
【攻略コラム】アクアプラス 2.0 カードレビュー 花属性編【緋色】
いよいよ発売されましたアクアプラス2.0!
前バージョンであるアクアプラス 1.0では「うたわれるもの単(ヤマト)」「ダンジョントラベラーズ2単」等、大会でも優秀な結果を残したこともあり、作品ファンはもちろん既存のプレイヤーからしても期待が持たれる弾として、自分も待ち遠しいバージョンでした。
今回は、その中から自分の得意な花属性かつ、新規作品単である「うたわれるものロストフラグ」花単について記載していきます。
今回の花属性のSRカードについて
LO-5037 クムナカラザの姫君/ミナギ
LO-5172 一を重ねて
毎弾恒例となりつつある、対応エリアのサーチ能力を持つカードです。キャラクター本体も誘発ドロー、実質的なリカバリー効果、除去効果に対するメタ効果を持ち、かなりコストパフォーマンスの高いカードとして運用できるでしょう。
自身を手札に戻す効果についても、昨今よくみる盤面ロック等に対する耐性としてかなり有用に働くかと思います。
また、盤面ロックのケアは勿論、実質的なリカバリー効果と合わせて、山札は減るものの幾らでも手札を入れ替えることができる、という運用も可能となります。
ゲームスピードも速くなってきており、使用しすぎると自分のターンが少なくなってしまう、諸刃の剣のような運用ですが「キーカードが2~3ターンまでに引けなかったから負けてしまった」という事象を避ける一枚となりうる点は新しい試みとしても、デッキを支えるカードになるかもしれません。
対応エリアである<一を重ねて>についてはキャラのDPを参照するスペック制限はあるものの、無償でアンタップができる非常に強力なカードです。
先述の制限のため、前弾でかなり評価を上げた<喫茶ステラ>型花単のような小型のAFキャラは採用しづらいですが、数環境前に流行った<パーフェクト美人な不思議先輩/夜舟 初穂>を中心とした中~大型花単や、後述する「うたわれるものロストフラグ」花単では必須級の一枚となるでしょう!
LO-5038 不死鳥の炎/スズリ
2枚目に紹介するカードはAF、DFどちらでも運用ができる強力なカードです。AFキャラとしては中型花単で流行った「AP+2/DP+2/DMG+1」を持ちつつ、本体でも攻撃することができる最低限のスペックを持ったカードとして、
DFキャラとしてはAP1/DP4/SP3 サポーター持ちと、中盤以降いつ引いたとしても有効なカードとして運用ができる1枚かと思います。
一番特筆すべき効果は誘発効果で、自分の効果以外で場を離れたとき無償で再登場できる、というものです。
戦闘によるダウンでも誘発するため、DFとしての運用がメインになることが予想できます。
また、誘発効果は「同番号のキャラ」なので<喫茶ステラ>などで実際にダウンしたカードがゴミ箱へ移動しなくても問題ない点は非常に使いやすいと感じました。
実質的にコストパフォーマンスがかなり高くなるDFキャラとしての運用が主になる、かなり強力なカードでしょう。
LO-5039 押しかけ秘書の代理人形/ナトリイトリ
花属性SRの毎弾恒例となりつつある、実質0コストになる優秀なDFキャラ枠です。今までの実質0コストになるカードと差別化できる点として以下の2点が挙げられるかと思います。
- コストが何にでも使える
- 2つ目の効果が何度でも使える
特に中型花単のような一人のキャラを重点的に強化するデッキではチャンプブロックの形が取られやすく、ボーナスを付与しておくことは見た目以上に重要な効果と言えるかと思います。
うたわれるもの ロストフラグ限定花単について
「うたわれるもの ロストフラグ」花単は先述の<一を重ねて>を強く利用できる、中型カードメインのデッキです。デッキのキーカードとなるカードが「味方キャラ1体をデッキの下に置き、手札からキャラを無償で登場する」を持っており、アクアプラス1.0の<記憶喪失の青年/ハク>を彷彿とさせるような動きが中心となって戦っていくデッキとなります。
また、前述の中型花単のように味方キャラのAP/DP/DMGをそれぞれ上げる効果をほとんどのカードが持っており<一を重ねて>や後述する<黒仮面の調停者/アクタ>で再行動させて毎ターンダメージを狙っていく動きが基本となります。
LO-5090 黒仮面の調停者/アクタ
ロストフラグ花単のメインギミックとなる、強力なアンタップ効果を持ったリソースカード兼中型アタッカーです。絶対場に出したい、というカードがコスト発生効果を持っているのは非常にいいですね。
効果は長いですが、ゴミ箱かデッキから場に居るカードと同番号のカードを専用置き場に置くことでほぼ無償でアンタップをする、というかなり強力な効果を持っています。
同番号のキャラを参照しているため、一度効果を使用したカードについては何度も使用することは出来ませんが、その分デッキ全体的に「AP4/DP4/DMG3」のカードが多く、後述する入れ替え能力を持つカードでアタッカーをどんどん入れ替えて、毎ターン<黒仮面の調停者/アクタ>のアンタップ効果を使用していくことが勝利に近づく動きとなるでしょう。
また、ダウンには対応していないものの除去や能力消しを実質受けない誘発効果を持っていることも、デッキとして一貫して<黒仮面の調停者/アクタ>を使って戦うことを意識させていていい感じですね。
カードの内容とは関係ありませんが、自分はうたわれるものシリーズ、ロストフラグ、どれも未プレイなので詳しくはありませんが別番号で女性の<黒仮面の女侠/アクタ>がいるのはちょっと作品的に興味を惹かれますね。
LO-5092 真理の探求者/ディー
先述した<記憶喪失の青年/ハク>のような効果を持つカードの一枚です。それに加えて能力値修正もAP+2/DP+2/DMG+1と汎用的ながらも毎ターン役に立つ修正で、さらに本人がSP3かつジャンプを持っていることで、数字の上で相手にかなり圧をかけることができる一枚になるかと思います。
<アユシニ店主/ユニシア><真理の探求者/ディー>どちらも登場箇所に指定がないため、デッキの下に送った跡地へジャンプし、SPで圧をかけていくという運用が強力ではないかと感じました。
LO-5096 アユシニ店主/ユニシア
<真理の探求者/ディー>同様、<記憶喪失の青年/ハク>互換の効果を持つカードの一枚です。<真理の探求者/ディー>と差別化する点として、以下の2点があげられるかと思います。
- 本人がDMG3を有するためシステム効果を持ちながらもアタッカーとして運用できる
- 能力値修正がなんとAP+3/DP+3/DMG+1
また、2点目に挙げたAP+3/DP+3というのも非常に大きな数字で、ロストフラグ花単に限らず+2修正が一般的なこともあり、+3という数値が実質効果2回分の働きをすると考えられるため、数値の差以上に強力に感じることかと思います。
LO-5100 毒舌な代理人形/マグネシグネ
構築制限らしい手札宣言能力を持つカードです。こういった、デッキをうまく回すためのカードが切り札能力や汎用的な能力修正を持っていると便利でいいですね...
本体が2コストキャラな都合<真理の探求者/ディー><アユシニ店主/ユニシア>で戻す対象にはならないものの、登場先のカードにはなりうるため緊急の場合にデッキを回す意図で使っていく運用も悪くないかと思います。
構築制限の軽量カードらしい能力を持っていて、小回りが利く1枚です。
その他カードについて
LO-5095 チャヤヤ店主/クロマ
<アユシニ店主/ユニシア>の項で述べたAP+3/DP+3修正を持ち、<真理の探求者/ディー>の項で述べたSP3サポーターを持つ、DF専門ではあるものの非常に強力なカードです。また、前環境までMix花単が特に苦手としていたアイテム宙単相手にかなり刺さる一枚となり、いままではメタカードとして<超正統派金髪美人巨乳美少女/池永 アヴローラ><第15代石川五右衛門/石川 蜜子><バグバグ粒子砲/バグベア>等を採用することがありましたが、純粋にキャラとして強く、切り札能力を持つためデッキに採用しやすい一枚として使いやすい選択肢が生まれたのでは、と思います。
その他にも、先述のように前環境で流行った中型花単に採用できるレベルのカードが多数追加できるため環境に色んなデッキが登場する可能性があると思うと楽しみですね。
終わりに
ということで今回も短めですが、新弾およびロストフラグ花単についてでした。書いていて、中型花単もいいよな~使いたいよな~という気持ちがどんどん上がってきました。
次に大会に参加する機会があれば使っていきたいと思います!
公式大会もロストフラグ宙単やダントラ単等、メーカー単もしっかり活躍しているみたいでロストフラグ花単も希望のもてるデッキとして遊んでいければ...楽しみですね!
それではよきカードゲームライフを〜