
今回は「The Mysterious Fortune」の発売ということで今回も新弾のカードの効果や処理のチェック出来たらと思っています。
上の効果はヴァンガードG環境でゴールドパラディンが獲得したキーワード能力である結束(ユナイト)にも通ずるような効果です。アタック時、CB1とリアガードをすべてソウルに置く事によりこのターンにコールしたリアガードと同じ枚数、山札を上から見て、望む枚数コールします。
一度ソウルにリアガードを収納してしまい自身の盤面を自ら崩していく効果ではあります。しかしその後、最大でコールした枚数までリアガードを補てんできます。確認したカードのうち、トリガーがあってもデッキに戻すという選択肢も取れるのでデッキ圧縮にも繋がります。
純粋に全てのリアガードでのアタック終了時に<アグラヴェイル>でアタック、リアガードを再展開しトリガーを振ったリアガードの攻撃も追加というかなり相手の手札を減らすことが期待できます。
ちなみにコールした枚数という条件ですが、2枚同時にコールした場合は、このターンにコールしたリアガードの枚数は2枚という数え方になります。
下の効果がかなり独特な効果になっています。
脅威のSB12をすることで、ファイト中、相手はノーマルユニット以外をコールできない。という効果を持ちます。SB12というメガブラスト能力でもソウルの要求枚数は8枚でしたがその上を行きます。上の効果もあるので狙えない効果では無いのですが異彩な数値になってます。
さて、SB12の対価としてノーマルユニット以外をコールできないを相手に与えます。この効果はスペリオルコールも適応されます。コールという行為が一部制限されます。
メインフェイズやバトルフェイズ等のフェイズに関わらず、ファイト中ノーマルユニット以外のコールが禁止される効果です。コールが制限されているので、まずメインフェイズにリアガードをコールするのに制限がかかります。そして、コールですのでガーディアンのコールも制限されます。アタックをノーマルユニットのみで防ぐ必要があります。
ドロートリガーの完全ガードが多く活用されているスタンに関しては、完全ガードもシールド値の高いトリガーユニットをコールできない状況でゴールドパラディンの猛攻を防ぐ必要があります。発動してしまったらかなりの確率でゲームエンドまで持っていかれる効果に仕上がっています。
ちなみに<ギフトⅠのプロテクト>は特殊タイプ「プロテクト」を持っています。なのでノーマルユニットではありません。よってアグラヴェイル効果適用時にはプロテクトもコールできません。
他にも<プラント・トークン>や<妖魔変幻・トークン>等のトークンは、ノーマルユニットではなくトークンユニットという扱いになります。なのでトークンのコールも禁止されてしまいます。
他にも、例えば<光輝の獅子プラチナエイゼル>の起動能力に関してです。
エイゼルの効果によりドライブチェックが変更されます。そのドライブチェックにて、2枚見たカードがどちらもトリガーユニットだった場合、1枚はトリガーゾーンに置きます。そして、もう1枚のトリガーに関してはリアガードにはコールされません。また、コールするカードとして選択されたトリガーユニットについては、コールできないカードとして明示されており、元の領域である山札の上に残るという処理になります。
ちなみに、コールできないカードであっても、コールするカードとして選択することは可能となっています。なので、ノーマルユニット以外をコールするカードとして選択することは可能です。選択はできますしかし、効果によりコールを禁止されているカードをコールするカードとして選択してサークルを指定してもコールできないカードとして明示されいます。なので選択されたトリガーユニットは元の領域であるデッキに残ります。
新環境のグレネはいわゆる抽選能力を持つユニットが登場しました。効果としては山札を上から1枚ドロップゾーンに置き、置かれたカードタイプ(ノーマルユニットorトリガーユニット)により2つの効果のどちらかを行う、といった物です。
効果のランダム性がありますが基本的にどちらの効果も強力で、抽選の結果次第でその後の行動を変えるといったものでした。
今回の<イザベル>は、Vに存在して相手のVがG3以上なら『どちらかを行う』を両方行う。という効果を持っています。つまるところ抽選によって片方しか実行できなかった効果が抽選結果に依存せず両方行うという効果になります。片方発動しても強い効果なのですが両方が発動するので効果の増強のみならず効果内容が確定しているので抽選結果を気にせずその後の行動が明確になりました。
自身も抽選能力を持ちノーマルユニットならパワー+15000。トリガーユニットならこの効果で山札からドロップゾーンに置かれたカードを手札に戻す。という2つの効果を持ちます。
単体としてもノーマルユニットなら自身の増強、トリガーユニットなら高いシールド値の確保とひとつ発動したら十分強力な効果になっています。十分強力なのですが相手がG3なら抽選能力が2つとも発動するようになる効果になります。
登場時に次にコールする<プラント・トークン>1枚は<グレード0/パワー10000/シールド10000/クリティカル1、ブースト、インターセプト>を持ってコールされる。という効果の改変を行います。
次にコールするという制限がありますので2回目以降は通常のプラント・トークンとなります。また、<フルーツバスケット・エルフ>のように2枚のプラント・トークンをコールする効果であっても、2枚のうち1枚のみが指定された情報を持ってコールされる処理となります。
もう一方は元々のプラント・トークンをコールするルールにてコールされるので通常のプラント・トークンとなります。
2枚以上で相手はインターセプトできない。4枚以上でこのユニットのパワー+5000。とコール枚数が増えていくとこういったユニットの効果も誘発していくので積極的に稼いでいきたいところです。
また<ラングリー>は<雄健の騎士クネダギウス>とは違いヴァンガードの指定が無いのでヴァンガードがG3でないタイミングや他のヴァンガードにライドした場合でも使えます。
今回の<イザベル>の追加により<バイナキュラス・タイガー>はアタック時にCB1で1枚引きながら相手のリアガードを1枚選び、退却させそのターン中、前列にいるユニット3枚のパワー+5000というCB1とは思えない効果になります。
<モノキュラス・タイガー>はアタックかブースト時にそのバトル中、相手は手札から守護者をコールできない。かつ手札からトリガーユニット以外をコールできない。というかなり厳しい制限を要求します。
ここまでの圧力をアタック時に毎回強要していけるのでかなりデッキパワーが上がっています。
デッキレシピ
<はむすけの級友パステルマーカーのはむな>の追加によりソウルにはむすけを入れたりするといった強化もありますが、先攻を取って先にはむすけにライドその後に<イザベル>にライドといったはむすけとイザベルで互いに共存できるようになっています。
はむすけで怒涛の展開とアクセルサークルが増えるので前トリガーを入れています。
はむすけと書いてありますがV/R登場時に2枚見て1枚手札1枚ドロップという質の良いドローにドロップゾーンにカードが置かれるとパワー+5000と<イザベル>にも相性の良い2つの効果を持ちます。
デッキの回転率も上げる事ができるので必要なパーツにアクセスできる可能性も増えパワー上昇で圧もかけたりとはむすけデッキでなくても活躍する欲張りなカードです。
ちなみに下の効果は相手ターンにも発動します。
さて、The Mysterious Fortuneの収録カードを確認していきましたがどのクランも魅力的なカードが多数あり直近の大型大会でも活躍しているデッキが多くあります。皆さんが自分で使いたいと思える1枚に出会っていただけたら幸いです。
今回は以上となります。ありがとうございました。