
今回から、5月17日に発売された『プレミアムコレクション2019』に収録されたカードを採用したPスタンダードのレシピを紹介していきたいのですが、まずはデッキレシピではなく、新ギミック『原初竜』についての解説です。
特徴
各原初竜それぞれを解説する前に、まずは3つの共通する特徴についておさらいしていきたいと思います。そのため、通常のデッキでは毎ゲーム必ず初回超越で起用する事は難しく、サブプランとして扱う事が望ましくされます。
原初竜はコスト指定こそゼロスシリーズと同じですが、『ゲーム中に何度でも使い回せる』真逆の特性を持ちます。その反面他Gユニットと比較しても性能はグンを抜けて高いという訳ではなく、フィニッシャーまでの繋ぎとしての運用が好ましい効果を持つのが殆どです。
原初竜 解説
手札補充やユニット展開に長けたユナイテッドサンクチュアリならではのドローソースとなっており、序盤からの速攻でユニットを無駄なく展開して初回超越でのドローソースとしての運用や、オラクル等【プロテクトI】が獲得可能なクランならば強制コールの枚数を減らす事ができます。
単縦なマリガン手段としても役立つ使い勝手の良いユニットとなっています。
コスト面は若干気になるものの、相手ユニットが3体以上ならば表のCB枚数を増やしながら一気にユニットを薙ぎ払う事ができます。
序盤から相手の面に干渉できるかげろう、なるかみならばこれまで以上に盤面の圧力を掛けられ、むらくも等メインギミックで退却手段のないクランは何度でも使い回せる退却手段は非常に重宝する事でしょう。
ヴァンガード初のターン強制終了ユニットでライドすれば必ず次ターンを作り出す事ができ、表になっているメガローマに超越すれば最低ラインの火力も作り出してくれます。
敗北を搔き消すと同時にターンを強制終了させる追加効果はネオネクタールならば、<聖樹竜 レインブレス・ドラゴン>+<チューリップの銃士 ミーナ>を合わせてドライブをさせずに相手ターンを強制終了させるコンボや、<幻蒼のラナンキュラス アーシャ>のような毎ターン超越時に手札を1枚増やせるユニットを活用してメガローマを疑似無限ループが存在します。
今まで存在してこなかった効果のため、活用の幅は多岐に渡るカードとなっています。
コストを払えば何度でも相手のガーディアンを退却する事ができ、Gガーディアンも退却できることからグランブルーの様な高パワーの連パンと非常に相性の良いデザインです。
手札にグレード1以下を要求するため、アクアフォースの様にリソースを稼ぎ辛いクランでは運用は難しいですが、超越コスト+グレード1以下がサーチ可能な<パーフェクトパフォーマンス アンジュ>が無理なく採用できる『トロワアンジュ』にはピッタリな1枚です。
ソウルやユニット同士を組み合わせたトリッキーな動きが特徴なダークゾーンの初動の遅さを1枚で補えるユニットでコンボの下準備にも一役買う効果となっています。
しかし、ギアクロニクルの様な山札内に多量なパーツを要求する様なデッキはSC5が欠点となる恐れもあるため使用には注意が必要です。
同国家の<星葬のゼロスドラゴン スターク>と同様にシンプルな効果となっており、どのクランでも扱えるデザインとなっています。
アクアフォースの<決意の激流ヴァレオス・リヴァイブ>とは異なり、そのターン中パワーを固定化する訳ではないのでダメージトリガーや相手ターン中パンプによってパワーは変化してしまうので、高パワー→低パワーの順番で行われる連パンギミックのデメリットを帳消しする相性の良いユニットです。