
タイトルカップ優勝!編
ご挨拶
皆さんこんにちは不伝です。 タイトルカップ2022Springお疲れさまでした。名古屋地区を最後に無事、全地区終了致しました。
今期はユーザージャッジとして3つの地区を回る一方で、プレイヤーとしては京都地区と名古屋地区に参加致しました。
タイトルカップガルパ☆ピコ -大盛り-での優勝、および今回の新日本プロレスリングの優勝という結果に大変満足しています。
取りたかった2つのタイトルカップで楯を取ることができたので嬉しい限りです。今後とも結果が残せるよう精進したいと思います。
タイトルカップで優勝したガルパ☆ピコ -大盛り-『ハロー、ハッピーワールドデッキ』の記事はこちらで書いていますのでよければこちらをご覧下さい。
今回は新日本プロレスについて簡易的なレポを交えながら記事を書いています。
使用したデッキやネオスタンダードデッキからの変更点
大会使用デッキ
【スタートキャラ】LOS INGOBERNABLES de JAPON 内藤 哲也




公式デッキログコード:7KFFS
以前、プレミアムショップ大会などでよく使っていたデッキをベースにタイトルカップ用に調整しています。
それをchallenge survivalで使ってみたところ、2回の参加で優勝1回、準優勝1回と思った以上に感触がよかったため、タイトルカップ用のデッキとして京都、名古屋で使用しました。
残念ながら京都のタイトルカップでは1回戦で敗退してしまいましたが、デッキの感触は悪くなく、そのままのレシピを名古屋でも使用することに決めました。
改修元の構築からの変更点
IN
OUT
デッキの大筋は変えていません。
変わった部分はスタートカードの<内藤>の増加、【ブロッカー】カードである<海野>レフェリーの増加。それに伴い、<マスター・ワト>が全抜きされたことです。1枚だけ入れていた【キャンセル】も採用していません。
新日本プロレスリングの環境ではリタイア参照除去を採用していることが少なく、除去カードは<鈴木 みのる>のみが採用されていることが多いと予想しました。
そのため、復帰手段である1コストの《マスター・ワト》を減らしても問題なくデッキが機能すると考え、《マスター・ワト》を抜きました。
また、新日本プロレスはミラーになるとより手札の緑Reバースや<矢野 通>の枚数が勝敗に直結します。
手札交換の回数を増やすことでそれらのカードを手札にくるようにしたいため、最終的に<内藤>が4枚になりました。
【キャンセル】を抜いた理由としては打つ対象が<棚橋 弘至>ピンポイントになることです。
「手札に1枚刺しの【キャンセル】があり、さらに相手のReバースが控え室にある状態で《棚橋 弘至》がエントリーすること」という非常にピンポイントな状況であるため、思い切って抜きました。
展開としては7、8試合に1試合あるかどうかの展開なので、回戦数が3から4戦になることが多い短期決戦型のタイトルカップでは抜いても問題ないかなと判断しました。
最後まで迷った点は<鈴木 みのる>を4枚に増やそうか考えたところです。
結局、相手がリタイア6枚になるとリタイア送りの効果が使えなくなり、ただのATK6/DEF6になってしまう点、ゲーム中に1回【Reコンボ】を決めれば十分な破壊力がある点などを考えた結果、3枚でいく形にしました。
《鈴木 みのる》がATK5/DEF8のスペックであれば迷わず4枚刺していました。
ピックアップカード紹介
LOS INGOBERNABLES de JAPON 内藤 哲也
これを何枚並べられるかで手札の質が大きく違ってきます。
1コストなのでエントリーインした場合はDEF4をさらしてしまうという欠点はありますが、その欠点を補って優秀な効果を持つカードなので迷わず4枚投入しました。
棚橋 弘至
ミラー対面だと唯一【キャンセル】を打つ場所です。
このカードがある関係上、なるべく控え室にReバースを1枚置いておきたいです。
初手にReバースがめくれることがむしろプラスになったりします。
事実、タイトルカップ1戦目は初手に振ったことが大きくプラスになった試合でした。
鈴木 みのる
相手のエントリーをリタイアさせた時、相手のメンバーを控え室に置くカードです。
これで序盤の段階でメンバーを控え室におけるとかなり有利に立ち回ることができます。
除去能力に対して、相手の【ブロッカー】を要求させる仕事もあるのでかなり強く立ちまわれるカードです。
飯伏 幸太
ネオスタンダードではリタイア時に緑のReバースを回収できる効果を持つ<内藤 哲也>が優先されますが、新日本プロレスミラーではお互い6点であるとこの効果が使えなくなってしまうため、<飯伏>を立てるのを優先させる傾向にあります。 唯一のDEF9ユニットであり、最後の6点目に最も優先して立てたいカードであるので4枚採用。
最後まで採用を検討したカード
オカダ・カズチカ
新日本プロレスのタイトルカップでは<鈴木 みのる>を増やしたいこと、また可能な限りDEF8を出したいことから5コストの<制御不能なカリスマ 内藤 哲也>を採用したいこと、このカードを採用する場合、3枚ないし4枚の枠を取りたいがその枠がとれないこと、これらの理由から採用を見送りました。
ディック東郷
一方で<内藤>で手札交換の回数を増やせるのならば除去されても<バッドラック・ファレ>や手札にある1コストの《内藤》で十分復帰ができると判断したため、採用を見送りました。
Reバース構成に関して
おそらく新日本プロレスのタイトルカップで最も多いReバース構成です。
東京大会や京都大会でもこのReバース構成が多かったイメージです。
+2/+3Reバースを3枚入れる型も調整しているうちに試してみたのですが、最後に<LOS INGOBERNABLES de JAPON 内藤 哲也>で引いてきても無駄になってしまう点、2枚でも十分ゲーム中にアクセスできる点などからこの構成にしました。
お互いにコストの大きいカードを中心に組む関係からかリタイア参照除去が刺さる可能性も高く、リタイア参照除去の採用も考えていましたが<矢野 通>で貼れないのがネックと考えて結局採用しない形にしました。
大会レポート
新日本プロレスリングのタイトルカップは他の地区では3回戦から4回戦あり、東京地区に関しては全5回戦という形でした。また、自分が優勝したガルパ☆ピコ -大盛り-も計5回戦戦っており、これまでの地区の傾向からも最大5回戦での開催も十分ありえました。
とはいえ、名古屋地区は朝一のタイトルカップが4つ被っていることや、並行してヴァイスシュヴァルツの大会も開催されており人が分散する可能性が高い状態でした。
事前受付の段階では10人ほどがエントリーしており、3回戦or4回戦という予想でした。
朝一の開催では同じ時間帯にタイトルが被った関係で、他のタイトルに人数が流れたこともあり、参加者はまさかの4人という状態でした。
逆にりばあすは今回も人気タイトルであり、参加者が20人以上おり、計5回戦あるといった状態で、タイトルカップ内で人数差がかなりある状態でした。
人数は少なかったものの東京大会で決勝戦まで勝ち残ったプレイヤーなどもおり、全体的に少数先鋭という形だったのをよく覚えています。
今回は回戦数が少ないという点に非常に助けられました。
1回戦
スコア:7-6 緑軸Reバース型序盤からお互いにReバースが見えない展開。
お互いドローカードも見えないため、手札が増えない展開が続く。
お互いのリタイアが4枚になるまで2人で見えたReバースが1枚というありさま。
こちらが初手に振ったReバースを<棚橋 弘至>で回収した以外はReバースが動かない状態。
相手のリタイアが5のところで緑Reバースが2枚見える。
相手エントリーが<バッドラック・ファレ>。こちらのATKは6あり、届いてはいたものの控え室を増やされて手札の《バッドラック・ファレ》から<内藤 哲也>に繋がれるのも嫌だと判断し、そのままアタックせずエンド。
次のターンこちらも緑Reバースが連続でめくれる。1回だけ使い攻撃を弾いた後で手札の《バッドラック・ファレ》から、序盤<LOS INGOBERNABLES de JAPON 内藤 哲也>の効果で切った《内藤 哲也》を出す。
《内藤 哲也》で2タテし、控え室からReバースを2枚回収。相手のターンに耐えられる体制を作り、そのままリタイア6点まで進行。
《バッドラック・ファレ》から<飯伏 幸太>を復帰し相手の控え室に青Reバースが落ちていないため、《飯伏 幸太》の【Reコンボ】でATK10を出して緑Reバースの3枚要求を狙いにいく。
相手が緑Reバースを持っておらずそのまま勝ち。
結局、緑Reバースをお互い手札から1枚も使わないまま、試合が終了するという展開でした。
決勝戦
スコア:7-6 リタイア参照除去、+2/+3採用型なんと1回勝っただけで決勝です。
史上最速、名古屋地区では最短の決勝戦です。
まだ他のタイトルでは全勝者が多く残っていることもあり、ギャラリーもまばらでした。
ゲーム展開としては先ほどとは打って変わって、終始こちらの手札が増えている状況でした。
序盤、相手のReバースにリタイア参照除去が見えてビビる。
控え室に+2/+3も見えていたので、相手のデッキ構成が緑Reバース4枚、+2/+3が2枚、リタイア参照除去2枚の構成なのかなぁと思いつつ、こちらリタイア5点の時に<バッドラック・ファレ>で<飯伏 幸太>を復帰。
一掃をもらって<海野>レフェリーがエントリーインしたものの手札の緑Reバース2枚と【ブロッカー】で耐える。
この時手札の緑Reバースの枚数が3枚、<矢野 通>が2枚だったため、複数使うことも考えましたが、次のターンを見据えそれぞれ1枚使うことを決定。結果的にはなんとか2回とも3カウントが成功してくれました。
《海野》をメンバーに下げ、エントリーインした《海野》をさらに下げ、手札に持っていたもう1枚の《バッドラック・ファレ》をメンバーに出して《飯伏 幸太》をエントリーイン。
相手が《矢野 通》を持っている可能性もありましたが、次のターン《矢野 通》でReバースを貼られてもこちらが耐えられることもあり、そのままアタック。
また、この状況では相手の緑の採用枚数は少ないと判断して相手のリソースを可能な限り削りたかったという部分もありました。
結果として《矢野 通》も打たれず、相手のデッキ構成が緑Reバース入ってない構成だったためかそのまま優勝となりました。
終わりに
ここまで読んでくださいましてありがとうございました。次回はブルーアーカイプの新弾コラムを書きたいと思います。
発売から少し時期があいてしまいますが、改めて自分で作ったデッキと見比べながら読んでくださいましたら幸いです。
次回の記事もよろしくお願い致します。