片桐誠仁(じょーじ)です!
2017年前期全国大会が終了した......と思っていたら、もう今月末から2017年後期地区大会が始まりますね。
突然の禁止制限の発表もあり、最初の茨城地区なんかはもう日数がないので、今回制限の対象となった『ガールズ&パンツァー』を使おうとしていた方は調整が少し大変そうです。
規制後のガルパンを回しましたが、やっぱりガルパンはガルパンって感じでした(語彙力)。
強いカードはあの2枚だけではありませんからね。
個人的にはガルパンを使おうとしていた人はガルパンのまま行く方が良いかなーと思いました。
まあ、僕は茨城地区には出られないのですが......。
別の場所から出場する皆さんを応援しています。
10月後半になってからの急な気温の変化で体調を崩す方も見られますので、皆さんも、体調には気を付けてください。
地区の日に風邪で病欠なんてことになったら、せっかくの調整も意味がありませんからね!
さて、挨拶をきちんとした所で。さっそく本題に入りましょう。
今回は『結城友奈は勇者である』から「東郷 美森」デッキの紹介です。
デッキリスト
前期の全国大会で使用するかどうか会場に着くまで悩んでいたデッキの一つです。
(全国大会は会場でガルパンのデッキを組んだのでそれで出ることにしました)
プレイ難度が異様に高いので慣れるまでの間は弱い印象を受けると思いますが、使っていくうちに強さがわかるかと思います。
その辺りは、『ハンドシェイカー』と似てますね。ゲーマー好みな感じです。
今回はこのデッキを簡単に、『1~2ターン目の動き方』『攻め方』『守り方』の3つに分け、回し方を説明したいと思います。
・1~2ターン目の動き方
さて、まずは1ターン目の盤面ですが、〔アクティブ〕持ちが少ない作品ですので、先攻でも後攻でも基本的に同じ盤面を目指します。サポートエリアに《01-043「東郷 美森」》、《01-045「東郷 美森」》、《01-060「東郷 美森」》。
この盤面(+αになればとても強い!)になれば完成です。
結果的に同じ盤面になれば問題ありませんが、作り方の一例を紹介します。
- <01-054 東郷 美森>を登場させて、次の「東郷 美森」のコスト3減少。
3減少を使って<01-052 東郷 美森>を登場。デッキの上から5枚を見て、キャラ2枚を手札に。 - <01-043 東郷 美森>登場。デッキすべてを見て<01-045 東郷 美森>を手札に加える。
<01-045 東郷 美森>をそのまま登場。 - <01-052 東郷 美森>に重ねて、<01-064 東郷 美森>にレベルアップ。
メインエリアに移動+、<01-045 東郷 美森>の能力で1ドロー。 - <01-060 東郷 美森>登場。EXデッキから<01-042 東郷 美森>を加える。
- <01-054 東郷 美森>に重ねて<01-042 東郷 美森>にレベルアップ。
すべてが揃わなかった場合でも、近い形になれば問題ありません。
「レベル2のキャラが1体も作れなかった」「メインエリアに何も出なかった」の2つだけは避けたいですが、それ以外はダメージを受けてからでも大抵なんとかなります! なるべく諦めずいきましょう!
返しのターンは、相手がアプローチを数回してくる想定で、
- 『レベル2のキャラを1体以上(できれば<01-042 東郷 美森>を)残す』
- 『1ポイントを受ける』
1ポイント受けたら、そのポイントのソースを使って<01-043 東郷 美森>を手札に戻し、裏向きになったポイントを<01-060 東郷 美森>で表向きに戻しましょう。
レベルアップできないなどの事故を防ぐために、盤面と手札が安定するまでの間は、なるべく常に<01-043 東郷 美森>を出すことができる体制を作り続けることが大切です。
続いて、2ターン目の自分のターン。
<01-042 東郷 美森>の能力で相手のキャラを妨害不可にしつつ、メインエリアにレベル3の<ST-011 東郷 美森>を作りつつ、<ST-011 東郷 美森>の能力でカードが引けるように、アプローチできる「東郷 美森」を2体以上メインエリアに出します。
<01-026 結城 友奈>を置いて、パワーラインを上げられるとなお良しです。
相手のターン中に妨害をしてアプローチできる「東郷 美森」が足りない場合は、1ターン目にサポートエリアに置いた<01-045 東郷 美森>などのキャラを<01-064 東郷 美森>にレベルアップさせてメインエリアに移動させるか、<01-001 結城 友奈>で〔アクティブ〕を振りましょう。
<01-001 結城 友奈>を使う場合は、<01-026 結城 友奈>の能力でEXデッキから手札に加え、<01-011 結城 友奈>か<P-002 結城 友奈>に重ねてレベルアップさせた後、他の「東郷 美森」をレベルアップさせることで〔アクティブ〕を振ることができます。
慣れていないうちは、先に「東郷 美森」をレベルアップさせた後に<01-001 結城 友奈>を出さなきゃいけなかったことに気づく、なんてこともよくあるので、序盤からミスをしないように気を付けてくださいね!
攻め方
妨害不可+連続アプローチという基本的な戦術で攻めていきます。手札に余裕ができたら<01-042 東郷 美森>の能力を1ターンに2回使ったり、<01-046 東郷 美森>を絡めることで、相手のキャラをどんどん妨害できないようにしていきましょう。
これに合わせて、<01-001 結城 友奈>や<01-064 東郷 美森>を使って、なるべく5体でアプローチ(+<01-052 東郷 美森>で連続アプローチ)ができる体制を作っていきます。
以下は、動き方の一例です。
メインエリア→レベル3<01-042 東郷 美森>、レベル3<ST-011 東郷 美森>の2枚
サポートエリア→<01-045 東郷 美森>、<01-052 東郷 美森>の2枚
手札には<01-026 結城 友奈>、<01-043 東郷 美森>、<01-046 東郷 美森>、<01-064 東郷 美森>、<01-105 結城友奈は勇者である>、<P-002 結城 友奈>があるとします。
- <01-042 東郷 美森>に重ねて<01-046 東郷 美森>にレベルアップ。
<01-042 東郷 美森>の能力で1体妨害不可+<01-046 東郷 美森>の能力で1体休息状態に。 - <01-026 結城 友奈>登場。EXデッキから<01-007 結城 友奈>を手札に加える。
- <01-105 結城友奈は勇者である>を使用し、<01-046 東郷 美森>に重ねて<01-042 東郷 美森>にレベルアップ。
レベル5になったため、手札から<01-007 結城 友奈>を場出し、<01-007 結城 友奈>の能力でEXデッキから<01-001 結城 友奈>を手札に加える。 - <P-002 結城 友奈>登場。<ST-011 東郷 美森>と<01-052 東郷 美森>に+20/+20。
- <01-007 結城 友奈>に重ねて<01-001 結城 友奈>にレベルアップ。
- <01-052 東郷 美森>に重ねて<01-064 東郷 美森>にレベルアップ。
<01-042 東郷 美森>の能力で1体妨害不可+<01-001 結城 友奈>の能力で<P-002 結城 友奈>に〔アクティブ〕+10/+10。 - <01-043 東郷 美森>登場。能力でデッキから<01-052 東郷 美森>をサーチ+登場。
ターン開始時の時点で相手の妨害できるキャラが3体しかいなかった場合は6点与えられる計算ですね!(
こんな感じの行動を毎ターン繰り返し、思いの外強力な攻撃をしかけ続けます。
懸念点としては、(何度も言いますが)上のように手順が複雑なので、なにが最適解なのかを判断する力が必要なところです。
手札枚数に関しても心配になるかもしれませんが、例えば、上のパターンの場合、相手からアプローチ禁止イベントなどを打たれなかった場合、アプローチフェィズ中に<ST-011 東郷 美森>と<01-045 東郷 美森>と<P-002 結城 友奈>の能力で3枚手札が増えます。
必要なあのカードが引けない! のようなことはちょこちょこありますが、手札が枯渇するといったことは回しているうちに殆どなかったと思います。
逆に、手札調整をミスしてターン終了時にディスカードすることはよくあるので、それも考えつつの最適解探しになりますね...!
守り方
<01-011 結城 友奈><01-096 犬吠埼 樹><01-118 大食い><01-124 百鬼夜行>この4種類のカードで守っていきます。
ですが、ガルパンの<STまほ>が規制されたことで<01-049 東郷 美森>が活躍しやすくなったのでもしかしたらAP/DP勝負できる場面も増えるかもしれませんね(?)
さて、ここで説明することですが、<01-011 結城 友奈>と<01-124 百鬼夜行>の使い方です。
- <01-011 結城 友奈>を登場させて、相手のアプローチを妨害。
- 妨害後、<01-011 結城 友奈>の能力で<01-004 結城 友奈>を場だし、1ドロー。(妨害終了)
- <01-004 結城 友奈>の能力で、ポイントを手札に戻し、<01-004 結城 友奈>をポイントに置く。
元々、ポイント置き場に<01-004 結城 友奈>があった場合(既においていた場合)は、
3.で手札に戻すカードを元々ポイントに置いてあった<01-004 結城 友奈>にすることで、
手札に<01-004 結城 友奈>が1枚、ポイントに表向きの<01-004 結城 友奈>がある状況を作りつづけることができます。
- <01-011 結城 友奈>を登場させて、相手のアプローチを妨害。
- 妨害後、ポイント置き場のの表向きの<01-004 結城 友奈>をコストにして、<01-011 結城 友奈>の能力で<01-004 結城 友奈>を場出し、1ドロー。
- 《01-004「結城 友奈」》の能力で、ポイント置き場の裏向きの<01-004 結城 友奈>を手札に戻し、<01-004 結城 友奈>を表向きでポイントに置く。
妨害中にデッキの下に移動するため「アプローチで相手のキャラを退場させた場合」系の能力を発動させなくできるのと、デッキに戻るため再利用可能である点が非常に優秀で、この動きがあるからまともに戦えていると言っても過言ではない、ゆゆゆの生命線となる動きです。
......実はデッキの枚数を3枚以下まで掘ると、永遠にこの動きをループできるので、通常攻撃では絶対に死なない(勇者なので)状態になります。
............さらに言えば、時間切れまでループし続けることもできますが......。そんな悪用をするひとなんていないので問題ありません! よって規制されることもありません!(
クラスのみんなには、内緒だよ!
後半の能力が、多数のキャラでアプローチしてくるようなデッキに対してはかなり効果的なのでこのカードの達成のためだけにレベル5を早く作ったりもします。
しかし、一定のタイトルに対しては優秀な防御札ではあるものの、『1体アプローチ禁止』+『このターンは2体しかアプローチに参加できない』の組み合わせは、基本的には「アプローチ禁止されたキャラ以外の2体でアタックすればいいじゃん!」となってしまうわけなので、それほど噛み合ってるわけではありません。
連続アプローチや、妨害不可を駆使してくるタイトルも環境に多く、ゆゆゆは妨害に参加したくないキャラが多かったり、そもそもアプローチした後には活動状態にしにくいこともあり、レベル5達成後でも、これ1枚では守り札としては信頼度は高くはない部類になります。
そのため、「連続アプローチ能力持ちのキャラ」や「アプローチ時に起動する能力を持つキャラ」等の本当にアプローチされたくないキャラ1体をアプローチをできない状態にしつつ、他のキャラ2体のアタックは、別の防御札と組み合わせて守ります。
相手を退場させた場合~系の能力を持つキャラに対しては<01-011 結城 友奈>、APが低いキャラに対しては<01-096 犬吠埼 樹>でレベルが高いキャラを起こすと言った感じです。それでも受けられない相手に対してのみ、<01-118 大食い>を使いましょう。
しかし、当たり前ですが限られた回数しか使えないので、使うタイミングを見極めて大事に使っていきたいですね。
・注意点など
何度も何度もしつこいですが......本当に使い方が難しいデッキなので、ある程度ゲームに慣れている人でも普通に回しにくく感じるかもしれません。しかし、使いこなせば一線級の強さになるので、(回せるようになるまで気合は必要ですが)「結城友奈が勇者である」や「東郷さん」が好きな方には、是非使っていただきたいです!
もし、ここから始める初心者の方の場合は、まずは、デッキを何回か使って、以下の3点に慣れていきましょう。
- ターン終了時に手札が上限枚数を突破しないように調整する。
- ポイント置き場の状況を考えながらゲームを進める。
- 少ない手札消費で妨害不可にしつつ5体アプローチさせる。
- 1~2ターン後も毎ターンレベルアップをし続けることが可能かどうかを考える。
- 何ターン後に勝負を決めるかを考える。
- そのためには相手のターン中に何回アプローチさせて何回妨害するかを考える。
あとは、そこそこ頭を使うデッキなので、大会などの前日はよく寝てよく食べることで当日良いコンディションで行くことも大事ですね。寝不足だと、3回戦あたりからプレイに疲れがでてきます(経験談)
その他、デッキの組み方や使い方などで悩んだら相談してください。Twitter等でリプライを飛ばしていただければ、答えられる範囲でお答えします。
終わりに
というわけで、今回はここまでです 。SHIROBAKOや超電磁砲相手も不利ではないため、今後の環境も使い続けられるデッキですので、是非ぜひ作ってみてくださいね。
まあ、ガルパン相手は規制されたものの若干不利のままですが............。なせば大抵なんとかなる!