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デッキ紹介 Dスタン 巻戻士

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    by タカギ

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    デッキ紹介 Dスタン 巻戻士
    ご無沙汰しております。タカギです。

    ヴァンガードチャンピオンシップデラックス2024のDAY1、DAY2が無事終了しました。選手の皆さんお疲れ様でした。
    YouTubeのヴァンガードチャンネルにて生配信のアーカイブが視聴可能なので見逃した方は是非見てください。
    白熱した試合ばかりで選手の択を見れたり、このカードはこんな使い方もあるのか!という気づきも得ることができたりするので要チェックです。


    さて前置きはこれぐらいにしておいて今回はコロコロコラボパックで収録された巻戻士のデッキを見ていこうと思います。


    それではまずはデッキレシピからです。


    デッキレシピ
    グレード3
    7
    グレード0
    16


    コロコロ軸の巻戻士デッキです。

    巻戻士デッキはリトライと開眼2種類の固有能力を持つデッキです。

    リトライはそれ単体では能力は発動しないのですがセットオーダーの<リトライアイ>により活躍してくれます。
    リトライアイによりリトライ能力を持つユニットをクリティカルとドライブを1の状態にし、パワー+5000してスタンドさせます。
    巻戻士らしい再挑戦するという辺りを再現した能力です。リトライアイのコストでソウルを使うのでソウルの補充が非常に重要になってきます。

    開眼はダメージが4点以上もしくはペルソナライドを発動していれば適応できる能力です。
    ダメージ参照の辺りがリミットブレイクのような使用感を持ちつつダメージが抑えられてもペルソナライドをしていれば発動できる柔軟さがあります。
    コラボでのダメージ参照といえば真剣必殺が思い浮かびますがあちらはダメージ3点で使える能力で開眼はダメージ4点で使える能力です。勘違いに注意しましょう。

    巻戻士のレモンに関しては以前のコラムで触れているのでそちらも見てください。


    では各カードについて詳しく見ていきます。


    "運命に逆らう"巻戻士 クロノ
    今回の巻戻士のメインV運命の方のクロノです。

    サーチ効果としてソウルを使ってコロコロ関連のサーチ及び<リトライアイ>をオーダーゾーンに貼れる効果です。

    開眼効果でアタック終了時に手札から1枚ソウルに入れて<"3分後のおれ" クロノ>を中央後列に置いて10000パンプを行います。
    そして3分後の能力で中央後列からアタックができるのでアタック回数が1回増えます。
    リトライアイのコストでソウルを使うのでサーチ能力でソウルを使うのがネックにはなりますが開眼効果でソウルを増やして3分後のおれもソウルに入るので使った分以上は戻してくれます。

    またV効果でカウンターを使っていないので他の効果にカウンターを存分に使えたり相手の点止めに対してもそれなりには動ける点が強力です。
    コロコロの純構築では運命のクロノが優先されると思います。

    スマートフォン型Ai スマホン / "任務達成率99.998%"巻戻士 ゴロー
    巻戻士内でのソウルを補充してくれるカードです。

    スマホンは毎ターンドロップから蘇生されRからソウルに入りデッキトップ7枚を見て<リトライアイ>を探します。
    リトライアイのみのサーチなのでヒット率は低めではありますが、忘れずソウルから毎度ドロップに置けば毎ターンソウルが回復できるので継続的なソウルの確保に貢献してくれます。

    ゴローは出るだけでSC1をしてくれる便利な1枚です。
    終盤ではリトライに反応して後列でスタンドして2回分のブースト役として使えます。
    ゴローは本人がしっかりとリトライを持っているのも巻戻士デッキのカードとしてのバリューが高いです。

    コロコロ関連からのサポート
    デッカくんin テント(上半身) / デッカくんinテント(下半身)
    コロコロ軸で組んでるので他のコロコロ作品のカードが使えるのがコロコロ軸の面白い所です。

    デッカくんのテントはG2のデッカくんを出せばEB2を支払えばG1を引っ張ってきて1列のアタッカーとして活躍してます。
    デカ杉っ!状態になれば相手に選ばれることはなく除去されにくいRとしてかなり盤面に残っていてくれます。
    またエネルギーは使いますがG1の効果でブーストすればエネルギーが回復できます。カウンターが余っていればG2の効果でドローに変換できたりするので汎用アタッカーとしてこのデッキとの相性が良いです。

    ゲベ
    じーさんから<ゲベ>も活躍します。

    でんぢゃらすスキルは使えないですがRをソウルに吸って元のパワー分パンプを行えます。
    Rを損失していますがその分パワーを増加させていますし巻戻士で非常に重要なソウル回復手段として使えます。
    G2なので前に置いておいて最悪インターセプトとして使えるので腐ることはないです。
    他のデッキでもソウルがどうしても足りない場合はゲベが出張していきデッカくんとゲベは他でも見かけるカードになると思います。


    今回はコロコロ軸以外にも国家での構築も考えました。


    デッキレシピ
    グレード3
    7


    不屈の巻戻士 クロノ
    ダークステイツ軸の巻戻士は不屈の方のクロノをメインVとしています。

    効果の豪快さで言えば運命軸に見劣りしてしまいます。
    しかしダークステイツの優秀なG1をフルに活用する為に不屈軸にしています。
    運命軸の場合中央後列を<3分後のおれ>の為に使うため中央後列には<フィリィア>しか置きづらい現象が発生します。またV裏に<サルゴン>を置くという選択肢がとりにくくなるので不屈軸になりました。
    3分後のおれを採用する必要が無くなるのでデッキスロットが空いてくるので他のカードに枠をさけるようになる点もメリットです。

    スマホン>、<シライ>辺りは巻戻士のコンセプトとして必須なので確定です。他の巻戻士のユニットは個人の好みで入れて後はダークステイツのサポートに頼っていきましょう。


    さて今回は巻戻士のデッキを2種類見ていきました。

    巻戻士はコロコロで組んでもダークステイツで組んでも強力でスタンドアップ段階ではどう来るのか分からないデッキになります。
    しかし4点かペルソナライドでないと発動しない開眼やリトライ、ダークステイツ及びコロコロの足回りをしっかりと理解しておけば相手がどんな動きをしてくるのか予測して対応ができます。
    トーナメントシーンでも見かけるデッキパワーではあるので効果を理解しておいて損はないと思います。


    今回は以上となります。ありがとうございました。

コロコロスタートデッキのコラム

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    by タカギ

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    コロコロスタートデッキのコラム
    ご無沙汰しております。タカギです。


    今回は「運命のデカ杉ベベベベブラックでんぢゃらすコロコロスタートデッキパック」の発売ということで気になるカードをチェックしていければと思います。

    コロコロコミックとのコラボパックでタイトル通り運命の巻戻士とデカ杉デッカくん、ベベベベベイビー、ブラックチャンネル、なんと! でんぢゃらすじーさんのデッキを組むことができます。

    コロコロコミックのキャラクターが出るだけでなく汎用カードの再録も多数されていたり1BOX買えばコロコロのデッキが組めたりする楽しいパックになっています。

    コロコロコミック故なのか結構癖のあるカードが多いので使わない人もひと通り効果を見て動きを理解しておきましょう。


    「コロコロスタートデッキパック」でのオススメのカード・気になっているカードを各レアリティ毎に教えてください!
    RRR 史上最強のじーさん でんぢゃらすじーさん
    でんぢゃらすじーさんのメインVです。

    CB1でバインドゾーンに同名がないでんぢゃらすスキルを持つユニットが出るまで公開してそのカードをバインドします。そしてデッキをシャッフルして1ドローします。

    でんぢゃらすスキル持ちのユニットは「じーさん」を含むヴァンガードの効果でバインドされるとそのスキルを発動します。

    例えばこのじーさんのでんぢゃらすスキルはターン1回のみVがアタックしたバトル終了時にスタンドアップ!ヴァンガードと言うとVをスタンドさせ、そのターン中、ドライブ-1します。

    このようにでんぢゃらすじーさんはデッキをめくっていきファイトごとに重複のないでんぢゃらすスキルを使うといったスタンスのデッキになります。

    ある程度のデッキ圧縮等を行えれば狙ったでんぢゃらすスキルを使うことができますがどんなスキルが発動されるかドキドキしながら山札をめくるそんなでんぢゃらすなデッキになります。

    曽山一寿(作者)
    じーさんのサポートは作者が直接しています。

    G3以上のコロコロかじーさんならSB1でドロップからでんぢゃらすスキルをもつユニット2枚選んで1枚を山札の下に置いて1枚はRにコールします。

    これによりドロップに落ちたでんぢゃらすスキル持ちを再利用していきます。

    山札の下に置けるのでまだ発動していないでんぢゃらすスキル持ちを山札に戻しつつRのアタッカーを蘇生することができます。
    流石曽山先生じーさんに必要な効果をしっかりと持っています。

    もうひとつの効果はでんぢゃらすスキルを持つユニットをブーストするとじーさんのVがまだアタックしていなければ自身をソウルに入れて発動します。
    ブーストしたユニットをスタンドさせそのユニットのパワーを+5000します。

    曽山先生自体はでんぢゃらすスキルを持っていないので先生自身で再利用ということができないです。なので作者が自分の作品のキャラクターを操るスキルで中々能力としてキレイに仕上がっています。

    伝説の主人公・集結!
    各国家の構築ではなく、コロコロ構築で使えば採用できる汎用オーダーです。
    感覚的にはぶいすぽっ!の<It's all right.> や<Good luck. have fun>のようなコラボカードの専用構築で使える便利カードという立ち位置になります。

    G1という早期に扱えるオーダーでありながらデッキの上5枚見てコロコロを1枚加えるというほぼなんでもサーチな効果になります。

    守護者やトリガーにもコロコロを持っているのでサーチ範囲が相当広いオーダーです。

    ノーコストかつG1ターンから使えるのでコロコロデッキの潤滑油としてかなり使いやすいカードです。

    "冷静沈着な人造人間"巻戻士 レモン
    巻戻士関連のカードの1枚です。

    リトライ等の固有能力もあるのですが今回の注目ポイントのみ見ていきます。

    開眼の能力を発動するとそのバトル中、相手は自分のカードの自動能力を発動できない。という効果が適応されます。

    これは相手が"そのバトル中"は自動能力を"発動できない"というのが重要になってきます。

    自動能力の発生源に関わらずそれがガーディアンであったとしても自動能力の発動が禁止されます。
    1番分かりやすく重要な制限として効果を発動している<レモン>のアタックに対して守護者をガーディアンサークルにコールした場合に関してです。
    守護者をガーディアンにコールしたとします。これはバトル中に発動しようとしている自動能力になります。自動能力が発動できればアタックはヒットされません。

    しかし、レモンの効果によりバトル中に自動能力が発動ができなくなります。
    レモンのアタックに対して守護者をガーディアンサークルにコールしても自動能力が発動せず基本的にただの無駄なコールになるので守護者をガーディアンサークルにコールするのはやめておきましょう。

    四精織り成す清浄の盾に関して
    こちらのブリッツオーダーのヒットされない効果は自動能力ではありません。
    なので能力を発動している<レモン>のアタックに対して清浄の盾は問題なく使用できます。

    双つに連なる守護の法陣に関して
    バトル中に新しく発動する自動効果に対して効果が適応されるという処理なのを念頭に置いて次のカードです。
    ドロップにツインキャストがある場合の<レモン>の処理を見てみましょう。

    このカードはアタックされた時に誘発される効果です。
    なのでアタックされた時点でドロップの双つに連なる守護の法陣の自動能力は"アタックされた時"という条件を満たして待機状態になっています。
    レモンの能力では待機状態の自動能力は関与できず、待機していた<双つに連なる守護の法陣>の効果は問題なく発動されます。

    このようにレモンの効果を発動する前に誘発する系統の能力は問題なく発動ができます。
    他にも<雲水飛動 忍鬼 猩々童子>といったアタックされた時に誘発する自動能力は既に待機状態である為、レモンの能力があったとしても発動ができます。

    SYSTEM CODE:X-ceedに関して
    インバルディオ>はバトル中にてダメージゾーンにカードが置かれた時を誘発とする効果になります。
    なのでこの誘発タイミングはバトル中です。
    バトル中に発動する自動能力に対して<レモン>の効果が適応されるのでインバルディオデッキでのダメージを受けた時に発動する効果はレモンによって発動ができなくなってしまいます。

    逆に<縛眼の麗蛇姫 シアナ>のような能力はチェックタイミングの関係で条件を満たしていれば発動できます。
    シアナのハンデスさせるか相手ユニットをバインドするかの能力は、発動に関しての条件がガーディアンをコールしてないというバトル中の参照にはなります。
    しかし発動タイミングとしてはバトル終了時に発動します。
    レモンの効果はあくまでもバトル中に発動しようとする自動能力に関しての制限でありバトル終了時に発動するシアナの自動能力は問題なく発動されます。

    この辺りは相手に使われると知ってるか知ってないかによりかなり差が生まれる所なのでひと通り把握しておいた方がいいかもしれません。

    C 最強さん
    最強さんです。最強さんなので素で18000のパワーを持っています。
    じーさんきよりでんぢゃらすスキルでカードがバインドされるとパワー+5000されます。

    でんぢゃらすスキルとしてじーさんにバインドされると相手Vを-5000して相手が4点以下なら問答無用ノーコストで1点ダメージを与えます。

    結構テキスト欄が短いのですが書いてあることが強く最強さんの名に恥じないカードになっています。
    でんぢゃらすスキルでバインドされても強くRに置いても良く、曽山先生によるドロップからの蘇生候補としてかなり優先されるアタッカーにもなります。


    「コロコロスタートデッキパック」では新しいキーワードテキストを持ったライドラインが複数収録されましたが、気になるライドラインを教えてください!
    史上最「大」の主人公 デッカくん(上半身)
    デカ杉っ!状態を使うデカ杉デッカくんのライドラインです。

    基本的に前列の上半身をコールすると効果により下半身をコールしてデカ杉っ!状態にします。

    上半身と下半身が揃うと成立するこのデカ杉っ!状態になると2枚で1枚のユニットのような扱いになります。
    デカ杉っ!状態のユニットは相手に選ばれず両方Rにいると2つのカードが合わせてガーディアンゾーンに移動することができます。

    Rでは相手の選んで退却させるような効果で選ばれず更にG2のデカ杉っ!状態のユニットがいれば2枚合わせてインターセプトができるので除去されにくいシールド値として使えます。


    デカ杉っ!のユニークなスキルはVでも活躍してデカ杉っ!状態ならVは永続でパワー+5000とドライブ+1が適応されます。
    この能力は相手ターンも有効なので相手ターンに18000のVとして相手の要求を下げれる受けも攻めも両立した能力です。
    さらにアタックしたペルソナライドをしていればクリティカルが+1されます。
    史上最「大」の主人公 デッカくん(下半身)>の効果によって安定してペルソナライドは可能なのでほぼ毎ターンペルソナライドが発動しながらトリプルドライブのクリティカル2のデッカくんがアタックしてくるという状態を続けることができる強力なデッキになっています。


    「コロコロスタートデッキパック」では様々なデッキが登場しましたが、、どのライドラインを最初に組みましたか?
    グレード2
    13
    1枚
    Cゲベ
    3枚
    C校長
    1枚
    グレード1
    13


    このデッキの強み、どのような点が魅力的ですか?
    でんぢゃらすスキルでガチャのような感覚で回していきます。
    終始ガチャのようなデッキに思えますが、デッキの残りやバインドされたカードから残りがどんなでんぢゃらすスキルが残ってるか考えながらファイトを進めていけたりするので後半は理性的なデッキになったりします。

    じーさんだけでなくゲベや校長、まごといつものメンバーも巧みに扱いながらファイトを進めていけるのもじーさん使ってるなという感覚があり楽しいデッキです。


    このデッキのキーカードを教えてください!
    Vじーさん
    まさかの特殊勝利効果を持つじーさんです。
    流石でんぢゃらすじーさん何でもありです。

    でんぢゃらすスキルでRに15000パンプをしながらダメージが5点以上なら大逆転じゃ!と言うとそのRのアタックがヒットすれば自分はファイトに勝ちます。
    ゼロスドラゴンゾーア>みたいな効果を付与しています。

    パンプ量や条件が流石にゾーアとは違いますがじーさんのデッキでは<曽山先生>の効果でRをスタンドさせたり超トリガーでスタンドさせたりして相手に絶対に受けることができない1面を押しつながらアタックするというのがかなり強力です。
    このカードを1枚でも入れておけばダメージ5点の決めに行くタイミングでドロップから曽山先生効果でデッキボトムに送りこみます。
    ボトムが確定している状態で山にはバインド済みのでんぢゃらすスキルのカードのみなら確定で<Vじーさん>のでんぢゃらすスキルを発動できるといった小技もあったりします。


    今回はコロコロスタートデッキのカードを見ていきました。
    コロコロの単構築でもどのカードを厚く採用するかによってデッキの仕上がりが変わってきたり、国家構築にすれば国家のカードを使えたりとかなり研究しがいのあるコロコロコラボのパックとなりました。

    再録も待望の再録が多くなったり1パック3枚入りの特殊弾で普段とは違った収録のされ方をしています。そこを利用してボックス購入をして出たカードでデッキを組んでファイトするといった遊び方もできたりするので折角のコラボパック色々と楽しんでいきたいです。


    今回は以上となります。ありがとうございました。

デッキ紹介 Dスタン エレドグレーマ

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    by タカギ

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    デッキ紹介 Dスタン エレドグレーマ
    ご無沙汰しております。タカギです。

    最近話題になっている<エレドグレーマ>のデッキについて見ていきたいと思います。

    直近の大型大会でも入賞しているエレドグレーマのデッキです。
    エレドグレーマは天智覚命により2種類のエレドグレーマ用怪獣が追加されたことによりオーダーのダブつき問題やアタッカー問題が解決されました。
    知らない状態で相手にすると非常に厄介なデッキなのでひと通りカードを覚えておくと対面した時に役立つと思います。


    それではまずはデッキレシピからです。


    デッキレシピ
    グレード3
    3


    各カードについて見ていきます。

    波紋震怪獣 エレドグレーマ
    デッキの核となる<エレドグレーマ>です。

    元々は月刊ブシロードの付録として収録されたプロモカードです。
    その為G0〜2の専用ライドラインが存在せず他のライドラインを利用して構築されるデッキです。

    ちなみに<PR版>だとカードナンバーにエラッタが入ってるので少し注意が必要です。


    効果としてはV登場時にデッキトップ5枚を公開してその中のセットオーダーを全てオーダーゾーンに置いて残りを山札に戻してシャッフルします。

    通常はオーダーは1ターンに1回しかプレイできません。
    しかし、この効果ではプレイという挙動を挟まずにオーダーゾーンに置いているので1ターンに複数枚のオーダーがオーダーゾーンに置けます。
    オーダーには置いてるのでオーダーゾーンに置かれた時に誘発するドロー効果等は問題なく処理されます。

    この効果によりオーダーゾーンのオーダーの枚数を加速させることができます。
    しかし、オーダーの枚数を増やしたとて運の悪い時はエレドグレーマの登場時効果で2回連続オーダーが置けないということもあったりするかわいい怪獣です。

    ちなみにオーダーに置くのは任意ではなく強制効果です。
    たまにそれが響いてデッキが切れて負けることもあります。


    そして貯め込んだオーダーを使うメインの効果はエレドグレーマのアタック終了時にオーダーゾーンのセットオーダーを好きな枚数デッキに戻して効果を発動します。
    3種類以上戻せばR1体をスタンドさせ5種類以上戻せばエレドグレーマ本体もスタンドしてパワー+10000とドライブ-2します。

    Rスタンドと自身のスタンドで2回アタック回数が増えます。エレドグレーマは2ドライブするだけの怪獣なので効果でスタンドすると23000単騎のドライブチェックなしのアタッカーとなります。

    しかしこの効果の醍醐味はターン1回と書かれていない所です。
    これによりスタンドしたエレドグレーマでアタックするとオーダーゾーンの種類が許せばまた5種類戻してエレドグレーマとRをスタンドさせるという動きが可能です。

    オーダーゾーンに5種類×2のセットがあればエレドグレーマと1体のRが3回アタックすることになります。

    非常に強力そうな効果に見えますがエレドグレーマ単体では最初しかドライブが出来ないので思ったより火力が伸びなかったり、そもそもオーダーを貯め込むのに苦労するデッキです。

    そんなわけでその辺りのお悩みを解消してくれる新規のカードを見ていきます。

    結合怪獣 ジャンボスクラッシャ
    火力を保証してくれるアタッカーのとしての強化の1枚です。

    アタック時にVが<エレドグレーマ>を含むG3以上かつセットオーダーが3種類以上という条件を満たすと発動できます。
    CB1EB3すると1ドローしてそのターン中パワー+10000し5種類以上なら更にクリティカル+1されます。

    全ての効果が満たさると単騎20000のクリティカル2になります。
    そこにペルソナライドや<夜影兵・トークン>の15000ブーストによって火力を上げることもできます。

    この効果の恐ろしいところは"そのターン中"という効果でターン1回と書かれていないことです。

    エレドグレーマでスタンドすればパンプは継続され更にコストの許す限りアタックする度にパワーとクリティカルが増えていきます。

    これによりクリティカルが増えるRで何回もアタックするという動きが狙えるようになり火力の面が底上げされました。

    ちなみに小技として相手が3点の場合<ジャンボスクラッシャ>のアタックをあえてRに行います。
    Vにアタックした時という制限がないのでパワーとクリティカル増加の効果を発動できます。

    そこからVのエレドグレーマでアタックします。
    相手としてはエレドグレーマをノーガードするとダブクリでそのまま負ける可能性がある、しかしエレドグレーマを防いでもトリガーでクリティカルもしくはジャンボスクラッシャ効果で更にパンプすればクリティカル3のジャンボスクラッシャが控えており受けることができない。といったダメージコントロールもできたりします。

    雷熱怪獣 モエフラシ
    手札に来てしまったオーダーをオーダーゾーンに置ける便利なカードです。

    Rから自身を退却させ手札からセットオーダーを3種類以上オーダーゾーンに置きながら1ドローする効果です。

    3枚のオーダーを消費して自身も退却して1ドローにしかならないかなり損失の大きいカードに見えます。

    しかし<リファブリッシュメント・ドック>や<虚ろなる月夜>を置けば1ドローができたり<奔流エネルギーの研究>を置けば怪獣をサーチできます。<蝕まれる月光>を置ければトークンが増えます。

    エレドグレーマでデッキにオーダーを戻したりそもそもオーダーがデッキの大半を占めているこのデッキでは手札にオーダーを抱えてしまいます。
    そんなオーダーを効率よくオーダーゾーンに置いてエレドグレーマでまたデッキに戻すというエレドグレーマ待望の1枚と言えるカードです。

    ちなみに怪獣は自主退却すると使いまわしやすくなります。理由は次のカードを見てみましょう。

    従機怪獣 サヴォワード
    アルキテ強化のPRカードですが怪獣ですので<エレドグレーマ>でも使わせてもらっています。

    怪獣を含むG3以上のVがいればオーダーゾーンからSB2でコールすることができます。

    奔流エネルギー>でオーダーゾーンには置けるので問題なく効果を使えます。

    登場時効果で研究がオーダーゾーンに2枚以上あればオーダーゾーンから守護者以外を手札に回収して1枚捨てます。


    奔流エネルギーによりオーダーゾーンに怪獣が置けるため<サヴォワード>によりドロップの怪獣を簡単に回収できます。

    自主退却した<モエフラシ>をドロップからオーダーゾーンに置いてサヴォワードによりまた使い回すという運用ができます。
    相手視点厄介な<ジャンボスクラッシャ>は積極的に退却させたいですが、ドロップに置かれる分にはサヴォワードにより回収できるので盤面のジャンボスクラッシャは除去しても戻ってくると考えておきましょう。

    今回の構築では<お助け怪獣 テクタン>が採用されているのでオーダーゾーンにテクタンを置いておいてサヴォワード効果でテクタンを回収してそのままテクタンを捨ててオーダーを探しにいくこともできます。
    この動きによりモエフラシで置けるオーダーの数を増やせたり最悪普通にプレイするセットオーダーを探しに行ったりできます。

    ペルソナライドしたターンにソウルにあるエレドグレーマを<虚ろなる月夜>のコストでソウルブラストしドロップへ、奔流エネルギー効果でオーダーゾーンに置いてサヴォワードで回収すると次のターンのペルソナ札を確保できるので月夜を普通にプレイするという選択も必要になってきたりします。
    ちなみに乱発すると普通にソウルが足りなくなりサヴォワードをオーダーゾーンから出せなるので計画的に使いましょう。

    世界は蒼き研究室 / 実験大成功! / ここからは実験の先
    エバ用のオーダー3種取り揃えています。

    縛りがあるオーダーもあったりするので普通にプレイできないオーダーもありますがオーダーに直接置けば問題ないです。
    蒼き研究室>では無償でデッキの怪獣を降臨されることができます。
    実験大成功!>は1ドロー1捨てで他のオーダーに比べると見劣りしますが追加効果で相手のRをバインドします。
    バインドが非常に重要でそれこそミラーでは相手の怪獣をバインドしてしまえば相手の怪獣使いまわしの戦術が崩壊します。
    そして<ここからは実験の先>は相手が点止め等で表のダメージをコントロールしてきた場合表のカウンターを用意しつつ<サヴォワード>用のソウルを確保したりできます。

    多種多様なオーダーを使って遊べるのがこのデッキの良さでもあるのでお好みのビックリドッキリメカを入れてみてください。


    ライドラインに関して
    エレドグレーマ>と<ジャンボスクラッシャ>、<モエフラシ>さえ見えなければ怪獣を使うアルキテ偽装が若干できるのでアルキテライドラインにしています。
    普通に看破されるのでエバでもアルキテでも好きなライドラインを選んでもらっても大丈夫です。


    さて今回は強化のあったエレドグレーマのカードを見ていきました。

    WGP名古屋では入賞していませんでしたがトーナメントシーンでは普通に遭遇するデッキです。

    先3でジャンボスクラッシャが猛威を振るってそのまま負けるということもあるので警戒しておいて損のないデッキです。
    今一度どんなカードがあるのか、オーダーが多くて案外脆いなどある程度どんな対応をするべきか考えておきましょう。

    今回は以上となります。ありがとうございました。

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