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【大会レポート】リセフェスタ東京 Mix花単(喫茶ステラ型)【緋色】

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    by 緋色

    20240801 rise top.jpg
    【大会レポート】リセフェスタ東京 Mix花単(喫茶ステラ型)【緋色】
    こんばんは、僕です。
    今回は、先日行われたリセフェスタ東京に参加しましたのでそちらについて記載していきたいと思います。

    先日発売したばかりのまどそふと環境ということで、魅力的なカードも多くデッキ選択に悩む環境かと思います。
    特に自分の得意とする花属性は<洋食 宮瀬>を利用した「アイテム型」という新しいアーキタイプが新弾テーマということで、難しくも使いこなせばとても楽しそうなデッキでした。
    そんな中で今回僕が選んだデッキは...!?

    デッキについて
    Mix花単(喫茶ステラ型) デッキ
    EX2
    60

    ということで、今回は<喫茶ステラ>型の花単を使用しました。

    アーキタイプ的には<洋食 宮瀬>・<脇役属性>より更に前のアーキタイプとなるため、真新しさはないものの、
    今回新弾で大きく強化された「小型日単」「イベント型宙単」「コントロール雪単」に対して、花属性の中では一番有利を付けることができると考えて<喫茶ステラ>型を選択しました。

    結果的に、使用率の70%近くを日・宙・雪属性で占めており、大会に臨むメタ読み、デッキ選択としては悪くない選択だったように思います。
    販売時期が少し前のカードは新弾カードに比べて、どうしてもパワーが落ちがちなのですがそういう中でも環境次第でチャンスが生まれてくるのも花属性のいいところ...なのかもしれません。

    まどそふとの新カードについて
    今回採用した新カードは2種類となります。

    ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛
    お兄を甘やかし隊
    新弾SRの一枚は、コスト発生兼アタッカー兼アイテム<お兄を甘やかし隊>サーチ...と八面六臂の活躍、と言っても過言ではない用途を持つカードです。
    コスト発生能力について、デッキ破棄はあるものの2回コスト発生可能、用途の制限無し、とかなり優秀なリソースキャラと言えるかと思います。
    花属性の軽めのキャラというとコスト発生やドローがあって実質的な手札消費は1枚、というイメージだったのですが最近では<押しかけ秘書の代理人形/ナトリイトリ>等、実質消費0枚のカードが多くなっており非常に嬉しいというか、インフレーションを感じます。
    コスト発生で手札消費0枚になった上、アイテムサーチ効果も持つため実質的には手札+1枚換算出来て、本当に軽量かつ使いやすいカードかと思います。

    アイテムサーチについても装備先には特に制限がなく<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛>以外にも装備することが可能で、対戦相手によってはDFキャラに装備する運用も出来てこちらも小回りが利いて良い効果かと思います。
    また、本体についてもアイテムサーチ効果を使うと「ひよりん置き場」カードを条件とする常時効果が達成でき、自身で完結したAP3/DP3キャラとなる事が出来ます。
    最近のテーマでAP+2/DP+2やAP+3/DP+3の修正を得るカードが多数登場したものの、本体スペックはAP3/DP1だったため能力修正のかけあいになって結局相打ち...という場面が多く、DPがあと少し増えれば...と思う事もしばしばあったため本体がAP3/DP3というのは非常に使いやすさを感じます。
    喫茶ステラ>型花単では「味方キャラの破棄」を条件とする効果がかなりあり、相打ち上等で攻撃をすることが多いのですが、その中でも手札消費が軽く、本体スペックも高い<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛>は非常に強力な一枚になるかと思います。

    サーチ先のアイテム<お兄を甘やかし隊>についても非常にコストパフォーマンスの高いアイテムとなっており、
    本体スペックのAP+2/DP+2は勿論、更に自由にAP+2/DP+2修正を振ることができる効果も持ち、数値修正勝負を一気に有利にできる一枚かと思います。
    他キャラにも修正を振ることができる効果は特に、新弾で強化された日属性に対して強力で、
    "元々のDPが3"の対戦キャラに対して気軽に相打ちへ持ち込むことができるようになり、攻撃なしには数値修正がしづらかった<喫茶ステラ>型花単にとってはかなり追い風なアイテムです。
    それだけでも比較的優秀なアイテムなのに、装備キャラが離れた際にドローをする効果も持っており、本来アイテムを装備したキャラが相打ち等になるのはデメリットが大きいのですがその隙を減らすことができ、<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛>同様、利便性の高いカードと言えるかと思います。
    除去メタとして手札のキャラを登場できる効果も、今大会で除去カードと対面することはなかったため実感する機会はなかったものの、キャラが再登場できる効果は除去メインのデッキに対してもかなりプレッシャーのある効果となるかと思います。

    大会についての振り返り
    さて、そんな強力なカードを採用した<喫茶ステラ>型で臨んだ大会ですが、4勝3敗で大会を終えました。
    勝ち越しという結果は嬉しいものの、前述したメタ先である「小型日単」「イベント型宙単」「コントロール雪単」とは一度も対戦しないマッチングで、
    実際に対戦するマッチングだったらもっと良い成績だったかもしれないのに...と思わずにはいられない、心残りが少しある大会でした。

    また、敗北を喫した対戦であるうちの4回戦、7回戦については<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛><偶然と謎に満ちた転校生/黒姫 結灯><孤高の撃墜王/四季 ナツメ><年下の幼馴染/墨染 希><押しに弱そう/海野 あかり>という、
    このデッキのメインエンジンとなるカードを初ターンに引き込むことができず、なすすべなく敗北を喫してしまった...という負け方で、
    大会上位にも残っていた<脇役属性>型花単に比べると<喫茶ステラ>型花単はメタ的な立ち位置はあるものの、キーカードの多さ等、安定感に欠けるデッキなのかなぁ、と感じました。
    更に、大会前から相性不利とは思っていましたが5回戦に対戦した「アイテム型月単」相手はかなり絶望的な相性で、
    こちらについても<脇役属性>型だったら攻撃前に数値上昇ができて<喫茶ステラ>型に比べるとリソースの削られ方が緩やかなゲームの進め方ができ、<脇役属性>・<俺様の奴隷/シィル・プライン>で対戦相手のリソースを削ることで比較的戦いやすいだろうなぁ、と感じました。
    メタ対象先と対戦する機会がなかったこともあり、<脇役属性>型だったらなぁ...と思う事が多い大会でした。
    ただ、マッチングには恵まれなかったものの前述したように参加者の分布的には正しい選択が出来ていたため、次の大会等で結果につながればいいな、と思います。

    その他まどそふとカードについて
    料理上手な小悪魔系後輩/宮瀬 未尋
    宮瀬スペシャル
    洋食 宮瀬
    まどそふとのもう一枚のSRはアイテム型花単を定義する一枚です。
    主たる効果は<洋食 宮瀬>をサーチすることにありますが、本体も2コストAP0/DP4/SP3とかなり優秀な能力値を持っており、もう一つの能力も花単の苦手とする連続攻撃に対するメタ効果となっており、アイテムを利用して高い数値で防御することが多くなり、ダウンを取られてしまいメタ効果が発揮できない...ということもあまりなく、今まで不利だった相手に対して戦いやすくなっているのかと感じます。
    また、手札宣言効果も便利な効果を持っており<宮瀬スペシャル>をサーチできる効果で、2枚目以降の<料理上手な小悪魔系後輩/宮瀬 未尋>も腐りづらくなっており、SRらしく使いやすいカードだなぁと思いました。

    サーチ先のエリア<洋食 宮瀬>はアイテム花がデッキタイプとして成り立つための一枚といえるエリアです。
    アイテムのみという条件はあるものの、毎ターン無条件かつチャージ枚数等回数制限がないコスト発生は本当に優秀で、アイテムの"味方キャラの数値を上昇させる"効果もあいまって、ゲームを長くすることがしやすくなっているアイテム花単ではコスト発生回数を増やすことにつながり、リソースカードとして優秀な一枚となっています。
    宣言型効果についてもかなりありがたい効果で、<脇役属性>型では<恋をあきらめないヒロイン/咲來>のターン開始時効果にかなり重きを置いていたため、それがない中ではとても優秀な手札入れ替え手段となるかと思います。
    ただ、自分のデッキに「カードを置く」効果なので、昨今の広いメタ能力範囲である「デッキにカードを置いたとき」に刺さることは注意して、必要がないときは雑に宣言しないように気を付けていきましょう。
    除去に対する誘発効果も本当に花属性の苦手とする行動に対して強い効果となっており、サポートを活かして防御することが多い属性の宿命として<聖槍ロンゴミニアド>等で中央列の除去を行われることがかなりの痛手となっていました...が、除去を行われても無償で復活し、更にアイテムを装備できるため、除去による穴作りがほぼ行えなくなっています。
    前述した<料理上手な小悪魔系後輩/宮瀬 未尋>のメタ効果含め、アイテム花単では今まで花単やアイテム戦術にとって苦手だった部分がかなり埋められており、非常に戦いやすいデッキに仕上がっているのではないか...と思います。

    今大会でも好成績を残しており、自分も次の大会の機会には候補デッキの一つとして積極的に考えていきたい、そんなアーキタイプに仕上がる新弾になる、かと思います!

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。
    流行りのデッキや強そうなデッキ的に、自分の得意な花属性にとってはかなり逆風な環境ではありますが、逆に色んな属性を触れてみたりするいい機会と捉えて臨んでいきたいと思います。
    チーム戦や各地のリセフェスタ等、まだまだイベントは多く、まどそふとでリセに触れたという方も多々いるかと思うので、しっかり楽しんでいきたいですね!

    それでは良いカードゲームライフを~

【攻略コラム】リセGP2024 2nd東京を終えて【緋色】

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    by 緋色

    20240718 rise  top.jpg
    【攻略コラム】リセGP2024 2nd東京を終えて【緋色】
    こんばんは、僕です。
    先日行われたリセ GP決勝東京地区に参加しましたのでそちらについて記載していきたいと思います。

    ネクストン3.0環境でも数多く大会が開催され環境的にも理解が深まった、GP決勝に相応しい場での大会となりました。
    そんな中で自分が選んだデッキは...

    デッキについて
    Mix花単(脇役属性型) デッキ
    EX2
    60


    ということで、今回は<脇役属性>型のMix花単を使用しました。
    小型日単、Mix月単等あまり得意ではないデッキが増えており環境的には逆風とされるものの、今回二人の入賞を挙げておりまだまだ最前線で戦えるデッキかと思います。

    先日行われたリセオープン大阪や、各地で比較的盛り上がっているGP予選でMix花単のデッキリストもかなり洗練され、今回GP東京地区にて入賞された選手も近いデッキリストで、かなり一般化したデッキリストになるかと思います。

    採用カード/抜けていったカードについて
    環境初期から比べると「<銀腕を掲げし者/トラム>の不採用」「<恋に落ちた恋人/黒姫 結灯><甲斐甲斐しいお世話焼き/一ノ瀬 穂波><元学生会長のプライド/硯川・e・涙香>(AP3/DP1サイクル)の採用枚数」が特に調整の結果変わった点かと思います。
    銀腕を掲げし者/トラムの不採用
    前期まではMix花単と言えば、と言えるほど"花属性の顔"だった<銀腕を掲げし者/トラム><新たなる千年戦争>が環境の変遷とともに採用枚数が減っていき、最終的には抜けてしまったことがかなり驚きです。
    脇役属性><喫茶ステラ><精霊召喚>それぞれの型で採用できるカード、できないカードはあるものの、どのデッキでも4枚採用、活躍を見せていた<銀腕を掲げし者/トラム>が最終的に抜けてしまっており、<脇役属性>の効果に自分側が刺さることもそうですが、<新たなる千年戦争>で発生するコストや<銀腕を掲げし者/トラム>自身のAP4/DP3という能力値より、能力値修正を振ることができるキャラを優先された結果になるかと思います。
    また、AP3/DP1サイクルのカードや<俺様の奴隷/シィル・プライン>等、ほとんどのカードの能力値修正を受けることができないため、実質的にDFに登場する運用方法がメインになってしまうことも向かい風で、だんだん抜けていった形でしょう。
    切札カードとしての役割もAP3/DP1サイクルのカードがそれぞれ切札効果を持っていることで賄えており、<銀腕を掲げし者/トラム>を採用する旨味がかなり少なくなってしまい、結果0枚になってしまったのでしょう。

    大会が始まるまでは、正直<銀腕を掲げし者/トラム>が採用されなくなる日が来るとは...という感じに思っていました。
    使ってみてもまだ違和感が少し残りますしね...
    AP3/DP1サイクルの採用枚数
    こちらについても環境初期から環境終盤までで大きく変わった点かと思います。
    環境初期はAP+2/DP+2修正の汎用性や<恋に興味をもった恋人/氷見山 玲>からサーチが可能な点が優先され<元学生会長のプライド/硯川・e・涙香>が複数枚採用されていましたが、手札宣言宙単の流行りや、「5コスト以上のキャラとのバトル時」の効果が使用しづらい点等から<忠義に咲く孤高の桃花/宮国 朱璃>に枠を取られ、最終的に0~1枚程度の採用に落ち着くことになったかと思います。
    メタの流行り廃りはあるものの、同期である<恋に落ちた恋人/黒姫 結灯><甲斐甲斐しいお世話焼き/一ノ瀬 穂波>と比べるとメタ範囲も狭く、比較するとどうしても...と言う部分もあるでしょう。
    とはいえ、数値修正が必要な対面を意識したり、今後の環境変遷によっては枚数がさらに入れ替わる可能性もあるので、今後の採用パターンが楽しみ、という感じかもしれません!

    ネクストン3.0環境について振り返り
    さて、ネクストン3.0環境ですが上位に現れる属性はあまり代わり映えがなかったものの、デッキタイプとしては多くのデッキが環境に現れたように思います。
    属性毎のデッキタイプとして、月属性はNEXTON月単(恋姫†無双月単)が環境初中期は幅を利かせていたものの、今回のGP決勝ではMix月単が上位におり、NEX月単は入賞できず...と、メタの移り変わりを特に感じます。
    日属性も環境初期は<超一流の忍者/服部 小波 正成>等、強力な追加カードを活かした移動型日単が流行り、上位を占めていたものの今回のGP決勝や先日のリセオープンでは小型日単が入賞、優勝と結果を残す形となりました。
    宙属性も、手札宣言型は環境序盤中盤終盤どのタイミングも活躍していましたが、それ以外に<魔力の刃><超電磁砲>(あるいは<聖槍ロンゴミニアド>)を採用したアグロコントロールタイプの宙単(世間的には「刀」と呼ばれているみたいです、魔力の"刃"だからですかね?)も一部で流行りを見せていたりとデッキタイプに違いがあり、門外漢ながら面白いと感じました。
    花属性も、結果だけを見ると<脇役属性>型花単が頭一つ抜けていたもの、メタとして特定のデッキ相手には強く出れる<精霊召喚><喫茶ステラ>型もちらほら見かけて、根強い人気を感じましたね。
    自分は参加した大会では<脇役属性>型しか使っていませんでしたが、候補としてその他のアーキタイプが出てくる程度にはまだまだ戦える可能性があり、他属性も含め最後まで色々試行錯誤ができ、楽しい環境だったかと思います。

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。
    今環境はいつものバージョン以上に、同じカードプール内で様々なデッキが現れ、真面目に取り組めば取り組むほど面白い、そんな環境だったように思います。
    次弾もverまどそふとと、有名タイトル弾ということで、まだまだ盛り上がる要素があり楽しみですね。
    自分も少しでも盛り上がりに貢献できるよう、練習を続けていければと思います。

    それでは良いカードゲームライフを~

【大会レポート】リセフェスタ東京 Mix花単(脇役属性型)【緋色】

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    by 緋色

    20240516 rise top.jpg
    【大会レポート】リセフェスタ東京 Mix花単(脇役属性型)【緋色】
    こんばんは、僕です。
    今回は、先日行われたリセフェスタ東京に参加しましたのでそちらについて記載していきたいと思います。
    新弾NEXTON3.0が販売されて2回目の大型大会ということで、発売直後の大会より知見が深まった状態で大会へ臨むことができ、いつも以上に楽しめたように思います。

    デッキについて
    Mix花単(脇役属性型) デッキ
    EX2
    60


    ネクストン3.0のカードについて
    恋を知った恋人/蔦町 ちとせ
    待望の[デッキ破棄コスト]サポーター持ちのカードがついに登場しました。
    今までのサポーターキャラと比べて何度でも使用できる点や、本体に<家族愛/大蔵 りそな>を彷彿させる[ペナルティドロー付与]効果があったり、汎用性の高いメタ効果を持っていたり、自身でSP4だったりと新弾カードということもありかなり高いスペックを持っています。
    中央DFにしか登場できない点や自ターン中には通常コストでのサポーターしか使用できない点など、デメリットもないわけではないですがそれを上回るメリットを持っていると考えます。
    また、難しい配置制限を持っているため中央DFを空けた状態でターンを過ごす等、今までではあまりしてこなかったプレイを要求されることもあり、最初は不慣れになるかもしれません...が、慣れれば防御面で強力なカードとなるでしょう。

    恋をあきらめないヒロイン/咲來
    脇役属性
    毎弾恒例となりつつある、対応エリアのサーチ能力を持つカードです。
    本体は<夏の迷い子/加藤 うみ>を彷彿するターン開始時のドロー操作効果と優秀な数値上昇を持つAFキャラで、エリアの配置は勿論ドロー操作効果を持つことから、初手から積極的に登場させていきたい1枚と言えるでしょう。

    今弾のエリアも非常に強力な効果を持ち、色々制限や前置きはあるものの「相手のリソース補充効果に反応してハンデスを行う」効果を持ったエリアを配置できます。
    今回のリセフェスタで自分も使用しており、1敗入賞にも同じアーキタイプがいるように<俺様の奴隷/シィル・プライン>と併せて相手のリソース効果を縛って行く、いわゆるメタビート的な戦い方をする花単が今弾のテーマとなっています。

    その分構築の制限はいつも以上に厳しく、例のごとくではありますが過去テーマである<鳥籠>・<喫茶ステラ>・<精霊召喚>とは基本的に共存ができません。
    一応<押しに弱そう/海野 あかり>を経由せず<闇の救世主/海野 あかり>・<鳥籠>を採用することは出来たり<森が育んだ熱愛の幼妻/セシル>を経由せず<精霊召喚>を採用することはできるかと思いますが...

    とは言ったものの、普段から採用されていたカードのスペックも上昇傾向にあり「APとDPの合計値が3以上」という制限も、前述のエリアを配置するカードがほとんどで、それ以外には目立った制限はなかったように感じます。
    前述のように「リソースを縛っていく」ことができるエリアなので、先攻後攻問わず初手に登場し、配置していきたいエリアですね。後述の<恋に興味をもった恋人/氷見山 玲>や<孤高の撃墜王/四季 ナツメ>等、幅広いサーチを利用し初手から登場を狙っていきましょう。

    余談ですが<夏の迷い子/加藤 うみ>互換のドロー操作は花属性の特権!と思っていたんですが、初代は日属性の<羊飼い見習い/小太刀 凪>だし今弾で宙属性の<蒼天の覇王/曹操・華琳>も持っていて、全然特権じゃなかったですね...

    恋に落ちた恋人/黒姫 結灯
    甲斐甲斐しいお世話焼き/一ノ瀬 穂波
    元学生会長のプライド/硯川・e・涙香
    新弾テーマを持つAP3/DP1の互換カードたちです。毎弾テーマに沿ったRカードは新弾テーマのデッキを作るにあたって必要不可欠、といえるくらいのパワーがあっていいですね。
    それぞれ共通で以下の能力を持っています。
    • AP+2/DP+2修正
    • 相手ターン開始時にAFキャラを未行動
    • エンゲージ、ペナルティドロー(相手ターン)
    • "切札"
    さらにそれぞれが有用なメタ効果を持ったカードということで対戦相手を選びつつ、登場させていきたいカードとなります。
    どのカードもAP+2/DP+2修正を持っているため、メタ効果が上手くかみ合わない相手だったとしても最低限の活躍ができるところは本当に属性に沿ったカードという感じがしていいですね!

    大型キャラを採用したデッキが減っており、3種類の中でも<元学生会長のプライド/硯川・e・涙香>についてはメタ効果を使用できる機会が比較的少ないですが、それでも共通の効果だけでも強力なカードたちとなります。
    前述の<恋をあきらめないヒロイン/咲來>・<俺様の奴隷/シィル・プライン>に加えた3枚目のAFキャラはこの3種類から選んでいきたいですね。

    恋に興味をもった恋人/氷見山 玲
    汎用性の高いサーチ能力を持った優秀なDFキャラです。
    《アマカノシリーズ》カードをサーチする効果はかなり優秀で、繰り返し記載している<恋をあきらめないヒロイン/咲來>を初手から登場させていくための補助は勿論、<恋をあきらめないヒロイン/咲來>を引けている場合は前述のAF3種類やDFキャラ陣をサーチすることができる、とかなり使いやすいサーチ能力を持ちます。
    また、2度目以降の登場や中盤~終盤戦での登場ではチャージ効果を持つことで、他の新弾DFキャラ同様ペナルティドローを持ち、数値操作を行えるパフォーマンスの良いDFキャラとなります。
    「《アマカノシリーズ》カードをサーチする」のような作品単の構築制限カードっぽい効果をMixで採用できる、というのはカードパワーの高まりを感じますね...!

    新たな同居人/咲來
    一緒に甘えてくれる恋人/上林 聖
    恋を知った恋人/蔦町 ちとせ>同様、中央DFに配置するとデッキ破棄コストのサポーターを持ち、ペナルティドローとメタ効果を持ったDFカード陣も複数種類登場しました。
    前述のAFキャラ3種類も勿論ですが、DFキャラもこのように複数種類互換性のあるカードが登場することで、盤面の再現度が高くなり「〇〇を引かなかったから場が弱くて厳しい戦いになった」のようなことが発生しづらくなっていて、大会を通して安定したゲームができるようなデッキに仕上がっているかと思います。
    それぞれのメタ効果についても<新たな同居人/咲來>は定番のアイテムメタ、<一緒に甘えてくれる恋人/上林 聖>は連続攻撃メタもしくは実質のサポーターと、かなり汎用性の高いメタカードとしても運用ができるでしょう。

    当日の対戦について
    さて、リセフェスタ東京では前述の新弾カードを数多く採用したいわゆる<脇役属性>型花単を使用し、5勝2敗で大会を終えることができました。
    上位入賞や同じ勝利数に同タイプのMix花単が複数人いて、デッキとしてのパワーや安定感はかなり高いデッキなんだと改めて大会後感じました。

    当日の2敗についてですが、どちらもMix日単に対して敗北/時間切れ引き分けを喫してしまったため、今回はMix日単(<風林火山>型)相手のゲーム感を記載していこうと思います。
    前提として、<脇役属性>型花単が中央DFのサポーターを頼りにすることが多く、防御タイミングで各キャラの数値を操作しづらいため、移動を駆使して同じ列から何度も攻撃してくる<風林火山>型日単とはあまり相性が良くありません。

    また、相手のDFについてもAFキャラ各種の「AP+2~3」と<妙見菩薩掌>で基本的には10近くAPが上がるため、基本的には相打ちを強いられる形となります。
    花単側は<脇役属性>を2回、<恋をあきらめないヒロイン/咲來>をはじめとする+2効果を2回、<恋を知った恋人/蔦町 ちとせ>等DFからの+1効果を2回で+10を作れるため、相打ちしない攻撃自体は以前より作りやすいのですが...
    相打ちしないだけだと、<脇役属性>でAFを行動済みにする都合ボーナス2点だけで攻撃が終わってしまったり、最悪の場合は<新田の両兵衛/竹中 詩乃 重治>の手札宣言効果で相打ちになってしまいこちらのターンの攻撃が終わってしまったり、AFキャラを準備できていない状態だと次ターンの攻撃もできなくなってしまったりという状態に陥りがちです。
    ただ、基本的には上記の行動で手札差をつけることを狙い、最終的には日単側が息切れする形やDFキャラを供給しきれない状態を作ることが王道のプランになるかと思います。

    対戦についてはどちらもその動きを狙って進めたのですが、前述のように不意の相打ちを作られてしまいAFが用意できないターンが生まれたり、最悪相打ちになっても良いAFキャラとそうではないAFキャラの区別がしきれておらず、登場キャラの優先度が上手く判断しきれないゲームと、そもそも序盤のキャラに選択肢が生まれずあまりシステム上強くないカードで場を作ってしまった、というゲームで2試合落としてしまいました。
    逆に、それ以外の対戦ではこちらが大きく不利、と感じるゲームはなかったため今後の構築では移動、小型かかわらず日属性を意識したカードの採用が進むのでは、と感じました。

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。
    正直、準備期間も長く、いつもより準備に力を入れることができた大会ということもあり、5勝という成績は準備がかなり結果に出ていて満足感のある大会でした。

    前回も同じような事を記載したかもしれませんが、今回大会も200人近くの予約があったらしく今までの大会規模を思うとかなり盛り上がっている大会だったと感じました。
    大会としては3人チーム戦やGrandPrix東京など、重要な大会もありまだまだこの環境を楽しめそうで、やる気が出ますね...!

    それではよきカードゲームライフを~

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