
アクアプラス1.0 カードレビュー ダンジョントラベラーズ2編【緋色】
今回は、先日発売されたVer.アクアプラスのメーカー単デッキより、《ダンジョントラベラーズ2》デッキの紹介をしていきます。
つい先日に行われたリセフェスタ大阪では、なんと圧巻の"入賞者全員が使用"という結果となりました。
それだけのビッグタイトルということで、紹介記事を書く側としてもプレッシャーがかかりますが...どんなデッキか、どんなカードが優秀か、などを少しでも伝えていければ、と思います。
《ダンジョントラベラーズ2》のSRカードについて
まずは特に注目度の高い、SR二種類について。メルヴィ
[経験値]置き場の消費枚数も控えめで、バトル中問わず宣言できるため、このカードが場に居るだけでも強力な抑止力となってくれるでしょう。
また、能力も含めてAF、DFどちらでも活躍が見込める能力値をしており、[経験値]を貯める効果も2枚と、いつ引いて、どこに登場させても強い、《ダンジョントラベラーズ2》デッキの主力キャラと言えるでしょう。
アリシア
<メルヴィ>同様、[経験値]を2枚貯める効果を持った上、サイドステップを持っているため、[経験値]貯めにおいて非常に活躍してくれることでしょう。
APを上げる効果も、相打ちによる列止めがしやすくなり、こちらもバトル中問わずいつでも宣言ができるため、攻撃時防御時問わずプレッシャーとなるでしょう。
こちらも積極的に登場させていきたい一枚ですね。
その他の注目カード
フリード
効果の仕様上、デッキをほぼ《ダンジョントラベラーズ2》単にしなくてはいけない、という条件こそあるものの、即効性の高いドロー効果と、恒久的に[経験値]置き場を貯める効果を持つ、《ダンジョントラベラーズ2》の序盤の要と言えるキャラです。
SP1とはいえ、サイドステップを持っているため序~中盤はサポート値を足す役割兼[経験値]を貯める役割として、実質的に手札消費なしで登場し、活躍してくれるでしょう。
とはいえ、本体の能力値は低いため、中盤以降、手札や[経験値]置き場に余裕が出てきたころに早めに退場してやりましょう。
このカードを盤面の穴としないこと、このカードの退場タイミングが、《ダンジョントラベラーズ2》デッキの肝、と言えると考えています。
リゼリエッタ・マーシュ
[経験値]2枚で任意の除去を飛ばしつつ、DP2,SP2が場に残る、という非常にパフォーマンスの高いカードです。
《ダンジョントラベラーズ2》単では[経験値]もそこそこのスピードで貯まることが見込まれるため、2枚というハードルは非常に低くなり、登場、即除去、といった運用もできる優秀なカードです。
本体のスペックの高さ、除去効率の高さと、良い所づくめの一枚と言ってよいのではないでしょうか。
デッキこそ違えど、オーガスト単の
同様、構築制限デッキの除去カードは非常に優秀で憎たら...羨ましいですね。
僕が考える《ダンジョントラベラーズ2》デッキの長所
先述したように、大会上位一色となってしまった後で言っても、今更...という感は否めませんが(特に長所と思う点は
- 各属性の長所をそれぞれ持ち合わせている点
- 防御面が臨機応変に立ち回れる点
前者について、先述の<メルヴィ><アリシア><リゼリエッタ>のように、各色の特色を持ち合わせたカードが沢山詰まった、そんなデッキとなっているため、その場その場のプレイは勿論、ゲーム全体を通したゲームメイクの方向性が様々から選べる、そういった点は非常に魅力的だと思います。
逆に、それが原因で器用貧乏に終わってしまう、そういったパターンもあるため、しっかりゲームの方向性を考えることができるプレイヤーに向いた、そんなデッキだと思います。
このデッキを通してゲームメイクを学ぶ、という意味で言えば、初心者向けのデッキという側面はあるのかもしれません。
後者について、このデッキはDFキャラがそこそこSPを持ち合わせているため、DP止めがある程度できるのは勿論として、<アリシア>等の効果を使い、AP止めを図ることも可能となっています。
相手のデッキ、相手の場のカードに応じて臨機応変に防御手段を選べる、という点がこのデッキの長所の一つ、といえると感じています。
新基本能力[ボーナス]について
相手キャラをバトルで一方ダウンすると誘発する能力、ということで花属性、月属性を主に使う自分からしたらあまりなじみのない誘発かもしれません笑詰め手段が乏しく、常にゲームを優位に立ち回らなくてはいけなかったMix宙単などでは特に救世主的な能力で、今まで以上に宙属性が盛り上がってくる、そんな印象を持っています。
Lycee Overtureはドローソースが少ない分、相打ちによる防御手段を取ることが多くなっていた都合、ボーナスが頻発する、ということは多くないかもしれませんが、ボーナスがあるからここの攻撃は受けない、など今までになかった側面でのプレイが生まれるため、自分含め、今後の攻防が楽しみですね。
終わりに
さて、短いようですが今回は新環境に彗星の如く現れた《ダンジョントラベラーズ2》デッキの紹介をさせていただきました。リセフェスタ大阪では環境を一色に染め上げたこのデッキですが、来たるグランプリ東京ではどういった活躍を見せてくれるのか、楽しみですね。
使う側に回っても、倒す側に回ったとしても、これだけの話題性のあるデッキ、ということで無視することはできないデッキとなるでしょう。
そんな中で、少しでもデッキに対する理解が深まる記事となったなら幸いです。
それでは今後ともよいカードゲームライフを。