大会レポート(21)
アルセウスVSTAR+カプ・コケコVMAX
アルセウスVSTAR+カプ・コケコVMAX
今回は40人規模の大会に参加して、ベスト4になった際の大会レポート記事になります。
使用したのは、シティリーグで同じ型が複数会場でとんでもない高アベレージをたたき出していた<アルセウスVSTAR>+<カプ・コケコVMAX>のデッキになります。
使用動機はそのまま、「結果を出していたから」でした。
今回の使用前の懸念点としては、「アルセウスVSTAR」によくある「後攻であったときの遅れの取り返し方が難しい」点と、個人的には<ミュウVMAX>との相性が悪いと思っていた点がありました。
それでは以下レシピとレポートになります。
デッキレシピ
アルセウスVSTAR+カプ・コケコVMAX
プレイヤー:もっさ
ポケモン
計14枚
戦績
予選
- 1戦目 <ヒスイヌメルゴンVSTAR>(ロストゾーン軸)後攻 〇
- 2戦目 <れんげきウーラオスVMAX> 後攻 〇
- 3戦目 <ミュウVMAX>(<ダブルターボエネルギー>4枚型) 後攻 〇
- 4戦目 <ルギアVSTAR>+<エーフィVMAX> 先攻 ×
- 5戦目 ミュウVMAX(「ダブルターボエネルギー」4枚型) 後攻 ×
- 6戦目 <はくばバドレックスVMAX> 後攻 〇
決勝トーナメント
使用前の懸念点について・大会レポート
前述の懸念点について触れると、一つ目の「後攻の不安さ」については今大会ほとんどのマッチが後攻でした。それでも先後の差でサイド2枚先取は基本されてしまうものの、<頂への雪道>+<マリィ>によって、その後逆転する試合展開が出来ました。そして、二つ目の懸念「ミュウVMAX」戦について。
とはいえ、<ドラピオンV>を入れたところで解決するかというと、それは否です。「ドラピオンV」でサイド2枚取られてしまうので、サイドを2枚先攻されてから「ドラピオンV」で3枚取り返してもその「ドラピオンV」が取られて残り2枚になってしまうので依然難しい試合になると言えるでしょう。
「ミュウVMAX」側の「頂への雪道」+「ツツジ」に対応できるかもかなり怪しいです。
結論対「ミュウVMAX」は少し厳しいのかなという印象でした。
最後に、今回の一戦目を例に<カプ・コケコVMAX>のようなサイド差によってワザのパワーが大きく変わるデッキに対して気を付けると良いプレイングについて一つ挙げようと思います。
この試合は後攻だったので、お相手にサイドを2枚先取されてしまい、こちらの場に残っているのは「カプ・コケコVMAX」2体でした。
お相手のデッキにスタジアムは3枚でしたが、「頂への雪道」+「マリィ」をスタジアム張り替え+<かがやくゲッコウガ>の特性【かくしふだ】で超えられてしまいます。
「ダイショック」で相手の「ヒスイヌメルゴンVSTAR」に麻痺を通すのを2体に行わなければならないという状況下でしたが、それも2体目の「ヒスイヌメルゴンVSTAR」で超えられてしまい、その後相手のポケモンを倒して、サイドがこちら残り2枚、お相手1枚という状況になりました。
そこでお相手が選択した行動は「かがやくゲッコウガ」を場に出して番を返すことでした。次のターンの動きから攻撃しようと思えば「ヒスイヌメルゴンVSTAR」は攻撃できる手札であったと推測されるのですが、おそらくお相手は「こちらの残りサイドを同数にしたかった」のです。
お相手はこのまま「ヒスイヌメルゴンVSTAR」で攻撃してしまうと、「カプ・コケコVMAX」に麻痺にされてしまい、先に攻撃したにもかかわらず、負けてしまいます。そこで、一度サイドをこちらに取ってもらってから「ヒスイヌメルゴンVSTAR」で2回攻撃して勝つというプランにしてきました。
ただ、今回は裏目の一つである<ボスの指令>によってこちらの勝利となりました。
おわりに
いかがだったでしょうか。レギュレーション変更後、<アルセウスVSTAR>の使用が再び増加することがありえると考えています。
理由としては、シンプルで強いVSTARパワーと、エネルギーを加速するシンプルに強いワザ、そして様々なアタッカーと組み合わせることができるためです。
今回のデッキも一部カードを変更すれば、レギュレーション変更後も使用可能なデッキタイプですので、是非試してみてください。
それでは。