
GP千葉 各クラスデッキ考察 その2
千葉GPで見かける可能性の高い環境デッキ各種について各デッキ毎にレシピを添えて大まかに考察していこうと思います。
この記事では「ナイトメア」「ドラゴン」「ビショップ」「ウマ娘」クラスについて書いていきます。
「エルフ」「ロイヤル」「ウィッチ」クラスについては『GP千葉に向けた各クラスデッキ考察 その1』にて考察しています。
自然ドラゴン
メインデッキ
計40枚
かなり前のデッキではあるが天敵とも言える<ワールドブレイク>が殿堂入りした事で新カードの<絶大の唯我・マゼルベイン>を採用したディスカ軸の自然ドラゴンが最近見受けられる。
<竜巫女の儀式>や<影の侵食>による避けようのないバーンでコントロール相手にかなりの強さを誇る。
新マゼルベインのお陰で序盤もある程度は捌けるようになったのも大きい。
得意な展開
盤面を除去しつつバーンダメージで勝つデッキなので半端な攻めのデッキやコントロール相手にはかなり強い。継続的にダメージを与えられるので回復で耐えるデッキ相手にも強い。
苦手な展開
<パキケファロサウルス>等があるので多少はマシだが、全体除去カードが無いため荒野ロイヤル等のアグロや横展開をする守護ビショップ等は苦手。また<影の侵食>が場にフォロワーがいないとEXエリアに置けず<竜巫女の儀式>によるディスカ要素で勝つしか無いためフォロワーを出さないデッキも少し苦手。
侮蔑ドラゴン
メインデッキ
計40枚
大量の新規を貰い大幅に強化されたデッキ。
覚醒するまでは攻め手が少なく耐えるだけの展開になりがちだが覚醒時の爆発力は凄まじい。
運が絡むため安定しないものの<烈絶の侮蔑・ガルミーユ>からの大量ドローや展開がとにかく強力。
新ガルミーユから<旧ガルミーユ>が捲れれば1ターンにとてつもないダメージが出たりもする。
得意な展開
覚醒時からは毎ターン疾走や避けられないバーンダメージで相手を追い込めるので、受けに回るコントロール相手には相当強い。特に先攻<託宣>からの早い段階からのガルミーユ連打は理不尽極まりない強さ。
苦手な展開
覚醒しないと機能しないカードが多く回復カードもほとんど存在しない為アグロデッキは全体的に苦手。荒野ロイヤル等は毎ターン<魔導四輪車・V>による疾走打点を食らってしまうため非常に不利。
ネクロチャージ軸ナイトメア
メインデッキ
計40枚
荒野に寄せた型、ルルナイ全種を採用しハンデスに特化した型、妖怪に寄せた型と様々なタイプがあるデッキ。
墓を貯めつつ序盤中盤は面除去をして耐えて後半<カオスルーラー・アイシィレンドリング>からコントロールしていき終盤は<ブラックスワン・オディール>等の超高打点で逆転を狙うデッキ。
墓場を貯める手間こそあるものの墓が貯まった時は非常に強い。
特に<人外魔境・クリストフ>からアイシィを釣る動きは無法な強さ。
墓が20枚貯まればブラックスワンオディール+列車で突然14点出してきたりもするので不意に負けたりもする。
得意な展開
構築にもよるがフォロワーを除去しつつ墓を貯めれるのでミッドレンジ相手にかなり強い。ハンデスに特化した型ならコントロール相手にも強い。
一度ハマれば除去しつつ回復出来るのでビートダウンするデッキはターンが進むたびに逆転が辛くなる。
苦手な展開
攻めるのがどうしても中盤以降になるので特定のパーツを揃えたら勝てるコンボデッキ相手は辛い。パーツを集めゴールドシップによるワンショットキルを狙う通称ゴルシビックバンや超越相手は苦手。
ハンデスに特化すればそういったコンボデッキ等には勝ちやすくなるがそうするとアグロがキツくなるので何をどう重く見るかで弱点が変わるデッキでもある。
宴楽ナイトメア
メインデッキ
計40枚
通称ハンドレスナイトメア、トップから何が捲れるか運が絡む時がどうしてもあるので若干安定性に欠ける部分こそあるものの全体的にカードパワーが高いので事故らなければ相当強力。
特に<デモンズグリード・パラセリゼ>と<ハンプティダンプティ>がEXエリアに置かれてる時の理不尽感は凄い。
EXエリアを吹き飛ばす<ワールドブレイク>が殿堂入りしたのもかなり追い風。
得意な展開
捲り次第な部分はあるがフォロワーを除去しつつ回復とバーンを繰り返せるのでアグロ?ミッドレンジ相手はかなり強い。特に<パルクールウルフ>を除去する手段に乏しいデッキは先攻4ターン目にパルクールウルフを置かれてそのまま押し切られてしまうのでパルクールウルフの対策は出来る限りしておいたほうがいい。
苦手な展開
<パラセリゼ>の効果は相手場にフォロワーがいないと発動出来ないのでフォロワーを出さない超越相手に腐ってしまう。また<ハンプティダンプティ>が引けないと多面展開を返せず押し切られがち。
守護ビショップ
メインデッキ
計40枚
エボルヴデッキ
計10枚
序盤からの面展開、中盤以降からの疾走連打、さらには確定除去に全体除去と多方面で強化されたデッキ。
ウィルバートの効果に運が絡む部分はあるが構築次第で安定性を上げれる。
盤面の守護フォロワーの数を参照するカードが複数あるためいつ殴るか、何体縦置きするかというプレイングが求められるデッキでもある。
得意な展開
守護が大量に並ぶ都合上疾走で体力を詰めてくるデッキ相手は有利。後半は守護を持ったフォロワーが常に4?5体は並べられるデッキなので攻撃が中々通らなくなる。
多面展開されても呪われた翼・シロで一掃出来るのでアグロ相手にも基本有利。
またこちらは序盤からアグロチックに攻めれるため遅い相手もわりと有利。
苦手な展開
縦置きの体力4以上のフォロワーを取れるカードが基本<ブライトパラディン・ウィルバート>だけなので強力なシステムフォロワーを縦置きされると処理出来ずに逆転されてしまう事がある。特に宴楽ロイヤルの<達人の芸者>は処理し損ねると次ターンこちらの場がほぼ壊滅してしまう。
3ターン目はフォロワーで攻撃せず4ターン目にフォロワーを最低1体は残るプレイングが求められる。
展開型ウマ娘
メインデッキ
計40枚
所謂横ウマと呼ばれるデッキ、<マンハッタンカフェ>が殿堂入りしたので多少弱体したもののルーティングによる安定性の高さと除去や疾走による打点と万能な強さは未だ健在。
後攻に偏ったデッキなので先攻を渡されると少々厳しい面もあるがそれでもまだまだ強い。
得意な展開
盤面を除去しつつ細かな打点を出していけるので受けが弱いアグロデッキ相手は有利。ロイヤルの強力なフォロワーである<ナハト・ナハト>も場のウマ娘の数をカウントする横ウマには効果が薄く<サウンズオブアース>で綺麗に処理出来るため荒野ロイヤル相手は基本有利。
ただしウマ娘は気軽に使える回復カードも守護も無いので打点でゴリ押しされる事もあるので過信は禁物。
苦手な展開
盤面のウマ娘カードの数を参照する都合上盤面除去に特化した相手は苦手。また先攻時手札が少なく毎ターン数枚消費してしまう都合上ハンデスが致命的に刺さってしまう事も多々ある。
手札0から逆転する事は出来ないデッキなので先攻時はいかに<ジャングルポケット>で7コス以上を捨てれるかにかかっている。
最後に
新弾絶傑の試練で様々なデッキが強化され過去最多の雑多環境となりGP優勝候補が全く読めない現環境。ありとあらゆるデッキに対する知識が求められるので、どんなデッキが相手に来ても良いよう自分のこの記事が少しでも力添えになれば幸いです。