
ビジュアルアーツ 1.0 カードレビュー(大会参加プロモ編)
東京フェスタも終わり、VA1.0の発売まで、あと10日を切りました!
(少なくとも、この記事を執筆している時点では、ですが...)
リセ公式のTwitterやDuelPortalさんで、先行して収録カードの公開をされており、
日々開示される新カードを見て、界隈が賑わっているのも窺えます。
僕自身、旧リセの頃、旧VA1.0の告知ポスターを見て、Lyceeを始めてみようかな...
と、思っていた位には好きなブランドなので、今回も発売を今か今と楽しみにしております。
新作のSummer Pocketsも大変面白かったですし、
(この記事もSummer Pocketsのサントラを聴きながら書いております)
旧作にあたっても根強いファンが多いブランドなので、
VA1.0からリセを始めるor再開してみようかな...という方も多いようですね。
...とまあ、いつまでも前置きを書いてるとそれだけで記事が埋まりそうなので、
ここらで強引に断ち切りまして、本題のカードレビューの方に移りたいと思います。
カードレビュー(大会参加プロモ編)
新弾の発売に先駆けまして、店舗様で行われている公認大会や、GP予選の参加賞・上位賞等が、VA1.0のプロモーションカードとなっております。
(VA1.0発売記念大会のプロモは、発売日以降の配布となりますが...)
これらのカードは、基本的に大会に参加しないと手に入らないものばかりですので、
大会に参加するか、お時間の無い方は、遊々亭さんでのご購入をおすすめします!
そういうわけで、各種カードのレビューをさせていただきます。
LO-1298 篝
EX2、かつ登場コストが奇数なので、取り回しの良い配分ですね。
リカバリー1ドローが発動できれば、実質3ハンドのAP4/DP3/SP1 DMG4となり、
かなり優秀なスペックを持ったキャラクターになると言えるでしょう。
(通常の3ハンドキャラと違い、<アマテラス>の能力に引っ掛からないところが偉いですね)
能力としては、場の味方キャラを指定し、そのキャラを破棄することにより、
ゴミ箱のキャラクター1枚を回収するというものになっております。
ただ単純にサルベージ手段として使用できるだけではなく、
この手のテキストにしては珍しく、全くタイミングを選んでいないので、
- 自ターン中に使い、アタック済みのキャラを破棄し、
空いたスペースに移動キャラで滑り込み、追加で殴る - 相手ターン中に使い、こちらのブロッカーを破棄することによりバトルを中断させ、
相手の滑り込みを許さないようにする
詰めの場面でピン投している<ジェフティ>等のようなカードを回収したり出来ますね。
また、この能力は自身にも使用できるのため、相手の除去に対応して宣言することにより、
疑似的なペナルティとしても使用することが可能です。
逆に能力対応で除去を打たれるとあまり美味しくないので、宣言のタイミングには気を付けましょう。
...しかし、こう考えてみると、相当優秀なカードですね...
限築どころかMixでも普通に活躍すると思いますので、入手しておきたいところです。
LO-1302 鳴瀬 しろは
イベントを使用するというトリガー、そんなに満たせるか...?
と、思っていたのですが、少なくとも限築のVA雪はひたすらイベントを打つことになりそうです。
カードゲーマーで公開されている たい焼きや、ハンドソニック、ゴールなど、
採用レベルのイベントに関しては、事欠かなさそうです。
見た感じVA雪はイベントを使用することをトリガーとする能力のキャラが多いので、
1ハンドキャラになり得る<しろは>も、選択肢には充分入ると思います。
MIXにおいては、すでに<御園>という優秀な1ハンドキャラが居るのですが、
<しろは>に関してはブロッカー専任なので、単純な比較対象にはならさそうですね。
カード名 | たい焼き | ||||||
属性 | 雪 | EX | 1 |
|
- | ||
|
|||||||
自分の手札の[雪]カード1枚を公開し自分のデッキの下に置く、置いたとき、2枚ドローする。 |
LO-1304 紬 ヴェンダース
どのルートも素晴らしかったのですが、
中でも私的には紬と鴎の個別ルートがイチオシです。
さて本題にはりましょうか。
AP2/DP2/SP2/DMG0と、スペックだけ見ると完全なブロッカーですが、
おまけで持っている「サポーター」が優秀ですね。
出来れば中央列にはSP3を置きたいので、左右のどちらかに配置されることになると思いますが、
AP2は<ネロ>で殴りにくくなる厭らしいスペックなので、
日単ユーザーとしてみると、出されたら結構げんなりしますね。
花単の盤面構築において、中央DFをスルーしていく形にするのが基本戦術だと思いますが、
状況次第では中央で受けつつ、「サポーター」を宣言してDPを上げられるのは魅力的です。
能力としては、ハンドの質を高めつつ、
デッキボトムに特定のカードを仕込むという感じですかね。
ハンド枚数自体は増えていませんが、やってることは中々悪くないです。
ただ、花単はキャラを大事にする戦法を取ることが多いため、
序盤はあまり能力を発動する機会がないかもしれません。
とは言っても中盤以降は詰めや逃げ切りを視野に動いていく局面なので、
そういった場面で役立つカードを引き込めるかもしれない能力は、悪くないです。
(他の回復カードと合わせ、積み込みを重ねるのもいいですね。)
ちなみに、能力は「ドローできる」というテキストなので、
使用するときはお忘れなきよう...
LO-1300 仲村 ゆり
恵まれたスペックを所持しております。
VA宙の公開カードを見る限り、
3ハンドDMG4、かつ使いやすいキャラが多く配布されているようですが、
基本スペックだけ取って見ても、このカードは十分一線級だと思います。
また、「アシスト」を所持しているので、
作品単、ないしはSSS《死んだ世界戦線》が濃いデッキにおいて、
マルチカラーのEX1として扱えるのは、何気に便利です。
そして、所持している能力がめちゃくちゃに優秀です。
簡単に説明すると、自身を「卒業」置き場に送ることにより、
ハンドから4コスト以下の宙のキャラを無償で登場させるという効果となります。
「卒業」はSSS特有の置き場であり、
他のカードと組み合わせて使用することを前提とされた置き場ですが、
勿論、自身を除外ゾーンに送り、盤面を開けるという使い方も可能です。
また、登場するキャラの場所を指定していないため、
<ゆり>で殴ったあとに盤面を開けつつ、ブロッカーを追加するという動きも強いです。
(登場するキャラの対象を取っていないため、能力を空打ちするのもアリですね)
本人がアタッカーとしてかなり優秀なうえ、相手にブロッカーを合わされたとしても、
疑似的な回避能力で逃げられるというのは、かなりパワフルなカードです。
SSSに所属している他の宙のカード次第ですが、作品単だけではなく、
正直、MIXに投入しても十分に活躍できるカードだと言えるでしょう。
LO-1301 棗 鈴
開催されている大会が他に比べて少なめなので、
確保したい方はお早めに...
スペックは、EX1で2コストDMG3のAP3/DP0/SP1という、
タマモキャットと同じような配分ですね。
ただし、「アシスト」、「ペナルティ」、「チーム」という要素が追加されている分、
ちょっとしたインフレは感じられます。ささやかですが。
「アシスト」を持っているので、リトバス単ならマルチカラーのEX1になります。
軽量アタッカーの配分にもよりますが、数枚は入ってくるかと思います。
「チーム」を満たすためには《リトルバスターズ》のメンバーが5人必要なので、
MIXではほぼ発動しないと思っていいでしょう。
リトバス単で組んだとしても、発動するのは中盤以降になりそうです。
「ペナルティ」は中々悪くないですね。
ダウンすることが1点回復というメリットになるので、
殴り合いにおける誤魔化しとしては、ちょっとした嬉しさがあります。
能力もそこそこ優秀で、1ターンのみ「ステップ」を得られるというものになります。
ブロッカーとして出してから前に上がるには、少々心もとないスペックですが、
AFに置いて、1ハンドブロッカーを合わせられた時の緊急回避としては、
そう悪くはないんじゃないかと思っております。
MIXにおいては、<ソル>の前に置いてステップする...
というより、日単ウィニーの構成員としての方が活躍するかもしれません。
出来ればEX2だったらより良かったのですが、
さすがにそれは、ちょっと高望みしすぎかもしれませんね...
最後にひとこと
さて、今回の記事は如何でしたでしょうか?ガルパン環境も大詰めになり、メタも煮詰まってまいりました。
最初は日単が優勢でしたが、徐々に花単が盛り返し、
最終的に宙単が全てを掻っ攫っていくという、
メタの移り変わりに流動性がある、楽しい環境でしたね。
次に握る予定のカラーですが、VAは好きな作品が多いので、
作品単を中心に考えてみようかなーと思っております。
いやはや、新弾の発売が楽しみですね!
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!