
【大会レポート】リセフェスタ東京 ダンジョントラベラーズ2【かきみ】
先日ついに待望のアクアプラス2.0が発売されましたね!
今回の新カードで大幅に強化されたダンジョントラベラーズ2限定構築を使いリセフェスタ東京に参加してきたのでレポートを書きたいと思います!
デッキについて
ダンジョントラベラーズ2限定構築 デッキ
EX2
計54枚
主に味方キャラの攻撃にともない"経験値置き場"を貯めて、経験値置き場のカードを消費する事で<「刻の館」の魔法使い/ジーナ>の数値バフや<突然の抱擁>のゴミ箱回収など様々な恩恵を受けていくデッキです。
経験値を貯める方法として以下の4つの手段が主となっています。
- <王立図書館の若きライブラ/フリード・アインハルト>のターン開始時誘発
- <王立図書館>の宣言効果
- <王立図書館>の誘発効果
- アクアプラス1.0のキャラの誘発能力(<「刻の館」の魔法使い/ジーナ>等の1〜2コストキャラは1枚、<混血の魔人/メフメラ>等の3〜4コストキャラは2枚貯めれる)
ゲーム開始時の引き直しの規準については基本的に<王立図書館>を配置できるキャラがいればキープして良いと思いますが、もし上振れを狙う場合は<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>や<王立騎士団警備隊/アリシア・ハート>のみを規準にすると良いと思います。
採用カードについて
王立図書館
新弾で追加されたカードですね。<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>、<王立騎士団警備隊/アリシア・ハート>、<王立騎士団警備隊/メルヴィ・ド・フロレンシア>の3体いずれかから1ターン目に配置したいです。
経験値置き場のカードを破棄しながらの数値操作が倍になるテキストが特に強力で、数年前のアクアプラス1.0のカードに現役で戦う力をくれます。
今回のアクアプラス2.0で追加されたキャラはどれも経験値を消費しないでバフやデバフをかけるキャラしかいないので、2倍になるのはアクアプラス1.0のキャラの能力のみですね。
APやDPだけでなくDMGへの修整も倍になるので<混血の魔人/メフメラ>はDMGを2下げれるようになり<ロムレア王国の第一王女/エルトリシア・ヴィトール・ド・リッツエヴァン>はDMG2から一気にDMG4になります。
あくまでキャラの能力しか倍にならないので<リアリストな孤児院の少女/リゼリエッタ・マーシュ>や<王立図書館館長/イリーナ・ローゼンマイア>のような能力値修正に関係無い能力は倍になりません。
理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア
新弾で追加されたカードです。早期に経験値置き場を10枚貯めれるとそのままゲームが決めれる事もあるほど強力です、10枚貯まるまでの間も0宣言での数値操作として非常に強力で、また条件を達成するターンより前のターンに登場しておかないとDMG5になってからすぐ攻撃できないため条件を満たしていない場合でも積極的に登場していきましょう。
最速起動は恐らく2ターンだと思います。
注意点としてこのデッキの主なサーチカードである<王立図書館館長/イリーナ・ローゼンマイア>は同名カードであるこの<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>をサーチできないため、<突然の抱擁>から回収するか素引きするしか無く、<王立図書館の若きライブラ/フリード・アインハルト>の登場時能力等で見えたら積極的に回収する必要があります。
またMIX月単やWHITE ALBUM限定構築等との対面では<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>等でバフ能力を消されると移動能力の無いDMG0がAFに残ることになってしまうので、そうなった時に<忠実なメイドロボ/イスト>のオーダーチェンジでDFに下げれるように<忠実なメイドロボ/イスト>を手札or<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>と同列のフィールドに置けると安心です。
王立騎士団警備隊/アリシア・ハート
新弾のカードですね。先攻1ターン目にこのカードを登場してその後ろのフィールドに同列キャラがダメージを与えた時に経験値置き場を貯めれるキャラを登場して攻撃すると1ターン目からスムーズに経験値置き場を貯める事ができます。(後ろに登場するのはオーダーステップ持ちのキャラか<忠実なメイドロボ/イスト>がオススメです)
攻撃した後は雪属性対面以外では基本的にはどんどん1.0の<頑張り屋な見習い騎士/アリシア・ハート>に変身したほうが強いと思います。
ロムレア王国の第一王女/エルトリシア・ヴィトール・ド・リッツエヴァン
凄腕トレジャーハンター/スフレ・トゥイニー
アクアプラス1.0のアグレッシブ持ちキャラですね。相手を攻撃する事が経験値を貯める事に繋がるデッキな事もあり序盤のアグレッシブがかなり強いため4枚ずつ入れました。
他の能力も<王立図書館>が配置できていれば<凄腕トレジャーハンター/スフレ・トゥイニー>はAP+4、<ロムレア王国の第一王女/エルトリシア・ヴィトール・ド・リッツエヴァン>はDMG+2と中々すごい事をしてくれます。
中盤以降要らなくなったら<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>の能力で破棄する事もできるので1体までなら気軽に登場しても良いと思います。
<凄腕トレジャーハンター/スフレ・トゥイニー>は雪対面では<魂の残滓を狩る死神/明月 栞那>がいる時に除去されるとドローされてしまうため気をつけましょう。
リアリストな孤児院の少女/リゼリエッタ・マーシュ
アクアプラス1.0のカードですね。もしもMIX雪単で使うならスペック不足を感じるカードですが、ビートダウンデッキであるこのデッキで除去ができるのはそれだけでとても強力なので4枚確定だと思います。
早期に<リアリストな孤児院の少女/リゼリエッタ・マーシュ>+<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>で相手の盤面を2面除去して一気にたたみかける事が多いです。
ハンド消費は激しいのでそこだけは注意しましょう、DMG1あるので雪対面等ではAFに登場することもあります。
大会について
大会としては事前評価の高かったロストフラグ限定宙単の数がかなり多く、個人的に意外だったのですがヤマト限定構築やダンジョントラベラーズ2限定構築などの新弾で強化されたリーダーを使用するデッキはほぼいませんでした。優勝は新弾で<亡國の双姫/イヌイ>・<闇夜に舞う>などの強化パーツが加わったMIXウィニー日単がロストフラグ限定宙単を制した形となりましたが、入賞(6勝1敗ライン)ではロストフラグ宙単が6人中3人と半分を占める割合でした。
新弾のカードのみで構築されているため組みやすいと思うのでオススメデッキです、丁度らじおさんがこちらで記事を書かれていますね。
自分の戦績としては5勝2敗と入賞にはギリギリ届かずの結果でしたが、中から数試合ピックアップして解説させていただきたいとおもいます。
中型花単 ◯
バッファー兼コスト発生の<ほっとできる清楚な幼なじみ/園池 桜子>を中心に<不死鳥の炎/スズリ>等のDMG+をできるキャラ複数展開していき、新弾の<クムナカラザの姫君/ミナギ>・<一を重ねて>と合わせてDMG盛り盛りのキャラで連続攻撃して大ダメージを狙うデッキですね。盤面形成が完成すると瞬間的なDMGが10を超えることもありパワフルな動きが魅力です。
この試合ではチャンプブロックで相手の大ダメージをいなしつつ、<リアリストな孤児院の少女/リゼリエッタ・マーシュ>や<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>の除去で相手の中央DFとアタッカーを除去する事で攻守の要を崩しきりそのまま押し切ることができました。
ステラ花 △
<年下の幼馴染/墨染 希>・<喫茶ステラ>によるリセ随一のリソース獲得力を誇るデッキですね、防御寄りのデッキに対しては無類の強さを発揮します。ダンジョントラベラーズ2としては花側が気軽にチャンプブロックで攻撃を防ぎやすいので経験値を貯めづらくなり戦いにくい相手です。
この試合ではこちらの攻撃の通りがかなり悪く、また花側も<刻詠の宿業/リンネ>が場に出ることが無く、お互い攻め手に欠ける状態でターンが経過し時間切れとなってしまいました。
アイテム宙 ◯
前環境の覇権デッキですね。アクアプラス2.0で<白靄の異客/ハク>や<人見知り/アルルゥ>などのアイテムメタが多く追加されて向かい風ですが多少のアイテム破棄には耐えうるパワーはあると思うので今後の活躍に期待が集まるデッキです。
この試合では宙側の初手事故が激しく、終始こちらの攻撃がほとんど通る展開だったので終盤にアイテムを装備しているキャラに除去を当ててほぼ詰みまで持っていく事ができました。
天使日 ◯
前環境で登場したデッキタイプですね。<舞い降りた天使/白雪 乃愛>・<天使降臨>を軸に攻撃は滑り込み攻撃で、防御は味方DFキャラを行動済みにしてAP+する能力でDFキャラを高APにし相手の攻撃を躊躇わせるデッキです。
<天使降臨>はとても強力なエリアなのですが、弱点が明確なデッキでもあり以下の事などを意識できると戦いやすいと思います。
- <天使降臨>の構築制限の都合でチャンプブロックしやすいキャラをデッキに入れにくい事
- 防御面で、味方DFキャラのAPより高いDPを相手アタッカーに用意されると少しDMGをマイナスする事しかできなくなる事。
- DFが一面でも空くと一気に守りの数値操作が貧弱になる事。
- 攻めに関しては<天使降臨>以外に何かしらがないとどうしても毎ターン3〜6点しか通らない展開もありうる事。
<年上の従姉/安場 琥珀>等のテンポを取りやすいカードが出てこなかったのですが、もしこういったカードを絶え間なく使われた時はダンジョントラベラーズ2側には連続攻撃メタはあまり無いので<混血の魔人/メフメラ>が無いとかなり苦しい試合になると思います。
ロスフラ宙 ×
タイトル限定構築ながらも<トゥスクル皇/ハクオロ>による供給リソース供給と<願う未来へと>の切札の爆発力は凄まじく、綺麗に回るとビート対面では無類の強さを発揮します。ダントラとしては中盤に<ケナシコウルペの荒熊/クロウ>や<オンカミヤリューの始祖/ムツミ>等の除去メタの無い重いキャラに<理想的な上司/イリーナ・ローゼンマイア>で除去を当てながら攻めていけると良いと思います。
この試合では序盤に宙側のダンジョントラベラーズ2を意識したプレイ(DFをきちんと埋めて攻撃を通さないようにし経験値を貯めにくくする)がとても刺さり試合途中で数値操作ミスもあり負けてしまいました。
おわりに
とゆう事でリセフェスタ東京でした。アクアプラス2.0はゆずソフト3.0に引き続き様々なデッキタイプが強化&追加されたので環境の研究がかなり奥深そうですね。
シングルフリーの大会も沢山開催されるの本当に広範囲での練習が必要だな〜と思います。
ではまた。