
最近は「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」の発売によって、<怒流牙 佐助の超人>を使ったデッキが大流行していますね。
その流れに便乗して、新たなに登場したシノビたちを使った、話題になっている面白いデッキをご紹介したいと思います!
デッキの中身を見てみると、なん40枚全て水文明のカード!
そう、これは<夢の変形 デュエランド>のエクストラウィンを狙うデッキなのです。
<夢の変形 デュエランド>は14コストと、とても召喚しやすいクリ―チャーではありませんが、<イッツ・ショータイム>と組み合わせることで、たった8マナで場に"召喚"できます。
まず、キーパーツとなるカードを紹介します。

フィニッシャーであり、コンセプトとなるカード。
召喚した際にデッキの上から墓地に送った7枚のカードが全てコスト7以下の水文明のカードであれば、なんと試合に勝利します。
現実味が無い能力かもしれませんが、このデッキでは<夢の変形 デュエランド>と<イッツ・ショータイム>以外は全てコスト7以下のカードなので、効果が成功する確率は非常に高いです。

<夢の変形 デュエランド>を召喚するためのカード。
相手が手札のクリ―チャーを好きなだけ場に出すというデメリットがありますが、こちらが<夢の変形 デュエランド>を召喚すれば得ているアドバンテージは同等かそれ以上。
そもそもエクストラウィンできれば何体クリ―チャーが出てこようが関係ありません。
14マナ貯めるのではなく、基本的にこのカードから勝利を狙います。

このカードの強さは言わずもがなといった感じでしょうか。
8マナに到達することが目標のこのデッキでは、マナを伸ばしながら<斬隠蒼頭龍バイケン>を捨てて防御する動きがとても強力かつ、重要になってきます。
普通に召喚して簡易<フェアリー・シャワー>としても使うことができるので、常に引きたいカードの1枚です。

普通に唱えるだけではただのバウンス呪文ですが、水文明のマナ武装7を達成すると、相手の場のクリ―チャーを全てバウンスできます。
Sトリガーとしてはもちろん、<Dの博才 サイバーダイス・ベガス>と組み合わせたり、手札から唱えて相手の計算を狂わせたりと、様々な場面で活躍できるカードです。
続いて、このデッキの簡単な動きを説明しましょう。
1、<電脳鎧冑アナリス><デュエマ・ボーイ ダイキ>などでマナをブーストして5マナまで到達。


2、5マナ溜まったら、<怒流牙 佐助の超人>と<斬隠蒼頭龍バイケン>のコンボ、<Dの博才 サイバーダイス・ベガス>で守りを固めながら、<クリスタル・メモリー>などで<夢の変形 デュエランド>と<イッツ・ショータイム>を手札に揃える。




3、8マナ溜まったら、デュエランド開園!
7枚のカード踏み倒して勝利!
...以上です!
やることは至ってシンプルです。8マナ貯めながら手札に<夢の変形 デュエランド>と<イッツ・ショータイム>を揃えるだけ。
<怒流牙 佐助の超人>と<斬隠蒼頭龍バイケン>、<Dの博才 サイバーダイス・ベガス>でコンボパーツを探しながら相手の攻撃を止められるので、「赤青バイク」「赤緑モルトネクスト」などの攻撃的なデッキに対して、このデッキは無類の強さを発揮します。
また、カウンターを意識したデッキは「グラスパーループ」やビッグマナ全般など、相手側が殴らずにやりたいことをするだけのデッキに対して不利な傾向があります。
しかし、このデッキはカウンターギミックを取り入れつつ、自分から能動的に動けるというハイブリッド仕様になっているため、他のカウンターデッキには無い強みを持っているのも魅力の1つです。
サーチやドローが豊富なこのデッキでは、マナに置かないように注意すれば2枚ずつしか投入されていなくても手札に揃える難易度はそこまで高くありません。
とはいえ、デッキに捲ってはいけないカードがある以上、失敗する場合もあります。
では、もしエクストラウィンに失敗してしまった場合どうするのかというと......14マナ貯めます!!!!!
......と言うと冗談のように聞こえるかもしれませんが、<夢の変形 デュエランド>は、勝利条件を満たさなくても、墓地に送ったコスト7以下のカードの効果は使用できます。
そのため、<電脳鎧冑アナリス><デュエマ・ボーイ ダイキ>などを捲れば捲るほどマナが伸び、次のターンには10マナ以上溜まっているという状況が多々あります。
そうなってしまえば、14マナはすぐ目の前です。
<イッツ・ショータイム>のデメリットである「相手は好きな数クリ―チャーを場に出す」については、<超次元ガロウズ・ホール>で盤面を取り返したり、<Dの博才 サイバーダイス・ベガス>で<英雄奥義 スパイラル・ハリケーン>を構えたりするなど対処方法があるので、「失敗したら負け!」のような事態に陥ることもありません。
もちろん、<夢の変形 デュエランド>はトリプルブレイカーの巨大クリ―チャーなので、効果でクリ―チャーを大量展開して、次のターンに一斉攻撃をする......なんて勝ち方もアリです。
<夢の変形 デュエランド>はデッキの消費が激しく、2回目の効果ともなればデッキが持たないこともあるかと思います。
そこで活躍するのが、もう1枚のシノビ<怒流牙 サイゾウミスト>です。

盾を増やす能力も強力ですが、このデッキでは墓地のカードを全てデッキに戻す能力が素晴らしいシナジーを発揮します。
デッキの回復はもちろん、もう一度使いたいカードをデッキに戻してから<クリスタル・メモリー>でサーチして再利用するなど、このカード一枚でトリッキーな動きが可能になります。
また、<夢の変形 デュエランド>自身にも場を離れた際にデッキを回復する能力があり、バウンスで自分から起動させたりもできるので、デッキアウト対策は万全です。
最後のおまけとして、自分が実際に使って気を付けたほうがいいと感じたことをまとめておきます。
- デッキ回復が重要になるので、<怒流牙 佐助の超人>で墓地からマナに置くカードは慎重に!
- デッキに残っている<夢の変形 デュエランド>と<イッツ・ショータイム>の枚数は要確認!
小技として、既にパーツが揃っていても<クリスタル・メモリー>でこの2枚をデッキから減らしておき、<夢の変形 デュエランド>の成功確率を上げる、というものがあります。
- <英雄奥義 スパイラル・ハリケーン>はいざという時に!
<イッツ・ショータイム>の前のターンや、どうしても使わなければいけない場面を見極めて使いましょう。
友人とのフリーで楽しむのはもちろん、大会でも十分活躍できるコンボデッキになっています。その楽しさはまさに遊園地そのもの! ぜひお試しあれ!