
今回は月牙蒼焔で強化された、極光戦姫のデッキを紹介したいと思います。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
そもそも極光戦姫デッキとは
カードファイト!! ヴァンガード overDress スタートデッキという名目として、333円で買えるデッキのブラントゲート枠として登場しました。Dシリーズ初期組として登場以降、継続的な強化が行われているテーマのひとつです。
メインギミックとしては、<銀河中央監獄 ギャラクトラズ>というオーダーとしても、異質なセットオーダーを駆使してファイトをしていきます。
通常他のブラントゲート所属のテーマではセットオーダーゾーンに自身のカードを置いて効果を発動します。
しかし極光戦姫では、監獄のセットオーダー内に相手のユニットを収容していきます。
自身のオーダーゾーンに相手ファイターのユニットを収容する、そんな異彩を放ったテーマでリリース当初は騒がれていました。
監獄に入った相手のユニットは、SB1で1体、CB1で2体を自分のRにコールできます。
退却させる等の完全なる除去効果ではなく、一時的に収容しておくというその名の通りの効果を行います。
収容されたユニットをRにコールするという処理なので、相手の登場時効果をまた使われてしまう。というデメリットはありますが通常の退却効果に比べてコストが軽く、相手の手札やドロップゾーンからも収容できる点が退却効果とは差別化されている点です。
また収容されていれば発動することができる効果や、収容枚数によってパンプ値が伸びたりする効果など収容を活用するギミックが多数搭載されています。
基本的なシステムとしては上記の通りで、主な強化としてはG4ユニットである<極光烈姫 セラス・ピュアライト>が挙げられます。
効果としては相手の手札、ソウル、Rを監獄に収容し大幅に相手のリソースを削ることができます。
また収容されている枚数によりパワーパンプやクリティカル増加まで狙えます。
他にもそもそも、G4になることで確定でトリプルドライブが行えるので、超トリガーでも屈指の強さを誇る<無窮の星竜帝 エルドブレアス>が発動しやすくなります。
セラス・ピュアライトの補助として安定したG4ライドのサポート役の<セキュリティ・アップグレーダー>がいたり、<社長>の所から<ブリッツスタッフ ミューナ>がサポートにきてくれたりします。
ミューナが非常に相性が良く、相手が監獄からユニットを出そうとするとミューナが睨みを効かせており、監獄から出してもいいけど、こちらはドローを行いますがいいですか?と圧をかける事ができます。
無幻双刻では、<極光戦姫 コーナー・シトラス>という強化もきており、ドロップからの収容を行いながらエネルギーを消費してドローを行います。
また単騎20000になりながらRでスタンドする効果も搭載されており、セラスでお手軽にアタック回数を伸ばす待望のユニットも駆けつけてくれました。
そんな極光戦姫が今回の弾で1枚強化カードが収録されています。
R登場時にEB3を支払い相手は手札を1枚監獄に収容するか、ドロップから2枚選んで収容します。
相手の手札に干渉できるユニットしては<極光戦姫 カフ・スプリング>がありました。
しかし、カフ・スプリングは登場時の効果にて相手の手札を監獄に収容し、相手に1ドローを与えます。
実質的な手札交換効果になっており、逆に相手に必要なカードをドローされるというリスクがありました。
他にはオーダーとして<確保の瞬間!極光戦姫密着24時!>があります。
こちらはSB1でかつ相手の手札が4枚以上という条件の上で手札を1枚収容させます。パンプ効果もありますが、ミューナ等で使いたいソウルを消費する点やオーダーで使用したらそこまで、という点がネックでした。
今回の<ウェルト・キップル>では、相手の手札枚数を制限なく減らしていくことができます。エネルギーを消費するのでコーナー・シトラスとの競合がありますが、ソウルを使う2種目の手段として重宝します。
またユニットでありしっかりと盤面に並んでアタッカーになる点も優秀です。
ただの10000のユニットでは収まらず、監獄の枚数が2枚以上なら単騎15000のアタッカーになれる点も優秀で、ミューナの13000ブーストと合わせれば28000で20000シールド要求まで持っていけます。
<コーナー・シトラス>の時ほどド派手な強化ではないですが、自力が強い分こういった細かい所に効くユニットが来るだけで、与える影響は非常に大きくなります。
さて今回は新しく登場した極光戦姫のデッキを見ていきました。
新規カードが2枚しかなく、ほぼ極光戦姫というテーマの紹介にはなってしまいました。しかし、<ウェルト・キップル>は大きく極光戦姫の運用を支えてくれるカードです。
極光戦姫は前列パンプやクリティカル増加で連続アタックとトリプルドライブを行ってくる、中々に侮れないテーマです。
トーナメントシーンでもたまに見かけると思いますし、極光戦姫を持ち込んでくるプレイヤーの練度は高い印象があるので、対面した時に備えどんな動きをしてくるのか知識として蓄えておいた方が良いテーマだと思います。
おそらくWGP名古屋の個人戦でもどこかでファイトする可能性があるので、使わないプレイヤーも今一度リストを見直しておいて、対策を考えておきましょう。
今回は以上となります。ありがとうございました。