確定ダブルクリティカルを作ることが出来るのでCBがある時は<マジカル・キャリコ>で足りない方を拾ってこの動きをする事もあります。
このカードを上手に使えるかでこのデッキの強さは変わります。
まずこのカードが他のG1と違うのは盤面に置いてから暫くしてテキスト使うことができる点です。
序盤からブーストをしつつ、初回超越時に山札を操作できるのはこのカードにしか出来ない動きです。
<豊水尊神イチキシマ>を軸とした今回のデッキとは動きに無駄がなくコンセプトに合致します。
このデッキで1番弱いカードです。
この枠は常に入れ替えの先を探していたのですが、これ以上に良さそうなものが無かったので妥協して採用しました。
店舗予選から<バトルシスター ばーむくーへん>と差し替えたのには理由があって、<アメノムラクモ>はコストさえあれば山札を触ることができます。
例えば<クォーレ>で山札の上を見て2枚ともトリガーじゃない時は手札を1枚損しますがアメノムラクモで山札をシャッフルをすることがあります。殆ど起こり得ない状況が発生してもケアが出来る方を採用するのは当然です。
マイナス1アドですが遥かに質の良いカードを加えることが出来ます。
選ばれたカードはドロップゾーンに送られるので事実上デッキからトリガー以外のカードを3枚圧縮でき、次に捲るトリガー率を上げます。
選ぶカードは<ボーボ>、<クォーレ> 、<テトラ>、<ぱねとーね>からその時欲しい同じカードを3枚選びます。
余談ですが他TCGにこのカードの効果に非常に類似しているカードがあるので、僕はこのカードを勝手に『苦渋』って呼んでます。
6.Gゾーン 解説
公開された時は本当に驚きました。
初回超越で相手の守護者やGガーディアンの自動能力を無効にしつつ手札の枚数パワーが上がるのは流石に強すぎます。
おまけ程度に付いているGゾーンの時に手札の枚数としてカウントされる効果は自身や<マジカル・キャリコ>を使いやすくしており無駄がありません。
カードパワーで言ったら100点満点通り越して120点です。
4枚は過剰採用に見えますがこのカードを削って採用する程強いGユニットもないので4枚入れるのが正しいです。
いくら新イチキシマが最強とは言え、<ラグジュアリーウェーブ エリー>には手も足も出ません。
そこに活路を見出すのがこの旧イチキシマです。
【バミューダ】対面は旧イチキシマに3回超越するので4枚確定枠です。
中々その様な状況にならないので使った事はまだないです。この枠は2枚目の<エキサイトバトルシスター ばばろあ>か<護り抜く者 ロゼンジ・メイガス・エイペックス>にしてもいいかなと思います。
初回超越を奪って毎試合勝っているのでまだ使った事はないです。
【バミューダ】対面で山底にクリティカルを固めて<旧イチキシマ>で勝つ試合があるので2枚採用。
GPAKIBA レポート (5)に続きます。