MTL講座 その3-組んだデッキを使ってみる
MTLに関する連載形式記事も3回目となりました。
今回は前回組んだデッキを使って色々学んでいきたいと思います。
MTLを始めるうえで最大の壁となっている"デッキ構築"をなんとかクリアすることができたわけですが、はたしてどれくらいの強さなのかということまでは追及しませんでした。
強さ度外視で好きなように組んだから弱いに決まっている!
確かにその通りなんですが、ここから先に進むには一旦先入観は置いといてとりあえず使ってみるに限ります。
なんやかんや強い弱い箇所は何回も使ってみないと見えてこないですからね。
というわけで一人回しで使用感を確かめてみます。
今現在強いデッキタイプを割り出しそれらとぶつけてみるのが一番ですが、プレイヤー人口が少ないことに加えて、披露される機会も少ないのでなかなか難しいと思います。
なので、前回のMTL大会(プレメモ9周年記念イベント)で入賞されたデッキタイプとぶつけてみるとします。
大会に出たいけど調整環境が整ってなかったりするときにおススメの調整方法です。
僕もこの方法で9周年記念イベントに向けて調整しました。
VS とらドラ!+NEW GAME!
各種実乃梨のアプローチ、<01-020 滝本 ひふみ>+<P-036 高須 竜児>の除去で攻めてくるコントロールビートダウン。
逆転の芽も<02-029 滝本 ひふみ>、<01-055 川嶋 亜美>で断ってくる。
この猛攻を耐えられるかっ!!!!!
結果
耐えられなかった!!!!!<01-006 藤和 エリオ&丹羽 真>が毎ターン除去されるか、<01-081 高須 竜児>で止まってしまい、攻め手が欠けてもたついてる間に各種実乃梨はもちろん<02-083 八神 コウ>等の受けに回る予定のキャラにも叩かれるという始末。
コストを使うイベントで展開するので、<01-055 川嶋 亜美>を処理できないのもキツい。
VS STEINS;GATE+初音ミク
除外は第二の手札。各種イベントを<03-061 MEIKO>で除外して、<01-023 岡部 倫太郎>や<オペレーション・ウルド>でループしていき、アドを稼いだり、アプ禁をしてくる...インチキ効果もいい加減にしろ!MTL最強にして最大の壁。
現代プレメモの闇を貫くことはできるか!!!!!
結果
貫けなかった!!!!!<P-036 高須 竜児>ですらキツいのに<01-011 初音 ミク>ループはもっと無理だった。
無限リソースへの解答もないため、なすがままにやられてしまいました。
除外からカードをプレイできるのはホントにズルい。
VS NEW GAME!+フレームアームズ・ガール
ドロー手段が豊富なフレームアームズ・ガールでもりもりハンドを稼いでいき、<P-002 涼風 青葉>、<01-003 轟雷改>、<01-032 スティレット>等のシンプルながらに優秀なアタッカーを並べて踏みつぶしていくローラーのような豪快さと、<01-020 滝本 ひふみ>+<01-074 迅雷>の除去や<01-023 源内 あお>+<01-037 滝本 ひふみ>といったテクさも兼ね備えた満漢全席みたいなデッキ。
最近の作品にしては正攻法。突破できるか!!!!!
結果
〔突破30〕された!!!!!序盤は自由登場でごまかせたが、リソースの稼ぎ具合に差があるのと、拒絶や天然で乗り越えられないので盤面が出来上がってからは満足に攻められず、<01-113 ハリネズミ>等カウンターをもろにくらい、返しでフルパンされて完。
総括
結果は見てのとおりボロボロでした。想像以上に歯が立ちませんでした。ほらやっぱり弱いじゃないか! って思うじゃないですか。
ですが同時に良い情報も得ることができました。
これらは戦う前から弱いと決めつけて使わなかったら得られなかった情報です。
この情報が大事ですので、使ってみて気になった点、感想を思いつく限り書き出してみましょう。
好きな作品で作ったデッキ(電波女と青春男+ポプテピピック)を入賞デッキにぶつけてみた感想
- リソース確保手段に難あり(相手より早く枯渇した)。
- 天然、拒絶等のポイントを通す手段が乏しいうえにサイズが伸びない(アプローチがもたつく)。
- サイズが伸びないので当然受けも弱い(加えて自由登場の種類が少ない、アプ禁が少ない)。
- コストを払うイベントで展開するため、イベントカウンターにとても弱い(しかもそれへの解答がない)。
- 相手の妨害(アプ禁、除去、コンバット、イベントカウンター)を受けた場合のケア能力が弱い。
- 反対に相手への妨害手段も皆無。
- 初動で揃えたいキャラに枠を割きすぎたのでキャラ被りが多く、横並びしないことが多い(許容しがたい事故率)。
この情報は使用したデッキの弱点ですが、同時に環境を勝ち抜くデッキを組む上での気を付けたい要点になるわけです。
ほら、長所と短所は表裏一体 って言うじゃないですか。アレですよ。
つまりこれらの弱点を埋められるデッキが組めたら強いのでは...という一つの結論に至ろうとしております。
この領域に到達してきたらいよいよデッキ作成が面白くなってくるわけです。
というわけで次回は今回得た情報をもとにして、想定した環境デッキに勝てるデッキを考えていきたいと思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう。