今回は約束<ユナイトアーク>で登場した新ギミックのカードたちについてブロガーの"イチケン"さんにインタビューしてみました!
新カードの紹介や注目している点、総合的な評価などについて回答していただいております。ぜひチェックしてみてください!
アークゼクスを直接デッキから呼び出す新カードについて
Q.新規カード「約束イベント」の特徴について教えてください。
今回の「約束イベント」の1番の強みはスタートリソースと合わせてアークゼクスを複数体同一ターンに揃えやすくなったことだと思います。
これにより1枚だけだとあと一歩な印象のアークゼクスが軒並み評価が上がりました。
注意点としては、自分側では
・特定のカードを手札に持っている必要がある。
今回の「約束イベント」を使いたいと思った場合、EXEVではありますが手札に指定されているカード抱えてないといけません。特定カードを探しに行く過程でアークゼクスがデッキからいなくなってしまったなんてことも現代ゼクスではそこそこ有り得ることなので少し意識する必要はあるかもしれませんね。
そして相手側では
・相手のリソースが6枚以上
OB環境でもこの1文で頭を抱えた人も多かったと思います。
「約束イベント」以外の出力もあるので最近では言わゆる「5止め」と言われるプレイングをわざわざする人は少なくなっているとは思いますが、アークゼクスは手札に無いけど次のターンは「約束イベント」で...と考えていたりすると相手の行動によっては強い動きが出来なくなってしまうので、過信するのはリスクがあります。
Q.パートナーゼクスたちの特徴について教えてください。
おまけで「約束イベント」で使用すると1枚引くことができ、手札消費を減らせます。
ゼクスそれぞれの固有名がないのは欠点ではありますがプレイヤー指定もないので色々なデッキで使うことが出来ます。
例えば同じプレデターのズィーガーとアルモタヘルを合わせて黒白緑のプレデターデッキみたいなアプローチも出来るかもしれません。
Q.新カードが登場したことでこれまでのクライシスアークを使ったデッキはどのように変化していくと思いますか?
1番の変化がありそうなことはスタートリソースを退かす戦法の弱体化でしょうか。
まだ強力ではありますが<新猫刑事マンダレイ>のようなカードでスタートリソースを退かしてしまえば、アークゼクスは出てこないという点がゆらいでしまったので、採用する理由が少し薄れたように感じます。
あとは種族や色のサポートカードの採用率が上がりそうです。
名称がついてないカードの採用が増えてくるので名称が複数あると強力になるカードの採用が控えられていくのではないかと思います。
OBシフトのように高出力の追加という訳ではないのでめちゃくちゃ強くなった!みたいのはあまり感じにくいかもしれませんが、アークゼクスを出す方法が単純に増えているのでゲームの出力の安定感が増しました。
Q.特に注目しているカードはありますか?
「ネイ」は今回かなり強くなったんじゃないかなと思ってます。
2.「約束イベント」で除去してから<幽水の魔術姫 ネイ>の自動効果で展開が出来る。
3.複数のアークゼクス展開と起動効果の相性がいい。
ここまで、システムにマッチしている+能力も噛み合っているとなったら流石に使ってみたさありますね。
Q.総合的な評価について教えてください。
アークゼクスを登場させる方法が増えたことにより、出力の安定感が増したことで今まで以上に自分のやりたいことを押し付けるような構築が強くなっていくように感じました。
個人的には「メタを張り合いながら...」みたいな環境よりは、「くらぇ俺の最強コンボ〜」みたいな方が気楽で好きなので今環境も期待してます。
プリンセス・マギカ レヴィーと5人のパートナーについて
Q.プレイヤーとして本格参戦した「プリンセス・マギカ レヴィー」その特徴を教えてください。
IG枠の「セカイイベント」は2コストで共通しており、能力が2つあります。
・どちらかが6リソースあると赤なら手札、黒ならトラッシュのようにそれぞれのゾーンからワールドアバターorイベントと同じ色のコスト6を登場させる共通能力
こちらにはプレイヤー指定もなく幅広いデッキで活躍できます。
「ワールドアバター」はコストは4で共通。こちらは能力は2つ
・各色固有能力
こちらはプレイヤー指定はありますが4コストとは思えないスペックで展開、セルフバウンス、パンプ等何でもありです。
そして上記のカードが軒並みリソース制限があり序盤が弱そうに見えますが、そこは<ワンス・アポン・ア・タイム><エンド・オブ・ザ・ワールド>でフォローされてます。
Q.5人のパートナーの特徴について教えてください。
世界の化身 アカ
注意点としては自動効果が強制なのでデッキ切れや手札が1枚のみの場合必ずトラッシュにおかなければいけないので意識する必要があります。
世界の化身 アオ
世界の化身 シロ
世界の化身 クロ
世界の化身 ミドリ
Q.指定プレイヤーを持たないセカイイベント、今後のデッキ構築に変化はありそうですか?
「約束イベント」の影響もそうですがこちらの「セカイイベント」でもプレイヤー指定で固めてデッキを作る今までの常識は大きく変わると思います。
逆にカテゴリーデッキ(転身など)はかなり明確な理由がない限りプレイヤーは全部レヴィーでよくなるのでは?と感じますね。
Q.特に注目しているカードはありますか?
注目しているカードは沢山ありますが3種だけ。気まぐれ王ミケ
醒覚せし超幻 九頭竜
英雄合体ダームスタチウムM
壮麗な苦無 牡丹
デッキ単位ではセイクリッドビーストでケット・シーなデッキも気になりますが「美食楼レヴィー」ですかね。
<暴食の探求心 美食楼のグラ>が赤と黒両方の「セカイイベント」に対応していてレヴィーは使ってみると思ったよりデッキの減りが早いので相性がよく楽しそうだなと思ってます。
Q.総合的な評価について教えてください。
レヴィーは現状でもめちゃくちゃ強く既に一線級の実力があります。デッキ構築の幅も全色を入れた構築や3色ぐらいに絞ってより尖らせた構築。カテゴリーデッキでも活躍出来てとりあえず持っとけ感があるので、特にデッキビルダーの方々は絶対に抑えておきたいカードたちです。"イチケン"さんありがとうございました!