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【じょーじ】4弾環境振り返り | ONE PIECEカードゲーム

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【じょーじ】4弾環境振り返り

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by じょーじ

【じょーじ】4弾環境振り返り
こんにちは、じょーじです。
5月27日に発売したブースターパック4弾「謀略の王国」から3か月が経過し、今月末にはブースターパック5弾「新時代の主役」が発売となります。
今回は、5弾発売前に、4弾環境を振り返っていこうと思います。


5月27日 ブースターパック4弾「謀略の王国」発売
アラバスタ編、ドレスローザ編のカードを中心とした124種のカードプールの追加です。
新規リーダーは全員が多色ということで、今回の弾でたくさんのカードが追加されたのに加えて、単色リーダーよりも2倍のカードプールがあるため、新規リーダーの研究はデッキ構築の結論が出るまでかなりの時間を要するのではないかと予想されていました。

ですが、そんな不安も払拭するかのように、発売直後の店舗大会では早々に新規リーダーがしっかりと結果を残す事もあり、様々なデッキが研究されていきました。


6月10日(土)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「広島大会」
そんな、アレが強いコレが強いと様々な噂で混沌とした環境のまま、第一回の「エリア大会」が開催されました。
新弾発売後初めての大型大会ということで、どんなリーダーが優勝するのか多くの人が見守る中、予選を抜けて決勝トーナメントに進んだリーダーは、以下の16名。
  • 赤 白ひげ 7名
  • 赤 ゾロ 3名
  • 赤緑 ロー 2名
  • 緑紫 ドフラミンゴ 2名
  • 赤 ルフィ 1名
  • 青黄 クイーン1名
圧倒的な<白ひげ>率で、2番手は<ゾロ>と、3弾の頃と変わらぬ面々が揃う中、新規リーダーの<緑紫ドフラミンゴ>と<青黄クイーン>も合計3名が突破しています。
こういった新規環境の初めの頃の大型大会は、新規デッキで"初見殺し"を狙うよりも、安定してプレイできる手に馴染んでいるデッキを使った方が自分側のミスが減る分勝ちやすい傾向にあるのですが、新規のデッキをしっかりと仕上げてきた方もいて素晴らしいですね。
そして、この上位16名で行われた決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「白ひげ」を使ったamato選手。準優勝は「青黄クイーン」を使ったNukesaku選手となりました。
amato選手使用の「白ひげ」は、6コスト8000バニラのカードを<サッチ>だけでなく<ヤソップ>も入れることでミラーでの優位性を上げるような構築。
Nukesaku選手の「青黄クイーン」は、除去能力持ちの大型キャラを合計13枚投入しつつ、除去イベントも合計8枚投入し、相手の盤面を制圧していく、クイーンの持久力を活かした構築となっていました。
綺麗な形で既存デッキ代表の「白ひげ」、初見殺し代表の「クイーン」という2デッキが入賞となりましたね。


6月18日(日)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「宮城大会」
広島大会で<白ひげ>が優勝した結果を受け、3弾以前の環境と同じく自分が「白ひげ」を使うか、「白ひげ」に対抗できるデッキを使うか......という、「白ひげ」を中心とした環境が形成されていきます。
そんな雰囲気のまま開催された宮城大会で、決勝トーナメントに進んだ16名は以下になります。
  • 赤 白ひげ 9名
  • 赤 ゾロ 3名
  • 緑紫 ドフラミンゴ 2名
  • 黄 カタクリ 1名
  • 赤緑 ロー 1名
広島大会よりも「白ひげ」のシェア率が増え、広島大会で準優勝だった「クイーン」は1人も残らないという形となりました。
そんな中、見事優勝に輝いたのは、「緑紫 ドフラミンゴ」を使用したO2選手、準優勝は「白ひげ」を使用したきょん選手。
O2選手の構築は、この頃に巷で噂になっていた型ドフラミンゴ。ガード値やサーチが不安定ながら、しっかり手札が整った時の最大値がかなり高く、<ゾロ>や「白ひげ」、「クイーン」などの複数リーダーに対して優位に立ち回ることができることから、環境を読み切っての勝利という形となりました。
きょん選手の構築は、広島大会優勝者のamato選手と同じく<ヤソップ>を入れた、ミラー戦を考慮した構築となっており、こちらも、しっかりと大会参加者の「白ひげ」の使用率が多めになると予想してのデッキ構築をしている印象を受けました。


7月2日(日)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「福岡大会」
宮城大会から2週間、<緑紫ドフラミンゴ>の使用者が増えた期間になりました。
また、4弾発売から1か月経ったことで「緑紫ドフラミンゴ」だけでなく、<赤青ビビ><青黒レベッカ>など、既存リーダーのデッキを倒せる4弾新規リーダーのデッキがいくつか生まれた時期となります。
そんな発売一か月を迎えて行われた「福岡大会」のBEST16は以下となります。
  • 赤 白ひげ 3名
  • 赤 ゾロ 3名
  • 緑紫 ドフラミンゴ 3名
  • 青黒 レベッカ 3名
  • 黄 カタクリ 1名
  • 青 ナミ 1名
  • 青 クロコダイル 1名
  • 赤緑 ロー 1名
赤に偏っていたこれまでの2大会と比べて、使用リーダーがかなりバラけました。
「緑紫ドフラミンゴ」、<青クロコダイル>を筆頭に、<白ひげ>に対して有利に立ち回れるデッキが頭角を現し、その結果「白ひげ」の上位進出数が減っていったと思われます。
そして、見事優勝されたのは、「青黒 レベッカ」を使用したかぁ~。選手。準優勝は、同じく「青黒 レベッカ」を使用したカク選手となりました。
ここにきて、今まで一度もBEST16に入ったことのなかったデッキがワンツーフィニッシュとなりました。
お二方はデッキに入れているカードの内容が大きく異なっているものの、相手のキャラを片っ端から除去しながらブロッカーも立てることで、自分が受けるダメージ数をコントロールして盤面有利を作っていく方向性は同一のものとなっています。
デッキコンセプト自体は広島大会準優勝の<クイーン>に近いですが、除去能力だけでなく、<7コストルフィ>によるアクティブキャラへのアタックも可能なおかげで、相手のキャラと手札を0枚にしやすく、リーダー自身の能力で手札を整えやすい点から動きが安定する点が「クイーン」よりも優れているという評価を受け、この大会を機に大型大会でも多く見かけるようになります。

デッキ内容にもプレイングにも選択肢が広いデッキのため、発売から1か月経ったことでついにデッキのポテンシャルを引き出せる形が見つかったのかもしれませんね。


7月8日(土)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「愛知大会」
青黒レベッカ>のデッキレシピや、プレイングが広がったことで、「レベッカ」の使用率が急速に広まった時期となります。
それにより、「レベッカ」に対して相性の悪い<赤緑ロー>や<緑紫ドフラミンゴ>等のデッキが使いづらい環境になっていきました。
そんな中開催された愛知大会の上位16名の使用デッキは以下となります。
  • 赤 ゾロ 6名
  • 赤緑 ロー 3名
  • 赤 白ひげ3名
  • 青黒 レベッカ 1名
  • 黄 カタクリ 1名
  • 青 ナミ 1名
  • 青 クロコダイル 1名
メンツは変わらないものの、使用者が一番多いデッキが<白ひげ>から<ゾロ>に変化し、「赤緑ロー」の入賞数が大幅に増加しました。
「白ひげ」に対抗できるスペックを持つ1弾リーダー2種ですね。
初めて「白ひげ」がトップシェアではなくなったこの大会の優勝者は。「青黒レベッカ」を使用したサイーデ選手。準優勝は「白ひげ」を使用したメノノリ選手となりました。
サイーデ選手の「レベッカ」及び、メノノリ選手の「白ひげ」は、これまでに入賞した構築とは少し異なる構築をしていましたが、この大会後、このお二方の構築に近い構築が流行っていきます。
発売から1か月と1週間、環境が明確に固まったのは、この愛知大会だったのではないかと思います。


7月15日(土)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「神奈川大会」
ゾロ(白ひげ海賊団型)><白ひげ><レベッカ>。
この3種のデッキが上位シェアであり、これらのデッキを使うか、これらすべてに対抗し得るデッキを使うか......という認識が広まった時期です。
チャンピオンシップ1次予選もラストスパートを迎えるこの大会で、上位16名に入ったデッキは以下となります。
  • 赤 ゾロ 6名
  • 赤 白ひげ 5名
  • 赤緑 ロー 2名
  • 青黒 レベッカ 2名
  • 青紫 ドフラミンゴ 1名
愛知大会と同じく、一番多いのは「ゾロ」となりましたが、「白ひげ」の数も5名まで戻っています。
また、これまでの大会では少数いたリーダーが減り、入賞しているリーダーの種類数が5種類となりました。
この大会の優勝者は「白ひげ」を使用したyuta選手。準優勝は同じく「白ひげ」を使用したバイソン選手。
ここにきて、再び「白ひげ」が王座に返り咲きます。
yuta選手のデッキは愛知大会準優勝のメノノリ選手と同じ構築。バイソン選手のデッキはそこから3枚違い。<火拳>や<十字火>を入れることで、「青黒レベッカ」や<赤緑ロー>対策をしている印象を受けました。


7月30日(日)チャンピオンシップ2023 1次予選 エリア大会「大阪大会」
アルティメットデッキが前日に発売されましたが、この大会までは使用が禁止されているため、これまでと同じ4弾環境での開催となります。
これまでの環境の総括となる、チャンピオンシップ1次予選ラストの会場となるこの大会で、上位16名となった方々が使用したリーダーは、以下となります。
  • 赤 ゾロ 8名
  • 赤 白ひげ 4名
  • 青黒 レベッカ 2名
  • 赤緑 ロー1名
  • 青 ナミ 1名
3大会連続で<赤ゾロ>がトップシェア。しかも宮城大会の<白ひげ>9名入賞に次ぐ、8名入賞という大躍進となりました。
そして、ラストの優勝は<青黒レベッカ>を使用したばらき選手。準優勝は「赤ゾロ」を使用したずみ選手。
ばらき選手の「青黒レベッカ」は<ゴムゴムの業火拳銃>を抜いて<三千世界>を多めに投入した構築で、「赤ゾロ」は白ひげ型ながら、しっかりと速攻持ちの「SRゾロ」も投入しており、奇襲も可能な形に落とし込んでいます。

この大会で、チャンピオンシップ1次予選の6会場すべてが終了しました。
この後、アルティメットデッキが使用可能な所謂4.5弾環境がスタートするため、一旦ここまでの上位入賞者をまとめます。

上位16位以内入賞率
  • 赤 白ひげ 31名
  • 赤 ゾロ 29名
  • 赤緑 ロー 10名
  • 緑紫 ドフラミンゴ 8名
  • 青黒 レベッカ 8名
  • 黄 カタクリ 3名
  • 青 ナミ 3名
  • 青 クロコダイル 2名
  • 赤 ルフィ 1名
  • 青黄 クイーン1名
優勝数
  • 青黒 レベッカ 3回
  • 赤 白ひげ 2回
  • 緑紫 ドフラミンゴ 1回
やはり入賞数が飛びぬけているのが<白ひげ>と<ゾロ>。この2つは、「マルコ」をはじめとした赤色の地力の高さに加え、デッキ運用の簡単さや、使い慣れている方の多さが数字に出ているように思います。
3番手は<赤緑ロー>。盤面全てを埋めることで真価を発揮するという他のデッキには独自性のあり、プレイ難度が高いデッキですが、攻めの姿勢を取っている時の動きの早さ、パワーの高さは随一のデッキです。
青黒レベッカ>は、チャンピオンシップ中盤で台頭してきたリーダーであり、かつプレイの難しさも相まってか、ベスト16入賞率自体は8名と4番手になっていますが、優勝数は3回ということで最多になっています。
「ロー」にも「レベッカ」にも言えますが、プレイが難しいデッキを大型大会に持ち込める程の実力者の方が使用していたからこそ、全体使用率に対して上位入賞数が多くなったのかもしれませんね。


7月29日(土)アルティメットデッキ「"三船長"集結」発売
アルティメットデッキが発売し、4.5弾と言われる環境が訪れました。
ST10-010 トラファルガー・ロー>の存在が追加されたことにより、紫色リーダーが自動で手札が増えていく<白ひげ>に対する回答を得ました。
手札要求値が高いものの揃った時の爆発力は異常その物な<赤紫ルフィ>。リーダー能力によって自動でパワーが6000に上昇するため白ひげに対して有利に立ち回れる<紫マゼラン>など、紫色のリーダーを中心に複数のデッキが新たに環境に現れました。
明確に「白ひげ」に対して有利と言えるデッキが環境に増えたことで、スタンダードバトルやフラッグシップバトルで「白ひげ」の使用率が少し減り、逆に「白ひげ」対面が苦手だったものの、これらの紫のデッキや、<青黒レベッカ>に有利をとれる「黄カタクリ」や<黄マム>、<青ナミ>の使用率が明確に増加しました。
分布が多少バラけやすくなったことで、マッチング次第で何が勝ってもおかしくはない環境になったのかなという印象を受けましたね。


8月20日(日) チャンピオンシップ2023 1次予選決勝大会
ここまでの予選6大会の上位32名が出場権を持つ大会です。
大会は合計157名で行われ、予選5回戦、決勝トーナメント5回戦が行われました。
まず、この大会で使用された全体のデッキ分布は以下となります。
  • 赤 白ひげ 51名
  • 赤 ゾロ 40名
  • 赤緑 ロー 14名
  • 黄 カタクリ 12名
  • 青黒 レベッカ 11名
  • 青 ナミ 10名
  • 青 クロコダイル 4名
  • 緑紫 ドフラミンゴ 3名
  • 赤 エース 2名
  • 赤青 ビビ 1名
  • 青黄 クイーン1名
  • 青紫 クロコダイル 1名
  • 紫 キング 1名
  • 赤 ルフィ 1名
  • 赤紫 ロー 1名
  • 紫黒 ゼット 1名
  • 赤紫 ルフィ 1名
  • 緑 おでん 1名
  • 黄 マム 1名
使用率1位はやはり<白ひげ>、2番手が<ゾロ>。この2人はブレることはありませんね。
3番手以降は<赤緑ロー>、<カタクリ><レベッカ><ナミ>。ここまでは使用者10人以上で、これ以降は一桁となっています。
基本的には地区予選の上位16名入賞数の割合と近い形になっているですが、<キング>や<おでん>などの、独創性のある面々もいて面白いですね。
予選を勝ち抜いて決勝トーナメントに進出した32名が使っているリーダーは以下になりました。
  • 赤 白ひげ 9名(決勝進出率9/51=17.6%)
  • 赤 ゾロ 7名(7/40=17.5%)
  • 赤緑 ロー 6名(6/14=42.8%)
  • 青 ナミ 3名(3/10=30%)
  • 黄 カタクリ 3名(3/12=25%)
  • 青黒 レベッカ 2名(2/11=18.1%)
  • 赤 エース 1名(1/2=50%)
  • 青 クロコダイル 1名(1/4=25%)
こちらも使用率と同様「白ひげ」が最多となっています。
ただし、使用者の数と決勝進出者の数を比べて、決勝進出率を出してみると<赤エース>と「赤緑ロー」が圧倒的になっており、
「白ひげ」と「赤ゾロ」が17.5%程度なのに対し、「赤エース」の決勝進出率は50%、「赤緑ロー」の42.8%。次点は「青ナミ」の30%となっています。
使用人数自体が少ない「赤エース」はともかく、「赤緑ロー」と「青ナミ」は今回の大会に於いて明確に勝率の高いデッキとなっていました。

そして、そんなデータを裏付けるかのように、今回の決勝大会で見事優勝したのは、「ナミ」を使用した綾虎選手。準優勝は「ロー」を使用したマッシ選手となりました。
両選手ともに、かなり練度の高さが伺える対戦内容であり、5弾以降の環境でも活躍できるようなデッキ内容だと思いますので、気になる方はぜひ本配信を見てくださいね。
日本一決定戦に歩みを進めたプレイヤーの方々、入賞おめでとうございます!


終わりに
3弾環境記事でも何となく予想はしていましたが、やはりこの時代の名も<白ひげ>でしたね。
ただ、上位入賞数が<赤ゾロ>の方が多かった地区もありましたし、<青黒レベッカ><緑紫ドフラミンゴ>などの新リーダーが活躍する場もあって結構変化も感じられる環境だったのではないかと思います。
今週末はついにブースターパック5弾の発売となりますが、今度こそ新規リーダーの使用数が既存リーダーの数を越せるのか......それとも、再び「白ひげ」「赤ゾロ」<青ナミ>のような、既存のカードに飲まれてしまうのか......。
またチャンピオンシップ店舗大会の2次予選も始まるので、これからの環境の変化も楽しみですね!

それでは、また次回にお会いしましょう。

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