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【じょーじ】6弾環境振り返り | ONE PIECEカードゲーム

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【じょーじ】6弾環境振り返り

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by じょーじ

【じょーじ】6弾環境振り返り
こんにちは、じょーじです。

2023年11月25日にブースターパック6弾「双璧の覇者」から早3か月が経過し、今月末にはブースターパック7弾「500年後の未来」が発売となります。
今回の記事では、6弾発売後の環境を振り返っていこうと思います。


11月25日ブースターパック6弾「双璧の覇者」
FILM・魚人族・スリラーバーク・ジェルマ・ワノ国と、様々な新ギミックが収録された第6弾。
発売前から注目されていたリーダーやキャラカードも多く、リーダーではどんな時もダブルアタックを持つ<OP06-022 ヤマト>が、キャラでは、特に派手な能力を持つ高コストキャラの<OP06-086 ゲッコー・モリア>や<OP06-118 ロロノア・ゾロ>がよく話題に上がっていました。
各地方で公式大会「チャンピオンシップ2023 2次予選」が開催真っ只中だったこともあり、様々なデッキが研究されていきました。


12月2日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「宮城大会」
そんな、アレが強いコレが強いと様々な噂が立つような混沌とした環境のまま、発売後初めての「エリア大会」が開催されました。
そんな、注目が集まる大会の中、予選を抜けて決勝トーナメントに進んだリーダーは、以下の16名でした。
  • 黒 モリア 5名
  • 青黒 サカズキ 3名
  • 黄 カタクリ 2名
  • 緑黄 ヤマト 2名
  • 黄 エネル 2名
  • 赤 ニューゲート 1名
シェア率一位は新弾から「ゲッコー・モリア」のデッキでした。シェア率としては高いものの、そのデッキ内容は意外とバラけており、この頃は純粋な〈スリラーバーグ〉のカード主体のでデッキを作っている人も多く、構築に幅があったような印象です。
2位は5弾リーダーの「サカズキ」。こちらは以前から強力なリーダーだったものの、苦手な「紫ルフィ」の使用率の高さの影響で、5弾環境の中では少しだけ息を潜めていたリーダーになります。
OP06-086 ゲッコー・モリア>という強力なキャラカードを手に入れたことで、こちらもシェア率が高くなりました。
こういった新規環境は安定してプレイできる、手に馴染んでいる既存のデッキを使った方が自分側のミスが減る分勝ちやすい傾向にあるのですが、新規のデッキをしっかりと仕上げてきた方もいて素晴らしいですね。
そして、決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黄ヤマト」を使ったWKT選手、準優勝は「赤ニューゲート」を使ったミンゴ選手となりました。
ミンゴ選手使用の「白ひげ」は、1コストサーチ2種類、速攻キャラ多めの前のめりな構築。
WKT選手の「緑黄ヤマト」は、<OP06-025 ケイミー>を使って、<OP06-035 ホーディ・ジョーンズ>にアクセスしやすくする《魚人島》軸。
どちらも、攻めに寄った構築をして、大型大会を走り抜けた末に決勝卓で出会ったような印象でした。


2023年12月9日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「東京大会」
関東圏での大型大会「東京大会」は「宮城大会」の1週間後に開かれました。
このネット上での意見交換が盛んな情報社会の中では、2週間もすれば、どれが強いデッキなのかというような情報は世に出回りまくっています。
宮城大会では「ヤマト」が優勝したというのに、世の中はもう既に「サカズキ」「モリア」環境であるという印象が定着しつつありました。
ということで、そんな中行われた東京大会で上位16名に入賞し、決勝トーナメントに進出したリーダーは以下となります。
  • 黒 モリア 6名
  • 黄 カタクリ 2名
  • 黄 エネル 2名
  • 緑黒ペローナ 1名
  • 緑黄 ヤマト 1名
  • 青紫 レイジュ 1名
  • 青黒 サカズキ 1名
  • 赤 ニューゲート 1名
「モリア」だらけで、事前評価の高い「サカズキ」は1名のみという珍しい状態になりました。
代わりに、黄色系等の「カタクリ」と「エネル」が増えています。
道中の動きが下ブレていても、ここぞという場面でトリガーを引ければ逆転できたり、トリガーによって計算を狂わせることで相手のミスを誘えるという黄色特有の強みがあるので、こういった大型大会では、常にある程度の優位さが担保されているようにも感じますね。
さて、そして決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黄ヤマト」を使ったmaster選手、準優勝は「黄エネル」を使ったよっしー選手となりました。
よっしー選手の「黄エネル」は、大型キャラを多く入れることで、リーダーの能力で延命している間に盤面有利を取っていく構築。
master選手の「緑黄ヤマト」は、〈空島〉軸であり、前回大会とはリーダーこそ同じものの、大きく構築が異なるデッキとなっていました。
決勝の対戦だけ見ると、〈空島〉のカードが活躍したというより、リーダー+<OP06-101 おナミ>のダブルアタックバニッシュが非常に凶悪だったという印象でしたが......。


2023年12月23日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「福岡大会」
さて、チャンピオンシップ2023 2次予選も最後の開催となる「福岡大会」となります。
ここまでは2回連続で「ヤマト」が優勝となりましたが、今回はどうなるのでしょうか。
早速、決勝トーナメント進出者の16名を見ていきましょう。
  • 青黒 サカズキ 6名
  • 黒 モリア 3名
  • 黄 カタクリ 3名
  • 緑黒ペローナ 3名
  • 緑黄 ヤマト 1名
入賞したリーダーは5種類のみと、だいぶコンパクトになりました。
最終予選まできて、突然「モリア」の入賞数が減り、代わりに「サカズキ」の使用人数が一気に伸びてました。
元々入賞するスペックはあったものの、構築が右往左往しているイメージはあったのですが、この頃にはもうだいぶ構築が定まってきていたイメージがあります。
そして、そして決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黒ペローナ」を使ったキナジャム選手、準優勝は「青黒サカズキ」を使ったパープル式部選手となりました。
パープル式部選手の「青黒サカズキ」は、<OP05-051 ボルサリーノ>を抜いて<OP06-056 天叢雲剣>を入れ、序盤から最後まで除去の取りこぼしが無いように戦っていくような安定性を見た構築でした。

キナジャム選手の「緑黒ペローナ」は、4コスト以下除去のカードで序盤の相手の攻撃をいなして、中盤以降は<8コスト ゲッコー・モリア>や<10コスト ドフラミンゴ>などの高コストキャラに繋げて盤面を支配していく構築。
ここにきて、突然現れた「緑黒ペローナ」の優勝。そして、「青黒サカズキ」や「黒ゲッコー・モリア」は常に強いといわれ続けたものの6弾環境の公式大会では、無冠の王という形になりました。

ここまで来るとかなりわかりやすいですが、6弾環境は「黒」系統のデッキと「黄色」系統のデッキが非常に強力な環境でしたね。
黒は<OP06-086 ゲッコー・モリア>による盤面展開とリソース確保によって盤面負けにくくなり、黄色は<OP06-104 菊之丞>と<OP06-116 排撃>の存在によってイージーウィンしやすくなった印象です。


12月23日アルティメットデッキ「3兄弟の絆」発売
「ルフィ」「エース」「サボ」の3兄弟をテーマにしたデッキセットが発売され、3種類のリーダーカードと14種類の黄色のカードがカードプールに追加されました。
既存のデッキが大幅に強化されるというようなことはありませんでしたが、条件を満たすことで毎ターンリーダーのパワーを9000に上げて鉄壁の状態を作れる「黒黄ルフィ」と、低コスト速攻キャラを大幅にパワー上昇させて突っ込んでいく「赤黄サボ」の2種は、大会環境でもそこそこ多く見かけるようになりました。
ただし、どちらも"初見殺し"感が強く、発売後2週間も経つ頃には、使用率が落ち着いた印象です。


2024年1月21日(日)チャンピオンシップ2023 2次予選 決勝大会
全国のエリア予選を勝ち上がった猛者だけが出場できる決勝大会。
これを勝ち上がったプレイヤーは日本一を決める大会へ駒を進めることができます。
そんな174名が参加した大会の中、決勝トーナメントに進出した32名が使用したリーダーは以下になりました。
  • 青黒 サカズキ 17名
  • 黄 カタクリ 5名
  • 黄 エネル 3名
  • 黒 モリア 2名
  • 緑黄 ヤマト 2名
  • 青紫 レイジュ 1名
  • 黒黄 ルフィ 1名
  • 赤紫 ロー 1名
「サカズキ」の人数が進出者の中の過半数を占めるという非常事態です。
エリア予選時点では自分の好みでデッキを決める人もいますが、とにかく勝ちに行きたいという気迫を感じられるような入賞比率でとても好感が持てますね。
使用率2位、3位は黄色から「カタクリ」と「エネル」。これらのデッキの2番手的な立ち位置はもう鉄板になっていますね。
珍しいところですと、「青紫レイジュ」、「赤紫ロー」。直近商品からも「黒黄ルフィ」の入賞者が1名います。
このあたりの活躍もあって、全体でみれば偏りはあるものの、リーダーは全色が存在しているという事でいいバランスに見えますね。

ということで、この「サカズキ」だらけの海を越えて、チャンピオンシップ2次予選の一位に輝いたのは、パスカル選手の「黄カタクリ」。準優勝はビー選手の「青黒サカズキ」となりました。
前期のチャンピオンシップ1次予選決勝は「青ナミ」の優勝、2次予選決勝は「黄カタクリ」ということで、どちらも3弾リーダーが頂点を獲った形になりました。
こういったトリガーが強力なデッキが勝ち上がった際、「運がよかった」と言う方もいますが、もはや黄色系統のデッキはトリガーなしで回しても普通に強く、その上でさらにトリガーによる上振れも存在するという強力なデッキになっています。
上振れしなくても勝ち上がる実力を持っている上で、同時に、ここぞという場面でトリガーを引く運も持ち合わせているのは間違いなく強者ですね。すごい。


2024年1月27日エクストラブースター 「メモリアルコレクション」発売
初のエクストラブースターの発売となりました。
新リーダーは3種類。58種の新カードがそれぞれの色に配られ、既存のリーダーすべてのパワーが全体的に底上げされるような内容のカードセットとなっていました。
新規リーダーは事前評価こそ、そこそこ高かったものの、環境入りするかという視点で見ると微妙なところでした。
旧リーダーも大幅に強化をもらいましたが、この「メモリアルコレクション」の注目点は<EB01-003 キッド&キラー>や<EB01-061 Mr.2・ボン・クレー(ベンサム)>のような汎用カードの追加されたことで、「既存リーダーすべて」が強化された点。
まんべんなく全リーダーが強化されたことで、もともと強かった「青黒サカズキ」や「黄カタクリ」のようなリーダーも強くなりました。
結果、デッキの中身は変わったものの、環境上位にいるリーダーは殆ど変わらずな印象でしたね。


2024年2月10日(土)チャンピオンシップ2023 日本一決定戦
日本一決定戦は、チャンピオンシップ1次予選、2次予選をそれぞれ通過した合計29名のプレイヤーで行われました。
予選5回戦の後、上位8名が決勝トーナメントに進むことになります。
まず、参加した29名のプレイヤーが使用したデッキの内訳から紹介します。
  • 青黒 サカズキ 11名
  • 黄 カタクリ 7名
  • 緑黄 ヤマト 4名
  • 緑 ウタ 2名
  • 黄 エネル 1名
  • 黒 モリア 1名
  • 青紫 レイジュ 1名
  • 青 ナミ 1名
  • 赤 ゾロ 1名
内訳は、細かくは違うものの「2次予選 決勝大会」の上位32名と大きくは変わらずといった形ですね。「青黒サカズキ」と「黄エネル」のシェア率がダントツで多いです。
ここで面白かったのは、「メモリアルブースター」発売後に世間的評価が高めだった「赤紫ロー」の使用者が一人もいないこと。 日本の大型決勝大会では、こういった最大値は高いものの、どうしても下ブレの可能性がチラついてしまうデッキは嫌われる傾向にありますね。 続いて、予選BEST8で、決勝トーナメントに進んだのは以下の8デッキ。
  • 青黒 サカズキ 3名
  • 黄 カタクリ 1名
  • 緑黄 ヤマト 1名
  • 緑 ウタ 1名
  • 黄 エネル 1名
  • 赤 ゾロ 1名
使用者率が一番多かった「青黒サカズキ」はそのまま3人の入賞と、自力の高さが伺える内容となりました。
その他のリーダーも複数人いたリーダーは1名ずつ、元々1名だったリーダーも「エネル」と「ゾロ」の2種類が上位8名に入賞しています。
残りの3回戦を勝ち上がり決勝へと歩みを進めたのは月ウサギ選手が使う「緑ウタ」としロッコくん選手が使う「黄カタクリ」。
OP05-102 ゲダツ>や<OP06-104 菊之丞>を中心にガンガン攻めていく「カタクリ」側に、早い段階で「ウタ」側がライフ0となりましたが、<OP01-051 ユースタス・キッド>を使った要塞戦術によって戦況は逆転。
「カタクリ」側の攻めをいなし続け、見事、月ウサギ選手の「緑ウタ」が優勝となりました。

一度も入賞経験のない「緑ウタ」でしたが、「メモリアルコレクション」の強化による後押しもあり、日本一の証明である優勝賞品の「シャンクス」を迎えることを叶えるというドラマチックかつエモい展開で、その日は「ウタがシャンクスに会えた」とSNSがとても盛り上がりましたね。


終わりに
ということで、6弾環境は一貫して、「黒」か「黄」を含んだリーダーを使おう!
......というような環境だったのですが、大型大会で優勝したデッキだけで見れば
  • 「緑黄ヤマト」2回
  • 「緑黒ペローナ」1回
  • 「黄カタクリ」1回
  • 「緑ウタ」1回
となり、優勝数は「緑」が4回、「黄」が3回、「黒」が1回になっています。
使用率が高かった「青黒サカズキ」がずっと入賞しなかったという背景もありますが、実は「黒」や「黄」だけでなく、「緑」環境だとも言えたのかもしれませんね。

7弾発売後も「青黒サカズキ」を中心とした環境が続くのか、それとも新リーダーが台頭するのか、今後の動向がたのしみです。

それでは、また次回に。

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