
とある科学の超電磁砲T&とある科学の一方通行 カードレビュー 日属性編
梅雨がもうそこまでやってきておりますね。
今年は寒暖差が激しく、なかなかどうしてしんどい日々が続きます。
さて、今回のレビューは「とある科学の超電磁砲T&とある科学の一方通行」になります。
前弾のHOOKではMIXのウィニー日単が強化されましたが、
今弾では移動日単の強化パーツが多く見受けられますね。
ローテ制なのでしょうか...
というわけで今回も、日属性のレビューを担当させて頂きます。
よろしければ、お付き合いいただければ幸甚です。
SRカードレビュー
日属性のSRは3種類です。今弾のSRは、完全に移動日単用に特化したカードですね。
「コスト3点以上」という文言が散りばめられていることからも、
ウィニー日単と移動日単で差別化を図りたいという公式の意思が感ぜられます。
帰常盤台の双璧/御坂 美琴
限環境DP3はそれほど安心できる数値ではありませんが、「ステップ」で打点をねじ込みにいけるのがありがたいですね。
特殊能力は3つあります。
(3つと言いつつ、パンプ+破棄の部分を鑑みると、実質4つ持ってるようなものですが)
1つめは、コストが3点以上の味方キャラ1体にAP+1のパンプをしたのち、
対象のキャラを破棄する/しないの選択を行い、
破棄した場合は相手に1点バーンを与えることが出来ます。
0宣言のAPパンプをタダで撒けるのは<「不可視」の能力者/友利 奈緒>を彷彿させますね。
日のカードは基礎APが低めなので、こういったカードは何枚あっても困りません。
更に、APパンプしたカードを破棄して1点バーンを与える能力は、
<ナビゲーター/レヴィ>+<アライブ>をより攻撃的にしたような効果と言えます。
3コスト以上のキャラの破棄が伴うため、破棄効果の使用は基本的にゲーム中盤以降だとは思いますが、
滑り込みのために盤面を開けつつ、細かいバーンで打点を刻めることを鑑みると、
スピードゲームをメイクしたい移動日単にマッチした能力だといえるでしょう。
更に、この効果は自ターン/相手ターン/バトル中問わず使用できるため、
相手ターンに使って、防御キャラのAPをパンプしたり、
能力を使用し終わった<ミサカ10032号/御坂妹>のチャンプ時に1点バーンを投げたりと、
いろいろと応用の効く効果となっております。便利ですね...
2つ目の能力ですが、これまた0宣言でこのカードの下にハンドのカードを1枚置いて、
置いたカードが2枚以下の場合、「EXが2で[ステップ]または[サイドステップ]を持つキャラの登場」のみに使用できる、
「日日日日」コストを生成するという効果になっております。
0宣言なので能力の発動に対して除去を打たれても損失を被らず、
ハンドにある不要なカードをコストブーストに使用できるため、
出す相方の搭載数次第では使い勝手の良い効果だと思います。
...EX1にも対応していれば<友利>の登場に使えたのですが、
今弾で数多くの対応キャラが収録されているため、しっかり役に立って貰えると思います。
ちなみに、前弾の「とある魔術の禁書目録III」のカードはおおむね3コスト以上&ステップ持ちのため、
前弾ベースのTOA日単には自然に入ってくるかと思います。
MIX過去弾で該当するカードにて、使いそうなカードと言えば、<アンツィオは弱くない/アンチョビ>
<ファッションデザイナー志望/妃 玲奈><人生に迷う勝ち気な堕天使/リディア>あたりがぱっと思いつくところでしょうか。
他にも強い掘り出し物はあるかと思いますので、リストと睨めっこするのもよいかと思います。
ともあれ、コストブーストできるカードも何枚あっても困らない効果ですね。
3つ目の効果は、切り札:切札効果を持つカードを4枚選び回復するというお馴染みの効果です。
前弾に収録された日の切り札カードはウィニー日単用だったため、
移動日単用の切り札が収録されたのはかなりありがたいですね。
悩ましいところとしては、<美琴>自身は戻ってもあまりうれしくないEX1のカードであるため、
戻す用のEX2のカードが欲しいところ...ですが、日単ウィニーに投入される<結城 彩楓>のような
詰めカードがあるわけではないのが難しいですね。
とはいえ、<美琴>自身のカードパワーが高い&付随して切り札を持っていると考えれば十分優秀なので、
戻すカードの質についてはおいおい追加されるカードを待ってもいいかと思われます。
総評としては、ハイスペック&優秀な能力を複数持つパワーカードといえるでしょう。
以降紹介するSR二種とも相性が良いので、まずは<美琴>を起点に構築をスタートしたいところです。
空間移動/白井 黒子
スペックは<美琴>と相性抜群のEX2、4コスト、「ステップ」持ちの全配置でAP3/DP2/SP2のDMG3となっております。
能力は2つあり、両方とも移動に関する効果です。
1つ目の能力ですが、日コストを支払い、「{コストが3点以上の味方[日]キャラ1体}を{味方フィールド}に移動する。」
というものになります。
相手の宣言に対応して宣言することはできませんが、自ターン/相手ターン問わず、
バトル中であろうと問答無用で宣言できるため、こちらが殴ってるときに相手キャラがパンプした場合の緊急回避や、
相手の攻撃を受け止めつつ、防御キャラを移動させてバトルを中断させることが可能です。
特に1ハンドでのバトル中断がえげつないですね。
ウィニー日単で麻痺しつつありますが移動日単もハンド効率はかなりのものなので、
中盤以降余ったハンドを打点の軽減に還元できるのは優秀です。
また、攻めてる場面でも日単の基礎項目である「一か所のAFで殴り続ける」という行動を遂行しやすいため、
攻防両面で使いやすい能力だといえるでしょう。
2つ目の能力は、デッキを一枚破棄し、このキャラ自身を味方フィールドに移動させる効果となります。
使用後に能力自体は失われてしまいますが、攻防両面でもタイミングを選ばず使用できるため、
登場ターン制限を得ている場合などに相手の攻撃を防御→バトル中移動で、
ハンドを使わず相手の打点を1回ごまかせるのは偉いですね。
シンプルながら、応用の効く優秀な一枚だといえるでしょう。
空力使い/婚后 光子
スペックですが、これまた<美琴>と相性のよいのEX2、4コスト、ステップ持ちの全配置でAP4/DP2/SP1のDMG3となっております。
所持能力は2つですね。
最近は複数能力が当たり前な感じです。
1つめの能力ですが、<婚后>が登場したタイミングで、自分の場に「[ステップ]または[サイドステップ]を持つ
コストが3点以上の味方キャラが3体以上登場している場合、このキャラは[アグレッシブ]を得る。」
というものになります。
誘発効果であるため、<婚后>の登場対応で盤面のステップorサイドステップ持ちのキャラが2体以下になった場合、
効果が発動せず空ぶってしまうため、除去などには気をつけたいところですね。
最速で起動するには<御坂妹>→<美琴>→<婚后>と
つなげるパターンが思い浮かびますが、その後の展開を考えるとハンドの消費が激しいため、
無理して早めの発動を狙うよりも、中盤に至る前くらいに自然に出せればいいかなあってところですね。
条件は少し厳しいですが、移動日単へ自然に投入できるEX2のアグレッシブキャラは貴重なため、
中継ぎとして活躍してくれるとは思います。出来れば切りを札持っててほしかったですね...
2つ目の能力は、宣言型の日コスト支払いでのAP+2です。
使用後に能力は失われますが、タイミングを選ばないため使い勝手がいいですね。
ついでに付与されがちなパンプ能力ですが、使う分にはありがたい効果となります。
以上でSRの紹介を終わります。
やはり<美琴>が目立って強いですが、<黒子>や<婚后>も負けず劣らず優秀なカードだと思われます。
構築限定について
同じTOAナンバーを持つ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」と組み合わせることもできますが、「構築制限:とある魔術の禁書目録」と『構築制限:とある科学の超電磁砲』は共存できない判定になっております。
おそらく、<それぞれの道>という万能サーチカードに対する回答でしょう。
「構築制限:とある魔術の禁書目録」ベースのデッキを強化したい場合は、
SRなどの優秀なカードを複数搭載しつつ、構築制限のない<王子様?/上条 当麻>で切り札も賄えるため、
純粋な強化としてデッキを構築できるかと思います。
逆に『構築制限:とある科学の超電磁砲』でデッキを組む場合は、
万能サーチである<それぞれの道>を使用できないため、
デッキパワーは上がるものの、安定性が少し下がってしまうかと思います。
構築制限:『とある科学の超電磁砲』が付与されているカードは以下の4種となります。
天真爛漫/佐天 涙子
女王/食蜂 操祈
原石/削板 軍覇
ゲコラー/帆風 潤子
<女王/食蜂 操祈>はパンプ付与+ペナ1ドロー付与+自身移動などの便利な効果を持ち、
<原石/削板 軍覇>はパンプ付与+パンプ&ガッツ付与+切り札を所持しております。
上記のカードと<それぞれの道>と天秤にかけつつ、どちらを優先するかで考えればよいかと思います。
Rのカードについて
ミサカ10032号/御坂妹
...<劉備>は相方のカードの登場に対応宣言が出来ないなどの隠された能力を持っていますが、
過去SRの相互互換レベルのカードが平然と非限築Rに居るのはたまげますね...
とはいえコスト発生の対象が「[ステップ]または[サイドステップ]を持つキャラ」のみなので、
能力の使用感的には<劉備>/<レッサー>に一歩譲る形になるかとは思います。
効果は非常にシンプルですが、今弾のSRと非常に相性が良いです。
「ステップ」を持つ3コスト以上のキャラということで美琴の第一能力とマッチし、
<御坂妹>の能力で<美琴>を出すもよし、<美琴>の第二能力で御坂妹を出すもよしで、
コンビネーションを考えるとかなりマッチした効果になっております。
単体でもコストフィルターとして完結しておりますが、
「ステップ」を持っているため<婚后>のカウントにも乗りますし、
やはり今弾SRとの相性がベストマッチしている1枚といえるでしょう。
最後にひとこと
さて、今回の記事は如何でしたでしょうか?発売直後恒例のフェスタは時流の関係で流れてしまいましたが、
6末近くのイベントは無事開催されることを祈りたいです。
なかなかリアルイベントに行けない現状ですが、
腐らず頑張っていきたいところですね。
とはいえ無理は禁物です。焦らずじっくり生きていきましょう。
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!