
日ごとに秋も深まり、涼しげを通り越して若干寒くなりつつあるここ最近ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
僕としては、季節の変わり目による体調不良に苛まれつつも、なんとか一日一日をやり過ごしております。
さて、今回の記事はチーム戦レポ&YUZ日の改修記録記事となっております。
自分が大会のレポートをあげるタイミングは二種類あって、ひとつは(ぶっちゃけ)勝った時と、
もう一つは、勝利には至らずとも割かし実のある調整が出来たかなあと振り返ったとき、となっています。
今回に関しては後者ですね。
チーム4-2で個人3-3と、結果だけ見ればなんとも言えないラインですが、
知恵を絞って臨めた大会だと思っているので、ひとまず記録として残させて頂きます。
今回またYUZ日を握った感想ですが、単純なパワーだけを見ると、
最新弾のデッキと渡り合うのは難しいかなあと感じました。
(YUZ日握って6-0取ってる方もいらっしゃいますが...)
3rdデッキの択としては筆頭に上がるポテンシャルはあるものの、
逆に言えばいの一番に握る択ではないので、工夫と苦戦を強いられることとなります。
ただ、苦しい戦いも閃き次第で勝負にはなる、ということを理解出来た大会だったと言えるでしょう。
環境次第では返り咲く可能性も十分にありますし、なによりいずれ出るでしょう。YUZ3.0が。
それでは、今回の記事もお楽しみいただけることを祈りつつ、ご挨拶を締めさせて頂きます。
チーム結成に至った経緯
銀符村(旧リセ後期に生まれた東方銀符律を嗜んでいたユーザーの集まり。人数減により集落化している。)における血の掟として、チーム戦の大会は村の面子をシャッフルしてメンバーを組むという慣例があったのですが、今回、村一番の実力者であるらじお君が外の世界でチームを組み、シティボーイとして生きたいという宣言の元、
うらぶれた村を去り、広い世界へ旅立って行ってしまったところから話が始まります。
村の面子も「人数が揃ったら一応参加するか~」程度のやる気だったため、彼を止める者もおらず、
らじおくんが故郷に錦をかざってくれることを期待しながら、見送っていきました。
丁度同時期、僕自身も昔馴染みの霧風氏からオファーを受けていたため、
彼が出ていくなら僕も...という思いの元、氏のオファーを受け、外でチームを結成することと相成りました。
こうして、らじお君は「らじお君・タマーさん・かばぷさん」というドリームチームを結成し、
僕も「霧風さん・シロタツさん・でちん」という古老チームを結成するに至ります。
ちなみに村は滅びました(僕とらじお君以外に自我を持ったりせらーが居ないため)
チーム結成から調整の日々
メンバーを集めた霧風さんはヤマトを担い、シロタツさんはTOA日、僕はYUZ日という割り振りとなりました。チームを結成するにあたり、霧風氏から以下のノルマを課せられます。
「3rdデッキを握るでちんさんは、出来れば3-3は取ってください」
「YUZ日はヤマトに対して優位がとれるので、無理な要求ではないハズですよ」
優しみにあふれる目標設定でありました。
求められれば応えるしかない。僕としてもそれくらいのプライドはあります。
...というわけで日々調整(という名の修行)が始まったのですが、
ヤマトを握った霧風氏に対し、YUZ日を握った僕がほぼほぼ勝てない日が続きます。
「おかしいですね...」「これは確かに何かが変だ...」
霧風氏と疑問懊悩煩悶に満ちたリセ生活を送り続け、
YUZ日がほんまにヤマトに有利なのかよう分からん日々が続きます。
僕は問います。(分からないことは訊いた方が早いので)
「霧風さんが[ヤマト]対[YUZ日]において、[YUZ日]側が有利って判断したのは、どういった理由からっすか?」
霧風さんが返します。
「かばぷさんがYUZ日を握って、僕がヤマトを握ると...10回やって1回も勝てないんですよね...」
...比較対象が強すぎる。
亀仙人の修行を真面目にこなしてる川神百代みたいな人だぞ。あの人。
ともすればリセ界のICHIRO・BELLWOODたるプレイヤー(かばPさん)と、
草野球における野試合が終わった後の一杯を楽しみにする壮年プレイヤー(僕)では、
越えられない壁があるという事を痛感させられました。
しかし、チームに誘ってもらったからには、やれることはやらねばなりません。
壁が高いなら土台を積み上げ、少しでも嵩増しして届くように努力をするまでです。
こうして、自分にも出来る工夫はないものか...と暗中の模索に取り掛かる日々が始まりました。
調整から作成されたレシピ
試行錯誤の結果作られたレシピとなります。
あんまり見られないカードとしては、以下の二種でしょうか。
今回自分が請け負った役割について
- TOAに対するデコイ
- ヤマトと勝負がこなせるようになる
最新弾に対して3rdデッキを握った自分が当たれば、
少なくとも他の2人は3rdデッキかヤマトに当たるので、
ヤマト-3rdデッキでもTOA日-3rdデッキのどっちの組み合わせでも問題はありません。
ただ、ヤマト-TOA日の組み合わせはともかく、ヤマト-ヤマトのマッチングは多少運が絡むので、
そこは霧風氏の腕の見せ所といった感じですね。
後者に関して、YUZ日はTASじみた動きが出来ればヤマトも何とかなる(らしい)とのことで
マッチアップを重ねたところ、概ね以下のような結果となりました。
先手後手はひとまず置いておいて
- <アクルトゥルカ オシュトル(ハク)>が1ターン目に着地すると、YUZ日側がキツイ
- <アクルトゥルカ オシュトル(ハク)>が2ターン目に着地すると、まだ目がある(キツイけど)
- <アクルトゥルカ オシュトル(ハク)>の着地が3ターン目以降になると、YUZ日側に大分余裕がある
- <アクルトゥルカ オシュトル(ハク)>が着地しない場合、YUZ日が有利(っぽい)
(間の<ウルサラ>/<アトゥイ>の回転率で多少変動しますが...)
AP7/DP7という大型のガタイ+YUZ日側の受けを潰しきる能力がかなり厳しいため、
7/7ロボが出るタイミングによって勝率が結構変わってくるように思えます。
(7/7ロボが出てこないがっぷりよつもガン固め体制になった場合、僕の得意な陰湿固めでゲームが進むため、
散発的にデカい打点をぶち込まれるよりは戦いやすいという、個人の感想もあります。)
従来は7/7ロボの前に<小春>を出して延々チャンプしてればなんとかなったのですが、
相手の7/7ロボ着地が早く、盤面に余裕がある場合、以下のような展開になりがちでした。
無駄に出した<小春>+他のチャンパーでハンド消費も激しいため、安易な<小春>連打も出来なくなります。
7/7ロボは5ハンド7点パンチャーであり、こちらも「リカバリー」<真琴>+<壬生>の合計5ハンドで7点生めますが、
相手は「リーダー」の<ハク>で4点も稼いでくる+<ウルサラ>でこちらのアタッカーを除去する+<アトゥイ>で加速するため、
相手が最速ロボしないことを祈りつつ、ハンドをきっちり投げ切って序盤から打点を稼いでいくことが重要になってきます。
今まで自分は<エビ>を残してプレイすることを心掛けておりましたが、
序盤に来た<エビ>を切る勇気を持つ必要性に気づくことが出来たって感じですかね。
また、後述する<国広 ひなた>を投入した関係上、EX1を素早く処理する動きが求められたため、
<オサレメガネ>を抜いて3コストの<Rエリナ>を投入するに至りました。
<オサレメガネ>のリカバリー1点はかなり偉いのですが、<ハク>を早めに止めようとしても<ウコン>で避けられるのが難点で、
4コストという要求もデッキのコスト配分と噛み合っていなかったため、全抜きしました。
(<Rエリナ>なら避けられてもオダステで登ってAFで殴れますし、<叢雲>はSP2が生きて偉いという利点もあります)
さて、対TOAに関してですが...YUZ側から見ると、
対TOA日は良くて3:7、TOA雪に至っては2:8ぐらいは不利ついてる印象があります。(あくまで個人の主観です。)
TOA雪とあたったらもう相手の事故祈るしかないおきもちなのと、
そもそもヤマトおるからTOA雪少ないだろうという祈りを捧げつつ、
見るべきはTOA日の方やろうなあ...と、ここら辺も試行錯誤を重ねてきました。
そんで見つけたのが<ひなた君>で、この子がまた結構なブレイクスルーとなり、勝率改善に役立ったかと思います。
そもそもTOA日を相手取る場合、相手が3ハンペナ1ドロー持ってるキャラをひたすら押し付けてくるため、
こちらとしては「リカバリー」を発動した<真琴>を適宜相打ち要因にしつつ、被打点を抑える必要があります。
特に打ち取りたいのが<浜面>・<手袋レッサー>、<Rフレンダ>あたりで、ここいらは(<真琴>なら)ギリ等価で打ち取れるため、
ゲーム中に<真琴>がどんだけ通過するかによって、勝率が結構変わってくるターニングポイントになります。
ただ、TOA日側は<それぞれの道>というサーチカードを持っているのに対し、
こっちは右腕を剛腕にして複数枚のキーカードを引っ張る必要があるため、どうしても動きにブレが出てしまいます。
というわけで軽量ブロッカーを探していたところ、<Pチミマル>あたりが適任っぽく見えたのですが、
<Pチミマル>のEXが1ということと、他のデッキに対して潰しが効かないという点が厳しく、見送りました。
そこで発想を転換し、中盤以降のゲームの流れにおいて、
ハンドアドよりもダメージレースを優先したくなる転換点が存在することを鑑み、
相手の攻撃を受けつつ、かつ加速出来るカードを探すことにしました。
そこで候補に挙がったのが霧風氏が地元の大会で使われたという<ひなた君>です。
この子の偉いポイントとして、リカバリー2点でほぼ無効化出来ないダメージをねじ込みつつ、
相手のペナ1ドローを含めると、登場した段階で3点分の保証を持ちつつ、TOA日以外にも普通に振っていけるところがあります。
1ハンドで3点分はゲーム中盤以降においては適正と判断出来るため、十分なブロッカーとして期待できます。
(バトル中宣言できない分、<真琴>には劣りますが、アタッカーともしても必要十分です。)
現実、デッキの構成を奇数コストに寄せ、序盤のEX1を積極的に切るプレイスタイルへの変更などありましたが、
多少は勝率もマシになりつつ、他のデッキに対する継戦要員かつ、2点バーンのフィニッシャーとしても役立ってくれました。
...事前準備に関しては、ひとまずこんなところですかね。
試合結果
記事のメインは事前準備に集約されるため、こちらは簡易でやっていきます。- 1戦目 TOA月 個人◯ チーム◯
- 2戦目 TOA日 個人× チーム◯
- 3戦目 TOA雪 個人× チーム×
- 4戦目 ヤマト 個人× チーム×
- 5戦目 TOA日 個人◯ チーム◯
- 6戦目 YUZ雪 個人◯ チーム◯
1戦目の対TOA月は、こちらが必要なカードをしっかり引けたため、
特に問題なくビートを刻んで勝った試合となります。
途中<真琴>が<上条さん>に幻想殺されたため、<エビ>で食って出しなおすくらいの余裕はありました。
2戦目のTOA日は、相手が<SRレッサー>+<浜面>+<Rフレンダ>というスタートに対し、
こちらも<真琴>を、<茉子>、<壬生>あたりを繰り出していけたのですが、
<エビ>に恵まれず、先攻分取り返せず負け...といった流れになります。
TOA雪は...15枚位差が付いたと思います。
4戦目のヤマトですが、相手がタマーMAXさんで、こちらマリガン後<茉子>エンドに対し、相手は右AF7/7ロボ単騎でエンド。
返しのこちらはハンドに碌なアタッカーが存在せず、7/7ロボ対面<SRめぐる>、中央素<海老>、<茉子>アタックでエンド。
その返しに相手が海老対面中央DF<ムネチカ>、左AF<ハク>追加という流れになり、
こちらは打点増やしの為に素出し<真琴>...みたいな形で動きがもたつき、
7/7ロボのガタイに押さえつけられる形で敗北しました。悔しいところですね。
5戦目は<真琴>がきっちり受けに回りつつ、<ひなた君>の加速も綺麗に決まり、
移動キャラを駆使して打点をレースを優位に進め、<エビ>にも恵まれ勝利した形になります。
6戦目、ここにきて想定していなかったデッキで多少混乱し、
相手先攻<1.0SR綾地>+<2.0R茉優>スタートで若干きつそうな流れだったものの、
<真琴>「リカバリー」による返しもきっちり決まり、終盤<ひなた君>の2点で詰めきった形となります。
結果としてはオーダー通りの3-3でしたが、TOA相手はやはりキツイですね...
大会後霧風氏と話しましたが、席順が違ったら大分楽になったマッチングもあったので、
次に組む時は更に詰めていきたいところですね。(とはいえ、大会前にもかなり話し合ったのですが...)
終わりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。戦績としては3-3と振るわないまま終わってしまいましたが、多少でも読み応えのある記事になって入れば幸いです。
...改めて考えてみると、YUZ日で6-0取るって、本当にすごいことだと思います。
恵まれた才に胡坐をかかず、日々研鑽を重ねてようやくたどり着ける境地なのかな、と、愚考するところです。
最後になりますが、今回チームを組んでくださっていただいた霧風氏とシロタツ氏に、
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
ハチャメチャに楽しかったので、もしまた機会があればご一緒したく存じます。
そんな感じでしょうか。
現世ではそろそろサガプラ発売も迫り、浮足立つ気持ちを抑えきれぬ日々かと思います。
僕も友人とカートンを剥く予定なので、楽しみですね。
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!