シティリーグ千葉 シーズン1レポート
仕事の都合で見送り続けていたのですが、11/11(日)に「ポケモンカードステーション トウキョーベイ」で開催されたシティリーグにようやく参加できたので今回はそのレポートです。
シティリーグ千葉シーズン1はエクストラレギュレーションでの開催でした。
私はビークインが好きで、なかでも<ビークイン(XY07)>に特別な思い入れがあるのでエクストラでの参加を選びました。
12/2のチャンピオンズリーグ新潟、シティリーグシーズン2もエクストラでエントリーをしています。
大会のレポートの前に軽くエクストラレギュレーションについて触れたいと思います。
エクストラレギュレーションとは
BWシリーズからSMシリーズまでのカードは使えるレギュレーションです。<フラダリの奥の手>、<巨大植物の森>、アーケオス(BW2)など禁止カードが制定されている点はスタンダードレギュレーションとは異なります。
2019/11/13現在、スタンダードレギュレーションのカードが2621種類なのに対しエクストラレギュレーションは7072種。
カードプールが豊富なためスタンダードとは全く違うゲームが楽しめます。
では具体的に何が違うのか簡単にまとめると
- 桁違いのパワー
- 多様なロック手段
- 予測不能なコンボ
桁違いのパワー
きちんと構築すれば適切なタイミングに欲しいカードをプレイするのは難しいことではありません。
アタッカーをみても破壊力は抜群です。
<ゾロアークGX>は<スカイフィールド>を得て、<こだわりハチマキ>こみ210を叩き出すことができるようになり、<レックウザGX>は<ピーピーマックス>でフルボルテージGXなしでもGXを一撃で倒せるようになります。
多様なロック手段
そこをテクニカルにかわしていくカードもエクストラには備わっています。
具体的には<ガマゲロゲEX>、<オーロット>、<オカルトマニア>などです。
これらのロックをかいくぐりながらどう戦っていくかを考えるのがエクストラレギュレーションの難しさでもあり楽しさでもあります。
予測不能なコンボ
サポートを2回使えるようになるジバコイル(BW7)や2進化を山札から直接だすユレイドル(BW9)、1エネでグッズを2枚回収できるヤミラミ(BW4)などロマンの塊のようなカードがたくさんあります。
特にBWシリーズのカードは日本国内ではしばらく公式大会が開かれなかったこともあり、珍しいカードがたくさんあるかと思います。
今までに見たことのないようなトリッキーなデッキに出会える楽しみがあるのは一つの魅力だと思います。
後日それぞれどんな形となるのか、他候補デッキの記事投稿する予定です。
デッキ選択の経緯
少しカードプールやルールが異なるものの、海外ではエクストラレギュレーションで大型大会が開かれており、その中でビークインを使った入賞デッキを参考にしました。
デッキタイプとしては大きく2つ。
ビークインのビーリベンジと同じテキストを持つ<>を採用したビークインブースター。
もしくは<ゾロアークGX>のとりひきとのシナジーを活用したゾロアークGXビークイン。
どちらもビーリベンジの火力はすさまじく軽々とEX・GXポケモンをなぎ倒すことができます。
その一方、<オドリドリ>やグッズロック、特性ロックに弱く柔軟性がありません。
ビークインブースターは前にGXポケモンが出ることが少なく、<鍛冶屋>から攻撃できるので特殊エネロックで詰むことがありません。
ゾロアークGXは火力があがる前に攻めることができ、とりひきのおかげである程度の対応力があります。
今回は<オーロットBREAK>に対して強い点を評価しゾロアークGXビークインを選択しました。
日本のエクストラ環境は
1 ゾロアークGX軸
2 オーロットBREAK
3 マッシブーンGX+ルガルガンGX
の順で使用者が多いと予想していたためオーロットBREAKと、オドリドリの入っていないデッキには勝つことができるだろうという予想でした。
対オーロットBREAKは不利ではありますがゾロアークGXがちゃんとプレイできれば負けマッチというほどではありません。
しかし、オドリドリの採用されたデッキには手の施しようがありません。
ビークインの強みを活かすよう今回はポケモンを31枚採用しました。
そのおかげで3ターン目にはたいていのポケモンを吹き飛ばすことができますが、完全にオドリドリのカモです。
また、このカードはどのデッキにも採用される可能性があり、かつ事前準備が必要ありません。
<ゴーリキー>や<そらのはしら>で守ることは可能ではありますがゾロアーク軸には簡単に破られてしまうためより長所を活かす<>を入れていました。
オドリドリの採用は少ないという判断です。
このカードには登場以来永遠に頭を悩まされ続けています・・・・
デッキレシピ
ポケモン | |||||||
<Cミツハニー>×4 |
<Cビークイン>×4 |
<-ゾロア>×4 |
<RRゾロアークGX>×4 |
<-ゾロアーク>×1 |
<-アンノーン>×4 |
<Cロコン>×1 |
Rキュウコン(BW5)×2 |
<RRカプ・テテフGX>×2 |
<-シェイミEX>×2 |
<PRメタモン◇>×1 |
<-ウソッキー>×1 |
Cタマタマ(BW8)×1 |
|||
グッズ | |||||||
<-バトルサーチャー>×4 |
<-バトルコンプレッサー(フレア団ギア)>×2 |
<Uハイパーボール>×4 |
<Uこだわりハチマキ>×2 |
<-レスキュータンカ>×1 |
<-フィールドブロアー>×1 |
<-スペシャルチャージ>×1 |
Rパソコン通信(BW6)×1 |
<-かるいし>×1 |
|||||||
サポート | |||||||
<-プラターヌ博士>×3 |
<-N>×1 |
Uアクロマ(BW7)×1 |
<-グズマ>×1 |
<-オカルトマニア>×1 |
|||
スタジアム | エネルギー | ||||||
<-パラレルシティ>×1 |
<TDダブル無色エネルギー>×4 |
正直複雑なことは何もありません。
<オドリドリ>は入っていたら負けと割り切ったかわりに、<ビークイン>にすべてを注ぎ込みました。
2ターン目から<ゾロアークGX>を倒すことも可能です。
昨年9月に使用した中盤までゾロアークGXが殴り最後に一気にポケモンを落とすタイプのビークインゾロアークGXであればオドリドリの脅威は少し下がりますが、対ゾロアーク性能は落ちるため見送りました。
キュウコンは<プラターヌ>でポケモンを落としながらサイドレースで優位に立つためのカードです。
非GXに前にでてこられることはビークインにとってよろしくないため無理矢理サイドレースにつきあってもらいます。
<パラレルシティ>の使いどころが一番の肝です。
場合によってはゾロアークGXをまとめてトラッシュ送りにしてビーリベンジの打点増強を図ったり、早めにプレイして負け筋を消したりすることもあります。
<アンノーン>のおきてがみ、<バトルコンプレッサー>、とりひきでグングンとビーリベンジのダメージが上がっていくのは病みつきになりますよ!!
対戦レポート
参加枠108名に対し当日の参加者は76名。当日のエントリー枠はありませんでした。
1戦目 かねのさん アオギリカメックスグレイシアGX 後攻
もしかしてプラズマ団!?!?とちょっとだけ期待しちゃいました。
<イーブイ>に水エネを貼って<グレイシアGX>が登場。
<かるいし>がついてバトル場にでてきました。
サポートは使えていなかったもののワンダータッチ頼りのこちらは見事に妨害されてしまいます。
<グズマ>でブラックキュレムEXを呼び出し<ハイパーボール><テテフ>ワンダータッチで<プラターヌ博士>をサーチ。
後2にキュウコンでグレイシアGXを呼び出しエナジードライブで先に攻め、エナジ2発目で倒し先制します。
倒された返しにお相手も反撃。
<アオギリの切り札>からカメックス(BW6)。
ばくりゅうで再びグレイシアGXがフロストバレットを放ちカプ・テテフGXが倒され残りサイド4-4。
カプ・テテフGXが倒された時点でトラッシュのポケモンは5枚。
ここから<アンノーン>、プラターヌ、<バトルコンプレッサー>でポケモンを15枚まで増やし<こだわりハチマキ>ビーリベンジでグレイシアGXを一撃。
返しに<N>をつかいつつフロストバレットで<ビークイン>がきぜつ。
トップドローを含めた3枚は<ダブル無色>(3枚目)、<メタモン◇>、<ゾロア>。
とりひきが使えないためビーリベンジのダメージは190。
全力でポケモンをトラッシュ送りにしてきましたがわずかに足りず。
ライオットビートで次のターンにかけますが返しに<スカイフィールド>から<オドリドリ>がでてきて負け。
× 4-6
2戦目 こみやんさん オンバーンGXゾロアークGX 先行
先2<プラターヌ博士>で引いた手札がグッズと進化先だらけで後2ディストーションで動きが止まる。
とりひきで<バトルサーチャー>や<カプ・テテフGX>にはたどり着くもののロックがつらく一方的な展開に。
結局<オンバーンGX>を倒せずエネを場に残せないままラウドソニックを打たれてしまい、<グズマ>で解除するしかなくなる。
全サーチャーをグズマに費やすもラウドソニックは途切れず降参。
× 0-6
3戦目 ◯ 不戦勝
マッチングはしてましたが対戦相手が来ませんでした。
4戦目 イキリオタクさん ゾロアークGXガマゲロゲEX 後攻
妨害軸も考慮し<プラターヌ博士>で<スペシャルチャージ>を切らないようパソコン通信から<N>をもってきてプレイ。
先2にエネルギーに触れなかったようで殴られず。
こちらが先に<ゾロアークGX>で攻撃するも<アセロラ>で逆にこちらだけ手負いの状況となる。
<改造ハンマー>も見えていて2パンを狙い続けるのはリソース的に厳しいと判断し<グズマ>ビーリベンジでガマゲロゲEXを倒す。
そこからは<ザオボー>を連打されリソース勝負となる。
タチワキシティジム(BW6)が出た状態でどくさいみん光線(BW7)を放たれゾロアークGX寝たまま。
返しのポケモンチェックで気絶する危ない場面もあったが<パラレルシティ>で<ビークイン>以外をトラッシュし負け筋を消して勝ち。
◯ 6-4
5戦目 いねさん レックウザGX 後攻
<ゾロア>前、<メタモン◇>、<ミツハニー>と展開できた手札だったため<オカルトマニア>でターンを返すと草エネを引かれテンペストGX。
後2にライオットビートで残り80まで削るも先3に<カプ・コケコ◇>や<ピーピーマックス>から加速しドラゴンブレイク210。
サイドを先制される。
後3マインドジャックで倒すことは決まっていたが、どこまで場を展開すべきか悩む。
パソコン通信を使うかどうか。
<ビークイン>は2体準備でき、十分だったが手札のサポートは<N>しかなく次のエネはない。
トラッシュのポケモンも6枚しか落ちておらずゾロアも<ゾロアークGX>もいないため次のターンの動きに少し不安があった。
ただ、相手の手札は潤沢にあり、おそらく次のターンはベンチの<カプ・テテフGX>が倒されてしまい、そうなると次のEX、GXは負けに直結するカードになりかねないためパソコン通信から<パラレルシティ>を持ってきてカプ・テテフGXをトラッシュに送りマインドジャック。
残りサイド4-4。
お相手サポートを使わずゾロアークを倒す。
前の<レックウザGX>に<闘魂のまわし>がついてしまい、打点ハードルは40上がっていた。
Nから<アンノーン>、<シェイミEX>を絡めて回せるだけ回してビーリベンジ220で前を倒す。
返しにNを打たれるが山はかなり圧縮できていたので<サーチャー>を引けて<プラターヌ博士>から<ダブル無色>にたどり着きビーリベンジ勝ち。
◯ 6-4
結果 3勝(1不戦勝)2敗 31位
なんともいえない結果でした。
1戦目の10ダメージ不足は構築次第でどうにかできた気もしますし、2戦目の<オンバーンGX>戦は直前まで<ガラガラ(ようじんぼう)>の採用を検討していたため悔しさがありました。
<ビークイン>を使いたくて出場したものの活かしきれてなかったのは無念。
でも好きなカードで戦えたのは満足でした!!!
今回の決勝トーナメント出場者は8名。
- マッシブーンGX+ルガルガンGX 3名
- オーロットBREAK 2名
- レックウザGX 2名
- グレイシアGX+クロバット 1名
4-1のオポネント差で落ちた方が結構いらっしゃいました。
同日大阪で開催されたシティリーグでは<ゲッコウガBREAK>も決勝トーナメントに出場していました。
まだエクストラレギュレーションでの大会開催が少ない中ではありますが今回のシティリーグを受けて徐々にエクストラ環境も成熟していくだろうと思います。
次はチャンピオンズリーグ新潟!!
どんな大会になるか楽しみです!!!