こんにちは、虎斗です。
1.5.0が稼働してしばらく経ちました。
約100枚の大幅なカード追加、争覇ダメージや攻城速度の変更等、システム面の調整もあっただけに、結構な環境の変化が訪れていると思います。
自身で使うデッキの中核はもちろん、対面するデッキのタイプもだいぶ様変わりしたんじゃないでしょうか。
特に躍進したデッキタイプとしては6枚以上のいわゆるワラデッキ。
これまでは<SR滝川一益>や<SR張遼>など、2.5コストくらいの武将をメインに組まれることが多かったと思います。
これは計略的に優秀なのはもちろんそうなんですが、このレベルのコスト帯の武将の計略でないと、計略的に相手の号令が止まらなかったり、ラインのコントロールがしにくかったりすることが多かったと思うんですよね。
ただ、今回のカード追加で<ER玉藻前>、<R藤原保昌>、<ER池田せん>といった2コスト以下で相手の号令に対抗できうる計略、スペックを持った武将の追加。
<Rホウ統>、<SR周姫>など、伏兵で開幕の白兵を支えつつ知力が高めで端攻めに行かせても仕事をしてくれるような武将が増えたおかげで、高コスト武将に仕事量が集中する割に、低コストの仕事があまりない、みたいな事態も少なくなり、2の矢、3の矢が用意できるデッキが組みやすくなったことを感じます。
1コストのスペック枠に関しても、以前なら<N簡雍>、<SR大村益次郎>あたりが最適だな、というくらいしかいませんでしたからね。
本当に無理なくデッキを組みつつ、ラインコントロール役、号令への対処役、端攻め役等、バランス良く採用できるようになりました。
最近は争覇ダメージの低下、攻城速度の全体的な低下により、相対的な強化を受けている兵種流派【壱之型】を使用して、ワラなのに攻城力が高い系のデッキも多く見られるようになりましたし、ワラと言えばローテーションの固さ、でおなじみの城塞流派を採用したタイプも健在。
とにかくさまざまな形で自由にデッキが組める状態が来ているので、ワラを使うならいま、という気がしますね。
興味はあるけど6枚以上は忙しそう、というイメージが先行して使っていなかった方も、せっかくなのでこの機会に使用してみることをおすすめしますよ。
というわけで今回は、そんな1.50でも特に強い、よく見る武将カード、デッキについて紹介していきたいと思います。
Ver.1.50強カード紹介
稼働初日から投獄→釈放→調整の3段コンボで週に3度のバージョンアップを起こしたスーパーカード。
投獄釈放の流れは置いておくとして、実装から数日で、調整が入る、いわゆる緊急調整が入るくらいなので、その性能は超高性能。
計略『殺生石』は調整されたとはいえ、撤退後に設置される毒陣形の範囲が直径5.6→5.2部隊分とひとまわり小さくなった程度なので、毒自体の効果は変わっていません。
あらためて『殺生石』の性能を振り返ってみると、計略使用後約8カウントは武力+5の神速戦法。
効果時間終了、もしくは戦闘などでの撤退時に、撤退した場所に毒陣形を設置。
毒陣形の効果は約6カウント程度で敵部隊の兵力を100%撤退させるくらいの毒量。
ただし計略中は城へ帰れなくなる。
士気5の神速戦法としての使用感もまあまあではあるのですが、実際には毒陣形設置計略として使用されることがメインなので、計略使用後は槍兵に向かってとりあえず刺さって陣形展開、の使い方をされることの方が多かったりします。
恨んで撤退するわけだ。
先述の通り約6カウントほどで敵部隊を撤退へ追い込めるので、基本的に相手部隊は毒陣形内にとどまることはできません。
特に足の遅い槍兵にとっては文字通りキラー計略で、重なって陣形展開をされたときは最短で逃げても平気で3~4割削られます。
その間、号令などは効果時間が削られているわけでもあるので、範囲が狭めの号令系デッキにとってはだいぶ頭を抱えるカードになりますね。
対策手段としては計略でいえば<Rお鍋の方>、<R村松殿>あたりで無効化できるので、このあたりの武将が有効なのはもちろんなのですが、<ER玉藻前>側も1.5コストで先陣込み武力6の高スペックですから、計略を使用しなければならないわけではなく、あくまで保険になる、といったところだと思います。
現実的な対策としては速度を上げて陣形から回避しやすい馬系の戦器、特に【松風】なんかは有効になってくると思います。
あとは<ER玉藻前>本人が撤退しなければ毒陣形は設置されないため、計略を使用されたらあらかじめ散開しつつ、陣形展開時に陣形内にいる部隊を少なくしておく、という立ち回りも重要ですね。
碧待望の1.5コスト武力枠の鉄砲隊。
弓兵も含めて遠距離兵種では唯一の武力6なので、これだけでも価値が高いです。
計略『気骨の銃弾』は敵部隊の武力が高いほど自身の武力が上がるカウンター計略。
武力13を境に追加効果が加わり、発射する弾数が7に増加します。
武力13は大体の号令系デッキが号令使用後に超えてくる武力なので、たいていの場合は条件を満たすことができます。
これ単体で号令の1点を止めることができるレベルで強力なカードとなっており、計略面だけでも採用可能なレベルなんですが、問題というか、最大の強みとしては、先述の通り自身が武力6の鉄砲隊であることなんですよね。
そのため、自分で敵部隊に対して遠距離から攻撃を加えて相手の号令を催促しつつ、号令を使ったら使ったで、じゃあ計略使うね、ができるあたり、だいぶタチが悪いカードに仕上がっておりますw
じゃあ全体強化デッキでどうこいつを超えようか。
そこで、というわけなのか台頭したのが総合で+-7出るのに、味方側の武力上昇値が3で13を超えない、<R井伊直弼>。
これなら全体強化をしつつ、<N富山弥兵衛>の計略圏外なので対策もばっちり。
というところで普通は気付きますよね。
そう、井伊直弼、勢力「碧」です。
しかも都合のいいことに、前バージョンでやや流行した<R井伊直弼>のテンプレデッキの形のひとつに、
の江戸・幕末染めがあったんですよね。
ということで1.5コスト枠の<R藤堂平助>→<N富山弥兵衛>にした形が現在大流行中です。
<R井伊直弼>で同士気の号令対決はほぼ優勢。
大型計略、コンボには<R井伊直弼>+<N富山弥兵衛>で対応可能。
<R井伊直弼>→<N清河八郎>のコンボも搭載。
かつ、陣形が苦手とする<ER玉藻前>やダメージ計略などには<N清河八郎>の速度上昇号令で対応可能、と隙のないデッキに仕上がっています。
以前まではやや手薄だった遠距離の火力、というところに、<N富山弥兵衛>が来てかっちりはまった形ですね。
デッキの動きを見ていると、本当に完成したデッキだな、というのを感じますよ。
ほかにも<N富山弥兵衛>自体は<R井伊直弼>以外にも<SR伊東甲子太郎>、<ER土方歳三>など、他の号令と組ませたり、ワラバラで採用しても一線級の活躍が見込めたりなど、場所を選びません。
碧で1.5コスト枠に遠距離枠が欲しければ採用!くらいの感覚でデッキを組んで問題ないくらいの性能をしているので、碧を使用するなら手元に置いておいて問題ないカードですね。
3枚目は2.5コストのこちら。
計略『莫逆の契り』は自身と玄の味方1部隊の武力を5上げてと兵力を約50%回復させる代わりに、計略使用後に兵力が約30%減少する計略。
まず勘違いしがちなのが、武力と兵力が回復する部隊は自身ともう1部隊で2部隊ですが、兵力減少効果は自身のみなところ。
そのため、回復させた味方はただ単に兵力が約50%回復します。
つまり50×2-30で実質約70%回復しています。
うーん、お強い。
自身も実質約20%回復しているので、兵力が満タンの状態で使用したりしなければデメリットのことはそこまで考えなくて問題ないです。
回復計略として優秀、自身が無理の効く2.5コスト槍兵なこともあって、玄デッキへの採用率は高めですね。
単純に強力、かつ使いやすい計略なだけにわかりやすく回復の恩恵が大きい<ER呂布>と組んだ3枚デッキ、高攻城力で回復した後のリターンが見込める<ER馬超>と組んだ4枚デッキや、長時間陣形で回復効果と相性の良い<SR賈ク>合わせた形など、幅広いデッキで採用されているのを見ます。
計略の使用タイミングも、守城時のひと粘りから敵城でのダメ押しまで幅広く、場所、時間を選びません。
最悪単体で打っても武力5アップ、実質兵力約20%回復の単体強化で使用できるのもいいですね。
個人的には特に<ER呂布>や<ER馬超>あたりの体を使う高コストと組ませた形がごりごりできて楽しいのでおすすめです。
というわけで今回は1.5.0の流行中のカードについて書いてきました。
振り返ってみると、ワラバラで活躍しているカードが目立っている感じがしますね。
全体強化で現在1番手にあがるのが<R井伊直弼>なあたりも考えると、号令系の強化と比べて、ワラ、バラ系で採用しやすいカードの強力化が進んだといえるかもしれません。
前バージョンまでは号令デッキの方がかなり優勢で、端攻め戦術系のデッキにしても、号令系のデッキにしても5枚以下の方が多かった印象を受けていました。
最近では6枚以上のワラデッキをよく見かけるようになってきた気がしますし、これからデッキに採用する枚数の流行も変化していくかもしれませんね。
それではまた次回、虎斗でした。