
Navel1.0 カードレビュー 日属性編【でちん】
一気に秋めいてきました。
...というか、どちらかというと雨期めいてきてますが...気候がこわれてますね...。
寒暖差に弱い身としては、厳しい日々が続いていおります。
さて、今回のレビューは「Navel 1.0」になります。
レビュー対象は、いつも通り日属性を担当させて頂きます。
前弾のとあるに続き、今弾も移動日単の強化が見受けられますね。
しかしてウィニー日単においても光るパーツが散見されております。
さてさて、今回もお付き合いいただければ幸いです。
SRカードレビュー
日属性のSRは3種類です。内2枚が日単で活躍するカードで、1枚が混色推奨のカードとなります。
神界の姫君/リシア
しかし、基本能力の「ステップ」を持っているため、<御坂>との相性が良いことと併せ、
「ステップ」で滑り込むのが前提のデザインだと思われます。
能力は2つあり、(1)にお馴染みのエリアサーチからの無償配置能力と、
(2)に自身限定の<アライブ>のような能力を所持しています。
(1)のエリア配置能力でサーチする<リシアのホンネ>ですが<ソル>と類似した能力を持っております。
ようやっと2枚目以降の<ソル>相応のカードが来たか...というのが素直な感想ですね。今まで長かったです。
単純にドロソの種類が増えることにより、マリガン基準もゆるくなりますし、
さすがに最新弾だけあって、自身も殴りに行きながらドロソを配置できるという、
令和基準の移動日単サポートカードになっているかなあと思われます。
(なんだかんだ言って<ソル>は穴になりがちだったので、
自身で殴れる&後述する(2)の効果で盤面から姿を消せるのは気配りの達人ですね。)
更に、<リシアのホンネ>をサーチしない場合は、1ドロー「できる」という行動も選べます。
後続に繋げるためエリア配置をするのが常道なのですが、
何らかの理由で<リシアのホンネ>が除外されていたり、
ゲーム中盤~終盤に、エリア貼ってもしょうがないな~という盤面で、
最低限2ハンドDMG3のステップ持ちになれるのも偉いところです。
(2)の能力として、前述したように自身限定の<アライブ>効果を持っています。
<リシア>で殴ったあと、自身能力から盤面を空けて他キャラでの追撃を始め追撃、
中盤以降の盤面整理はもちろん、アタック対応で除去を打たれたとしても、
対応能力宣言でリソースを回収することも可能です。
(バトル中除去は刺さるのと、攻撃自体を阻害されテンポを失っているのは頭に置いておきましょう。)
総評として、殴れるドロソかつ、仕事を終えたら能動的に盤面を開けられるという点を鑑みると、
かなりのパワーを持ったカードだといえるでしょう。
年上の従姉/安場 琥珀
EX1が厳しいですが、スペックとしては十分なものを持っています。
前述の<リシア>がインフラ周りを整えるカードだとしたら、
<琥珀>は高性能なダメージディーラーと言えるでしょう。
能力は3つあります。...どれもこれも優秀な能力です。
(1)の能力は、自身が手札から登場したとき、隣接した3ハンドキャラを未行動状態にさせ、
同時にダメージ修正値を失わせるというものになります。
自分ではなく他のキャラを再度殴らせることにより、疑似的な「アグレッシブ」のような動きをしつつ、
本体は未行動状態のまま、防御に回ったりSP2のにらみを効かせることが可能ですね。
ダメージ修正値を失う点については、一見マイナス作用のように見えますが、
相手によってマイナスされた修正値を消せるという意味ではプラスになります。
また、移動日単でダメージ修正を行うカードは、
<華>や<アンチョビ>のようなバトル中限定効果が目立つため、
基本的には失って不利になるような場面はそうそうないと思われます。
(2)の効果として、自ターン中に相手の「効果」で回復が行われた場合、
1点バーンを飛ばすという誘発能力になります。
対応しているワードが「効果」のため、刺さる範囲の広さがうれしいですね。
切札での回復にはこちらの公式Q&Aに切札能力は回復の効果ではないとありますので、残念ながら切札回復には対応していません。
(3)の効果として、星コストから自身AP3パンプをちらつかせることが出来ます。
前述したとおり疑似的なアグレを持ちつつ自身は未行動状態でターンを回せるため、
高APのプロッカーとして活躍したり、自身が殴るときの貫通力を上げるなど、
タイミングを選ばない潰しの効くパンプ能力といえるでしょう。
総評として、即時に打点加速をいれつつ、自ターン中のみですが回復を咎め、
パンプにより攻防両面で活躍できる、優秀なアタッカーといえるでしょう。
しかして、移動日単のEX1事情、厳しいところですね...。
EX2で4点回復できる切り札も待ち遠しい今日この頃です。
帰界子女/木下 きらら
スペックはEX2、日日宙宙の4コスト、新能力「ジャンプ」(未行動状態のときに使える基本能力版<ネロ>互換移動のようなもの)持ちのDF限定配置で。AP0/DP2/SP2のDMG0となっております。
ジャンプを持っているので前にも出られますが、自身のDMGが0なので、
何らかの方法でDMGパンプを行わない限りは前で殴る理由は薄いかと思われます。
(前に出て縦サポートをにおわせる、という動きはありかもしれません。)
能力はまたも3種持ちとなります。
(1)の能力は、<天女伝説>というエリアをサーチし、無償で配置するものです。
<天女伝説>は、3ハンドDMG2以上のキャラを破棄し、
キャラの登場のみに使用できるコスト(日×4 or 宙×4 or 日日宙宙)を発生する効果を持ちます。
<アライブ>よりも縛りは厳しいですが、生み出すリソースがハンド換算で一枚分多いため、
盤面整理を兼ねつつ、即座に次の展開へつなぐことが可能です。
ただし、<天女伝説>の誘発効果として、
自分の「効果」で<きらら>が場を離れると<天女伝説>も破棄されてしまうため、
<きらら>→後述する<きらら>(2)の効果発動→<天女伝説>で<きらら>を破棄という流れは、少々もったいないかもしれません。
(2)の能力として、<きらら>自身のコスト能力としても(日×4 or 宙×4 or 日日宙宙)を発生する効果を持ちます。
<天女伝説>からの破棄は盤面整理も兼ねるため、考え無しに乱発するのは厳しいですが、
(2)の能力は登場後、即座に次の展開に繋げられるため、テンポのよい展開を促す良能力といえるでしょう。
具体的言えば、タイミングにちょっとズレがある<劉備・桃香>みたいなものですね。
そんな<劉備>が「ジャンプ」を持ち、(場合によっては)<アライブ>上位互換のエリアを無償配置できるため、
かなりのパワーカードといって差し支えないでしょう。
(3)の能力はお馴染み切り札回復です。
なぜか1枚査定の低い3枚となっておりますので、気を付けましょう。
さて、<きらら>は混色推奨のカードと冒頭で書きましたが、
現在<きらら>を使ってみる手段は、おおよそ以下の4通りになるかと思います。
(1) SHUFFLE日単で使用する
多分メーカー推奨はここかな~と思います。
公式で公開されているサンプルデッキから見てもわかる通り、
限築にすれば宙日EX2を持つカードをデッキに複数搭載できるため、事故率低めで運用できるかと思います。
MIXで使用されている日のカードを選出できないのは痛いですが、
そこはもう割り切りしかないかと思います。
少なくとも、HOOK以降のデッキは自然体で切り札が搭載されているため、
HOOK以前のデッキのように、切り札事情で悩まなくていいのがメリットです。
(2) MIX日宙を組んでみる
混色推奨のカードなら、混色で組んでやるよ!ってところですね。
ただ、通常構築の混色は、普段考えてプレイする要素にプラスして、
コスト配分についての事故を考慮しなければいけないので、
プレイ難度が一気に上昇する傾向があります。
更に、事故を覚悟しつつデッキを組むわけですから、
日単にも宙単にもできないことをできるようにするか、
もしくは上振れたら日単宙単より強い動きをしたいため、
構築難度も単色とは比にならないレベルで上がるといえるでしょう。
逆に言えばカッチリはまるデッキを組めれば、環境で活躍した前例が少ないため、
相手に明確な対処法を悟られる前にゲームをメイクできるというメリットもあります。
難度は高いですが、腕の見せ所といったところでしょうか。
(3)日t宙 or 宙t日を組んでみる
混色とはいかないまでも、タッチカラーで組んでみるという提案もあります。
...が、マルチカラーのコストフィルターがに乏しい状態での色タッチは、
正直普通に混色を組む以上に難しいと思います。
日t宙を組むのなら...<SRリムス>4+もう6~8枚くらいカードを選定して組む形になりそうですが、
<リムス>を出したい盤面で<リムス>自体のコストが無く、引いても出せなかったり、
ただただ事故ったりしそうなので、なかなか難しそうです。
せめて<山田 ミチル>の日宙版があれば、楽にはなるのですが...
(4)踏み倒しで登場させる
宙コストを捻出できないのならば、コストを支払わずに登場させる方法を考えてみましょう。<レッサー>、<劉備>は該当しないため、今回の場合は<布良梓>の一択になるかと思われます。
<布良>は普通に使ってもある程度の仕事ができるため、
構築上での負担もそこまで大きくはないかと思います。
揃う確率的には<リース>+<フィアッカ>と同じようなものかつ、
<布良>は<ちはや>等でサルベージしたりもできるため、
揃えるだけならばそこまで難しくはなさそうです。
ただ、出すキャラが超絶強いアタッカーというわけではなく、あくまでもサポートキャラなので、
構築のゆがみをどれだけ許容できるか、といった問題点は残ります...
構築限定について
限築としてのパワーはそこそこあるかと思います。
日にこだわるとしたら、<U琥珀>から<演劇部>サーチと<Uきらら>での切り札6点パンチを狙いたいです。
注意点として、「琥珀」はアタッカーが3種おりますが、アタッカー相当の「きらら」は1種だけなので、
6点パンチにこだわりすぎず、素直に回復の切り札を使ったほうがよい場面もあります。
<天女伝説>のおかげで<演劇部>サーチの<U琥珀>は適宜<SR琥珀>と入れ替えられるため、
ドロソもあり、<Rリムス>によるサーチもあり、
3ハンドキャラ主体のデッキとしてはテンポよく動けるかと思います。
登場時1ドローキャラやアグレキャラも多いので、前のめりに攻めていきたいところですね。
上記のコンボはできなくなってしまいますが、日限定のカードを抜いて、
<SRリムス>などのパワーカードを投入し、宙日にシフトするのもありかと思います。
いずれにせよ、日単として使うもよし、宙のカードを買い足す必要はありますが、
限築にしてはカスタマイズの余地も結構あるので、かなりいい感じに思えます。
そのほかRについて
Navel、R以下のカードでウィニー日単のフォローをしているのが特徴。シルバーブリッツさんは気配りの達人かな?
穢れ知らずのフェアリー/鳳 鳴
実質1ハンドキャラの<せつな>の方が流石に秀でてますかね。
何が厳しいって<せつな>と<鳴>が同時に誘発しちゃうのが厳しいですね。
せめて宣言型だったら...と思います。気配りの達人だと思ってたんですけどね...
ターン開始時、往復どっかにAP+1振れるのはまあまあ優秀です。
ただ、開始時に振るところを決めなきゃいけないので、優秀度はあくまでまあまあですかね。
自称本妻/香田 亜衣
自ターン中限定、つまるところAFからダウンした場合に1ドローが出来るので損失を補いつつ、
タイミング、場所を選ばずAP+3を振ることが出来ます。偉い。
注意点としては、AFでダウンしないと1ドローが出来ないので、
登場~ダウンするまで、除去られたとき、DFでチャンプしたときは普通の2ハンドキャラであること、
更にドローは「出来る」なので、ドローしたい場合は忘れないように宣言しましょう。
僕は普通にドロー忘れて次のアクションに進みそうなので、気を付けます...。
ストーキング/林田 美咲
更には1ハンドAP+2パンプを持ってやってきました...なぜ?
一応<美咲>のドローは強制効果で<躑躅ヶ崎館>は任意効果、
美咲のDMGは0で「躑躅ヶ崎館」のDMGは1という違いはありますが、
限りなく上位互換に近い相互互換といえるでしょう。びっくりですね。
基本的には<美咲>を優先しつつ、<躑躅ヶ崎館>と適宜枚数調整する感じでいいと思います。
そんな感じでしょうか。
最後にひとこと
さて、今回の記事は如何でしたでしょうか?9末にようやっと東京でリセフェスタが開催されますね...
仕事が忙しくて地元のフェスタには行けず、
およそ半年ぶりの公式大会が今から楽しみです!
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!