こんにちは、虎斗です。
Ver.3.6.0C、いかがですか。
なにやらsushi屋が暴れ回りそう、と界隈を賑わせておりますが、まずは前バージョンの振り返りから。
ver3.60Bでは大きく流行ったデッキが3つありました。
<SR3コ><SR2陸抗>、<才気煥発陸遜>、<漢中王劉備>
武力+7に攻城力アップでとにかくパワーがありつつ、<R大虎>の計略『落日の討伐令』でワラ立ち回りも可能な6枚陸遜。戦場全体の範囲と本体の遠距離高火力で面制圧が容易な<漢中王劉備>。それに長時間号令+兵力回復で安定した立ち回りができる<SR3コ><SR2陸抗>。
これらがまず中心。
それから、流行としては一歩下がるもののワラは<SR3ホウ徳>、<R左慈>を採用した特技「復活」ワラ、スタンダードな号令では<R王平>が活躍していましたね。
上3つが範囲や火力の関係で1枚のカードでメタれるような構成でもないために、それ以外のデッキはなかなか窮屈のバージョンだったんじゃないかと思います。
特にワラ系統のデッキは上記の活ワラ以外で流行対策しようとすると操作難易度が高そうで、側から見ててもだいぶ辛そうなバージョンだなと感じていました。
<R2陸遜>も<漢中王劉備>も6枚が多かったので、多枚数が辛い、少ない、というバージョンではなかった気もするんですが。
他にも単体のカードで見た場合、<R1俄何焼戈>や<SR2文鴦>もかなりパワーのあるカードでした。
バージョン稼働直後は騒がれたように思えたんですが、バージョン中盤になるとやはり上3つと比べると、となったのかなと。
あとは特に大きな変化があったわけではないと思うのですが、<漢軍の劉備>も、ランカーの使用率が多かった印象を受けますね。
単体強化の縛り具合が凄まじい<UC蒯越>を筆頭に、<C張羨>、<R1劉表>など、<UC2司馬徽>→<UC2司馬徽>→<SR7劉備>のメインルート以外の選択肢も強いところがいいんですよね。
公式サイトの使用率ランキングではTOP20に入っていなかったため、一部プレイヤー間で、という形なのかもしれませんが、これも私の中ではメタの中心にいたデッキタイプでした。
さて、そんなバージョンを受けて3.60Cでは、3大流行の<SR3コ><SR2陸抗>、<R2陸遜>、<漢中王劉備>の中心カードが揃って下方。プラスその環境下でも高い勝率を出していた<SR3ホウ徳><R左慈>ワラのメインパーツと<R王平>。このあたりに下方修正が入りました。
意外だったのが<SR2文鴦>と<SR7劉備>系へのノータッチ。
<SR3ホウ徳><R左慈>、<R1俄何焼戈>、晋騎兵単と同列くらいと思っていたので、ここはちょっと意外でしたね。
個人的には使っているカードなので嬉しいんですが
流行しすぎたカードの下方修正と、やや使用率が低めだったカードのテコ入れ、というのはいつも通りですが、前回のバージョンアップ同様、今回もエラッタ調整があります。
評価をがらりと変えた<漢中王劉備>、<SR2文鴦>を生み出したばかりなので、こちらも注目したいですね。
というわけで今回も、エラッタ〜スタンプカードまで、おすすめカードを紹介していきたいと思います。
注目武将紹介!
計略『鳳凰飛翔』は士気8と漢鳴ゲージを使う代わりに、<漢軍劉備>と比べて武力上昇値、兵力回復量に攻城力アップと一撃性能が高かった<SR6曹操>は、なんと漢鳴ゲージの消費がなくなりました。
これによって士気4漢鳴計略2回→『鳳凰飛翔』→『鳳凰飛翔』のルートが可能となり、1回の『鳳凰飛翔』で勝負を決める必要がなくなりました。
<漢中王劉備>が士気7になったことで3回目の号令が安定して飛んでくるようになったときもそうでしたが、本来なかったはずの2回目の『鳳凰飛翔』が飛んでくるのはなかなかに衝撃的ですね。
<漢中王劉備>もそうでしたが、格段に使いやすくなった割には効果が落とされていないので、こちらも要警戒の1枚。伸びしろは十分にあります。
ひとまず多く使われているの特技「魅力」盛りの6~7枚型。将器【士気上昇】を盛ることで2回目の『鳳凰飛翔』が早くなると同時に、開幕1回目の漢鳴計略も早打ちが可能になるため、序盤の攻防が安定するようになります。
<SR7劉備>と同様に相方として適任なのが全体武力強化+知力上昇で号令の効果時間アップが可能な<UC2司馬徽>で、立ち回り的にも開幕<UC2司馬徽>→士気を貯めて<UC2司馬徽>+号令、とほぼ同じルートを進むデッキが多いですね。
必要士気が違うので当然、<SR6曹操>の方が始動は遅くなりますが、攻城力アップや武力上昇値が高いので、破壊力ではこちらの方が当然上。
どちらも強力ではありますが、一撃で城ダメを奪い取れる<SR6曹操>、士気的に号令の合間に漢鳴計略を挟めることで立ち回りが柔軟な<SR7劉備>、と住み分けはできています。
落ち着いて貯められたり、中盤に攻城ゲージを奪う必要があるデッキが流行した際には<SR6曹操>の方が台頭してくるんじゃないでしょうか。
雑な計算ではありますが、減っていた漢鳴ゲージが据え置きになる=以前と比べて士気8、あるいは士気12分お得になっていることになるので、士気周りを考えると破格のエラッタに思えますね。
計略『竜王の天稟』は武力上昇間隔が短縮されたことで、最大武力上昇値が延びました。
約1カウント毎に武力が+1されるため、効果時間の14カウントほどで初期上昇値と合わせて+16が最大値、となるようです。
前バージョンからそうでしたが、計略を使用してから一定時間が経過した際の止まらない感は圧倒的。
今回の調整で武力が同士気の計略効果を超えるまでの時間も短くなったので、張り付いてから使用した際は一気に落城クラスまで追い込みやすくなりました。
序盤に士気ぴったりで張り付き→号令→法具『増援の法』まで決まれば相当な打撃を与えることができます。
敵軍サイドからしたらもちろん、張り付かせまいとしてはきますが、それでも強引に前に出て法具→『竜王の天稟』までつなぐ甲斐は出てきましたね。
決まったときの最適解が「動かさない」、なので、そこに至るまでどうすればいいか、を考えることになります。
詰みをかけるまでのルートを作る立ち回りになりますから、そういった意味では原作の将棋感が味わえるカードなのかもしれませんね。
SUSHI。ジャパニーズSUSHI。
突然握りだした晋の顔。
いったいなにがあったんだ。
スタンプカードからは「将太の寿司」とのコラボカード、通称<寿司文鴦>をご紹介。
かなり流行っているので紹介するまでもなく知ってるよ、という方ももう多いでしょうが、それはそれとして。
計略『文鴦の寿司』は覚醒ゲージに応じて武力と速度上昇。それに加えて撤退している味方武将の復活、おまけに前述の計略効果が乗る、というもの。
要は撤退している武将は復活し、生存している武将と同様に計略効果を受けることができるわけですね。
あれ?と思ったあなた、正解です。計略的には『決起の刻』の<SR2皇甫嵩>と一緒です。
あちらは漢鳴ゲージを消費する関係で1試合に1回が現実的なところですが、<SR3文鴦>に関しては覚醒消費もないため、そういった縛りはなし。
6枚構成で<R荀灌>などの覚醒計略1回で覚醒レベルを2まで上げて『文鴦の寿司』2回の流れがシンプルに強力。
決起の刻レベル2とレベル3が1回づつ飛んで来たらそれは強いよね、と。
自身が高武力の弓兵なので、反計や妨害、ダメージ計略等で除去することが難しく、復活計略であることも含めて事故が少ないです。
安易に攻めると号令の切れ際に寿司カウンターをもらうため、半端に攻めることも悪手になりやすく、前述の覚醒溜め→6枚で内乱戦、ラインが上がれば上で『文鴦の寿司』→法具『再起の法』から覚醒3『文鴦の寿司』を構える、というルートが分かっているけど止まらないんですよね。
計略内容的には『決起の刻』ですが、やっていること的には城から走ってくるところも含めて<SR司馬炎>や<R2呉夫人>の流れを汲んだデッキに近いと思います。
対抗策としては、士気4計略→『文鴦の寿司』までの士気、覚醒ゲージがたまるまでに号令でリードを奪って覚醒2での『文鴦の寿司』に法具【連環の法】を合わせて無力化、覚醒3『文鴦の寿司』をしっかり待ち構える。
あるいは、そもそも復活しても関係ないくらいのフルコンを叩き込む、というのが効果的になります。
<SR司馬炎>や<R2呉夫人>に近い、と記載しましたが、あれらと同じく一回ペースを握られるとそのままずるずる持っていかれて突破口が開けなくなりがちなので、フルコンを叩き込むならしっかりそのための下準備を整えて、相手のペースに合わせない心を持つ、というのが大事になると思います。
ということで、今回も新バージョンについて書いてきました。
個人的には5枚で+7が可能になった<R王リョウ>、挑発+乱戦強化の<SR5袁紹>など、ぱっと強いな、面白いな、というカードが多いのですが、その前に大きな壁として寿司が立ちはだかっているので、まずはここが見られるデッキであるかどうか、が今バージョンの最初の課題になりそうです。
次の課題が出てくれるようなバージョンになってくれたらいいのですが......。
<SR6曹操>や<SR2司馬昭>など、フルコンで城を叩きわる系統のデッキがメタを回してくれることを信じましょう。
それではまた次回、虎斗でした。