
ループデッキの作り方講座
今回はデッキ紹介ではなく、デッキの作り方紹介をしていきます。
デッキの作り方にも色々あると思いますが、今回は『ループ方法が分かった状態からそれを40枚(もしくは48枚)のループデッキにするまで』に焦点を当てて解説していきます。
フィニッシュループの開拓と確認
まずはフィニッシュループに必要なパーツを把握します。ここで言うフィニッシュループとは、『そのループを繰り返すことで勝利するループ』と考えます。
ここではジャバランガループを例にとって説明していきます。
ジャバランガループで有名と思われる3つのフィニッシュループは以下のようになります。(ザビミラ2枚とスターインザラブ1枚で他にループルートがあったらすみません。勉強不足です。)
①ザビミラ1枚ループ
初期条件
場:ヴォルグ、ジャバランガ、ザビミラ効果待機:ザビミラ2回
手順
.ザビミラ効果、ヴォルグとジャバとザビミラを破壊し、ヴォルグ1枚出す.ジャバ効果、ジャバとザビミラを蘇生
②ザビミラ2枚ループ
初期条件
場:ヴォルグ、ジャバランガ、ザビミラA、ザビミラB効果待機:ザビミラB
手順
.ザビミラB効果、ヴォルグとジャバとザビミラAを破壊してヴォルグ1枚出す.ジャバ効果、ジャバとザビミラAを蘇生
AとBが入れ替わった状態で初期条件に戻る。
③ザビミラ1枚スター1枚ループ
初期条件
場:ヴォルグ、ジャバランガ、ザビミラ、スターインザラブ効果待機:ザビミラ、スター
手順
.スター効果、ヴォルグとジャバとザビミラを破壊.ザビミラ効果、スターを破壊してヴォルグ1枚出す
.ジャバ効果、ジャバとザビミラとスターを蘇生
ここで、最も必要パーツが少ない①より、ヴォルグ1枚、ジャバランガ1枚、ザビミラ1枚を入れることが確定しました。
ヴォルグ2枚目、ザビミラ2枚目、ジャバランガ2枚目、スターインザラブ等については、盾落ちマナ落ちボトム落ちケアや、フィニッシュループへの至り易さ等を確かめてから考えましょう。
【フィニッシュループへ至るルートの開拓】
次に、フィニッシュループの初期条件に至るまでのルートを開拓していきます。下にそのルートの一例を示しておきます。
条件
場:サソリムカデ墓地:ドゥポイズ、ジャバランガ、ムカデ2枚、ザビミラ2枚
超次元:ヴォルグ1枚
効果待機:ムカデの出た時効果
手順
.ムカデ効果、ムカデ2枚蘇生.ムカデ効果、ジャバランガとドゥポイズを蘇生
.ドゥポイズ効果、ジャバランガとドゥポイズを破壊
.ムカデ効果、ジャバランガとドゥポイズを蘇生
.ジャバランガ効果、ザビミラBを蘇生
.ザビミラB効果、ドゥポイズとサソリムカデを破壊してヴォルグ2枚を出す
.ドゥポイズ効果、ヴォルグとジャバランガを破壊
.ジャバランガ効果、ジャバランガとザビミラAを蘇生
.ザビミラA効果、ヴォルグとジャバランガとザビミラBを破壊してヴォルグ1枚を出す
.ジャバランガ効果、ジャバランガと、ザビミラBを蘇生
ザビミラ2枚ループの初期条件となる。
これは、僕がループデッキを作っていて(使っていて)最も楽しい部分です。恐らく多くのルーパーは僕と同様にこれにのめり込んでループデッキが好きになったのではないでしょうか。
ループデッキの種類によってそのルート数はピンキリですが、これを完璧に行えている人は殆ど居ないと思っています。
そもそも全てのルートを最適化したことを証明出来たら大したものです。
このルートはデッキを回している過程で思い付くことがあるので、気になった事があれば小まめにメモに残しておきましょう。
【ループパーツを揃える為のループの開拓と確認】
これは猿ループでいうところの無限ブースト、ジャバランガループでいうところの無限墓地肥やしのようなものです。こちらは少ないパーツで行う必要があるのであまり種類は多くなりませんが、それでも見落としがあるかもしれないのでたまに考えると良いかもしれません。
ジャバランガループでは、この段階で<ドゥポイズ>4枚、<ジャバランガ>4枚、<サソリムカデ>4枚を入れたくなると思います。(後の微調整で変更の可能性は有り)
【特別な条件におけるループルートの開拓と確認】
ここでは、相手が<オリオティス>、<エンターテイナー>、<マグナム>、<ローズキャッスル>等の妨害系カードを使ってきた場合に、逆にそれらを利用して使えるループルートを考えていきます。あまり使いませんが、その僅かな怠慢で落とす対戦が無いようにしたいものです。
【補助パーツ】
デッキの基盤が出来たので、後はその補助パーツを入れていきます。青黒ジャバランガループでは、この段階で<エマジェン>、<サイバーチューン>系を入れることになるでしょう。
【メタ】
多くのループデッキは踏み倒しメタに弱かったりハンデスに弱かったりなどの弱点を抱えています。そこで、それらを対策するためのカードを採用するかどうかを判断する必要があります。
ここで気を回し過ぎると元々の自分の動きが弱くなってしまうこともある為、丁度良いバランスを考える必要があります。
【実際に1人回しをしてみてループルートの取捨選択を行う】
今までは出来る事をひたすら広げてきました。今度は広げたものを纏めていきます。実際に対戦で勝つ為には、優先度の低いループを諦めてそのパーツを抜くという選択をしなければなりません。
せっかく考えたループルートもお蔵入りになってしまう場合がありますが、そのループルートは今後の環境の変化やカードプールの増加によって日の目を見る事があるかもしれないので大切に保存しておきましょう。
【あとは回して練習】
ここまできたら対人練習で微調整していきましょう。よく分からないループデッキの調整相手をしてくれる友達はとても貴重なので感謝を忘れずに。
【最後に】
デッキの作り方なんて人それぞれで気分次第です。今回はかなりきっちりした順序でのデッキの作り方を説明しましたが、このやり方が合わない人もいると思います。
そればかりは自身の性格次第なので、自分に合ったやり方を見つけていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!