
今回は「最凶!根絶者」の発売ということで今回も新弾のカードの効果や処理のチェック出来たらと思っています。
今回のVR枠は起動効果ではなくアタック時の自動効果でCB1でコストとして自身のリアガード2体を退却させて、相手のリアガード1体を退却、パワーを10000上昇させます。前回の<ファントムブラスター>と効果のタイミングが大きく違います。今回のガスト・ブラスターはバトルフェイズ中に退却を行う為にまずはリアガードでアタックしてからヴァンガードでアタックし、アタック済みのリアガードをコストとして使用できます。純粋にリアガードを上手く活用できるデザインとはなっていますが、相手ターン中にこちらのリアガードが多い方がいい対面の時は少々響いてくる効果でもあります。
下の効果ではソウルにブラスターを含むG3が居るとリアガードが退却した時にクリティカルが増加します。上の効果とうまくかみ合った効果で非常に使いやすく簡単に圧力をかけていくことが出来ます。この効果は1度の効果で2体退却してもしっかりと2体分の計算を行い、上の効果で2体退却したらクリティカルが2増加します。また、退却した時、という条件なので自分のユニットがいるサークルに新たにユニットをコールした場合、元いたユニットは退却されます。これもしっかりと退却した場合の条件を満たしクリティカル増加の効果が発動します。ほぼ関係ないですが直接バインドされた場合は退却を挟んでいないのでクリティカルの増加は無いです。
効果としてはターン1回のバインドとコール制限を持っています。
裏でバインドする。という処理なのですが裏でバインドした時点でそれは非公開情報になりますので相手の裏でバインドしているカードに関しては相手のみ確認できる状況になります。なので大雑把でもいいのでなにをバインドしたかは覚えておいた方が良いです。
<シュヴァルツシルト・ドラゴン>の注目する効果は下の効果で、相手のバインドゾーンをすべて表にし、相手のターン終了時までバインドゾーンにある表のカードと同名のカードをノーマルコールできない。という縛りを追加します。ノーマルコールというのが非常に重要でガーディアンサークルへのノーマルコールも禁止します。インターセプトは純粋なサークルの移動である為影響は無いですがG1が10000のシールドを持ったりするようになってからはこのコール制限は大きく響いてくると思います。
ちなみにバインドゾーンに裏のカードが無くても可能な限り効果を解決するに従い、表にする処理は行いませんがコール制限はしっかりとかかります。
自力でソウルに入り自分ターンにはまたソウルから出てくるユニットで相手のターンに焼かれたりバインドされる心配がなく積極的に盤面に並べることが出来ます。
また、リアガードサークルが空く為、リアガードからもアタックしながら相手ターンにはリアガードが居ないのでVをアタックせざるを得ない状況を作ったり他のコンボへの使用に繋げたり非常に柔軟な1枚です。
Pスタンダードに置いては<カオスブレイカードラゴン>、<フリーズレイ>など非常に強力なカードにヒット時でありながらもアクセスすることができます。ヒットさえすればカウンターも必要なくG3ライドを狙ったりできる中々ユニークな1枚です。
今回は以上となります。ありがとうございました。