
【環境コラム】アイボウの解釈
はじめに
こんにちは。Llennです。今回は現環境の中でも上位デッキであるアイボウデッキの紹介記事になります。
いまさら解説されるまでもないと思う方もいるかもしれませんが、アイボウデッキは環境の変化によってリストや立ち回りが大きく変わり続けています。
契約編:界もいよいよ終わるので、僕が今まで考えていたアイボウデッキの解釈について、先日の非公認大会で結果を残した構築と考察を基に話していきたいと思います。
記事の最後には新環境でのデッキリストも用意したので、ぜひ見ていってください!
アイボウの型についての解説
皆さんはアイボウの型をいくつ言えますか?「そもそも型なんてあったの?」って思う人もいるかもしれません。具体的には、
- コントロール型
- 断罪龍特化型
- 暗黒の塔型
それぞれのタイプによって立ち回りが全然変わるので一つ一つサンプルリストと共に解説していきます。
サンプルリストと立ち回り解説
『コントロール型』
スピリット
計19枚
構築論
<頂天竜魔人バ・ゴゥ・ゼニス>、<マグマンモス>などの相手視点で処理優先度の高いカードが多く入っているため<聖皇ジークフリーデンXV>の採用が基本。強み
頂点竜魔神バ・ゴゥ・ゼニスのような盤面処理能力の高いカードと<秘密の訓練場>を合わせてテンポを取りながらリソースを確保できる。メタカードが少なく、デッキパワーが高い。
弱み
盤面処理をすることでリソースを稼ぐので聖皇ジークフリーデンXVのケアをされると動きが弱くなる。火力とリソースが相手に依存する場面がある。
立ち回り
盤面処理を優先し、相手の最大値を抑えながらリソースを伸ばす。基本的にはアタックステップで突破覚醒&ドローを行う。
『断罪龍特化型』
スピリット
計15枚
構築論
足場の維持がフィニッシュスピードに直結するのでネクサスを多く採用し、足場を崩してくる聖皇ジークフリーデンXVの対策として<EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍->を多めに採用。強み
EXターンがあるため、ある程度割り切った攻めができる。ドローカードが多く、リソースが相手依存にならず、誘発を踏みにくい。
ネクサスが多く再現性が高い。
弱み
足場がないと<断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス>が出しにくい。メタカードを多く採用しなければならない。
立ち回り
足場の展開とカウント増加を優先して行い、バリューが上がったドローマジックでリーサルパーツを探す。『暗黒の塔採用型』
スピリット
計14枚
構築論
メイン突破覚醒がメインになるため、カウントを1ずつ盛っていく過程で<氷刃血解>が打ちやすい。盤面処理をしてしまうと聖皇ジークフリーデンXVを踏んでしまうので秘密の訓練場とのシナジーが他と比べ薄い。
強み
契約煌臨主体のデッキに強いメタを持つ。相手の能動的な聖皇ジークフリーデンXVを開かせにくい。
弱み
<暗黒の塔>自身が緋炎を持たず、突破覚醒先がなくなることがある。序盤に暗黒の塔を引けなかった試合の出力が低い。
立ち回り
自分のアタックステップで煌臨されないようにメイン突破覚醒を中心に動き、リーサルまでは氷刃血解が打てるカウント5を保つ。で、どの型が一番いいの?となると思います。
現在の環境的には断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス、暗黒の塔を採用するリストが多いと思いますが、僕はこの2つは必要ないと思っています。理由としては、
- 足場を崩す聖皇ジークフリーデンXVを一度でも開かれると断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニスが着地が遅くなり、対策にEVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-を多めに採用しなければならない。
- 暗黒の塔は序盤に引かないと価値が低くなり、引くか引かないかの運勝負になってしまう。
ここから先は僕が一番強いと考えるアイボウの構築について述べていきたいと思います。
防御札貫通を何にするか
アイボウのリストが回ってから、プレイヤーの中でアイボウの打点を減らすプレイング(主に<ジークフリードXV>のあて先ケア)が定着したことで<白晶防壁 Rv>で確耐えされる場面が多くなってきました。それを超えるために採用されるようになったのは<断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス>、<レーザーボレー>ではないでしょうか。
ここで、それぞれの強みと弱みを考えてみましょう。
断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス
- EXターンのおかげで万が一詰め切れなくても次のターンで立て直しが利く
- 防御札の種類によらず、受けを貫通する
- コストが重く、足場を崩されると維持コア4を用意できないことがある
レーザーボレー
- 序盤から<暗黒の塔>などのネクサス/契約スピリット除去に使える
- 多くのコストを必要としない
- 環境のほぼ全ての防御札を無効化できる
- 獄契約のような面で処理するタイプの受けに効果が薄い
面の生き物で攻撃をいなす獄契約に対しては<零ノ障壁>を採用すれば詰めやすいですし、なくても<頂天龍皇ジークフリード・ゼニス>で突破できます。
受け札が白晶防壁や<オラクルXX オーバージャッジメント>が主流の現環境ならレーザーボレーの方が恩恵が大きいのではないでしょうか。
契約編:界 結論構築
『契約編:界 結論構築』
スピリット
計17枚
4/14に行われた非公認大会で僕が使用してベスト4になったリストです。
このリストを組むうえで僕が考えたことは、下の三つになります。
再現性を高める
具体的に述べると、安定してカウントを伸ばすことを意味します。
仮にアイボウを除去されたとしても、緋炎ネクサスがあれば突破覚醒でカウントを伸ばすことが出来るので<15の赤輝石>を採用することで足場のかさ増しを行いました。
足場に依存しすぎない
カウント6を達成することが出来れば<龍皇ジークフリードXV>と<突破刀バトル・セイヴァー>の合体結誓で盤面が更地であっても立て直しが可能です。
より早くカウントを盛ることは<マグマンモス>が最も適していると考えて3枚採用しました。
相手のメタで詰まない
<暗黒の塔>に復帰を抑えられてリーサルを抑えられることがミラーで差を付けられる最も大きな要因だと考え、防御札貫通を同時に行って枠を抑えられる<レーザーボレー>を採用しました。
採用カード解説
テッペンバディ アイボウ
<氷刃血解>を防御札にしたり<暗黒の塔>を主軸にした構築の場合はメイン突破覚醒をして相手にフラッシュを与えずにカウントを伸ばし、それ以外の構築はアタックステップでドロー効果も狙いつつカウントを多めに盛っていきます。ドロー効果は考えなしに行わず、<獄海の四魔卿イル・デザール>などを踏んでシンボルを失うと次のターンの展開量に関わってくるので、盤面の外の軽減と相談して決めましょう。
マグマンモス
最近はこのカードを抜いた構築が多いと思いますが、僕は必須枠だと思っています。2枚目以降が腐ると考える方もいると思いますが、僕は必ずゲームに絡めたいと思っているので3枚採用を推奨します。
カウント6を達成すれば仮に盤面を更地にされても<龍皇ジークフリードXV>から再展開を狙えるため、カウント増加に大きく貢献する<マグマンモス>の価値は非常に高いと言えます。
聖皇ジークフリーデンXV
創界神がまだ少ない環境ではさすがに入れたほうがいいです。ミラー対面の足場を崩せる点が特に強く、<レーザーボレー>で暗黒の塔を除去できるので能動的に開きやすいです。
マグマンモス2枚、聖皇ジークフリーデンXV3枚の編成も◎
頂天龍皇ジークフリード・ゼニス
<断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス>を採用しているリストを見ると1枚採用が多いですが、その構築であっても僕は2枚採用を推奨します。断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニスを最初のアタッカーにすると<三賢神ラルヴァンダード>などバーン効果を持ったスピリットに比べて1打点損した状態で相手にフラッシュを与えてしまいます。
フラッシュに後出ししてもほぼ確定でライフバーンを入れられるこのカードは、必ずリーサルターンに絡めたいので2枚採用しています。
EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-
確かに強いです。こいつ。ですが、アイボウのデッキパワーは他のデッキと比べて頭一つ抜けており、「変にメタを多く積んで事故って負けるくらいなら再現性を高めるべき」というのが僕の解釈です。
たくさん積まなければコンセプトが成立しないデッキを使うことは本当に強いのか、というのがそもそもの疑問に感じる為、1枚の採用にしています。
15の赤輝石
アイボウは他のデッキよりもデッキパワーが高く、自身の再現性を高めることがメタよりも優先されると判断して緋炎ネクサスのかさ増しに採用。レーザーボレー
防御札を超える役割は断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニスよりも要求されるコア数が少なく、暗黒の塔の破壊など序盤から腐りにくいため採用しました。零ノ障壁
レーザーボレーが刺さりにくい獄契約(白晶防壁を採用しているリストには有効)に対して補完として採用。無くても勝てますが、あると本当に楽に勝てます。
今後のリスト
『契約編:真 構築』
スピリット
計17枚
契約創界神をフラッシュで除去できる<ゴッドブレイク>を採用することで顕現を封じたり、<龍皇ジークフリードXV>のライフバーンの当て先にできるので、アイボウは次環境でも充分に活躍できるのではないでしょうか。
環境の変化とともに契約煌臨に対するメタも減ってくると思いますので、<聖皇ジークフリーデンXV>や<レーザーボレー>のような<暗黒の塔>対策のカードも抜けてくるかもしれません。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。契約編:真でも構築次第で全然戦えるデッキなのでぜひ皆さんも使ってみてください!
それでは!