こんにちは、じょーじです。
ブースターパック4弾「謀略の王国」の発売から早くも1か月が経過しました。
大会の環境はというと、3弾から引き続き「白ひげ」と「ゾロ」の2種の使用者が多いという状態となっています。
どちらも、4弾の新カードが入っていない、3弾までのカードのみで戦うような型を使っている方が多く見受けられますね。
4弾の新リーダーについては、直近のチャンピオンシップ2023宮城大会にて「緑紫ドフラミンゴ」が優勝、チャンピオンシップ2023広島大会では「青黄クイーン」が準優勝と、見事に結果を残しましたが、全体の使用者としては、新規リーダーと既存リーダーと比べると、未だ新規リーダーは少数派という立ち位置です。
多色リーダーはデッキ構築の幅の広さがウリとなっている反面、デッキの内容やプレイングを詰める時間が長く要るため、多くの場合は、3弾の環境終期に活躍したデッキを続けて使った方が勝率が高くなっているという状態でしょうか。
ただ、毎週のように「この新しいデッキが強い」「やっぱり既存デッキが強い」「環境が回って立ち位置が良くなったデッキがある」という話が飛び交っており、環境に常に変化が起こり続けているのが面白いところですね。
今回は、そんな環境上位デッキとなる「白ひげ」デッキと、
4弾で強化された既存リーダー3種「青紫カイドウ」「青クロコダイル」「黄カタクリ」のご紹介です。
「白ひげ」デッキリスト
デッキ概要
自分のターンも相手のターンもパワーの高いリーダーによってバトルを有利に進めていきます。基本的にはコスト通りに<OP02-003 アトモス>や<OP02-007 サッチ>などのパワーの高いキャラを並べながら攻めていきましょう。
自分のライフが無くなってしまっても焦らず、いくつのカウンター値があれば次の相手のターンの攻撃を耐えきれるか計算して、<OP02-018 マルコ>のブロックや<OP01-029 ラディカルビ~~~ム!!>のカウンターイベントを駆使して守りきりましょう。
リーダーの毎ターンライフを1枚取る能力により、実質毎ターン2ドローすることができるので、安定感のある展開ができるのが魅力のデッキです。
安定感があり、使うのも簡単ということで、仮想の対戦相手として使うのにも優秀なので、作っておいて損は無いのかなと思います。
ピックアップカード紹介
リーダーの能力と合わせて、安定した展開をすることが可能です。
<OP02-018 マルコ>や<OP02-004 エドワード・ニューゲート>、次のターンに必要なカードなど、状況に応じて好きなカードを持ってきましょう。
<白ひげ海賊団>に関しては、カウンター値がないためいっぱい入れるのが不安だと言う方もいますが、マルコ2種共通の復活コストにできることもあって、手札に残ってしまうことはそれほど多くない印象です。
相手の盤面のキャラをKOしにいきたい時に特に強力に働くカードです。
「緑紫ドフラミンゴ」のような盤面を固めてくる相手に対して有利に働くだけでなく、「青系リーダー」などの除去が多い相手に対しても、登場時すぐにアタックできる〈速攻〉があるため、次のターンに除去されてしまったとしても一定の働きをしてくれるという強みがあります。
リーダーのライフを取る能力を1ターン無効にしつつ、返しのターンまでリーダーのパワーを8000にしてくれます。
ライフが0枚になるターンをずらしつつ、返しのターンにもダメージを受けづらくしてくれるので、返しのターンに負けてしまう確率を大幅に下げてくれる上に、ライフが残ったら次のターンにもう一度<OP02-004 エドワード・ニューゲート>を出すことで何ターンも延命しつつ、盤面にはどんどんパワーの高いキャラが並んでいくという悪夢を見せることができます。
おまけのように付いているパワー3000以下KOも、<OP01-006 お玉>と組み合わせて相手のブロッカーを無力化することが可能ということで、終盤の詰めの場面で脅威となります。
総じて高性能な能力が詰まっているカードですね。
「青紫カイドウ」デッキリスト
デッキ概要
《百獣海賊団》特徴のカードで固めた「青紫カイドウ」デッキです。<OP04-051 フーズ・フー>によって早い段階で手札に加えやすくなった<ST04-017 鬼ヶ島>と、リーダーの能力の2種類のドン!!加速能力を活かし、早い段階から強力なキャラを並べて強固な盤面を作っていきましょう。
ピックアップカード紹介
通常のデッキでは、ドン!!デッキから10枚のカードが場に置かれたら、それ以降はドン!!の追加は必要なくなりますが、紫色のカードには、ドン!!カードをドン!!デッキに戻すことで能力を発動するカードが多く存在しており、ゲーム終盤までドン!!の追加を必要とし続けます。
このカードを最初に置けるかどうかでデッキの出力が大きく変わるので、初手の入れ替えの基準は、このカードを2ターン目に出せそうかどうかを目安にして行いましょう。
登場時に相手のキャラをKOする能力を持っており、パワーも高いので、場持ちもかなり良いカードたちです。
登場させればさせる程、相手との盤面差を広げることができるので、ドン!!追加と組み合わせてバンバン登場させましょう!
お互いの場のキャラすべてを一掃することができるため、相手に大型キャラをたくさん出されて手が付けられない状況になった時など、状況を一変させたい場面で役立つカードです。
登場時能力を発動させるかどうかは任意なので、自分の盤面の方が有利な場合には、登場時能力は使わずにパワー12000のキャラとして置くという択を取るのもアリですね。
その他の相性の良いカード
手札を2枚切るため2000カウンターと1000カウンターを捨てているのと変わりませんが、デッキ内に多く入っているカウンター値無しのカードを、実質カウンター値アリのカードとして使えるという強みがあります。
この2種の能力は互換なので、トリガーが好みの方を選ぶと良いでしょう。
「青クロコダイル」デッキリスト
デッキ概要
相手のキャラを除去することでテンポを奪っていく「青クロコダイル」デッキです。<ST03-007 戦桃丸>の能力で<ST03-012 パシフィスタ>を展開してキャラを並べながら、<OP03-057 三・千・世・界>等のカードで相手のキャラを減らして、有利な盤面を作っていきましょう。
奇数コストのキャラが強力で、先攻を取ってコスト通りに展開していくだけで有利に立ち回れます。
ピックアップカード紹介
パワーや戻せるコストの大きさは<ST03-009 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>の方が上手ですが、手札を整えることができる点で<OP03-122 そげキング>も負けず劣らず強力です。
最速タイミングでどちらかを着地させたいため、多めに合計6枚投入となっています。
<OP02-055 ジュラキュール・ミホーク>のような、登場時には何もしないキャラを狙って、手札に戻しましょう。
複数体のキャラをどかすことができパワーも最上級に高い<OP04-044 カイドウ>と、除去耐性を持つキャラに対しても完全除去を狙える<OP01-070 ジュラキュール・ミホーク>。相手のデッキによって有効なキャラを使い分けると良いでしょう。
これらのキャラはとても強力ですが、リーダーのマイナス4ドン!!の能力を使うと、その次のターンはこれらのキャラが着地できない状況になってしまうので、終盤に手札に腐ってしまう場合があります。
リーダーの能力で一時的に凌ぐよりも、これらのキャラを毎ターン出した方が強力な場面も多いので、リーダーの能力を使うタイミングはしっかりと見計らいましょう!
普通のブロッカーとしても有用かつ、KOされるとトラッシュからイベントを再利用できるので、相手にとってアタックしづらい状況を作ることができます。
<OP04-056 ゴムゴムの業火拳銃>や<OP04-057 龍巻壊風>など、状況に応じた強力なイベントを手札に戻しましょう!
その他の相性の良いカード
手札を増やす能力を持つため、序盤から終盤まで相手にとってなかなかに厄介なキャラになります。
序盤に<ST03-007 戦桃丸>を出せなかった時のサブプランとして有用なので、小型のブロッカーや2000カウンターの枠を少し削っていれるといい働きをしてくれます。
その他のデッキ相手の時も、1コスト帯のサーチ系キャラや、小型ブロッカーへのけん制になったり、そうでなくとも<OP03-044 カヤ>を手札に戻すなどの小回りも効くので、適当に着地させてもそれなりに役立つキャラです。
「カタクリ」デッキリスト
デッキ概要
4弾のカードで強化された「黄カタクリ」デッキです。相手のライフを奪う能力と自分のライフを回復する能力を活かしてライフ枚数差でマウントを取り、優位な状況を作っていきましょう。
リーダーのライフを見る能力や、<OP03-112 シャーロット・プリン>、<OP03-113 シャーロット・ペロスペロー>等の能力を活かして、手札に高コストのキャラを集めましょう!
ピックアップカード紹介
思わぬタイミングで登場させることができ、登場させた返しの自分のターンにはアタックが可能なので、相手の計算を大きく狂わせることができます。
デッキ内に合計12枚採用しており、ライフを増やす能力もあるため、ゲーム中少なくとも1枚は場に出せることが多いのではないかと思います。
リーダーの能力でライフの順番を操作することで、有用な場面での着地を狙いたいですね。
<OP03-121 雷霆>はコストに制限があるものの、ブロッカーなどを倒せる可能性もあるのに対し、<OP04-100 カポネ・ベッジ>は、盤面への影響はないもののアタックを止めることに特化しています。
リーダーの能力で見えた場合、ライフの下の方に送って、終盤での活躍に期待したいカードたちです。
上で紹介した<OP04-104 サンジ>は、登場させるために手札は損失するものの、ブロックで相手の強力なアタックを受け止めることができるので、防御系のトリガーカードとしても数えることができるのは優秀ですね。
相手のライフバニッシュ+自分のライフ回復+12000のキャラが残るということで、いったい手札何枚分のアドバンテージを取っているのか測り知れません。
中盤戦までどんなに押されていたとしても、このカードを複数回着地させれば有利不利を逆転することも可能という強力なキャラです。
様々なサーチ手段を駆使し、なるべく多くの枚数を手札に集めるようにしましょう。
<OP03-123 シャーロット・カタクリ>もフィニッシャーになり得るスペックは持っていますが、1枚登場させるだけでは相手の行動を1回遅らせる時間稼ぎにしかならないことも多いです。
<OP03-114 シャーロット・リンリン>登場までの時間稼ぎの役割を持つカードとして見ても良いでしょう。
その他の相性の良いカード
普通に使うとデメリットの側面が目立ちますが、「青黄クイーン」や「青ナミ」など、リーダーをアタックしてこないデッキに対しては手札を増やす手段としてとても有用です。
<OP03-114 シャーロット・リンリン>と比べると若干見劣りはしますが、第2のフィニッシャーとしてはかなり優秀なスペックを持つので、数枚入れるだけでも活躍する場面があると思います。
終わりに
ということで、4弾環境で強化された既存リーダーのご紹介でした。最初に「ゾロ」や「白ひげ」などの既存カードしか使わないデッキが流行っているという話を書きましたが、今回紹介したような既存リーダーたちも、4弾で強化されたことで負けず劣らず強力なデッキとなり、大会でも優勝できるレベルのスペックを手に入れています!
初心者の方には、使うのが簡単という点で、やはり「白ひげ」デッキがおススメですが、ワンピカードのシステムに慣れたら、次は色々なデッキに挑戦してみるのも面白いですよ♪
それでは、また次回に。