
超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕 新弾レビュー
しかし、新たに環境入りした"それ"は、寧ろ環境の針を1歩進め、最速3tキル環境が最速2tキル環境となったのだった。新殿堂施行までの現環境の混沌を切り開くデッキとは何か、そして施行後つまりはミッツァイルが無き後、全てを無に帰す龍を止めるのは一体だれなのか。
どうも◆ドラえもんです。
今回は、表題通り新弾レビューなのですが、発売前のレビュー記事では無いということで、現在のメタゲームに沿ったレビュー記事、そして将来的な環境読みのきっかけになるような記事を目指して書いてみました。それではどうぞ。
零龍
その要因はというと、零龍卍誕の速度の速さにあります。<怨念怪人ギャスカ>や<虚像の大富豪 ラピス・ラズリ>を絡めて2から3ターン目にワールドブレイカー+攻撃可能なクリーチャーを用意出来るというアグレッシブなデッキが登場しています。
勿論、ロングゲームの末のフィニッシャーとして採用されるデッキもこれから多くあらわれると予想できますが、暫くは環境内最速のデッキとして居座ること間違いないでしょう。
天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー
また、前者の弱点も無関係ではありません。<ナウ・オア・ネバー>で踏み倒すのは手札のカードなので、多くのデッキに積まれることになる零龍メタの墓地リセット系カードを透かすことが出来ます。
例えば、【ロマノフワンショット】にこのカードを採用した場合には、墓地メタカードへの解答を用意しつつ、零龍の攻撃時に踏ませて強いカードの枚数も増やせるという訳ですね。
勿論既存のデッキだけでなく、新しいコンボデッキも生まれるでしょうが、おそらくこのカードを使ったデッキは環境入りするでしょう。
バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ
個人的な見解ですが、純粋なジョーカーズデッキが環境落ちした理由のひとつは、超GRゾーンを上手く使えなかったからだと考えています。
環境デッキのバリエーションや、コンセプトに対抗するのにはメインデッキの 40 枚では正直言って厳しいです。例えば【オーラデッキ】等は<ポクタマたま>を採用することでメインデッキの枠を圧迫せずに墓地利用デッキに勝つ戦略を残しています。
ジョーカーズのGRクリーチャーはメタカードから、メインギミックになり得るカードまでバリエーション豊かでありながら、強力な GR召喚をするカードが少ない印象を受けていました。特に<ジョット・ガン・ジョラゴン>から捨てて強い、GR 召喚するカードは少ない印象を受けていました。バーンメアは、<キング・ザ・スロットン7|7777777>に替わりうるレベルのカードだと思っているので、デッキパワーを底上げしてくれるはずです。
【バーンメア搭載ジョラゴン】、【シータバーンメア】等色々な構築のアプローチが考えられるデッキですが、新殿堂後に自分が最も期待しているデッキの一つです。とはいえ、GR召喚の申し子、ミッツァイルが健在の新殿堂前環境では、存分に力を発揮出来ないかもしれませんので、少しの間だけ我慢しましょう。
ダンゴ武者をはじめとするギガ・オレガ・オーラ
何故かというと、これらのカードは<大卍罪ド・ラガンザーク卍>との相性がとてもいいカードです。エンド時の破壊効果で<ド・ラガンザーク>を場に残したいけど、残せない。そんな悩みはギガ・オレガ・オーラを利用すればもうありません。
特に自分が注目しているのは、<ダンゴ武者>と、<骸魔宮 ドクロガリヤ>の2枚。ダンゴ武者は、踏み倒せるオーラにコスト制限が無く取れるアドバンテージも未知数です。ドクロガリヤは色が優秀で、【闇単ド・ラガンザーク】との相性が◎でかつ堅実にアドバンテージも稼げるカードです。
店頭での価格や通販などを見ていると、これらのオーラカードはカードの強さに対して値段が手ごろなものが多いので、今の内に集めるのがオススメです。
最後に
勿論、今回の新弾のカードのみで新環境が回る訳ではありません。新殿堂によって再注目されるカードもあるでしょう。しかし、今回の新弾の中から紹介した上記 4 種類のカードは特にカードパワーが高く、デッキの核になるカード達です。個人的な話になりますが、序盤の動きを支える細かなカードも良いですが、デッキの動きを変革するようなダイナミックなカードが特に好きです。今回の超天篇4弾はそういったカードが多く、発売前から楽しみにしていた拡張パックなので自分もガンガン新しいデッキを試しています。
新しいパックと、新しい殿堂が作り上げる新しいデュエルマスターズを遊び倒しちゃいましょう。