
今回は最近使用しているかげろうの解説をしたいと思います。
デッキレシピ
現在のスタンダードのカードプールは狭く、採用カードにはあまり個性が出ないと思うので、枚数配分を中心に解説したいと思います。
フィニッシュが<ウォーターフォウル>に依存しているため3点からキルが見える<ガイアース>を最大枚数搭載、それによって点数を過剰に押し込む必要がなくなるため、パーツが集めやすくなりゲーム全体を通しての安定が見込める引7構築というコンセプトだったのですが最終的に3枚に落ち着きました。
この枠を1枚削った理由としては
- 全体的なグレード配分
- ガイアースを使用するタイミング
まずグレード配分なのですが僕はかげろうというデッキのグレード配分はG2を多めに取った方がいいと思っています。 具体的な枚数を挙げるならばG3から8.12.13もしくは8.13.12枚あたりが理想的だと考えています。
ここの配分が理想的だと考える理由はかげろうの前列の少なさからです。
かげろうというデッキはウォーターフォウルを強く使うために、上から引いたG3は基本的にVに重ねていくのでリアに出すのが難しいです。
なので前列は基本的にG2を広げる必要があるのですが、ライドで1枚消費すると考えるとG2.11枚構築だと前列に広げられるカードが10枚しかありません。これはサーチやドローを得意としていないかげろうとしては少なすぎます。
そこでG2を12枚以上にするにあたって、重ねなければいけないG3を削るわけにはいかないのでG1から削る必要がありました。
G1のどの枠から削るのかという話になりますが、ここで2つ目の理由『使用するタイミング』からガイアースを削ることになりました。
ガイアースの使用タイミングはほぼウォーターフォウルのテキスト使用時に限定されます。相手が4点の時に横のオーバーロードに星をつけるパターンなどもありますが上述の通りG3を重ねる、かつサーチのないデッキなのでそのタイミングで都合良く引けるかどうかは怪しいところがあります。
ウォーターフォウルの使用タイミングは最速で4ターン目、そして2枚目のガイアースを使うタイミングは5ターン目かつその前のターンで4点目が入らなかった時です。
これは結構レアな状況なので、僕はガイアースをいかに1枚目を引くかどうかというカードだと思っています。必要になるターンが後半かつ1枚で事足りるカードだと判断したのでこの枠を3枚に落としました。
採用理由は引7枚構築の明らかな欠点、デッキの総ガード値の改善のためです。
引トリガーはデッキの動きを滑らかにしますが星トリガーと比べるとガード値が10000少ないです。
その問題を改善するために通常のG2よりガード値の高いG2バニラを採用しました。
今回はデッキ全体のバランスを考えて<ラーム>を採用しましたが他にはドラゴンアーマードナイト(スタートデッキバージョン)の採用も考えられると思います。
ドラゴンアーマードナイトの利点としては だと思います。
一つ目の点に関しては相手の盤面にG2がいれば5000要求が取れるので、効果で退却しない<プロミス・ドーター>をメインアタッカーに据えているオラクルが環境上位にいる間は裏目を踏みにくいと思います。
ただ<ネハーレン>の関係でリア裏が起きづらく、かつ退却によってインターセプトのガード値が見込めないミラーマッチに関しては明らかにドラゴンアーマードナイト採用側が有利です。
二つ目の点に関してはデッキコンセプトが<ガイアース>に寄せており、ゴジョーが採用できなかったのであまり有効に使えず最終的にラームの採用に至りました。
以上で解説を終わります。
なにか質問がある方はツイッター(@FarEastBirds)までよろしくお願いします。