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攻略コラム『WGP2023全国決勝大会レポート』後編 by【不伝】

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    by 不伝

    20240206hudenn_1.jpg
    攻略コラム『WGP2023全国決勝大会レポート』後編
    ご挨拶
    皆さんこんにちは不伝です。
    長らくお待たせしてしまいました。
    前回の全国決勝レポート記事の続きとなります。

    今回は〔ハロー、ハッピーワールド! 〕デッキの紹介記事および、全国大会の決勝トーナメントでのレポート記事となります。
    今回も長文となりますが、最後までお付き合いくださいますと幸いです。

    また、この記事のアップが世界大会前となるか、世界大会後になるかわかりませんが、世界大会でも結果を残せるよう頑張っていきたいと思います。
    普段対戦する機会のない海外のプレイヤーさんと戦うのを非常に楽しみにしています。



    デッキ解説
    【スタートキャラ】メリークリスマス 美咲
    1コスト
    1
    5コスト
    4

    公式デッキログコード:2786E


    デッキレシピはWGP大阪で使用したデッキをそのまま使用する形となりました。

    基本的なプレイとしては10枚積んだ【ブロッカー】で相手の打点を抑えながら切った【ブロッカー】を<薫オンステージ>で回収しながら回していく形になります。
    また、デッキの動かし方などに関しては過去記事でもまとめていますので、そちらをご覧ください。

    該当記事



    デッキ選択の経緯
    全国決勝は2デッキ制ということで真っ先に決まったデッキです。

    デッキ選択理由としては、
    • 大阪大会を3位で勝ち抜いたデッキであること
    • 初期から3年以上使っていたデッキであるため、デッキ練度が非常に高いこと
    • おそらく自分以外に使用者がおらず、決勝進出を使用率で決める際に有利になりやすいこと

    また、現在のReバースにおいて強いデッキの要素である、
    • 全体除去がある
    • 【ブロッカー】を複数握れるデッキであり、打点コントロールがしやすい
    • 高速ゲームに持ち込むことが可能である
    この3つを満たしているデッキであることも後押ししてくれました。

    これらがデッキ選択の理由としてあげられます。
    一方で、【ブロッカー】封じやそれに準ずるものが増えてきており環境的には決して有利なデッキではないことや、カードパワーが1年前から据え置きでやや力不足であることなどマイナスな部分もありました。
    しかし、それらを差し引いても上記理由のプラス面が大きく、握ることに一切迷いのない選択でした。

    現環境のトップデッキである陰実に対しては明確に不利がついてしまうデッキではありましたが勝てないわけではなく、<ピコたるもの、ふぃーばー! 薫>で戦線崩壊させる、相手の準備が整う前に<大盛り一丁! ミッシェル>を絡めた高打点で走るなど立ち回りで対処できる部分もあり、勝ち星を拾える部分も多いです。
    Fate/GrandCarnivalに対してもカードパワーで押される場面は多いものの、【ブロッカー】を抱えるゲーム展開ならば相手の高打点を受けきれることや序盤に相手からの除去が飛んでこないことでこちらの戦線が崩されにくいことなど相性的には決して不利とはいえない相手であるため、問題なく戦えるという形でした。



    各カードの役割解説
    メリークリスマス 美咲
    初期の頃から変わらないスタートカードです。
    控え室からの復帰手段を持つ<さーくる集客対策会議 美咲>もいますが、序盤から使用できるサポート時のATK+1を強く見て〔ハロハピ〕デッキではずっとこの《美咲》を使っています。
    ハロハピスカイライブ こころ>+手出しの<大盛り一丁! ミッシェル>でDEF8を触れるようにしたり、初回ATK+1の回復とあわせて相手の2離れたDEFのカードを触りに行ったりとATK+1が生きる場面が予想以上に多いです。
    できれば複数枚採用したいカードではありますが、エントリーイン時にDEF3をさらけ出してしまうこと、低コストの枠がカツカツであること、回収Reバースで使い回しがきくことなどから1枚採用です。



    お茶濁し 美咲/たどり着いた 花音/音の正体 ミッシェル
    このデッキで採用されている【ブロッカー】3種類です。
    《美咲》と《花音》は属性参照であり、2/2/5のスタッツを持つことからフル投入。
    9枚目以降に汎用【ブロッカー】である《ミッシェル》を追加したという形です。
    【ブロッカー】10枚であれば初手(3枚+1ドロー)で手札に来る確率が高めに維持できることから【ブロッカー】枠を多めにとっています。

    《ミッシェル》を増やしたことにより、デッキ内にDEF4のカードが2枚はいってしまいますが、2枚ならば連続で降ってくることはまずありません。
    相手のATK4アタックの時にピンポイントで降ってくるという場面はそうそうないこともあり、2枚程度ならば問題なく運用できる形だと感じました。
    ブルーアーカイブの<アビドスリゾート復旧対策委員会>でリタイアに飛んでいくカードを0にしたいという考えもありましたが、2枚程度であれば不利になることはないと考えて【ブロッカー】を厚めにとることを重視しました。
    むしろ、ブルアカに対しては<アリス>と<アズサ>に対して【ブロッカー】を多く用意することで有利に立ち回れる部分も多く、全体的な勝率は上がった形です。



    ハピハピ♪バケーション こころ
    【キャンセル】のカード。
    2枚と1枚をずっと行き来していたカードです。
    ドローカードの採用も多く、控え室回収で使いまわすことも可能ということから1枚の採用に落ち着きました。

    最終的には1枚刺しになりましたが、環境では陰実やかぎなどといったの【キャンセル】が刺さる相手が多いことからそれらのカードに対して有効であるため増やしてもよかったかもしれません。
    リタイアにいってしまった場合は回復Reバースで優先的に控え室に置く対象になります。



    みんなで作るステージ こころ
    単体除去【スパーク】持ちのカード。
    採用枚数は変わらず4枚です。
    属性指定の2コストDEF5単体除去は除去カードの中では最高峰に強いカードだと思っています。



    順応力抜群 はぐみ
    【スパーク】ドローソース。
    ドローが強い場面が多いこと、スタッツが優秀なところからこの枠も変わらず4投の枠です。
    3/4/6の属性参照ドローソースは最近のタイトルにないことも多く、実は密かに現代のタイトルと差別化できているところの1つだったりします。
    個人的にはDEF5の【本領発揮】なしドロソとDEF6の【本領発揮Lv3】ドロソでは後者のほうが好きです。
    ATK5に比べてATK6は単体のカードでは作られにくいというのもその理由です。



    ピコたるもの、ふぃーばー! 薫
    陰実を含めたメンバーにシステムカードを並べるデッキに対してブッ刺さるカードです。
    【本領発揮】も5と比較的軽めであるため、早期から相手メンバーのリセットを狙いにいくカードです。
    相手の【本領発揮】を阻害できることもあり、このカードで1ターン作ることで勝てる場面も多かった印象です。
    陰実の復帰カードである<七陰第一席 アルファ>がとんでくるのは【本領発揮Lv4】以上であるため、このカードで相手の盤面を更地にすることで【本領発揮】を満たしにくくなり、《アルファ》による盤面の復帰がしづらくなります。

    逆に終盤は使う場面が少なく、運用できる場面もどちらかといえば序盤、中盤までといったカードです。
    序盤に欲しい相手が多いことから4枚採用になっています。



    熊の中の常識人 ミッシェル
    後列で+1/+1してくれるメインのメンバーカード。
    お茶濁し 美咲>を入れ替えて手札に加えたり、<メリークリスマス 美咲>と入れ替えて復帰札を手札に抱えたりする万能カードです。
    複数並べると強いカードではありますが、エントリーイン時のバリューは低めなので最近では枚数が減りがちになっているカードです。
    現在では採用枚数は3枚に落ち着いています。



    荒唐無稽の一人芝居 薫
    DEF5以下のカードを引っ張り出して1パン決めるためのアタッカー。
    刺さる相手はスタートカード依存度の高い<僕でいいじゃん おかゆ>を使うホロライブや<シリアス>を初手にする〔ロイヤル〕などです。
    基本的に相手の初手カードをエントリーに呼んできて3タテ取りに行くのが仕事です。



    大盛り一丁! ミッシェル
    唐突な高速ゲームに持ち込んでくれるカード。
    相手の状況が整う前に使用できるとゲームを有利に進められるカードです。 コンボパーツとしてのシナジー先は<ハロハピスカイライブ こころ>や<大盛り一丁! 薫>がメインです。
    また、序盤でエントリーから下がるだけで1ドローもできるので、ドローソースとして機能するカードでもあります。
    迷わずに4枚投入です。



    ハロハピスカイライブ こころ
    4コストのDEF9アタッカー。
    メンバーの《ミッシェル》の数だけATKを上げるカードです。
    大盛り一丁! ミッシェル>とシナジーするカードです。
    《大盛り一丁!ミッシェル》で常時ATK7を作ったり、DEF9を生かして攻撃を止めたりといった使い方がメインです。
    攻防どちらでも優秀なカードであるため4枚採用です。



    大盛り一丁! 薫
    5コストの連パンアタッカー。
    【Reコンボ】で<大盛り一丁! ミッシェル>を入れ替えてATK7での連パンを作るのがこのデッキの理想盤面の動きです。
    それ以外にも<ピコたるもの、ふぃーばー! 薫>を入れ替えて次のターンに相手のメンバーを除去できる状態を作ることができます。
    メンバーの【ブロッカー】を手札に入れ替えながら連パンすることで攻防どちらにも立ち回ることが可能なカードです。

    【Reコンボ】が狙える状況ならばパートナーアタックを放棄して手出しをすることも多いです。
    相手リタイア時に発動するテキストなので、ダメージ回復テキストのある<新時代のアイドル ロボ子さん>互換のあるタイトルに対しては少々注意が必要なカードです。
    一方で、ホロライブの算数デッキに対してはATK7の連パンが刺さりやすいので、エントリーインしたこのカードを【ブロッカー】で守ることでパートナーアタックを絡めて連パンできる状態を作りたいです。
    このカード自身のDEF7がややネックではありますが、弱点らしい弱点はそこくらいでシンプルに強いカードです。(これでDEF8だったら普通にぶっ壊れカードでした)


    Reバース構成は回復4枚、控え室回収4枚の構成です。
    ここは昨年の全国決勝で使ったレシピからも変わっていません。
    過去に何回かReバース構成を変えて実験してみましたが、やはりこの4-4構成が一番デッキの再現性が高く、プレイに一貫性が生まれると感じており、最終的にこの構成に落ち着いています。



    キラキラ愉快な商店街狂乱のブシドーパーティ
    回復Reバース。
    【Reコンボ】は不採用ですが、回復が絡むことで生存ターンが増えることも多いため、このデッキでは4枚採用しています。

    2023年度に入ってから【Reコンボ】の強化やアタック性能の強化などで以前ほど回復Reバースが強いわけではなくなりました。 入賞レシピにも回復Reバース不採用のデッキも増えてきており、環境の変異を感じさせる結果となっています。
    それでもめくれた時1点回復は魅力的であり、長期戦を望む時に相手の打点計算を狂わせる役割を持つため、【ブロッカー】で守ることの多いこのデッキでは今でも4枚の枠をとっています。
    リタイアにいってしまった【キャンセル】や【ブロッカー】を回復Reバースで控え室に送り、それを<薫オンステージ>で回収するという流れはお決まりのプレイングです。



    薫オンステージ
    回収Reバース。
    【キャンセル】や【ブロッカー】をこれで何度も使いまわすのがメインとなります。
    回収とセット時1ドローで手札が増えるので、手札にあるだけで実質1アドです。
    【ブロッカー】回収以外にも1コストを回収して盤面を復旧したり、終盤は各種《ミッシェル》を回収して攻勢にでたりと色々な状況で使う場面の多いカードです。

    地味ながらも【スパーク】時、レスト除去は刺さる相手も多く、特に陰実の<主様の言葉 ガンマ>などを初手の段階から除去できるのは魅力的です。
    【スパーク】の単体除去とレスト除去の両方がデッキに入っているので、相手からするとアタック順に困るという部分もあります。
    このReバースは回収効果がメインではありますが、レスト除去効果もうまく降ってくると嫌らしい場面も多く、このReバースカードの強さを実感します。



    大会レポート
    前回の記事の続きとなります。
    準決勝、決勝戦についてまとめています。
    準決勝、決勝は2本先取。2デッキ全てのデッキで勝利したプレイヤーが勝ちという形式です。



    準決勝1戦目:使用〔Go Go しちゅー's!〕/対戦相手:Fate/GrandCarnival 勝利
    相手のデッキはFate/GrandCarnival。
    現環境ではトップTierのひとつであり、<玉藻の前>による高い打点形成能力と高い盤面復帰力が魅力のデッキです。
    今回の使用率3位のデッキでした。(使用率一位は陰実、2位はかぎなど)

    実は予選では当たっておらず、決勝トーナメントで初めて当たる展開となりました。
    大会前に何回か練習を重ねていた対面ではあったものの、デッキとしては五分からやや不利と感じた対面でした。
    復讐の魔女 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕>の2面除去が重いことや相手のデッキの復帰が強く、一掃Reバースで止まりにくいことなどがキツイと感じる理由です。
    こちらのデッキは〔しちゅー〕なので、勝てる手段があるとしたら短期決戦に持ち込むことです。

    この試合は<Reバースプレイヤー 有>の連パンと<Reバースパーティー! 千春>の連パンが綺麗に決まったことが大きいと感じました。
    パートナーアタックを放棄してもATK9の連パンは強力であり、相手の【ブロッカー】が間に合わなかったことが大きかったように思えます。
    とはいえ、こちらが理想に近い回り方をしていなければキツイ対面ではあったと思うので、そういう展開をどれだけ作り出せるかが勝負の分かれ目になりそうです。
    相手のデッキには一掃Reバースが採用されており、これがめくられていたら危ない場面もかなり多かったように思えます。
    とはいえ、〔しちゅー〕というデッキで除去を恐れても勝てないので、相手がReバースをめくらないことをお祈り気味にはなりますが、思い切って【Reコンボ】で走ったことは正解だったと思っています。



    準決勝2戦目:使用〔ハロー、ハッピーワールド!〕/対戦相手:ご注文はうさぎですか? BLOOM 〔ラビットハウス〕ガチャ連パン軸 勝利
    相手のデッキは〔ラビットハウス〕。汎用軸かガチャ連パン軸かを早めに採用カードで特定したい状態。
    2ターン目に<夏バテ ココア>と復帰Reバースが見えたことで連パン軸であることをほぼ確信する。
    【ブロッカー】よりも【キャンセル】を控え室から回収するなどコンボを止めるカードを優先して抱えつつ、コンボが決まる前に勝負をつけたいと考え、<大盛り一丁! 薫>の連パンなどで高速ゲームを仕掛ける。

    デッキの性質上、コンボパーツを多くとる関係で相手の除去が薄いのを知っていたのもあり、連パンで打点を離せたのはゲームを優位に運べた部分だと思います。
    相手のリタイアを6まで追い込みはしたものの、最終盤面で相手のコンボが完成。
    こちらのリタイアはまだ3ではありましたが、十分に致死圏内。

    結果、序盤に回収した【キャンセル】が生きてくれました。
    アタック後に降ってきた<オクトーバーフェスト ココア>の【スパーク】を止められたのが勝利に繋がった場面だと思います。
    相手のコンボ連パンを【ブロッカー】と【キャンセル】でしのぎ切り、こちらもなんとかリタイア6で耐えて勝利をモノにしました。



    決勝1戦目:使用〔Go Go しちゅー's!〕/対戦相手:ガルパ☆ピコ 〔Morfonica〕 勝利
    序盤は相手が【ブロッカー】を握れていないのもあり、こちらがテンポを握る展開に。
    ATK5でアタック中、2パン目で相手の単体除去がエントリーイン。
    【キャンセル】を切って打点を1点追加するチャンスではあったので、【キャンセル】を切るか迷ったものの〔Morfonica〕にはレスト状態のカードをデッキ下に送る除去の<心配性 ましろ>があることもあり、【キャンセル】を切らず控え室除去を受けることに。

    次のターン、相手の《心配性 ましろ》が【スパーク】したので、ここは迷わず【キャンセル】。
    ここが大きく試合を分けた一手になったと思います。

    スタートカードの<後ろが気になる 周子>が残せたことで、盤面の復帰および、次のターンの<Reバースプレイヤー 有>の連パンを決められるようになり、打点レースがかなり優位な状態でゲームの展開ができました。
    その後は《Reバースプレイヤー 有》の【Reコンボ】で連パンを決めることで、打点を離し、そのまま打点レース優位のまま逃げ切りました。
    〔Morfonica〕は【ブロッカー】回収のカードが多く、防御力の高いデッキですがその体制が整う前に攻め込めたのはかなり大きかったように思えます。



    決勝2戦目:使用〔ハロー、ハッピーワールド!〕/対戦相手:ガルパ☆ピコ 〔Morfonica〕(1戦目と同じデッキ) 勝利
    最終戦はBanG Dream! ガルパ☆ピコ同士の頂上決戦です。
    タイトル間の使用率では〔Morfonica〕がトップで、〔ハロー、ハッピーワールド!〕は2番手という形がずっと作られていました。
    〔Morfonica〕追加前もBanG Dream! ガルパ☆ピコでの使用率トップは〔Poppin'Party〕のデッキであり、〔ハロー、ハッピーワールド!〕はタイトル内では永遠の2番手という立ち位置でした。

    〔Morfonica〕は1年前の大会では使用率上位のデッキでしたが、今大会では新タイトル陰実や Fate/GrandCarnivalが結果を残し始めたのもあってか使用率を大きく落としたデッキでもありました。
    そういったデッキがタイトル抽選枠に残ってくるのはある意味運命めいたものがあったのかもしれません。

    この対面はお互いの盤面が整う前にいかに早く打点を叩けるかの勝負です。
    中盤以降になるとお互いが【ブロッカー】を手札に握りだして打点が入らなくなるので、その状態になるまでに打点を入れられるかの勝負です。
    また、それらを打開する【ブロッカー】封じなどをお互いに採用していないことが多く、後半の【ブロッカー】合戦を崩せるカードがないというのも理由に上がります。

    もちろん、めくれたヒールなどで多少の打点ズレはありますが、基本的には【ブロッカー】が揃いきるまでの序盤に打点を叩くことを最優先にします。
    しかし後半の【ブロッカー】合戦のさばき合いに勝てないといけないので、ある程度走るのか、手札を貯めて迎え撃つのかのバランス感覚がやや難しいところはあります。

    ゲームの進行としては中盤、相手が守るべきところで【ブロッカー】を切らなかったのを見て、手札の【ブロッカー】が尽きている、相手はもう【ブロッカー】を握っていないと確信。
    こちらの手札に【ブロッカー】は2枚あり、リタイアは3なのでなんとか2ターン作りたいという状況。
    相手のリタイアは4。 次のターン攻勢に出たいものの攻めにいけるカードもなく、エントリーが<熊の中の常識人 ミッシェル>という状況。
    エントリー更新できるカードもないので、<メリークリスマス 美咲>の打点上昇を使って2パンでDEF7を倒して、次のパートナーアタックで2点確実に入れていく。

    相手はエントリー更新しながらヒールを探しに行くが、相手のヒールが見えない。
    相手が<後ろに向かって全速前進 ましろ>の【Reコンボ】で打点を上げて攻めてきたもののそれを手札の【ブロッカー】でキッチリ2回守り、パートナーアタック1点のみの被打点に抑える。
    返しにパートナーアタックで7点目を入れて、相手のヒールはなくそのまま勝利しました。



    総括
    苦戦した試合は多かったものの終わってみれば予選から数えて全勝優勝という結果になりました。
    振り返ってみると相手の1枚の回復や1枚の一掃がめくられていただけで勝敗が逆転していた試合も多く、どう転んでいたかわからない試合も多くありました。
    そういった意味では決して楽な試合は1戦もなく、全国決勝にふさわしい試合が多かったように思えます。
    1ターンや1枚のカードの重みを改めて実感した大会だったように思えます。

    また、今回の大会形式では2デッキ制というのもあり、デッキ選択の読み合いや決勝トーナメントに残るためにポイントの少ないデッキを考えるなど最終的なデッキ選択の時間に多くを費やしたように思えます。
    そのため、メインデッキを回す時間は減ってしまった部分もありましたが、デッキの選択肢を考える際に色々なデッキの回し方を再度確認し、相手に使われた時の対処などを自分で回してみた目線で確認できたのは勝利に繋がった部分なのかなと感じております。

    昨年の全国決勝は2勝2敗という結果に終わってしまったのもあり、そのリベンジを果たせたのは大変うれしく思っております。
    世界大会がすぐ間近に控えていることや、来期がすぐにスタートすることもあり、この結果に浮かれずに今後とも精進したいと思っております。



    おわりに
    長文でしたが、ここまで読んでくださいましてありがとうございました。
    当日対戦してくださったプレイヤーの方、および調整に付き合ってくださった方に感謝申し上げます。
    改めてこの場で感謝を伝えさせていただきたいと思います。

    また、次回の記事でもよろしくお願い致します。

攻略コラム『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』編 by【不伝】

    posted

    by 不伝

    20231212gydenn_3.jpg
    攻略コラム『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』編
    ご挨拶
    皆さんこんにちは。
    全国決勝大会後編のレポートが遅くなってしまって申し訳ございません。思いのほか長文になってしまい、制作に時間がかかってしまっているので今回は間のブレイクタイム?という部分も込めて先日発売されたU149のデッキを紹介しています。
    今回はゴールデンReバースを使わない形のデッキを考えてみました。



    デッキレシピ
    【スタートキャラ】アタシのスゴさ 梨沙
    3コスト
    0
    5コスト
    4
    6コスト
    4
    Reバース
    8

    公式デッキログコード:7V56Q



    デッキ概要・戦略
    アタシのスゴさ 梨沙>のエントリー入れ替え効果を軸に多数のアタッカーをエントリーに降臨させるシンプルな形のデッキです。
    入れ替え効果を効果的に使うため、【ブロッカー】を8枚投入しています。
    【ブロッカー】を多く入れる強みを生かすため、1ドロー【スパーク】カードを8枚投入して手札に【ブロッカー】を加えやすい形の構築をしています。

    このデッキには回復が入っていないため、【ブロッカー】8枚と<心の奥の本当の私>のブロック効果を使って守り抜く構築となります。
    高打点を序盤から叩き込んで打点差を離しつつ、その打点差の優位を生かしながら後半は【ブロッカー】で守り切るという形が基本の立ち回りとなります。
    途中で<輝きの原石>がめくれて相手の盤面をリセットできる展開になれば【ブロッカー】の強みはさらに生きるようになります。



    ピックアップカード
    アタシのスゴさ 梨沙
    【Reコンボ】でエネルギー、および手札から〔U149〕のカードをエントリーと入れ替える効果を持ちます。
    エントリーインした【ブロッカー】を手札のアタッカーと入れ替えることで、手札に【ブロッカー】を加えつつ、手札から着地したアタッカーで攻撃を仕掛けることができます。
    1枚で攻防万能なカードなのでスタートカードにしつつ、デッキにもフル投入したいカードです。
    対応Reバースもリタイア参照除去なので、除去が薄めのこのデッキとはかみ合ってくれるところもポイントです。



    小さくたって、アイドル! みりあ
    【Reコンボ】で〔第3芸能課〕メンバーの数だけATKをあげてくれるカードです。このデッキでは〔第3芸能課〕のカードしか入っていないため、メンバーが埋まっていればReバースの補正も含めてATK8以上になってくれます。
    エントリーのこのカードを<心の奥の本当の私>でブロックした時に真価を発揮するカードです。
    【本領発揮Lv5】を達成してReバースをセットすることで、次のターンに【Reコンボ】を発動させてATK8で攻撃に転じることができます。

    アタシのスゴさ 梨沙>で手札から出す入れ替え先としても優秀です。
    その場合もATK8で3回攻撃できるのでこのターン相手のリタイアを3枚とれる可能性が大きくあがります。

    このデッキのアタッカーは手札から出す必要のあるアタッカーが多めですが、手札から出さずにATKを出せるアタッカーとして非常に優秀です。
    【本領発揮】も存在しないので、相手の手札が整う序盤から仕掛けられるのも強みです。



    トゥインクル・フューチャー ありす
    心の奥の本当の私>を参照した連パンテキストとデッキ以外から置かれた時にATKを上げる効果を持ちます。
    Reバースがない状態でもATKを上げることは可能なので、<アタシのスゴさ 梨沙>の【Reコンボ】で出す先になります。

    序盤はエネルギーに置いておくことで《梨沙》から出すこともできるので、高コストは序盤にエネルギーに埋めるというReバースの基本プレイをしながら運用できるカードです。
    《心の奥の本当の私》でブロックした次のターンに手札から出す動きが理想で、Reバース込みでのATKは9まで出るので6コスト払って素だししても十分に強いのも魅力です。
    フィニッシャーとして立ち回るだけでなく、序盤、中盤から9点打点で攻め立てていけるのも魅力のカードです。
    使ってみた印象としては比較的軽めの【本領発揮Lv5】であることを生かして中盤からATK9での攻撃を叩きこみにいく展開が多い印象でした。



    目標盤面
    • 20231212gydenn_1.jpg
    ATK10で4パンできる理想盤面です。
    Reバースが2枚要求されるので難しそうな盤面に見えますが、<心の奥の本当の私>はブロック時にそのままセットできる能力と1ドロー能力を持つので想像以上に揃いやすい【Reコンボ】となります。
    アタシのスゴさ 梨沙>で出すことでPAを残しやすくなるので、詰めのターンでこのコンボを決められるように動いていく形が理想です。

    • 20231212gydenn_2.jpg
    エントリーインした<小さくたって、アイドル! みりあ>を《心の奥の本当の私》でブロックすることで作り出せる盤面です。
    要求札も少ないので比較的簡単に達成できる盤面です。
    相手がPAを既に使っている状況ならば【ブロッカー】を2枚以上切ってでもこの盤面を作るとこちらのターンが返ってきたときに非常に強い形になります。



    エネルギーセットの方針
    真っ先に置くのは<トゥインクル・フューチャー ありす>です。 <アタシのスゴさ 梨沙>の効果でエネルギーからも出すことができるので、序盤使わない高コストはエネルギーに置いてしまう形で問題ありません。
    次点で<トゥインクル・フューチャー 千枝>です。こちらも序盤で使うことは少ないカードなのでこちらもエネルギーにセットしていく形になります。

    手札に残すカードは【ブロッカー】、【キャンセル】、Reバースカードで、これらのカードは可能ならばエネルギーにセットしたくないカードです。
    手札がこれらのカードしかない場合は先手の初手を除いてエネルギーを置くのをスキップしましょう。
    どうしても置かなければいけない場合は【キャンセル】からエネルギーにセットする形になります。

    その次に手札に残したいのはアタッカーとして優秀な<小さくたって、アイドル! みりあ>と復帰用の1コストカード。
    デッキに高コストが多いため1コストの復帰札も必要となってきます。
    除去が多そうなデッキが相手ならば、1コストの復帰札と《アタシのスゴさ 梨沙》をキープする立ち回りをしていきましょう。
    高コストが多い影響で除去の多いデッキはやや苦手ですが、1コストカードをなるべく手札に温存する立ち回りで切り抜けていきたいところです。



    採用検討カード
    採用検討カードとしてはデッキの攻撃力を上げる選択肢と薄めである除去部分を補う選択肢をあげています。
    好みに合わせて入れ替える形がオススメです。
    2コスト枠に優秀なカードが多いため、入れ替えの選択肢は結構迷った印象です。



    ライブに向かって! みりあ
    このデッキでは《みりあ》ネームのカードが多いのでデッキから《みりあ》を出せる手段を増やす選択肢としてこのカードの採用を検討してみても面白いと思います。
    このカードを採用する場合は<本当の気持ち みりあ>を4枚に増やして《みりあ》ネームのヒット率を上げる手段をとるといいでしょう。

    入れ替える場合は<トゥインクル・フューチャー 千枝>を4枚を抜いて、<ライブに向かって! みりあ>を2枚、《本当の気持ち みりあ》を2枚と入れ替える形が綺麗です。
    デッキ全体のDEFの値は下がってしまいますが、アタック性能は上がるので、《みりあ》のアタックで相手のカードを一気にリタイアに送っていきましょう。



    大人っぽコーデ 晴/トゥインクル・フューチャー 晴
    このデッキでは除去カードが薄めなので、相手を除去するカードを増やしたい時に入れ替える先となります。
    どちらもアタックストップ手段としては優秀なため、できることなら両方採用したい形ではありますが2コストの枠がカツカツになってしまって喧嘩するのでどちらかの採用に留めるのが無難でしょう。
    個人的なオススメは多面除去と自分のメンバーを空けることもできる<トゥインクル・フューチャー 晴>です。



    おわりに
    ここまで読んでくださいましてありがとうございました。
    本日は〔U149〕デッキを紹介致しました。
    発売から少し時間が経ってしまいましたがまだまだ研究し甲斐のあるタイトルですし、これからいろいろなデッキが発見されていくと思っています。

    近いうちに全国大会のレポ、およびデッキ解説記事の後編を完成させますのでその際は是非読んでくださいますと幸いです。

攻略コラム『WGP2023全国決勝大会レポート』前編 by【不伝】

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    by 不伝

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    攻略コラム『WGP2023全国決勝大会レポート』前編
    ご挨拶
    皆さんこんにちは不伝です。
    先日行われたWGP全国決勝大会にて優勝、そして世界大会進出という結果を残すことができました。
    2月3日に行われる世界大会でも勝てるように海外の動向を見つつ、デッキを調整していきたいと思います。

    今回は先日行われた全国決勝大会のデッキ解説および大会レポとなります。
    今回は前編として1デッキ目である〔Go Go しちゅー's!〕デッキの紹介と全国決勝大会予選のレポを書いております。



    デッキ選択の経緯
    全国決勝は今までの1デッキ制大会ではなく、2デッキ制ということで、1つのデッキは大阪大会を勝ち抜いた〔ハロー、ハッピーワールド! 〕のデッキを使用することを決めていました。
    一方で、もう1つのデッキを決めかねている状態でした。
    候補の1つは〔Go Go しちゅー's!〕デッキ、もう1つはかぎなどの8ヒールデッキという形でした。

    決め手となったのは予選突破条件であるデッキ被りの可能性が少なく1敗ラインから抜けやすいこと、うまく引きがかみ合えば現在のトップデッキとも十分にやりあえること、この2つから〔Go Go しちゅー's!〕を最終的に選択しました。

    1敗ラインからの予選突破の方式は全使用者の中からより少ないカードを使ったプレイヤーが上位にくる形。
    詳しいルールは公式サイトをご覧ください。
    自分一人しかそのタイトルを使っていなければかなり有利になる形です。
    もちろん、マイナーデッキで3勝1敗以上をしなければならないという難しさはついてきます。

    〔Go Go しちゅー's!〕デッキは安定性という意味では現在の環境デッキには劣る部分はありますが、一撃の爆発力は現行のReバースにおいてはトップクラスの性能を誇っており、序盤からガンガン攻めることが好きなプレイヤーには最高の愛機となるデッキです。
    序盤から叩き込めるPAを絡めたATK9の4パンは強力無比であり、他のデッキで真似できない部分ではあります。
    直前にフリー対戦で調整をしていて陰実相手にうまく勝てたのもあり、このままの勢いならいけるのでは?と思い〔Go Go しちゅー's!〕デッキを選択しました。
    決まったのはデッキチェックの直前であり、本当にギリギリのタイミングでもう1つのデッキを決めました。



    デッキ解説
    【スタートキャラ】後ろが気になる 周子
    3コスト
    4
    私服の周子
    4枚
    6コスト
    4

    3rd anniversary CUPで使用したデッキから【ブロッカー】、【キャンセル】を増やし、【ブロッカー】封じの能力を持つ<Reバースパーティー! 有>を増やす形をとっています。
    4コストの<未来を追いこせ、その先へ 有>や<私服の周子>がいる関係で手札を増やすこともできるため、【ブロッカー】や【キャンセル】は増やしても問題ないと感じたためそれぞれ7枚、2枚の枠をとっています。
    《Reバースパーティー! 有》は現在環境上位にいるタイトルであり、使用者も多いと思われる陰実に対してのメタ的な意味合いを込めて採用しました。



    各カードの役割解説
    後ろが気になる 周子
    スタートカード。
    Reバースプレイヤー 有>のATK9での4連パンを可能にする最重要カード。
    控え室に置かれても復帰しやすいところがポイントです。
    注意しなければいけないのはボトムやエネルギーなど別の場所に飛ばされることです。
    序盤のボトム送りの除去はマスト【キャンセル】です。
    事実、決勝戦では〔Morfonica〕にボトム除去を食らいましたが、それを【キャンセル】することで盤面に残しています。

    このカードで最初にサポートするか、最後にサポートするかは相手のデッキと手札状況によって決めます。
    相手にレストボトム除去などがある場合は基本的に最終アタック、手札に1コストがあるならばこのカードからアタックといった形です。
    Reバースを握っている時はこのカードの復帰能力を使うためにサポートを最後に回すことが多いです。
    できることならばスタート以外にも枚数をとりたかったカードではありますが、〔Go Go しちゅー's!〕の1コストは後述する優秀なカードが多いためスタート1枚のみの採用です。
    環境が変わってきたら枚数が増えていくかもしれません。



    全力!Reバースフェス 千春
    1コストの単体除去。
    相手の攻撃を止めるためと相手の除去カードからの復帰用に使うために4枚採用です。
    序盤の【本領発揮】が不発する可能性はありますが、回復が入っていないこのデッキでは単体除去で止めることが重要になるためここの採用枚数は最終的に4枚とる形になりました。
    1コストがエントリーに残ってしまう形になっても<君とまた、会うために>の起動効果などでエントリーを更新できることも多く、ここに関しては4枚採用してもさほど問題ないと判断しました。



    全力!Reバースフェス 有
    属にいう<パクチー>互換といわれるカードです。
    メンバーを空けられる優秀なカードです。デッキを回すことができるので、Reバースをめくる確率をあげてくれます。
    一方で相手ターン中のバリューはさほど高いとは言えず、こちらのメンバーが一掃などで消えてしまうとただのDEF4になってしまうなどの理由から採用枚数は2枚に留めています。
    効果は優秀な反面、採用枚数にはいつも悩むカードです。



    Go Go しちゅー's! 千春/共同研究 周子
    【ブロッカー】のカード2種類。
    役割はどちらも同じです。以前はダメージを回復させる<未来を追いこせ、その先へ 千春>を採用していましたが、序盤の取り回しの良さを考えて2コスト【ブロッカー】を7枚採用する形にしました。
    こうすることで後手の際にメンバーへ下がりやすくなり【本領発揮Lv3】を満たしやすくなる点や、同じく後手の際に相手に1点先に入れる確率を上げられるという地味ながら大きなメリットがあります。

    回復のないデッキなので、序盤の1ターンの遅れがキツイと考えたこと、そのためにデッキの2コスト以下の採用枚数を18枚前後は取りたかったというのも2コスト【ブロッカー】を採用した理由です。
    属性指定【ブロッカー】なのでDEF5というのも魅力です。相手ターンのATK4の攻撃1回でリタイアしないのは属性指定デッキの大きなメリットです。



    天才中学生? 周子
    【キャンセル】カード。
    基本的には<Reバースプレイヤー 有>の連パンを押し通すために相手の単体除去などに使うことが多いです。
    それ以外のマストカウンターは<シャドウガーデンの盟主 シャドウ>や<周子>をボトムに送ってくる除去などです。
    ゲーム中に1回打てれば十分という考えなので採用枚数は2枚です。

    枚数を増やしたいカードではありますが、エントリーに降ってきたときに強いカードでないことや【ブロッカー】の枚数を増やしたいという考えのためどうしてもこれ以上枠を割くのは厳しいという理由もあります。



    白熱のファイト 千春
    2コストの単体除去です。
    属性指定で耐久も5あるので、とりあえず困ったら4積みする枠です。
    よっぽどの理由がない限りここの4枠は未来永劫変わることはないでしょう。 DEF5あるということでブルアカの<アビドスリゾート復旧対策委員会>をかわせることやATK4の攻撃を止められることもポイントが高いです。



    私服の周子
    1ドロー【スパーク】カード。 <Reバースプレイヤー 有>や<君とまた、会うために>など手札に欲しいカードが多いのでここも迷わず4枚投入です。
    ATKも4あるのでサブアタッカーとして運用できるのもポイント高いです。



    未来を追いこせ、その先へ 有
    DEF9スタッツを持つドローソース。
    手札を増やしたい状況が多いこと、純粋にDEF9が強いという理由から4枚フル投入です。
    効果を使える状況ならばPAを放棄して打っていることも多いです。
    PAを放棄しても<Reバースプレイヤー 有>の【Reコンボ】ならばATK9で連パンできるので、《有》を引き込むために【Reコンボ】を打つことが多いです。
    忘れがちではありますが、【魂】に入ったReバースを戻しても出した時の補正の+1はついたままです。



    多面ファイト 千春
    うまく刺さると非常に強力なカードです。
    最後まで枚数を悩んだカードであり、採用候補のなかで一番枚数が変動したカードです。
    ちなみに0枚、2枚、3枚、4枚と採用枚数はころころ変わっており、ピン積み以外は全て試しています。
    最終的にデッキの残り枠と刺さった時の効果の強さから2枚に落ち着いています。
    未来を追いこせ、その先へ 有>の効果を使うと十分にエネルギーを残せないという理由もあってか控えめな枚数になっています。
    大会では3回戦の試合で有効に働きました。



    Reバース夏祭り2022 有
    最後まで枚数を悩んだカードその2。
    このカードも一通りの採用枚数を試しています。
    序盤にReバースが見えすぎてしまった時の保険の意味も兼ねて2枚採用に落ち着きました。
    控え室から<目指せ全国大会!>を貼って手札から<Reバースプレイヤー 有>を出すという動きが強いのですが、そのシチュエーションは決勝大会では一度もなかったです。
    どちらかといえばReバースカードを貼って1コストのカードを控え室から戻しながら盤面を復帰するという使い方が多い印象でした。



    Reバースパーティー! 千春
    普段は除去カード。終盤は<君とまた、会うために>から登場して連パンにつなげるカードです。
    除去で相手の攻撃を止めた後にATK6で攻撃できるという状況は強いので、4枚採用しています。
    単体除去の【本領発揮】が5とやや重いという欠点はあるため、枚数を絞ろうか迷った時もありましたが、降ってきてリターンが大きいカードと判断したため結果的に4枚採用に戻しています。
    +2/+3Reバースと合わせるとATK8になってくれるところも魅力です。



    Reバースパーティー! 有
    【ブロッカー】封じ能力を持つカード。
    陰実に対して詰めやすくするという理由以外にもDEF8が欲しいという理由からも入っています。
    〔Go Go しちゅー's!〕は素のDEFが低くなりがちなので、このカードを採用することでDEF8以上の枚数を10枚取れる形にして素の耐久でも受けやすくしています。
    基本的には<君とまた、会うために>の起動効果からしか使わない想定なので、採用枚数は2枚に留めています。



    Reバースプレイヤー 有
    Reバースで最初のカードナンバーにして、サポートカードの登場で最強となったカード!
    このカードで何回連パンできるかが勝率に直結します。
    どちらかといえばフィニッシャーとしての使用よりも相手の態勢が整う前、序盤から中盤に<君とまた、会うために>の起動効果を使って投げることが多いです。
    大会では全試合通して活躍しているカードです。むしろこのカードを1回も投げられないとデッキの強みを完全に生かしきれないので、ドローカードなどを駆使して少なくとも1回は投げる必要があります。



    目指せ全国大会!
    リタイア参照除去。
    Reバースプレイヤー 有>の正規対応でもあり、環境的に複数除去は刺さる場面が多いためフル投入です。
    どちらかといえば温存することはあまりなく、+1/+1補正でぬける相手がいるならば積極的に貼っていくべきカードです。
    【ブロッカー】と【キャンセル】を引き込みたいという理由や<Reバース夏祭り2022 有>で貼れる可能性も加味して温存することをせずこのカードは積極的に貼っていきます。
    温存する場合は手札に<Reバースプレイヤー 有>がいるものの、このターン中はコストが不足して出せないという状況くらいです。



    君とまた、会うために
    未来を追いこせ、その先へ 有>の対応先です。
    手札の【Reコンボ】持ちのカードをエントリーへ出して【Reコンボ】を発動させるスーパーカードです。
    基本的には手札にある<Reバースプレイヤー 有>を起動効果でエントリーに出すために使いますが、終盤は<Reバースパーティー! 有>を出したり、<Reバースパーティー! 千春>で妥協したりと手札の状況によって選択肢は変わってきます。
    4枚入れていた時もありましたが、現在は枠の関係から3枚投入です。
    それもあってか、Reバースカードの中では【Reコンボ】で攻める時や手札を増やす時以外はなるべく温存するべきカードです。
    他の2枚は積極的に貼っていきますが、このカードは基本的にコンボが揃うまでは貼らない形をとっています。



    りばあすな日々のはじまり
    +2/3補正のReバースカード。
    Reバースパーティー! 有>の対応先です。
    当初は採用していなかったカードですが、ATK+2の恩恵が強い場面も多いと感じたため1枚だけ採用しました。
    特に〔Go Go しちゅー's!〕は回復Reバースを採用していない都合で序盤から攻め立てる必要があるため、純粋にATKが2上がるReバースの存在は予想以上に大きく、ピン積みとはいえ活躍する場面は多かったです。
    大会中の挙動としては手札にきたら即貼る場面が多かったです。
    回復Reバースがないため、そのまま抱えてターンを流す必要があまりないことも理由でしょうか。
    積極的にセットして<Reバース夏祭り2022 有>で復帰すると強力です。



    検討の末不採用となったカード
    以前のデッキでは採用していましたが、調整の結果でデッキから抜けていったカードです。
    基本的には3コストのカードを序盤の速度を優先するために入れ替える形を取っています。



    未来を追いこせ、その先へ 千春
    ブロック時にダメージを回復する【ブロッカー】、いわゆる<ロボ子さん>互換です。
    一掃の後に使用することでそのターンのリタイアを0にできる可能性が上がります。
    また、除去が多いデッキでは相手がPAの分までエネルギーを使ってくれることが多く、そのターンのダメージを0にできる可能性が上がることなどから相性が良い【ブロッカー】として採用していました。
    最終的に不採用になった理由としては後手の際に初手で降ってきたときに下がれないこと、後手2ターン目にエントリーインするとパートナーアタックできないことなど序盤の動きが悪くなりがちなところです。
    このようなことから2コスト【ブロッカー】のほうが序盤の動きが安定しやすいという理由で2コストの属性指定【ブロッカー】と入れ替えています。
    2コスト【ブロッカー】に入れ替えてもスタッツ面では落ちないというところも入れ替えた理由の1つです。



    お休みの時間 千春
    3コストの単体除去カードです。
    除去枚数を減らすことに不安はありましたが、前述の《千春》と同じようにコストバランスを理由としてこちらも不採用にしています。
    調整を繰り返した結果、除去カードは現状の採用枚数で大丈夫という結論に至りました。 単体除去カードが12枚、<多面ファイト 千春>込みでも14枚。Reバースカードの<目指せ全国大会!>まで含めると計18枚に除去枠を割いているため、この枚数ならば相手のアタック中に1回は除去カードがめくれてくれる可能性が高いと判断しました。

    〔Go Go しちゅー's!〕の除去は除去ライブのような相手のテンポを崩す除去というよりは純粋に打点を防ぐ役割が大きく、それを【ブロッカー】とあわせて相手の攻撃をしのいでいくという使い方がメインです。
    そのため、相手の除去よりも自分の展開を優先したいと考え、不採用にしています。



    回復Reバース
    2枚ないし、3枚採用していたことが多かったですが、今回は回復Reバースを用いず短期決戦に持ち込む形にしました。
    陰実のように【ブロッカー】回収型のデッキでは序盤走りこまれると意外ともろく、こちらが序盤に打点を叩きこめる状況も多いため回復で耐えるターンを増やすよりも短期決戦で相手のリタイアを増やす方向を選びました。
    一方で除去ライブやかぎなどの回復Reバースを8枚投入してくるデッキに対してはここを切ってしまうと大変厳しくなるのですが、絶対数はそこまで多くないだろうと踏んで走り切る選択肢をとりました。



    大会レポート
    決勝大会の会場は秋葉原UDX。前回の全国大会と同じ場所です。
    昨年は残念ながら2勝2敗で終わっていたため、今回の目標は決勝進出、ベスト4の世界大会進出でした。

    今回の全国決勝大会のルールは1回戦、3回戦はAデッキの〔Go Go しちゅー's!〕、 2回戦、4回戦はBデッキの〔ハロー、ハッピーワールド! 〕を使う形となっています。

    ※〔ハロー、ハッピーワールド! 〕デッキの紹介と決勝トーナメントでのレポはまた後日UP致します。



    予選1回戦:STARDOM 勝利
    デッキ相性的には五分の相手です。
    一方で以前からよくリモートで調整していた相手というのもあり、お互いのデッキ内容がほぼほぼわかっているような状態でした。
    展開としては相手が後手スタートから1コスト1ドロー【スパーク】がめくれるという相手にとって理想的な形からゲームスタート。
    しかし相手のDEF5が連続で降ってくるという展開にも助けられ、序盤はこちらが打点を押し込む場面も多く相手の手札は増えていくものの打点レースはこちらが有利という状態で進んでいきました。

    結果、打点差のリードを押し切る形でリタイア6点までもっていきました。
    リタイア6の状態で1ターン耐久されるもののそのまま相手の手札にある【ブロッカー】と緑Reバースが尽き勝利!



    予選2回戦:陰の実力者になりたくて 勝利
    〔ハロー、ハッピーワールド! 〕使用時のデッキ相性は<鉄砲玉 デルタ>の存在からこちらがやや不利という対面です。
    相手の<七陰第一席 アルファ>がなかなか見えない状態もあり、相手の盤面形成があまりうまくいっていない状態。
    一方でこちらもエントリーインがかみ合わずに序盤は比較的ゆっくりとした展開に。

    幸いにも【ブロッカー】が手札に集まっていたのもあり序盤の打点を防ぎつつリタイア3以下に抑えることを心がける。
    回復Reバースや<ピコたるもの、ふぃーばー! 薫>のメンバーリセット能力もあり、序盤の被打点は少なめな展開。

    大盛り一丁! 薫>の【Reコンボ】で《ミッシェル》を入れ替えて連パンしたことで打点をとることに成功し、そこで打点差を離すことができたのが大きかったと思います。
    途中に《七陰第一席 アルファ》、<でももう少し私たちを信頼して>で復帰されたりもしましたが、<シャドウガーデンの盟主 シャドウ>を【キャンセル】で止めるなどマスト【キャンセル】の部分をきっちり止められたのは勝因に繋がった部分だと思います。
    後半に《デルタ》2面とPAで3点押し込まれたもののこちらのリタイアが3だったのもあり、6点でなんとか抑えきる。
    返しにそのままPAで詰め切って勝ちでした。



    予選3回戦:陰の実力者になりたくて 勝利
    3回戦目も同じく陰実。
    〔Go Go しちゅー's!〕使用時の対陰実戦で警戒すべきは<研究担当 イータ>です。
    その影響でPAを残さずにATK9で攻撃することがやややりづらい相手ではあります。

    エントリーが<Reバースパーティー! 千春>の場面、このまま攻められるキャラなのもありそのままいくか迷いましたが<君とまた、会うために>と<Reバースプレイヤー 有>が揃っていたのもあり、やや迷いつつも全力で走ることを選択。
    次のターンのエントリーが強くない可能性もあるため、1ターン流すかは正直迷いました。
    一方で、1ターン与えることで、相手に【ブロッカー】を抱える余裕を与えてしまうと考えて一気に攻勢に出る形にしました。
    陰実は<主様の言葉 ガンマ>の手札入れ替えと通常ドローで2枚引けるばかりか【ブロッカー】回収能力を持つ<七陰第二席 ベータ>もいるので次の1ターンで相手の手札の状況が大きく変わりかねないという経験則で少々強引ながらも攻める選択肢をとりました。

    一掃を踏んでしまう裏目などもあるのでこれが正解かわかりませんが結果的にはこれが大正解で、勝負を決めた一因になったと思います。
    一掃を決められたターンにPAを残してメンバー3枚を並べることは難しく、結果的にそのあと《イータ》があれば連パンが意味をなさなくなり破綻してしまうためこのターンは一掃をめくられたら仕方がないくらいの割り切りで攻めていました。
    結果リタイアを5まで一気に稼ぐことができたので残り2ターンでPAを2回入れて1点ずつ刻んで勝つという選択肢をとることが可能となりました。



    予選4回戦:かぎなど 勝利
    デッキ相性的には五分。
    〔Go Go しちゅー's!〕で当たっていたら、除去・回復の多いかぎなどは不利な相手であったため、幸運にもデッキの使用順は正解という形でした。
    ここまでの4回戦、今回のルールではそれなりにマイナータイトルに当たるかと思いきや、環境デッキを綺麗に3つ踏むという形でした。
    ちなみにここまでで3勝しており、デッキ使用率を考えたら負けても抜けられる可能性が高いという状況でした。
    とはいえ、やるからには全勝突破、より確実に決勝進出、および世界大会の権利獲得をしたいということもあり、この試合も全力で挑みました。

    相手の形はスタンダードな8ヒールかぎなど。
    自分も使おうか最後まで迷っていたデッキでありギリギリまで調整していた型であったため相手のデッキの強み、弱みはよくわかっている対面でした。
    相手の回復が1回しかめくれなかったのもあり、【ブロッカー】と回復のリソース差をそのまま押し切った形となりました。



    終わりに
    長文となりましたが、ここまで読んでくださいましてありがとうございます。
    また、全国決勝大会にて応援してくだった方々、対戦してくださった方々、デッキ調整に付き合ってくださった方々、またこのブログを編集してくださった遊々亭の担当の方々、本当にありがとうございました。
    改めてこの場を借りて感謝を申しあげます。

    後編の記事作成も進めておりますので、そちらもご覧くださいましたら幸いです。
    U149のデッキも製作したので、余裕があればそちらも紹介したいと考えております。
    なるべく早いタイミングで後編を上げたいと考えております。
    次回の更新もよろしくお願い致します。

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