
【大会レポート】VA環境 GPFINAL【でちん】
東京に続きまして、GPファイナルのレポートとなります。
前日の東京フェスタの結果を鑑みて、ミラー以外の戦法は確立出来ているだろう...と、
ひとまず、自分の中で結論付けられました。
こうなるとファイナル環境は、「どれだけミラーとマッチングするか」が、
一つの課題となってくるところではありました。
皆様、ミラーに関しては色々思いがあるとは思いますが、
私としては「先手・後手」「構築(引き)」あたりが重要になってくると思います。
立ち回りに関しても勿論重要ですが、先手後手によって戦い方が変わってくるとこもあり、
一概に、「こういった立ち回りをすると勝てる」とは、明言しづらい部分もあります。
(しいて言うならば、お互い真ん中を通しあうゲームならば、片方だけ<クド>が出せていたり、
片方だけ<宮国>が出せていると、状勢が傾いてくる...くらいでしょうか。)
「先手・後手」に関しては、お互いベストな初手なら、
ダメージレースを先んじられる先攻がある程度優位でしょう。
...とは言っても、以後の引きや、プレイ、一瞬一瞬の判断など、明暗を分けるファクターは多々あります。
「構築(引き)」に関してですが、例えるならば、<宮国>を多めに入れてる方がアクセス率が高いよねってところと、
「引きが悪い」という言葉もありますが、このゲームもドロー・サーチ・サルベージが結構揃ってきているので、
初手以外で引きが悪い...と感じたときは、大抵構築がしっくりきていない場合だと考えてきます。
いずれにしても、事前準備である程度は煮詰められる要素が多くなってきているので、
私自身、今回の結果を真摯に受け止め、来年また頑張っていこうと思います。
レポート
まずは、簡単に戦績を提示させて頂きます。- 一戦目 花単(MIX)×
- 二戦目 花単(MIX)×
- 三戦目 雪単(MIX)◯
- 四戦目 SSS(VA)◯
- 五戦目 日単(MIX)◯
一戦目、二戦目共に、後手からのタイムアップ前に投了...という形になります。
結果論から申し上げれば、
「ミラーで後手を取った場合に、時間内に追いすがって倒しきる術を確立出来ていなかった」
といったところに反省点があるかと思っております。
試合時間が30分と決まっている中で、お互いに一手一手真剣にりやり繰りし合うことを鑑みると、
膠着した状況を時間内にきっちり打破できる手段を用意できなかったのは、反省しきりですね...
前の記事でも申し上げましたが、精進が足りませんでした。
以下、フェスタから構築を変更した点と、試合の流れについて解説させて頂きます。
今回使ったレシピについて
Mix花単デッキ
EX2
計52枚
基本的には東京フェスタと同じ理念で作成しております。
変更点の解説
東京フェスタ参加前は、あまり変更する予定ではありませんでした。...が、チーム戦以降、機会の少ない大型大会参加後のインスピレーションを無下にするのも勿体ないので、
ここまでやってきた自分の感覚を信じ、ある程度パーツを入れ替えております。
<佐奈>に関しては悩ましいところでしたが、
3枚も必要ないかな...といった思いがあり、微調整した形になります。
<麻衣>ですが、<タケノコ>狩りに精を出したいといった思いがあるわけではなく、
前日の東京フェスタで上位に上がった花単が、<リラックス>と<指相撲>ガン積みだったので、
気持ち少しでも除外出来れば...といった考えのもと入れ替えました。
<佐奈>は<輪廻>のAP2ブロッカーに対して強気で殴りにいけるのですが、
AP1/DP1・ダウン時1ドローのキャラを合わせられた時に、殴るのを躊躇してしまう点、
AP0/DP3に止められた時、仕事が何も無くなってしまう点などを振り返った結果になります。
<ユースティア>に関しては、やはりAP1/DP2というスペックが穴になってしまいがちなのと、
AP3/DP1/SP1が増えたので、AFの全キャラに恩恵を与えられなくなったことを考慮し、
1枚だけ減らしました。3枚は欲しいところではあります。
<みほ>に関しては、正直あまり減らしたくはなかったのですが、
他に減らせる枠が<歩未>くらいだったので、悩んだ末にここを減らしました。
(まあ、<歩未>を一枚減らし、もう一枚<アストルフォ>を入れるのがより良い形ですね。)
<小毬>と<アストルフォ>ですが、採用枚数がもともと2-1で、
フェスタ前に2-2まで増やして大会に臨んだところ...思っていた以上の強さを実感しました。
今までは見いだせなかった両者の有用性を見出せたため、両方1枚ずつ増やした形になります。
また、前日に旧知のりせらーである某氏から、
「今回、日単で権利を取得した人が多いですね」
「また、以後日単を使い続けて居たり、そもそも前提として日単を愛用している方も多いです。」
「今回のファイナル、結構日単多いかもしれませんよ」
との情報を仕入れたことも、増加させるきっかけのひとつとなりました。
結果としては、この選択は間違っていなかったと思っております。
フェスタはマジになんでも当たりそうなので、月絡みへの勝率を高めるため、<ハロエリ>を3投。
ファイナルではミラーやAP2のブロッカーに対する回答、キャラ被りを防ぐ安定性上昇のため、
<ハロエリ>を一枚抜いて、その枠に<スカサハ>を入れようと決めておりました。
一人でAP4になりつつ、素のDPが2である<スカサハ>は、単体で完結した優秀さを持っていますね。
試合解説
以下、各試合の簡単な解説を記載しておきます。一戦目 花単(MIX)×
対戦相手は、ディラミスさんという方でした。
じゃんけんに負け後攻です。
相手は右AF<ブレエリ>と、左AF<スカサハ>でスタートだったでしょうか。
返しのこちらですが、相手が左右にキャラを振ってくれていたので、
<桃>が居れば凹型の盤面にして、中央DFに<みほ>を設置、どこも通らない盤面を作る...
といったプランが取れたのですが、生憎マリガンしても<桃>を拾えません。
そこから相手は中央AFに<宮国>を追加。8点コースとなります。
相手は<桃>から<みほ>で固めに入ったような記憶があります。
返しのこちらも左DF<桃>から中央DF<みほ>、左AFに<真姫奈>でお茶を濁し、
なんとか打点で負けないように追いすがります。
ややあって、お互いの盤面が拮抗し、誰も殴れずエンド→<リラックス>といったほぼ千日手のような状況に陥り、
結果としては、僕が投了致しました。
仮に制限時間が無かったとしても、僕の勝ち目は薄かったので、仕方のないところです。
二戦目 花単(MIX)×
対戦相手は、緋色君でした。
前日当たってるんだけどな...と、お互いに苦笑しつつ、じゃんけんに負け後攻です。
お互いマリガン後、相手は<クド>中央、右<ハロエリ>、左<スカサハ>でエンドです。
返しのこちらは右DF<桃>から<小毬>サーチ、中央DF<みほ>、中央AF<クド>、右AF<ブレエリ>にてエンドです。
相手は左DF<桃>から、中央に<ユースティア>を配置。
<クド>と<スカサハ>の攻撃は通し、ターンを貰います。
こちらは左AFに<宮国>を追加、<クド>が殴れるようになったので殴りつつ、<宮国>のサポート。
相手は右DFに<渚>を追加し、<クド>と<ハロエリ>でアタックしてエンド。
こちらは<クド>でアタックして<宮国>でサポート、左DFに<小毬>を追加します。
序盤少々殴り負けておりましたが、盤面としてはこちらが優位に立ちました。
以降は徐々に追いすがっていったものの、やはり相手も花単で一日の長であり、
なかなかゲームを決めるまでには至れません。
またも<リラックス>を打ち合う展開になり、タイムアップが迫ります。
ここで昼食の時間となりました。
0-2という重しを背負ったままの食事は気が滅入りましたが、
それでも椿山荘のご飯は...やはり美味でありました。お腹は正直ですね。
30分程休憩を取ったのち、三戦目がスタートです。
三戦目 雪単(MIX)◯
対戦相手は、ちゃちゃさんでした。
お互いに0-2ということもあり、頑張って勝ち越そうねーと言った感じで、
緊張がほぐれつつ勝負に臨むことが出来ました。
じゃんけんに勝ち先攻です。
マリガンしたもののハンドはそれほどでもなく...中央<ハロエリ>、右<名雪>でエンドします。
返しの相手も引きが芳しくなかったようで、<千莉>から<のぞみ>で<ハロエリ>を除去。
<のぞみ>を<名雪>に対するブロッカーとするところまででエンドでした。
こちらは<のぞみ>を活かさせず、かといって倒しはしないと、しておきたいところでしたが、ハンドに<名雪>がダブっていたのと、
相手がドロソを出していないことを鑑み、<名雪>と<のぞみ>で相打ちから、
左右AFに<名雪>と<麻衣>を散らしてエンドします。
返しの相手は<麻衣>の前AF<STしろは>、<名雪>の前に<ニトクリス>で終了。
こちらは<名雪>で<ニトクリス>と相打ち後、跡地に<ハロエリ>を追加。
相手は<STしろは>能力を使いつつ<リース>をブロッカーに配置。
こちらは<麻衣>と<ハロエリ>で殴ると、<リース>能力から中央AF<フィアッカ>に変身されます。
<フィアッカ>が見えたので、右DFに<桃>を出してしろはに合わせ、<歩未>をサーチ。中央DFに登場。
返しの相手は<ハロエリ>に<千莉>を合わせつつ、<歩未>に<留年>。
<STしろは>のアタックをスルーしようか考えたものの、
打点をひっくり代えさせられる恐れがあるので、<桃>はキャッチ。<フィアッカ>のサポート込みで落ちます。
返しに<宮国>を追加して<ハロエリ>でアタック。
<宮国>のテキスト込みで<千莉>を一方で落とします。
以降は相手に<翁>も出されず、リードを守り切って勝利しました。
四戦目 SSS(VA)◯
対戦相手は、トウカさんでした。
じゃんけんに勝ち先攻です。
お互いマリガンしたうえ、こちらは<桃>も引き当てられていたので、
右AF<ハロエリ>、中央AF<クド>、左AF<ブレエリ>でターン終了。
返しの相手は<翼の少女>から右DF<結弦>、中央DF<入江>、右DF<大山>、中央AFに<ユイ>でエンド。
こちらは<ブレエリ>でアタックし、中央DFに<ユースティア>を配置後、<ハロエリ>でアタック。
<大山>でキャッチされたので<ユースティア>でパンプアップすると、
<入江>でサポートされたので、こちらも<クド>でサポートします。
<大山>がダウンしたことにより<結弦>能力誘発。お互い1ハンド消費という形になりました。
返しの相手は左DF<関根>登場から<ユイ>でアタック。
少し迷いましたが、スルーするとハンドにある<桃>を確定で落とされてしまうので、
<ユースティア>でキャッチ。相手は<関根>能力から<結弦>を誘発させます。
<ユイ>能力で<桃>を落とされると若干厳しいところでしたが、発動されずで一息です。
相手は左AFに<日向>を追加し、ターンエンド。
返しのこちらは殴れるところを通してから右DF<桃>→中央<ヴェンダース>まで繋げます。
<ハロエリ>のおかげで打点軽減出来ていたのと、
相手が<ハンドソニック>で<ハロエリ>を処理した2ターン後くらいに、
<歩未>から<ハロエリ>をサルベージできたところで逃げ切りの算段を付け切りました。
序盤の打点優位を崩さず、勝利です。
五回戦目 日単(MIX)◯
対戦相手は、ハルさんでした。
じゃんけんに勝ち先攻。
相手がマリガンしていたので、左AF<ちびエリ>、中央AF<クド>、右AF<麻衣>で終了。
ハンドには<桃>も居たので、先手としては上々です。
返しの相手は右AF<ガイヤール>、中央DF<華さん>さん、左AF<ヘルモーズ>の布陣となりました。
「アグレッシブ」と<華さん>さんの能力込みで8点が入り、先手後手が入れ替わります。
ただしこちらのアタックもすべて通り、左DF<桃>から中央に<小毬>まで登場。
ハンドに<アストルフォ>も握れていたので、こちらとしてはベストな形となります。
こちらは<アストルフォ>を出しつつ、空いてる<ちびエリ>のところだけアタック。
ここから<悲しい夢の観鈴>が早いタイミングで出てくると、
<桃>の列が穴になり厳しいゲームとなり得たのですが、終盤付近まで引かれることなく、
ペースを保ちきったまま突っ切り、勝利しました。
というわけで、今回は3-2です。
昨日に続き、ミラー以外を落とすことは無かったのですが、
やはりまだまだ修行が足りないなあ...といったところですね。
終わりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。今回のファイナルで、今年参加する予定の大会は、ひとまず終了となります。
FGO3.0が発売した直後の大阪には行かないつもりなので、
年明けの東京フェスタが再スタートの一歩となる心づもりです。
現名人という肩書も無くなりまして、少し寂しいですが、
ある意味では肩の荷が下りたような心持ちでもあります。
僕としては初代名人として君臨するよりも、
新たな1チャレンジャーとして生きていく方が性に合っているので、
来年もまた、ファイナリストになれるよう、日々尽力していきたいところです。
それでは...拙い記事でしたが、ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
これからも頑張っていい結果を残せるように、
また、良い記事が書けるよう、日々の精進を続けていきますね。
そういうわけで、今日もでちんはKOOLに去るぜ!