
今回は月牙蒼焔の発売という事で気になるカードをチェックしていけたらと思っています。
アニメも新シリーズに突入し新規ライドラインの実装や既存軸の強化、新しいサイクルカードが収録されています。
またBanG Dream!よりMorfonicaの強化カードも多数収録されており注目のパックに仕上がっています。
呪縛のルールに関しても振り返りをしているのでそちらも参考にしていただけると幸いです。
相変わらずクリティカルトリガーを活用する星刻姫ですが、今回はまた違った強化を受けています。
まずは上の効果ですがメインフェイズ開始時にそのターンにライドをしていないなら、手札を1枚捨てるとバインドゾーンから同名をカードを1枚選んでライドします。
そしてライドしたらペルソナライドを発動させます。
ライドしていなければ発動する効果でG3ライドターンにはG3のアストロアが既に登場しているのでこの効果は使えません。
それ以降は手札にペルソナライド用のアストロアが無くてもバインドゾーンにあればそこからペルソナライドをしていけるようになります。
ダークステイツのランダムソウルチャージ系統を多く使う国家の特徴として、ペルソナライド用のカードがソウルに入ってしまいペルソナライドの回数が限られてしまうことが多いです。
しかし、今回のアストロアはバインドゾーンからライドしてくれるので、問題なくペルソナライドを供給し続けることができます。
ちなみにペルソナライドはライドフェイズにペルソナライドアイコンを持つユニットが同名にライドすると発動する効果です。
なのでメインフェイズ開始時に同名のアストロアにライドしてもペルソナライドが発動しないので、効果としてペルソナライドを発動させる、という記載がある形になっています。
そしてもうひとつの効果でアタック時にCB1SB3をします。
ソウルブラストによってドロップに行く予定であったアストロアとクリティカルトリガーはバインドされます。
アストロアもバインドされます。
なので例えば1度ペルソナライドしてソウルに新規アストロアがソウルになります。そしてV 効果でソウルのアストロアをバインドしておきます。
バインドに飛ばされてもアストロアが枚数に考慮されるので、バインドの枚数参照を邪魔しません。
条件達成を邪魔せず、次のターン以降はVの新規アストロア効果でバインドゾーンからライドしてペルソナライドを発動という無限機関が成立するのです。
理論上ライドデッキの1枚とメインデッキに1枚の新規アストロアがあれば何回でもペルソナライドが発動出来るようになります。
普通にデッキの安定感が違うので2枚だけはリスクですがロマンが溢れている話です。
何度も触れますが、今までのアストロアはクリティカルトリガーしか数えてくれなかったのですが、今回からはアストロアもカウントしてくれるようになっているので、その点が既に優秀な改善になっています。
そしてバインドされているアストロアとクリティカルトリガーの枚数で以下の効果が適応されます。
- 1枚以上-相手のリアガードを1枚選び、退却させ、そのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000。
- 3枚以上-そのバトル中、このユニットのクリティカル+1/ドライブ+1。
- 5枚以上-あなたのリアガードを1枚選び、【スタンド】させる。
マスクスのように火力がドンドン伸びるのではなくあくまでも5枚よりも多くバインドを増やす強みはないのです。逆に言えばそこまでクリティカルを無理にバインドし続ける必要が無くなり使いやすくなった印象を受けます。
ペルソナライドの安定感が大きく増加し元のアストロアとマスクスの良いところ取りをしたかなり欲張りなユニットになっています。
ラーチカは<リシアフェール>の強化でリシアフェールの効果で、ソウルに入れられるとCB1で1ドローを行います。
そしてVのリシアフェールのアタックに対して2枚以上でないとガーディアンサークルにコール出来なくなります。
リシアフェールのディヴァインスキルでスタンドする場合は2回のアタックともにこのガード制限が適応されることになります。
2回のVアタックにガーディアンのコール制限をかけるのはかなり相手への圧力をかけることが出来て、守護者だけのガーディアンコールを許さないのは相当な牽制になってきます。
また余談ですがRR枠で今回リリカルモナステリオ用のソウルに入るタイプの前トリガーである<Spiny∧Spiky ヒース>も収録されています。
この互換を待ってました!という方は是非とも集めておきましょう。
ストイケイアからは<クリスティアノス>の強化が行われています。
効果としては山札から捨てられるとSB1で自身の効果で蘇生されパワー+5000されます。
クリスティアノス自身が山札の上からドロップに落としながらの蘇生効果を持ち、特に指定もないのでクリスティアノスの効果でなくても他のユニット効果で山札からドロップに落とされても効果が発動できます。
カウンターを使わずに盤面を展開できるので、破格のコストでの盤面を整えることができます。
G3のセットオーダーで後列のマーメイドにブーストを付与、ターン1回の起動効果でSB1でマーメイド1体を+5000します。
マーメイド限定効果という少し変わったカードですが長年ヴァンガードをしてる人には分かるエモいカードです。
<無くてはならない大切なモノ>と書いてプリズムパール&トゥインクルパウダーと読む異端のカードですが、このプリズムパール&トゥインクルパウダーがとても重要なのです。
リリカルモナステリオはバミューダ△というクランが元となった国家なのですが、バミューダ△はマーメイドのユニットが所属していました。
そんなマーメイドたちは尾鰭を持ったユニットになっています。
そのマーメイドたちがトゥインクルパウダーによって尾鰭のあるマーメイドの姿から、脚のある人間の姿に変化します。
体の構造が変化しているので声を出すことが出来なくなっていますが、プリズムパールを身につけることにより声が発せるようになるという仕組みです。
なのでバミューダ△が人間の姿になっていると必ず真珠のアクセリーを身につけているという設定があります。
そんなマーメイドたちの必須の無くてはならい大切なモノがこの度カードになったというわけです。
ちなみにリリカルモナステリオでも<Astesice×Live カイリ>の<LSRイラスト>では分かりやすく真珠のアクセリーを首から下げています。
そんな彼女もマーメイド所属で国家になってもマーメイドには無くてはならない大切なモノになっているのです。
ペルソナシールド・チケットの獲得を行うには
- サイクルカードをユニットカードの能力以外でRに登場(手札からのノーマルコール、オーダーの効果でのコール等が対象となります)した場合、もしくはライドデッキのからライドする時のコストとして捨てられる場合にペルソナライドを扱うデッキであればSB1で獲得。
- ペルソナライドを行うデッキなのでGゾーンを扱ういわゆる超越デッキでは獲得できない。
効果としてはアタックされているユニットをバトル中パワー+10000します。
そしてターン中、ブリッツオーダーを2回までプレイできるようになります。
その後、相手のクレストゾーンに<エネルギージェネレーター>以外のカードがあるなら、さらにパワー+5000を行います。
ユニットをコールするかライドコストにするだけでSB1にて擬似的に最大15000のシールド値として使えるブリッツオーダーを獲得できます。
超越デッキに対して優位に立てるような効果ですが、通常デッキ相手にも10000のシールド値が獲得できるユニットになります。
Rにコールしてまた手札に戻す等などして回収したらまた使えるのも強力な点です。
ペルソナシールドを使うとブリッツオーダーを2回まで使えるのでペルソナシールドと四精織り成す清浄の盾を同一ターンに使うことができます。
注意点としてはあくまでもブリッツオーダーの使用権を2回にするだけなので、ペルソナシールドを2回発動してもそれ以降はブリッツオーダーは使用できなくなるので、ペルソナシールドの貯め込み過ぎには注意しましょう。
またこのチケットは特殊な扱いで自身のターン中、自身のライドデッキからライドする際に捨てる際や、自分のカードの能力で手札を選ぶ際、このカードを選べず、捨てられない。という制約もつけられています。
手札から1枚ソウルに置く手札から2枚バインドするといった選ぶという記載のないですが、カードを選ぶ必要があるのでペルソナシールドをソウルに置いたりバインドすることは出来ないです。
基本的には手札コストとして使えない10000シールドと考えると良いと思います。
他にもライド時のコストとして捨てられると誘発する効果を持つユニットがいます。デッキの兼ね合いや必要とするモノに合わせてこの手のサイクルカードを選んでいきましょう。
リンクジョーカーの専売特許なのに何故リンクっぽいユニットがリリカルモナステリオに所属してて呪縛も使うの???何故か<夜影兵>も使ってない???
という疑問に関してはユニットストーリーにも書いてあるので公式サイトからそちらもチェックしてください。
新時代の柩機アイドルということでサイバロイドなアイドルです。
なのでリンクジョーカーの有機生命体の一員となっています。
リリカルモナステリオは愛と平和と芸術を愛する者であれば種族や出身に縛られず入学ができます。ストイケイア出身やケテルサンクチュアリ、ダークステイツ出身のアイドルも所属しています。
なのでリンクジョーカー出身の<アルティサリア>もリリカルモナステリオ所属となっています。
昼はアイドルとして活躍し夜はオルフィストの部下として活躍しています。
この采配に関しては<万化の運命者クリスレイン>と<柩機の長オルフィスト>が関係しているようで詳しくはユニットストーリーを見てください。
楽装システムを扱い<MegaЯoManiA>で敵を《呪縛》し、<Shout in Shadow>で無数の蝶型の夜影兵を放ち戦います。
その姿はもうこれは完璧なアイドルです。
また、メガロマニアにはЯが組み込まれているのもオシャレポイントが高いです。
さて呪縛の話に戻りますがメサイアでの呪縛と大きく違ってきます。
メサイアも相手のユニットを呪縛してはいましたが相手のユニットはクレストにより扱いが特殊になっていました。
打って変わってアルティサリアはMegaЯoManiAを自身の効果によりオーダーゾーンに置くことにより相手のリアガードを呪縛します。
呪縛というものはリアガードサークルのユニットを裏側にして全ての情報を失うという処理が行われます。
呪縛されると裏側のカードはサークルの移動ができず裏側のユニットの上にコールしてユニットを貼り替えるということもできません。
そして呪縛されたユニットというのは、そのユニットを所有するファイターのターン終了時に表になり、元に戻る解縛という処理を行います。
なのでアルティサリアのオーダー効果で呪縛された相手のファイターのユニットは相手ファイターのターン終了時に解縛されます。
ターン終了時まで基本的に呪縛されているリアガードサークルは使えないものとして扱う必要があります。
では現環境で見かける<メサイア>と何処か処理が違うのではないか?と思う方も居ると思います。
メサイアはメサイアの超越ボーナスにより相手のRも呪縛します。
しかし、メサイアを使うファイターのターン終了時に使われた側の呪縛されたユニットは解縛されバインドされます。
これは<オルターエゴ・メサイアのクレスト>の能力によるものです。
メサイアを使うファイターのターン終了時にクレストの効果により相手側の呪縛されたユニットを解縛した上でバインドするという処理を強制的に行っています。
この処理により思い違いを起こしがちですが、あくまでもメサイアのクレストにより呪縛ユニットが解放されているだけです。
本来呪縛というものは呪縛されているファイターのターン終了時に解縛されるのでその辺りが間違えないようにしていきたい所です。
ちなみにあくまでも表に戻るだけで登場はしていないので登場時効果は使えないのでその辺りも頭に入れておきましょう。
呪縛を扱うアルティサリアへの回答としては下手にRを並べるとそこを狙って呪縛を行われるのでいつも以上にRを残さないという立ち回りが重要になってきます。
現状呪縛されるのは1面だけなので、最悪Vと片方の前列Rの2箇所はアタック場所として使えます。
呪縛を使えるデッキはそこにリソースを使っている分、他の所が疎かになっていており、案外限られた盤面で攻めていればそのまま勝てたりするので、諦めず攻めていくのが重要です。
逆にアルティサリアを使うファイターは意外と脆く、攻め手に欠ける場面も多いです。相手のユニットを呪縛出来たからと慢心せず確実に勝ちへのイメージを作りながらファイトを進行していきましょう。
<ウィルトリス>により序盤からパティシエールを集めて盤面を並べることができます。
ソウルを使うのも<スイヒィ>で補充が出来てアルティサリアでしか使わなくあまってしまうカウンターもマキアールが使ってくれます。
アルティサリア用のエネルギーが最優先ですが、余っていれば<マキアール>のドロップからパティシエールを回収する効果に使えたりと、エネルギーやカウンターを有効活用できます。
またG3オーダーの<仲良し三人組>から盤面展開を狙えるので<夜影兵>トークンが並ばない序盤のアタッカー不足にも貢献してくれます。
基本的に呪縛をチラつかせながら相手の展開を抑制させつつ、こちらはパティシエールやトークンで盤面を強固にしつつわりと攻めを重視しながらファイトを進めていくデッキになっています。
防御面に不安があるアルティサリアにペルソナシールドで補助をしながら<リヴェルベラ>により使い回せるのが最大の利点です。
<ルクシェイル>もリヴェルベラも互いにパンプ能力がありパワーラインが低くないのも強力な点です。
ルクシェイルで使う分のソウルもリヴェルベラで補い、ソウルが過剰な場合は<仲良し三人組>の方にコストを回せたりするので、カツカツになる時もありますがソウルはわりと余裕を持てる事が多いです。
Morfonicaのデッキもかなり異質なギミックになっているのでそちらも見ていきます。
今回の強化により<胸に秘めたそれぞれの葛藤>という特殊なライドラインを扱うデッキになりました。
ライドラインから葛藤にライドするとデッキからG2以下の"forte"を手札、山札、ドロップから探してライドして葛藤はオーダーゾーンへ行きます。
そして葛藤のオーダーゾーンの効果によりVの効果は無くなりG3でツインドライブを獲得しパワーは13000になります。
<修行道具>を使った好きな推し刀剣男子をVに構えられるようなデザインに近いデッキになります。
ペルソナライドは葛藤をソウルに入れることにより発動するという形になります。
また葛藤の効果によりメインフェイズ開始時にノーコストで楽曲を山札かドロップからサーチしてプレイ出来るので楽曲の枚数を抑えていても問題なく運用していけます。
今回の構築では<胡蝶之夢"forte"八潮 瑠唯>をメインVとして想定して組んでいます。
使用楽曲は<フレージング ミラージュ>でドロップの楽曲の種類により効果が強くなっていくVスタンド効果になります。
ドロップの楽曲の種類を参照する効果なので様々な楽曲を採用して、<気品満ちる英才 八潮 瑠唯>にて山札からドロップに楽曲を落としていきます。
そして肥えたドロップによりオーダーの条件を満たし強力なVスタンドを狙うのがこのデッキコンセプトになります。
この構築の面白い所は胸に秘めたそれぞれの葛藤にライドするタイミングでメインVを決めることが出来るという点です。
なので<一人分の足跡"forte"桐ヶ谷 透子>をVにしても良いですし<天才故の孤独"forte"広町 七深>をVにしても良いです。
幸い楽曲の種類条件達成のために桐ヶ谷と広町の楽曲を採用しているので楽曲も問題なく発動できます。
勿論それぞれの専用構築に寄せたデッキの方が出力が高いのですが任意のデッキタイプにシフトできる、という特殊なヴァンガード体験がここにあります。
おそらくMorfonicaデッキの強力な使い方はわたしまちがいさがしをしていくか、素直にましろ軸で組むのが一番だとは思いますがたまにはこういったおもしろデッキで遊ぶのもいいと思います。
今回の弾でMorfonica系統の過去ノーマルユニットと汎用トリガーが再録されているので、この弾のみで理想構築ではないですがMorfonicaデッキが楽しめます。
一度手にとって遊んでみてはどうでしょうか?
さて今回は月牙蒼焔のカードを見ていきました。
メサイア以外の呪縛が登場したり、まだまだ紹介しきれていない新規軸の登場やクイックスタートデッキを始めとしたら既存軸の強化や新しいサイクルカードが収録されました。
個人的な注目カードがまだまだあるので、来週からまたデッキレシピの紹介もしていきます。そちらも見ていただけると幸いです。
今回は以上となります。ありがとうございました。